新潟大賞典2023の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2023/05/11
重賞レース考察・予想
新潟大賞典2023(新潟芝2000m)の予想です。
5月7日に新潟競馬場で開催され発走時刻は15:20です。出走馬はカレンルシェルブル、スパイダーゴールド、キラーアビリティ、セイウンハーデスなど。新潟競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。
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新潟大賞典 2023 予想
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新潟大賞典のレース概要
春の新潟開催で唯一行われる重賞レース。この時期に芝2000mの重賞は他にないのだが、ハンデ戦なので有力馬は斤量を背負わされるのであんまり出走してこない。拮抗したメンバーレベルになりやすく、その上でハンデ戦でトラックバイアスもはっきりと出やすいために毎年のように波乱傾向。過去5年を見てもまともに人気通りに決まった年なんてありません。
この開催の新潟芝は野芝が育ちきっていないために時計のかかる馬場になるのが特徴。標準設定の馬場でも時計がかかってタフなレースになることが多いですが、少しでも雨の影響を受けるとさらにタフな馬場になる傾向。新潟の芝は雨の影響を受けると一気に外が伸びる馬場になりますし、年によっては顕著なトラックバイアスが発生するのでその点にはあ注意したいです。
データ的な見地からの考察
新潟大賞典は特に傾向がはっきりしているレースではない感じ。あえて好走データをあげるとすれば前走クラス別の成績でしょうか。ハンデ戦になるので実績馬は過酷な斤量を背負わされることが多く、そんな馬たちよりも前走3勝クラスを使ってきた馬が軽い斤量で好走していることが見受けられます。
ラップ的な見地からの考察
過去2年は例外的に速いペースになっていますが、基本的に新潟芝2000mは直線が長すぎるので前半ペースはそこまで速くなりません。2021-2022年を参考にするよりは2018-2020年のレースラップを参考にした方がいいでしょう。
2018-2020年のレースラップを見ても、前半はゆったり進んで直線での末脚比べになると考えていいですが、新潟外回りコースは直線が長すぎるために最後の1ハロンは上がりが掛かります。一瞬の脚しか使えない馬はここで最後に脚が止まってしまうので、キレる馬よりも最後まで伸び続けられるスタミナ差しタイプの馬が好走しやすい舞台です。
血統的な見地からの考察
新潟外回りコースは直線が長すぎるのでキレよりも長く良い脚を使える馬の方が有利。そんな長く良い脚を使えるという点でこのレースは昔からトニービンを持つ馬の成績が非常に優秀。近年のレース結果を見ても毎年トニービン持ちの馬の激走が目立ちます。
また、同じような意味合いでロベルトを持っている馬の成績も優秀。昨年の勝ち馬レッドガランも母父ロベルトでしたし、バテずに長く脚を使える血統が有利なレースでしょう。
今年に関して言えば顕著な道悪馬場になりそうなので、トニービン、ロベルトを含めた欧州スタミナ血統を持つ馬が有利と考えた方が良さそうです。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
新潟競馬場は先週が開幕週。雨の影響を受けなかった土曜でも時計が出る馬場ではなく、明け方に雨が降った日曜日は一気に時計がかかるタフ馬場になりました。土曜日は予報ほどは雨は降りませんでしたが、それでも時計がかかる馬場。
さすがにこのピンポイント天気予報を見てもメインレースの頃には重馬場以上が確定的。はっきりと道悪適性が問われるレースになるんじゃないでしょうか。
排水性の良い新潟競馬場はなかなか重不良馬場になることがなく、過去10年で3勝クラス以上のレースで重不良になったのは2回だけ。
2021年の福島民報杯は父ロベルト系のマイネルウィルトスが好位から抜け出して大楽勝。2014年の紫苑ステークスは逃げたマイネグレヴィルが渋とく粘り込んで3着。どちらもロベルト持ちで良馬場の新潟外回りコースでは走りそうもない馬ですし、重以上の馬場になった場合の新潟芝はとにかく道悪適性あってバテずに伸びてこられる馬が良いと思います。
出馬表を見渡しても逃げるのはトーラスジェミニで確定的。おそらく馬場は外の方が伸びると思うので、どの馬も序盤のポジションよりも最後に外に出すことばかり考えて超スローペースになりそう。前々で競馬ができて道悪適性が高い馬を買うべきレースだと思います。
考察まとめ
【レース質】タフな新潟芝で長く良い脚が求められる。<□□■■>
【波乱度】ハンデ戦でトラックバイアスも発生するので当然荒れる。
【ラップ特徴】基本はスローペースからの末脚比べになりやすい。
【血統特徴】欧州スタミナ血統(特にロベルト、トニービン)を持っている馬。
【狙えるタイプ】前走3勝クラス組。
【狙えるタイプ】前に行ける馬。
【狙えるタイプ】道悪巧者の馬。
新潟大賞典 2023の印
【本命 ◎6 セイウンハーデス】
これまでの戦績を振り返っても2000mまでの距離なら底を見せていない馬で、GI級のハイレベル戦だったAJCCでも強敵と正攻法で渡り合って4着。この時に先着したラーグルフがその後に中山金杯を勝ったことを考えてもこの馬も重賞レベルの素質があるだろう。
前走は半年ぶりのレースを快勝。この週の阪神芝は圧倒的にイン有利のトラックバイアスで、外を回った瞬間にアウトと言って良いぐらいの馬場コンディション。この馬はそんな馬場で外枠から1周ずっと外を回って直線でも外を通っての快勝。走破時計や後半1000m=58.3という数値だけでも優秀なのだが、これを外外を通って記録したという事を評価したい。
父がロベルト持ちで母系にエリシオを持つ血統背景で相対的に道悪馬場はこなすはずで、先行力があって自在に競馬ができるタイプなのでスッと2、3番手の良いポジションが取れそう。新潟大賞典は3勝クラスからの格上げ組が良く走るレースでもありますし、レース傾向、馬場適性、展開など全てに合致するこの馬を本命に推します。
【対抗 ◯4 ショウナンマグマ】
かなり精神的に難しいところがあった馬だが、近走は逃げなくても競馬ができるように改善傾向。前走の中山記念は準GIと言えるハイレベルなメンバー相手に僅差の走りができましたし、あれぐらい走れていれば今回のメンバーに入れば上位だろう。
懸念点は2000mの距離だが、葉牡丹賞やセントライト記念のレースぶりなどを見ても折り合いつけば2000mはこなして良さそう。今回は道悪馬場で超スローペースになりそうですし、トーラスジェミニの2番手でしっかり折り合って競馬ができれば道悪適性は高いと思うのでそのまま粘り込めていいはず。・
【単穴 ▲15 スパイダーゴールド】
突如として覚醒して4連勝でオープン入り。いかにも玄人が嫌いたくなるタイプの馬だが、使うたびにパフォーマンスを上げてきていますし、レースセンス抜群なのであんまり崩れるイメージが持てない。
今回は重賞での相手強化がポイントになりますが、新潟大賞典はもともと3勝クラスからの格上げ組が強いのでそこはあんまり心配なさそう。外枠からスッと馬場の良いところを通れそうですし、乗り替わりと道悪馬場さえ克服できれば好勝負できると思います。
【△7 カレンルシェルブル】
徐々に力をつけてきてオープン勝ち。長く良い脚を使える点は新潟向きだが、今回はスローペースで位置を落としてごちゃつかないかが心配。前走はこの馬以外の上位馬が格上挑戦馬やオープンで頭打ちの馬ばかりでしたし、オープン勝ちというだけで威張れる馬でもないだろう。
【△8 モズベッロ】
なかなか体質が弱くて続けて使えないが、前走の大阪杯はまるで合わない条件ながらしっかり見せ場を作る好内容。道悪馬場ならコントレイルとグランアレグリアを差している馬ですしここでも実績最上位ですが、道悪馬場は合うにしてもスローペースで差し込めるのかがポイント。
【△9 ロングラン】
これまでのレースぶりを見ても道悪巧者なのは間違いないはず。ただ、前走内容がちょっと案外で、今までずっと1800mを使われてきたことからも2000mで早めに動いてバテた感じか。本質的に2000mは少し長いのかもしれない。
【△11 イクスプロージョン】
いまいち掴みどころのない馬だが、とにかく夏時期だけは走る印象。昨年も新潟コースでオープンを勝ちましたし、血統的に父ステイゴールド系で母系にロベルトとトニービンをどちらも持つというのは怖い。
【△13 ピースワンパラディ】
近走内容を見てもマイル重賞で差のない競馬ができており衰えはなさそう。3歳時には青葉賞で3着に走っているような馬ですし、ジャングルポケット産駒でこれぐらいの距離はこなせて良さそう。マイルの距離に慣れていることでスッと位置が取れれば面白い。
【△16 ハヤヤッコ】
近走は合わなそうな高速馬場の芝重賞でも外から差し込んで見せ場十分の競馬。今回は道悪馬場は合うと思うが、超スローペース濃厚の展開で大外枠から外を回す競馬がちょっと心配。差し届くんだろうか?
【推奨買い目】
単勝 6 セイウンハーデス
馬連 6→4,15,7,8,9,11,13,16
三連複 6→4,15→4,15,7,8,9,11,13,16
ワイド 6→4
【買い目及び予想のポイント】
ここは道悪馬場のスローペース戦なら◎セイウンハーデスがスッと前付けしてくれたら勝ち負けになりそう。道悪適性なさそうな馬はバッサリ切ったので単勝と馬連と三連複フォーメーションを買いたい。
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