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小倉大賞典2022の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2022/02/24 重賞レース考察・予想

小倉大賞典2022(小倉芝1800m)の予想です。

2月20日に小倉競馬場で開催され発走時刻は15:20です。出走馬はアリーヴォ、ヴァイスメテオール、ダブルシャープ、ランブリングアレーなど。小倉競馬場の芝1800mで行われるGIIIです。

 

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京都牝馬ステークス2022予想

ダイヤモンドステークス2022予想

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小倉大賞典 2022予想

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小倉大賞典はどんなレースになりやすいのか?

小倉競馬場の芝1800mで行われるハンデGIII戦。2019年までは開幕2週目に行われていたために逃げ先行馬が圧倒的に有利な立ち回り勝負になっていたが、2020年以降は小倉開催が1月からになった影響で、開催後半のタフ馬場での開催になってレース質はガラリと変わっている印象。

 

こうして見てもラップ傾向自体は過去5年ともそこまで大きな変化はなし。小回りコースで中盤部分も勝負所もペースが緩まず、スピードの持続力とセンス良く動ける小回りコース適性が重要になります。以前は開幕2週目で高速馬場で行われていたために、スピードの持続力に優れた先行タイプが有利なレースでしたが、ここ2年を見ても開催後半の荒れ馬場での開催になって持続力と立ち回りセンスに優れた差しタイプの活躍が目立ってきています。

 

今年はどんなレースになりそうか?

今週末も小倉競馬場は土曜日が雨開催。もう馬場の内側はメタメタになっているようで、土曜後半の芝レースのパトロールビデオを見ても衝撃のコース取りのレースが続出。

勝負所から直線ではほぼ全頭が大きくインを開けて外ラチに近いところまで外を通るような馬場になっており、あまりに極端にインを開ける馬が多いために逆にコースロスなく一か八かで最内を通った馬が土曜午後は2頭も連対。もう直線で騎手がどこを通るかで全てが決まるギャンブル馬場になっていると言えます。

というわけで、そんなギャンブル馬場でハンデのフルゲート戦なんてもう結果は神のみぞ知るようなもんだと思いますが、少なくともこういう馬場になってしまえば全馬が外の良いところを通りたがりますし、外に振られる分で特に外枠が極端に有利というわけでもなさそう。

直線での脚力勝負というよりは、いかに直線で馬場の良いところを通るための道中の立ち回りが重要になる【□■■□】質のレースになりそうで、小回りコースでスッと動ける立ち回りセンスがあってなおかつタフ馬場を苦にせずにスイスイと走れるような馬を狙ってみたい。

 

考察まとめ

【レース質】中盤部分が緩まない持続力勝負 <□■■□>

【狙えるタイプ】勝負所から良い部分を通れる立ち回りに優れた馬

【狙えるタイプ】勝負所から良い部分を通れるタフ馬場で上がっていける馬

 



 

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小倉大賞典 2022の印

【本命 ◎8 ヴァイスメテオール】

この馬は「平坦巧者」「一瞬でトップギアに入る小回り巧者」「タフ馬場を苦にしない道悪巧者」の3つのキーワードで表せるようなキャラクター。

京成杯でも好位から絶好の手応えで中山の急坂で伸びあぐねましたし、プリンシパルステークスでも東京コースの坂部分では上手く加速がつかず、坂を登り切ったところからグイグイと加速がついて最速上がりで脚を余すようなレースになっていた。実際に映像で走法を見ても非力にペタペタと走る馬で、ほぼ間違いなくこの馬は平坦巧者だろう。

新馬戦を見た時から立ち回りセンスがあって小回りコースは上手そうだと思っていたが、実際にその後の2勝はどちらも小回りの芝1800mでのもの。そのレースぶりを見ても、勝負所のコーナー地点からスーッとポジションを上げて直線に入った瞬間に一瞬でトップギアに入れることができていますし、おそらくこの馬は相当な平坦巧者。コーナーで位置を上げることが重要で、なおかつ直線が短いコースほど一瞬でトップギアに入れられる適性が活きると思います。

そして1勝クラス勝ちの不良馬場でのパフォーマンスを見ても間違いなく道悪馬場は得意なはず。父も母父も非サンデー系というのは今回の条件、馬場においてはプラスに働くと思いますし、父が昨年の2,3着馬と同じキングマンボ系で母父が欧州ノーザンダンサー系のキングヘイローというのはいかにも今の馬場の小倉大賞典に合いそう。母も小倉コースの不良馬場を完勝した実績がありますし、息子もこういう小回りコースでタフな馬場を走らせたら相当に強いんじゃないだろうか。

考察のところでも書いたように、今の馬場では直線部分で速い脚を使えることよりも勝負所までに馬場の良い部分をいかに取りにいけるかが重要になりそう。この馬は立ち回りセンスとタフ馬場適性が最上位で、世代レベル高いと言われる4歳馬でハンデも手頃。凄まじくカオスなレースではあるが最も好走確率が高いのはこの馬だろう。

 

【対抗 ◯16 アリーヴォ】

小倉コースは4戦全勝という舞台巧者。指数的には大したことないのだが、前走はスローペースで展開が向かない中でタガノディアーナあたりに先着していますし、ハンデ戦のGIIIならたりて良さそう。何より道悪馬場への適性が高そうですし、今の馬場で外枠からそれなりの位置を取れそうなのがこの馬以外にあんまりいない。ベタに相手評価でいいか。

 

【単穴 ▲5 ダブルシャープ】

今回のメンバーでは唯一の父ノーザンダンサー系。血統イメージ通りにタフ馬場不問の道悪巧者で、前走も馬場の悪いインを通りながら適性を見せての勝利。ただ、その前走が浜中騎手の芸術的騎乗がハマった感じがあり、今回は乗り替わりで距離短縮で同じような競馬ができるか。この枠となるとイン空け馬場でインを突きそうだが、それがハマるかはやってみないとわかりません。

 

【△3 レッドフラヴィア】

秋風Sは完全に展開に恵まれての勝利で、ターコイズSはハイペースに恵まれながら力負け。小倉のタフ馬場自体は合いそうだが、内空け馬場の内枠で奇策をとったとしてどこまでやれるか。調教量豊富なのでカオス馬場を想定して最後に抑えた。

 

【△6 スカーファイス】

ここに来て力をつけてきているタフ差しタイプのハーツクライ産駒。ここでも能力は通用するが中山金杯に関してはドンピシャに展開が向いていただろう。前が止まらない高速馬場よりは今のタフな外差しの方がいいのは間違いないが、もうこの馬以外もみんな外に回すようなレースになりそう。スムーズなコース取りができるかはやってみないとわからない。

 

【△7 カデナ】

小回りコースで一瞬の決め手を活かしてこその馬で、2年前にこのレースで勝利しているようにコース適性は抜群。最近もGIやダート戦など参考外のレースが多いので適性条件で今回のメンバー相手なら通用していい感じも。ただ、57.5kgを背負ってこういう差しタイプに乗って良いイメージがない泉谷騎手となると抑えが限界。

 

【△10 スーパーフェザー】

血統イメージ以上に道悪馬場はこなすタイプ。小倉記念でも3着に激走したが、ちょっとあれは武豊騎手の神騎乗がドンピシャにハマったような感じだった。あんまり多頭数向きの器用さはなさそうですし、今回はこれぐらいの評価にしておく。

 

【△11 アイスバブル】

夏の北海道での芝2000mの2戦がどれも見どころ十分の競馬。函館記念は淀みない持続力勝負で最後はしっかり伸びて2着に好走しましたし、札幌記念も強敵相手にあれだけ走れれば十分。今回は若干1800mが短い感じはするが、タフな外伸び馬場を活かせればやれていいか。

 

【△12 ランブリングアレー】

ここに入れば実績は最上位。確かにタフ馬場の芝1800mの重賞を勝っているが、その時はあまりにも雨が降ったおかげで追走スピードが問われなかったのが良かった印象。友道厩舎の馬は基本的に小回りでコーナリングで加速する練習をされていないですし、今回はどこに目標があるかわからない牝馬の厳冬期の初戦で実質トップハンデ。特に評価する必要はないか。

 

【△13 サトノアーサー】

ペタペタと走るので平坦コース向きの馬で道悪馬場は不問。年齢を重ねてズブさは出てきているが、それでも新潟記念では伸びないインを通って見せ場は作った。今回は条件自体は合うと思うが、ほぼ走ったことないコーナー4回の小回りコースで半数近くの馬が外を回って差しを狙う競馬になるとスムーズに行くだろうか?

 

【推奨買い目】

馬連 8→16,5,3,6,7,10,11,12,13 本線ベース

馬連 8→16,5,6,12 重ね買い

馬連 8→16,5 重ね買い

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは今の馬場でハンデのフルゲート戦なんて本当にただのギャンブルレースだという印象。騎手がどの位置を取るかどこで仕掛けるかで全てが決まるので、もうロジカルな思考では3頭全てを当てようとか順番を当てようとかは無理だと思います。

そんなカオス条件でも最も馬場や適性が向きそうなのは◎ヴァイスメテオール。1番人気になりそうですが、皆さん大波乱想定でオッズはバラけそうなので馬連でも配当は悪くなさそう。相手で何が来るかはもはや運なので、配当安めのところを重ね買いでカバーしつつ運を天に任せて穴馬が突っ込んできてくれると最高。

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