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ダイヤモンドステークス2021の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2021/02/25 重賞レース考察・予想

ダイヤモンドステークス2021(東京芝3400m)の予想です。

2月20日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はオーソリティ、ポンデザール、ボスジラ、ナムラドノヴァンなど。東京競馬場の芝3400mで行われるGIIIです。

 

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ダイヤモンドステークス 2021予想

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予想の根拠

東京競馬場の芝コースの中でも最長距離で行われるダイヤモンドステークス。一見すると豊富なスタミナだけが問われるレースに見えるが、この重賞はそこまでスタミナ一辺倒のレースではない。

過去5年のレース結果を見ても、2017年と2019年は勝ち馬の上がり時計が33.4という速さ。同じ東京の長丁場の重賞のアルゼンチン共和国杯や目黒記念と比べてもレース上がりが速くなる傾向にあり、ただスタミナがあるだけの馬ではダイヤモンドステークスで好走することはできない。

 

だいたいの年では前半から中盤部分がかなり緩むので、極端にスタミナを消費するような展開にはならない。最初の2800mをキャンターのような遅いペースで周回し、残り600m程度でようやくペースが上がって直線部分で決め手が使える馬が走りやすいレースと言える。この事からも、あんまりスタミナに偏りすぎている馬を買ってもダメなレースだろう。

※昨年に関してはレース傾向とは真逆で、中盤ペースが非常に速くなったことで最後は上がりがかかり放題の消耗戦に。レース上がりが38.1もかかるような展開になることはまずないと見て良さそうで、基本的にはレース上がりは35秒前後で収まる。

今年の出走メンバーを見ても、溜めて脚を伸ばして良さが出るタイプの馬ばかりですし、ほぼ間違いなくスローペースになると見て良さそう。

最初の2800mの周回部分でしっかりと折り合えて脚を溜めることができて、なおかつ最後に東京競馬場の長い直線でビュンと伸びてこられるような馬を狙うのがいいと思います。

というわけで予想の発表。

 

どんなレースになるかを推理

[コース特徴] 直線の長い東京競馬場をグルグルと回るレース。基本的にペースは上がりにくい
[馬場レベル] B=やや高速
[馬場バイアス]フラット
[血統傾向] ハーツクライ、ステゴが好走傾向、トニービン、サドラーも良い
[レース展開] スローペース濃厚
[メンバーレベル] C=標準
[想定ラップ] 超長距離なので想定不可能
[想定時計] 超長距離なので想定不可能
[勝負度] D

※2021年より馬場レベルという基準を設定。基準はS-A-B-C-D-E-Fの7段階。Sが超高速馬場、Fが超タフ馬場というイメージです



 

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ダイヤモンドステークス 2021の印

【本命 ◎4 ヒュミドール】

新馬戦で芝を大敗した後はずっとダートを使われていたが、2勝クラスで頭打ちで鳴かず飛ばずの成績に。そこから目先を変えて使ってきた芝の信夫山特別でガラリ一変を見せて完勝。スタミナの問われた流れで外を回して突き抜けたあたり相当なスタミナの持ち主と見て良いか。

昇級初戦の日本海ステークスはハイペースを先行しただけでもキツかったが、直線で前がどん詰まりになって追えずのノーカウントで良さそう。その後は信夫山特別の内容からも距離不足と見ていたノベンバーSを圧勝。オープン昇級初戦の前走も超スローペースで展開が向かなかったことを考えれば上々の内容だろう。

その中でも特に評価できるのはノベンバーSの内容で、この時の勝ち時計やパフォーマンスはかなり優秀ですし、2着馬レッドベルローズ、3着馬ヴァンランディ、5着馬サトノウィザードはその後に準オープンを勝ち上がって上の舞台でも活躍が期待されるような馬。そこそこレベルが高いメンバーだったはずで、そんな相手にこのパフォーマンスができればGIIIは勝てる存在と見ていいか。そして何より東京コースで33.4の上がりを出せたのが評価できそうで、何気にスタミナよりも決め手が要求されるダイヤモンドSへの適性はありそうな感じがします。

前述の通りで信夫山特別のレースぶりから水準レベルのスタミナはありそうですし、ステイヤーズSでそこそこ走れたことやステイゴールド×グレイソヴリンの血統背景からもゆったりした流れの3400mなら全く問題ないはず。しっかりと折り合ってノベンバーSの時に見せた決め手を繰り出せれば、ここはあっさりまであって良いと見ています。

※一点だけ懸念点があるとすれば中間の調教量がかなり軽い事。2ヶ月半の休み明けで追い切り4本はノーザンファーム外厩馬でなければ軽いと言わざるを得ませんし、その点で狙いたい馬ながら勝負度を上げきれませんでした。

 

【対抗 ◯10 グロンディオーズ】

いかにもなゆったりと走らせてこそのルーラーシップ産駒。前走は距離不足な上に超スローペースで完全に脚を余していた印象。ここまで距離を伸ばしてどうかはわからないが、少なくとも前走よりは良いんじゃないだろうか。ある程度の位置を取ってじっくりと脚を溜めたいところだ。

 

【単穴 ▲1 ナムラドノヴァン】

今年の万葉Sは格上挑戦での勝利でしたが、もともと素質は評価していた馬で、かなり早めのタイミングから終始外を通って突き抜けたパフォーマンスは普通に優秀だったか。ある程度長めの距離で相対的な瞬発力の高さと末脚の持続力を活かして良さそうなタイプ。いかにも今回の条件は合いそうですし、上位評価でいいんじゃないだろうか。

 

【特注 ☆3 オーソリティ】

戦績を見ても明かなサウスポー。青葉賞やアルゼンチン共和国杯の内容を見ても左回りなら重賞でも当然通用するはずで、ここならば能力上位と見ていいか。ここ2戦はセンス良い競馬ができているが、もともと気性の激しい血統。この長距離で信頼とまでは行きづらいが、スローペース濃厚の展開でこの内枠が引けたのは良いだろう。川田騎手ならスッとラチ沿いの番手を取るはずで、あとはそこでとにかく折り合いに集中したい。

 

【△6 ブラックマジック】

ディープインパクト産駒ではあるがキレない持続力型で、先行力と立ち回りセンスを活かして勝ち上がってきた。ほとんどのレースが展開に恵まれているので能力の底がわからないが、こういう重賞初挑戦のディープ産駒はわりと走ってくるので抑えておいた方がいいか。

 

【△13 ポンデザール】

戦績を見ても明らかに夏の北海道だけ好走している感じの馬。ハーツクライ産駒でサトノクラウンの半妹という血統背景だけに決め手勝負には弱いんだろう。ステイヤーズSは超スローペースを途中で動いたルメール騎手の判断が全て。このレースに相性の良いハーツクライ産駒ですが、東京コースの決め手比べはいかにも合わない感じがします。

 

【△15 パフォーマプロミス】

長距離条件での相対的な決め手比べは合いそうですし、鳴尾記念は超低レベル戦を完璧に立ち回ったとしても、京都大賞典ぐらい走れれば今回のメンバーならやれそう。ただ、さすがに明け9歳の休み明けはリスクが高そうで、なおかつ鞍上がデムーロとなると重い印は打てなかった。

 

【△11 ボスジラ】

一連のレースぶりを見てもキレないが持続力はある馬で、北海道の芝2600mのレースがあれば重賞でも通用して良さそうな感じ。阪神大賞典やステイヤーズSでは最後に伸び負けていますし、本質的には長距離適性に欠けるような感じがします。抑えまで。

 

【△14 タイセイトレイル】

昨年は中谷騎手が全く御せずで度外視可能。いかにもこの条件は合いそうだと思うが、近3走は条件も騎乗も完璧な割にパフォーマンスがイマイチ。もう前走に関してはこれ以上ないぐらいに完璧に乗られているので、果たしてあれよりも上の走りができるんだろうか。

 

【△8 ジャコマル】

展開に恵まれて準オープンを勝ち上がった馬と見ていたが、前走のAJCCは骨っぽい相手に積極的な競馬から見せ場十分の内容。オープンぐらいではやれて良さそうだが、これまた変な条件に使ってきたなというのが正直なところ。抑え印が精一杯か。

 

【印まとめ】

 

【推奨買い目】

三連複 4→10,1,3→10,1,3,6,13,15,11,14,8 <21点> 本線ベース

三連複 4→10,1,3 重ね買い <3点>

単勝 4 ヒュミドール 本線

ワイド 4→10,1,3,6 抑え

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは本命は次走注目馬の◎ヒュミドールでいいと思いますが、いかんせん調教量が少ないのがネック。まだ開業したてのマイナー厩舎ですし、そこらへんのノウハウがないんじゃないかと思ってしまいます。そのあたりで馬は強いと思うのですが、勝負度を上げ切れず。

ここも京都牝馬Sと同様に信頼できる相手馬がそこまで多くない。基本的に買いたい相手馬が◯▲☆しかいなかったので、そこを2列目にして波乱を狙った三連複を買うのがベターかなと思います。

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