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AJCC2023の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2023/01/26 重賞レース考察・予想

AJCC2023(中山芝2200m)の予想です。

1月22日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はガイアフォース、エピファニー、ユーバーレーベン、エヒトなど。中山競馬場の芝2200mで行われるGIIです。

 

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AJCC 2023予想

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AJCCのレース概要

中山芝2200mで行われる別定GII。同時期に日経新春杯がありますが、あちらがハンデ戦なのに対してこちらは別定戦。ある程度実績を持った馬でも使いやすく、春のGIの前に一度使いたい実績馬もよく出走してくるレースです。

このレースは冬時期のタフな馬場で特殊な適性が問われる中山芝2200mが舞台というのが最大の特徴。中山芝2200mは中山競馬場の芝中長距離戦の中で唯一外回りコースを使用するコースで、内回りコースほど器用さが問われずとにかく長く良い脚を使える馬が有利な舞台。しかもタフな冬時期の馬場で行われるということで、はっきりスタミナが問われるレースと考えていいでしょう

 

データ的な見地からの考察

AJCCはそこまでデータ的な偏りが見られるレースではありません。4歳馬の成績が良いのは確かですが、日経新春杯ほど顕著ではありませんし、この時期の中距離のGII戦で4歳馬が強いのなんて番組設定上当然ですからね。

唯一、参考にできそうなデータは前走距離別の成績でしょうか。


※過去10年のAJCCの前走距離別成績

延長ローテも短縮ローテも満遍なく走ってはいるのですが、延長ローテで好走しているのはほぼ全て前走2000m組。前走が1800m以下の馬の成績は壊滅的で、やはりスタミナが問われる条件だけにある程度長い距離を使ってきている馬の方がいいんでしょう。

 

ラップ的な見地からの考察

中山芝2200mはスタートから最初のコーナーまでの距離が長く、そこから1〜2コーナー地点で一旦ペースが緩み、向こう正面に入ると緩いフォルスストレートをずっと下り坂で走るようなコース形態。スパート地点が他のコースよりも速くなりやすく、一般的にキレに欠けるタイプの馬がロングスパート性能を活かして活躍しやすい舞台です。

こうして過去5年のラップ推移を見ても、2019年こそ超スローペースになってレース上がりは34.6になりましたが、それ以外の年では36秒近くはレース上がりが掛かっており、他の舞台ではキレ負けするスタミナタイプの馬が走りやすい舞台と言えます。

 

血統的な見地からの考察

タフな冬時期の中山芝で、なおかつコース形態的にロングスパート勝負になりやすいのでスタミナがはっきり問われるレース。血統傾向を見てもまさしくそんな感じでスタミナに秀でた血統がよく走っています。

パッと見でステイゴールド系の馬が毎年のように好走していますし、キングカメハメハ系の馬の成績も良し。ノヴェリスト、ハービンジャー、アカテナンゴ、サドラーズウェルズと言った欧州のスタミナ血統も当然成績が良いですし、とにかくスタミナに秀でた血統を買えばいいレースでしょう。

 

レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?

先週は雨の影響を受けて中山芝のタフさは増した印象。土曜日のレースを見る限り、ほぼフラットな馬場ですが直線は内より外目を通った方がベターな感じはしますね。

今年の出走馬を見る限りではハイレベルなセントライト記念を勝ったガイアフォースが断然の存在か。それ以外のメンバーはそこまでレベルは高くなさそうで、好走のハードルはそこまで高くないと思います。

 

考察まとめ

【レース質】タフな馬場でしっかりとスタミナが問われる。<□■■□>

【波乱度】特殊な適性が問われるので波乱もアリ。

【ラップ特徴】中盤ラップが緩まずのロンスパスタミナ戦。

【血統特徴】とにかくスタミナに秀でた血統。

【狙えるタイプ】4歳馬は無難に強い。

【狙えるタイプ】前走2000m以上(前走1800m以下はダメ)。

【狙えるタイプ】タフ馬場をこなせるキレずバテずタイプ

 



 

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AJCC 2023の印

【本命 ◎6 ユーバーレーベン】

一連のレース内容からも前半はじっくり溜めないとダメな馬で、それでいて血統的にそこまでキレないのである程度上がりが掛かってこその馬。若駒時代にGIを勝利したがその後は全く適性に合うレースを使われておらず、ここ2戦は東京コースの決め手勝負でスムーズな競馬ができなかった。

古馬になってから唯一適性条件で溜める競馬ができていたドバイシーマクラシックの内容が非常に優秀で、スローペースで展開がまるで向かない中で大外から差し込んで僅差の内容。完全に展開が向いていたシャフリヤールやオーソリティと僅差で走れていることを考えても条件さえ向けばGI級の力があるということだろう。

今回はキャリアで2回目の2200m戦になるが昨年の京都記念は先行競馬で本来の力が出せず。じっくり構えて前が止まる今回の条件、展開はいかにも合いそうですし、能力をフルに発揮できればガイアフォースを倒せてもいいと思います。

 

【対抗 ◯10 ガイアフォース】

父キタサンブラックの馬力と母父クロフネの持続力を備えた馬で、キレ勝負では厳しいが持続力が問われれば現役最強級。セントライト記念は雨の影響を受けた馬場という事を考えればかなり時計が速いですし、2着馬アスクビクターモアのその後を考えてもおそらく超ハイレベル戦。今回は同条件なら普通に考えて勝ち負け必至でしょう。

 

【単穴 ▲1 レインカルナティオ】

一連のレースぶりを見ても長く脚を使えるロンスパ型のルーラーシップ産駒。オープン昇級後はアルゼンチン共和国杯がスローで展開向かず、中山金杯は直線で前が詰まって何もできていない。能力的に足りるかだが今回の条件での差し比べなら穴で面白そう。

 

【特注 ☆9 エヒト】

七夕賞やチャレンジカップを見ても今回のメンバーでは能力上位。昨年のAJCCや京都記念を見ても2200m適性は高そうですし、ガイアフォースが前を掃除してくれそうな展開も向くはず。

 

【△5 バビット】

展開が向いたとはいえオールカマーは休み明けで逃げて僅差の内容。今回はガイアフォースがマークする展開が向くかは微妙だが、印は抑えておいていいはず。

 

【△7 スタッドリー】

前走は一見すると完勝だが、阪神芝2200mの適性がない馬たちだらけの中で相対的に能力が抜けていた感じ。今回の条件自体は合いそうだが、能力的にどこまでやれるんだろうか。

 

【△12 レッドガラン】

近走はダートを使われたりハイレベル戦だったりで走れず。京都記念を見る限り距離はギリギリこなせそうですし、その時に接戦だったエヒトが今回は3番人気。そことの比較で考えても抑える価値はある。

 

【△14 ラーゴム】

中山金杯は折り合い重視の競馬になったが、後方から外を回す競馬でロスが大きかった。前走で見限るのはまずそうで、今回は差しが決まりそうなレースでバシュロ騎乗なら印は抑えたい。

 

【推奨買い目】

単勝 6 ユーバーレーベン 本線

ワイド 6→10 本線

馬連 6→10 本線

三連複 6,10→5,7,12,14 本線

三連単2頭軸マルチ 6,10→1,9 本線

 

【買い目及び予想のポイント】

ここはユーバーレーベンが想定以上のオッズで買えそうで、一方で2番人気のエピファニーがかなり危険。さすがにガイアフォースは仕方がなさそうなので、ユーバーレーベンとガイアフォースの一騎打ちでなんとかユーバーレーベンが先着してくれたら最高というイメージで買いたい。

ワイドもそれなりにつくので、ここで最低限は確保しつつ買いたくないエピファニーやノースブリッジあたりを無視して◎◯の一騎打ち馬券をメインに買いたい。

 

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