【2016】佐賀記念の予想(マイネルバイカらの評価は?)
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最終更新日:2016/02/24
地方レース考察・予想
今日は2/11(木)に行われる佐賀記念のレース予想を行います。佐賀2000mで行われるJpnIII戦です。
メンバーを見渡しても、、、
「弱っえーぞ!」
と思わず言ってしまいそうな低レベル戦。ただ、メンバーが弱いのと配当的に妙味があるかは別問題。サトノダイヤモンドが強い勝ち方をしたきさらぎ賞でも、その同日に行われたダート未勝利でも、より高額を当てた方が勝ちなわけです。
というわけで、しっかりと考えてみましょう。
レース予想
過去5年の傾向を見てみると、とにかく中央馬の独壇場。地方交流重賞といっても佐賀で行われるレースですから、出てくるのは佐賀競馬や高知競馬の馬ばかり。南関の馬なら中央馬に対抗できる馬もいるでしょうが、さすがに佐賀や高知の馬では無理です。今年も馬群が2つに分かれて中央馬しか参加できないレースになるでしょう。
そうなると、残る馬は、
マイネルバイカ
クリノスターオー
マイネルクロップ
マイネルバウンス
ストロングサウザー
の5頭。この中から3頭を選んで順番付けするゲーム、と簡単に考えましょう。
5頭のオッズはどんな感じになるでしょうか。これを書いているのは前日なので、完全に私の予想オッズになりますがこんな感じと想定しています。
1番人気 マイネルバイカ 2.1倍
2番人気 クリノスターオー 2.4倍
3番人気 マイネルクロップ 12.1倍
4番人気 マイネルバウンス 14.7倍
5番人気 ストロングサウザー 15.6倍
以下省略
まずマイネルバイカとクリノスターオーの2頭が被る人気になるでしょう。恐らく競馬ファンの8割はこの2頭軸を買いますし、ほとんどの人が1、2着固定の馬券を買います。馬連や馬単もこの2頭相手しか売れないと考えていいでしょう。
どちらも実績的には抜けているのですが、ここは一角崩しが起きてこの2頭のどちらかが2着を外す期待を持ってみたいです。というわけで予想の発表。
本命は◎マイネルバイカにしました。
白山大賞典から馬が変わったというような言われ方をしていますが、それは間違いでただ距離を伸ばしてこの馬の本来の持ち味が活きるようになっただけ。
とにかくバテない馬なのですが、1800m戦では前に行けず強みが活かせずの競馬が続いていたところで、ここ3戦は2000m超えの距離を使われて安定して走れるようになってきました。
ペテルギウスSでは東海Sを制覇したアスカノロマンを完封。川崎記念も先着された3頭はホッコータルマエ、サウンドトゥルー、アムールブリエですから4着は上出来でしょう。
今回は雑魚メンバーしかいませんし、内枠を引くことができて白山大賞典と同じようなレースができそう。あんまりスタートが早い馬ではないので、恐らく逃げずの2番手の競馬になると思いますが、番手でも全く問題ない馬で、3コーナーでクリノスターオーを交わしてそのまま1着でゴールすること濃厚と見ています。
ここで相手としてクリノスターオーを嫌います。
恐らく競馬ファンの8割以上がマイネルバイカとクリノスターオーの2頭軸馬券を買うはず。どちらか1頭でも飛べば一気に配当は跳ね上がります。ここはクリノスターオーは危険要素多く、地力上位でも厳しいと見ました。
まず、この馬は地方の砂質、およびレース展開が合わない可能性が高いということ。とにかく帝王賞のレースぶりが案外すぎました。もう3コーナーで手応えゼロでトーセンアレスあたりと差のない競馬。この馬は立ち回りのうまさで中央の多頭数競馬でこそ活きる感じあり、地方の地力、タフさ勝負の馬場とレース展開は合わないんじゃないでしょうか。
また、この馬はとにかくコーナーで手応えが悪くなるのがウィークポイント。ここ最近の3戦を見ても、コーナーで手を動かしても進まずにそのままズルズルと下がっていくケースが見て取れます。恐らくだらーーっと脚を使うことはできるんだけれども、急激なギアチェンジ勝負には耐えられない馬なんだと思います。
調子が良い時はそれでも地力で伸び返して好勝負になっていましたが、最近はそれで盛り返せないレース内容。佐賀記念は例年、2周目の向こう正面で一気にペースが早くなってコーナーでのスパート勝負になる傾向で、この馬が苦手な急激なペースアップとコーナリングと不安要素が2つもあります。
恐らくマイネルバイカがそこまでスタートが早くないので、この馬が逃げることになりそう。ただ、ぴったりとマイネルバイカとマイネルクロップがつけるようなレース展開になりそう。番手につけるのがどちらもマイネルになるのなら、どちらの馬もマークするのはクリノスターオーという競馬をしてくるでしょう。
騎手もそれぞれ柴田大知、丹内というマイネル馬に乗り慣れた積極タイプ。恐らく番手から2周目の3コーナーで一気に仕掛けてくるはずで、そこでクリノスターオーが並びかけられるようなレースになると馬券外になる可能性もありそう。少なくとも2着外しはあると見ています。
というわけで、対抗は◯マイネルクロップにしました。
マーチSの勝利内容を見ても間違いなくスタミナタイプの馬。近走は位置が取れずにその持ち味を一切活かしきれておらず、ちょうど白山大賞典の時のマイネルバイカと同じような状況。今回は相対的に3番手くらいが取れそうで、久々にこの馬の持ち味が活かせそうなレースになりそう。
昨年このレースは制しており、下した相手はランフォルセと弱かったが適正はあるはず。マイネルバイカと共に早めスパートでクリノスターオーを潰すことができればワンツーあっていいと思います。
3番手は▲ストロングサウザーにしました。
3走前はオープン競争を制しているなど弱い馬ではないはず。ここ2戦は師走Sはサンマルデュークが勝つような変なレースになり、東海Sはスローペースを途中から動いて外外を回ってバテた内容で度外視可能。
今回はラジオ日本杯を制した時の鞍上の田辺騎手に戻り、このメンバーなら楽に3、4番手をつけられそう。とにかくクリノスターオーさえバテてくれれば十分に馬券圏内と見ています。
4番手に☆マイネルバウンスを置きます。
前走は大混戦でしたがタイムランクはCとそこまで悪くない走破時計。差し馬ですがスタートもそこそこ早いのでこのメンバーなら4、5番手は取れるでしょう。後は力関係ですが、クリノスターオーはコーナーで仕掛けられたらズルズルとバテる可能性あるので、そうなればこういうタイプの馬が漁夫の利で3着とかは十分にあると見ています。
印まとめ
◎マイネルバイカ
◯マイネルクロップ
▲ストロングサウザー
☆マイネルバウンス
勝負度E
推奨馬券
<本線>
馬単 ◎→◯ 大本線
馬単 ◎→▲☆
<ボーナス>
三連単 ◎→◯→▲☆
もうここはクリノスターオーを買っても配当が安すぎるのでバッサリ切りました。その上でマイネルバイカは能力が抜けているはずなので、クリノが2着飛びの馬単3点が本線。その中でも展開的にバイカと一緒にクリノスターオーを潰しにかかると見ているマイネルクロップを大本線と見ました。
本当に展開がズバッと決まって、しかもクリノスターオーが2着だけじゃなくて3着まで外すようなことがあれば、三連単は少額でもズドンと跳ね上がるでしょう。
まぁクリノスターオーが早め仕掛けで後ろを突き放すようなレースになってしまえば降参です。できるだけ2、3番手を引き付けるレースをしてくれれば十分2着飛びチャンスはあると思います。
※予想は変えないと思いますが、買い目はまだオッズが出ていないので当日に変えると思います。
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