クイーンエリザベスステークス2023の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2023/04/13
海外レース考察・予想
クイーンエリザベスステークス2023(ランドウィック芝2000m)の予想です。
4月8日にランドウィック競馬場で開催され発走時刻は日本時間4月8(土)14:55です。出走馬はユニコーンライオン、アナモー、ドバイオナー、アレンカーなど。ランドウィック競馬場の芝2000mで行われるGIです。
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クイーンエリザベスステークス 2023 予想
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クイーンエリザベスステークスのレース概要
ランドウィック競馬場の芝2000mで開催されるGIレース。これまで日本馬があまりチャレンジすることが少なかったレースで、あんまり欧州馬も参戦することが多くないためにオーストラリア調教馬の成績が圧倒的。それでも今年は総賞金が500万オーストラリアドル(4億5000万)に増額されたことで、日本からはユニコーンライオン、ヨーロッパからはドバイオナーが参戦してきました。
このクイーンエリザベスステークスが行われるランドウィック芝2000mはかなりヘンテコリンな形状の特殊コース。
競馬場の形自体がまんまるで日本のコース形態とはだいぶ違いますし、何よりコーナーの途中にスタート地点があるという点は非常に重要。どう考えても外枠の馬はポジションを取りにくくて厳しい舞台と言えますし、実際に内枠有利の傾向は顕著に出ています。近年で外枠から勝ち切った馬なんて女傑ウィンクスぐらいなもんでしょう。
オーストラリアの競馬場というとコックスプレートが行われるムーニーヴァレー競馬場のイメージから直線が短いイメージを持ちがちですが、このランドウィック競馬場の直線は410m。しかも直線は緩やかな坂があるのでなかなかタフで前に行くだけで好走できるような舞台ではありません。
基本的にタフなコースで時計がかかるのが当然なのですが、この時期のランドウィック競馬場周辺は雨季で毎年のように雨の影響を大いに受けるのが特徴。過去のクイーンエリザベスステークスを振り返っても良馬場で開催できた年はほとんどありませんし、雨でタフな馬場で行われることが多いというのは覚えておきたいです。
過去5年の血統傾向はこんな感じ。不良馬場になった昨年は父or母父サドラーズウェルズ系の馬がワンツー。まぁそこまで顕著な血統傾向が出ているようにも見えないので参考までとしておきます。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
前項でも書いた通りで、クイーンエリザベスステークスは雨が降ってタフな馬場で行われることが多いので転機と馬場を読むことが非常に重要。先週末のランドウィック競馬場は雨の影響で不良馬場での開催になりましたが、現時点では週末まではそこまで雨が降る予報は出ていません。と言ってもパンパンの良馬場で行われる可能性は低いでしょう。
今年は13頭立てで3年ぶりに頭数が揃った感じで枠順が非常に重要になりそう。すでに枠順は発表されているのですが、どんな馬場になるかで内枠からインを立ち回った馬が有利なのか外目を回して差す馬が有利なのか難しいところです。
日本からはユニコーンライオンが出走してきますが、地元勢はアナモー、欧州勢はドバイオナーとなかなか強力なメンバーが揃いました。それでも馬場次第で十分に波乱はあるんじゃないでしょうか。
考察まとめ
【レース質】タフでスタミナがはっきり問われる2000m戦。<□■□■>
【波乱度】馬場次第で十分に波乱はありそう。
【ラップ特徴】テンから速いペースになりやすく持続力とスタミナが問われる。
【血統特徴】特に顕著な傾向はない。
【狙えるタイプ】内枠の馬が有利。
【狙えるタイプ】馬場次第で内枠からインを通る馬か外を回す馬のどちらか。
クイーンエリザベスステークス 2023の印
【本命 ◎2 ドバイオナー】
当時GI未勝利だったアデイブを遠征で連れてきて2連覇を成し遂げたハガス厩舎の競合。レースぶりや戦績を見てもいかにもタフ馬場で追わせて良いタイプで、一昨年の香港カップでは苦手だろう良馬場のキレ勝負でラヴズオンリーユーやヒシイグアスといった日本のGI級に善戦。それぐらいの力がある馬ですから休み明けでもオーストラリア調教馬相手のランヴェットSを圧勝したのは当然か。
そのランヴェットSは稍重馬場であの強さでしたが、今週のランドウィック競馬場は月曜時点で不良馬場。金曜にも少し雨が降りそうなのでタフな馬場になるのは間違いなさそうで、この馬向きの馬場になる可能性が高い。能力最上位で状態面も上向きで馬場もこの馬に味方するなら軸はこれでいいだろう。
【対抗 ◯4 カスカディアン】出走取消
レースぶりを見ても素晴らしい末脚を備えたキレキレの瞬発タイプ。マイル前後の距離を使われてきましたが、前走のオーストラリアンカップは2000mで凄まじい末脚を見せて完勝。もともとランドウィック芝2000mの不良馬場だったヒルSも勝っていますし、距離や馬場は問題なさそう。
オーストラリア競馬では割と普通なことではあるが、3月に3戦している強行ローテの影響が出ないかは気になるところ。
【対抗 ◯13 エルペイトロネス】
昨年のオーストラリアオークスはランドウィック2400mの不良馬場で完勝。そこから1年近く休んだが、休養後の2戦は明らかに距離不足。前走のオーストラリアンカップにしても直線で前がどん詰まりでしたし、スムーズなら馬券圏内は十分にあったか。
今回は前走よりもタフな馬場で存分にスタミナが活かせそうですし、内枠でロスなく立ち回ることもできそう。大穴候補と思っていたがちょっと人気しすぎなのが残念。
【△3 アレンカー】
ハイレベルな欧州中距離路線で揉まれてきた馬で、これまでの実績を考えればここでは上位。エクリプスS、愛チャンピオンSで全く通用せずで、移籍初戦のオールスターマイルも距離短いとはいえ惨敗の戦績で今回どこまでやれるか。
【△5 モウンガ】
コックスプレートは大外をぶん回しながら差のない競馬。マッキノンSではアナモーに先着していますがランヴェットSではドバイオナーに完敗。ここは内枠を活かしてどこまでやれるか。
【△6 ニューメリアン】
上質な先行力が武器の馬で、大きく崩れたのは明らかに距離が長かったんだろうメルボルンカップだけ。2000m前後のレースでは先行して毎回のようにじわじわと渋とい脚を使えていますし、今回のランドウィック芝2000mで内枠で渋った馬場というのは条件が揃った印象。ユニコーンライオンとうまく兼ね合いがつけば粘り込めていいはず。
【△11 ヒーザショッカ】
一連のレース内容を見てもオーストラリア調教馬の中でも格下。とはいえマッキノンSではアナモーとモウンガに先着していますし、未知な部分が多いレースなら抑えておいても。
【×1 アナモー】
間違いなくオーストラリア調教馬の中では大将格。ただ、これまでの戦績を見ても2000mはギリギリの印象で、昨年のクイーンエリザベスSも何もできずに惨敗。コックスプレートは直線が極端に短いムーニーヴァレー競馬場の2000mですし、それよりもタフなランドウィック競馬場ではスタミナ切れを起こす可能性も。
今回を最後に英国遠征となるが、次走として予定されているロイヤルアスコット開催ではクイーンアンS(1600m)を使う模様。つまり本質はマイルにあるのでは??あまり絶対視しない方がいい。
【×7 ユニコーンライオン】
日本からの移籍馬が続々と結果を出していることや、過去のクイーンエリザベスSでクルーガーでも女傑ウィンクスと接戦できたようにオーストラリア競馬に入れば日本馬は圧倒的に上位。この馬も十分に通用して良さそうだが、自分の競馬ができないとポカが大きそうなタイプ。外枠が圧倒的に不利なランドウィック芝2000mの大外枠でスムーズな競馬ができるだろうか。間違いなく人気になることを考えてもこの印でいいか。
【消8 ゼイレック】
さすがに厳しいんじゃないだろうか。
【消9 プロタゴニスト】
さすがに厳しいんじゃないだろうか。
【消10 ギブアップ】
さすがに厳しいんじゃないだろうか。
【消12 モンテフィリア】
昨年のランヴェットSでは年度代表馬のベリーエレガントに先着。その後の戦績を見てもオーストラリア調教馬では上位の存在だと思うが、今年のランヴェットSではドバイオナーに完敗。外枠もどうかと思いますし、ここでどこまでやれるか。
【推奨買い目】
馬単 2→13,3,5,6,11,1,7
三連複 2→13,3,5,6,11
ワイド 2→13
【買い目及び予想のポイント】
ここは3強オッズになりそうだが、その中でも◎ドバイオナーは堅い。あっさり突き抜ける可能性も考慮してまずは馬単。あとは人気のアナモーとユニコーンライオンが飛んだ時の期待値を考慮して三連複を買ってみたい。上手く内枠から立ち回った道悪巧者で決まってくれると最高。
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