【きさらぎ賞2021の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
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重賞レース考察・予想
きさらぎ賞2021(中京芝2000m)の考察です。
2月7日に中京競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はヨーホーレイク、ランドオブリバティ、ラーゴムなど。中京競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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きさらぎ賞 2021 考察
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レース傾向
京都芝1800mで行われるクラシックに向けて重要なステップレース。近年はあんまりメンバーレベルが高くなかったせいか、ここをステップにしてクラシックで活躍という馬は出ていないが、2016年にはサトノダイヤモンドがこのレースを圧勝してクラシックでも活躍しました。
今年はパッと見た感じではサトノダイヤモンド級の馬はいない感じ(ディオスバリエンテが共同通信杯に行ってしまったこともあり)で、過去3年のような微妙なメンバーレベルという感じ。そんな微妙なメンバーになった時のきさらぎ賞は荒れる傾向にありますし、今年も一筋縄ではいかないと思います。
例年は京都芝1800mで行われることで、底力というよりは直線での瞬発力が問われることの多かった感じ。ただ、今年に関しては明け3歳馬にとっては凄まじくタフな舞台と言っていい中京芝2000mでの開催になりますし、キレだけではない総合力が問われると考えていい。このレースで強いパフォーマンスを見せる馬がいればクラシックにも直結するはずです。
POINT1 → 好素材がいる年もあるが、近年のメンバーレベルは低調。今年もさほどメンバーレベルは高くないか。
POINT2 → 京都芝1800mはキレが問われやすい舞台だが、中京芝2000mは急坂を越えるタフな舞台。このレースで強いパフォーマンスを見せる馬がいればクラシックにも直結するはず。
レースラップ分析
中京芝2000mは向こう正面の小高い丘のようになっているところで一旦ペースが緩み、そこから下り坂になることでスパートが早くなります。前半部分でスローペースで行けていても先行馬には厳しいペースになることが多く、最後は前がバテたところでズバッと差しが決まるレース傾向になっています。
今の中京競馬場の芝はかなりタフな馬場設定になっていますし、前半部分がスローペースでもスパート地点が早くなれば前に行った馬には相当厳しい展開になりそう。タフ馬場適性がある差し追い込みタイプがズバッと差し込んでこれていいんじゃないでしょうか。
POINT1 → 中京芝2000mは向こう正面でペースが緩んで、下り坂からロンスパ戦になりやすい。3歳馬にとってはかなり過酷な舞台で、差し追い込みタイプがズバッと差し込んでこれていい。
血統傾向
京都芝1800mでの血統傾向を見てもしょうがないので、年明けからの今開催の中京芝2000mの好走血統を見てみましょう。背景を青色に塗ったのは父が非サンデーサイレンス系の血統。今の日本競馬では父がサンデーサイレンス系の馬が圧倒的に有利、特に芝2000m帯はその傾向が顕著という事を考えると、半数以上が非サンデーサイレンス系というのは特殊な傾向が出ていると言えるんじゃないでしょうか。
年明けからの中京芝で行われた重賞レースの結果を見てみても、、、
<京都金杯>
1着:ケイデンスコール [ロードカナロア産駒]
2着:ピースワンパラディ [ジャングルポケット産駒]
3着:エントシャイデン [ディープインパクト産駒]
<シンザン記念>
1着:ピクシーナイト [モーリス産駒]
2着:ルークズネスト [モーリス産駒]
3着:バスラットレオン [キズナ産駒]
<愛知杯>
1着:マジックキャッスル [ディープインパクト産駒]
2着:ランブリングアレー [ディープインパクト産駒]
3着:ウラヌスチャーム [ルーラーシップ産駒]
<日経新春杯>
1着:ショウリュウイクゾ [オルフェーヴル産駒]
2着:ミスマンマミーア [タニノギムレット産駒]
3着:クラージュゲリエ [キングカメハメハ産駒]
<シルクロードS>
1着:シヴァージ [ファーストサムライ産駒]
2着:ライトオンキュー [シャマーダル産駒]
3着:ラウダシオン [リアルインパクト産駒]
こんな感じで非サンデーサイレンス系が優勢の血統傾向。やはり今の中京芝はタフな馬場になっている事で、サンデーサイレンス系の切れ味よりも、重い欧州血統のスタミナが活きやすい馬場傾向になっていると思います。
POINT1 → 今開催の中京芝2000mの傾向及び、中京芝で行われた重賞の結果を見ても、父サンデー系よりも父非サンデー系の重厚な血統の活躍が目立つ。
考察まとめ
というわけで枠順発表前のきさらぎ賞の想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ(当サイト予測)
人気 | 馬名 | オッズ |
1 | ヨーホーレイク | 3.2 |
2 | ランドオブリバティ | 3.7 |
3 | ラーゴム | 6.4 |
4 | ダノンジェネラル | 6.8 |
5 | ドゥラモンド | 11.4 |
6 | ショウナンアレス | 16.7 |
7 | アランデル | 28.5 |
8 | タガノカイ | 31.0 |
9 | ジャンカルド | 35.6 |
10 | アクセル | 45.0 |
11 | トーセンクライマー | 88.0 |
GIホープフルSで上位人気に推されたヨーホーレイクとランドオブリバティが人気の中心だろう。ヨーホーレイクが1番人気になると思うが、ランドオブリバティが逸走しなければ好勝負だったのは誰もが知るところなのでそこまで差のない人気になると思います。
※今のレベルの高い競馬ファンたちに勝つためには事前にどういうオッズになるのかを把握しておくのが重要。あなたが買おうとしている馬が果たして穴で買えるのか、それとも穴人気してしまうのかは最初から考えておきましょう。というわけで、今年から玄人層に買われて穴人気しそうな馬をピックアップしておきます。
玄人人気ターゲット馬=特になし
今回は特に穴人気しそうな馬がいないんですよね。順当に売れそうな馬が売れて、地味な馬は一切人気がないようなオッズになるんじゃないでしょうか。
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今回の出走メンバーを見ていると、少頭数の割にそれなりに位置をとって早めに仕掛けそうな馬が多いように見える。今の中京の馬場を考えても早めに仕掛けるタイプの馬が有利になるとは思えず、愛知杯のウラヌスチャームや日経新春杯のミスマンマミーアのように後方で脚をためて直線だけ外に出すような馬の方が期待値が高そう。
というわけで、どの馬がそういう競馬をするかというのが非常に難しいのだが、今のところ出ている陣営コメントではこの馬は折り合い重視で差す競馬をしてきそう。前走は距離こそ短いとはいえかなりのハイレベル戦だったと思いますし、この距離さえこなすことができれば一発あってもいいんじゃないかと思います。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
↓↓↓
ランドオブリバティ
前走はアクシデント的な事とされているが、全姉リバティハイツは最終的にスプリント戦で開花したような馬ですし、牝馬から牡馬に変わったとはいえ本質的にはスピードタイプの馬なんだろう。使うごとにスピードが前面に出てきた感じがしますし、ハミを変えたところで同距離の重賞となると再び危うさはあるだろう。
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