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京成杯オータムハンデ2020の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2020/09/18 重賞レース考察・予想

京成杯オータムハンデ2020(中山芝1600m)の予想です。

9月13日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はスマイルカナ、トロワゼトワル、ルフトシュトローム、アンドラステなど。中山競馬場の芝1600mで行われるGIIIです。

 

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1着メイケイエール 指数3位→1着

2着モントライゼ  指数2位→2着

3着フォドラ    指数1位→3着

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指数3→2→1位の上位決着!

堅い時は上位3頭決着

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波乱傾向での例を挙げると・・

レパードステークス

ケンシンコウ7人気

指数3位推奨→結果1着

1着=指数3位

2着=指数1位

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春G1、NHKマイルでも

ラウダシオン9人気を指数6位推奨

エルムS   指数1→2→4位

レパードS  指数3→1→6位

アイビスSD 指数4→1→6位

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■本命~指数1~4位
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京成杯オータムハンデ 2020予想

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京成杯オータムハンデの週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

中山競馬場の馬場改修以降、初年度にいきなりフラアンジェリコが衝撃な追い込み一気を決めたのを筆頭に、開幕週なのになぜか差し追い込みが大活躍する傾向が続いていたレース。どうも秋の中山芝はエアレーション作業の黎明期にクッション性を高くしすぎたがために、開幕週が最も外差しの決まる馬場になっていた感じ。その影響を京成杯オータムハンデがもろに受けていたようなレース傾向になっていました。

ただ、昨年はトロワゼトワルが超ハイペースで逃げたにも関わらず完全な前残り決着に。どうも昨年のこの開催の中山芝を見ても、以前のようなエアレーション作業の影響をもろに受けて開幕週なのに外差しがやたら決まる、というような馬場ではなかった感じ。この傾向は小倉競馬場の芝コースでも同様に見られており、馬場造園課の方達も徐々にコツを掴んできたことで変な馬場にはならなくなっている感じがします。

 

土曜日は雨の影響を受けて開幕週にしては時計のかかる馬場で推移。と言っても予想されたよりも雨量が少なかったことと、ご覧の通りで絶好の馬場コンディションで路盤が良い状態ということもあって、そこまで雨の影響をモロに受けるような馬場という感じでもなかった。

日曜日は晴れ予報となっていますし、気温も上がりそうなので土曜日の雨はノーカウントのような高速馬場に変わりそう。まぁさすがに昨年ほどの超高速決着は望めないだろうが、それでも1分32秒前後の時計は出る馬場になるんじゃないだろうか。

土曜日の芝レースを見ても、開幕週らしく明らかにイン先行有利な馬場傾向。よほど能力抜けている馬でなければ外を回っての差しは厳しそうな馬場でしたし、日曜日はさらに馬場が高速化することでその傾向は強まりそう。

おそらく展開的にはトロワゼトワルがぶっ飛ばす逃げを大外枠からスマイルカナが追いかけるような形になりそうで、ペースが遅くなることはまず考えられないか。これで以前のようなエアレーションの影響をモロに受けた京成杯オータムハンデであれば外から追い込んでくる馬を狙うべきと思うが、今の馬場では中山マイルでその戦法では差し届かないはず。狙うべきは本来の中山マイルのセオリー通りにインの好位から中団で脚を溜めてスムーズに差し込んでこれるような馬じゃないでしょうか。

というわけで予想の発表。

 



 

 

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京成杯オータムハンデ 2020の印

【本命 ◎8 シゲルピンクダイヤ】

この馬は「マイルの距離」で「じっくり溜めての末脚勝負」の戦法でこそ良さが出る馬で、この2つが当てはまった時には現在の中距離最強クラスのクロノジェネシスや短距離最強クラスのグランアレグリアとも接戦を演じたことがあるような馬。今回人気になるアンドラステがGIII善戦級で、スマイルカナやルフトシュトロームが世代レベルの怪しさがあることを考えても、この馬は普通に考えれば戦ってきた相手を見ても能力最上位と見て間違いない。

昨秋以降は好走条件の2要素が噛み合わずに凡戦続きだった感じで、ターコイズSはコントラチェックが作る淀みない流れを早めに捲る競馬で良さが活きず。京都牝馬Sは1400mの距離が短すぎて流れに乗れず。そして阪神牝馬Sはデムーロ騎手がとんでもないタイミングで捲る意味不明な騎乗をしたおかげで全く競馬にならないような感じだった。

前走はようやく「マイルの距離」で「じっくり溜めての末脚勝負」の2要素が噛み合ったことで単勝万馬券の人気薄ながら見せ場十分のレースを披露。超高速馬場が合うイメージはなかったが、それでもノームコアとほぼ変わらないぐらいのパフォーマンスを見せていましたし、そのノームコアが安田記念、札幌記念で素晴らしい走りを見せたことを考えてもこの馬もGIIIのハンデ戦程度では能力抜けているんじゃないだろうか。

今回は前走に比べればメンバーレベルは落ちますし、さすがにもうこの馬のキャラもわかったと思うので出たなりで脚を溜める競馬をしてくれそう。「マイルの距離」で「じっくり溜めての末脚勝負」の2要素が揃いそうですし、今回の枠順と最近のこの馬のスタートの速さを考えれば中団インぐらいでロスのない立ち回りができそうなイメージ。開幕週で前有利な馬場と言ってもトロワゼトワルとスマイルカナが行った行ったを決める展開は想像しにくいですし、最後はロスなく進めたこの馬が抜けた瞬発力を見せて突っ込んでくるんじゃないかと見て本命に推奨します。

 

【対抗 ◯5 アンドラステ】

近走は本格化してきた感じで、エプソムCは外が全く伸びない馬場で外から伸びて4着。関屋記念でもインで力みながら3着にまとめましたし、ここでも上位の存在とはいえるか。馬場や展開を踏まえてもインで脚を溜められそうな差し馬は向きそうですし、こういう折り合い不安ある自在タイプでスムーズな競馬をさせたらルメールは天下一品に上手い。変に逆らわずに上位評価とします。

 

【単穴 ▲9 アフランシール】

前走は川田騎手が内枠から完璧なインサイドアウトを決めたとはいえ後続を突き放す強い勝ちっぷり。最近の受賞戦線を見ても準オープンから勝ち上がったばかりの馬が毎回のように馬券に絡んでいますし、準オープンで揉まれていたような馬は重賞でも即通用と見てよさそう。距離はマイルまでは持ちそうですし、中枠で自在脚質のこの馬は十分にやれそうな感じはします。

 

【特注 ☆1 ルフトシュトローム】

NHKマイルでは完全なイン先行有利な競馬の中で一頭だけ差し込んでくる好内容。ニュージーランドトロフィーは展開がハマったとはいえ、走破時計は同開催のダービー卿CTとほぼ変わらない時計でしたし、この時計比較で考えても「3歳馬だから古馬には通用しない」という最近のトレンドを安易に当てはめるのもどうか。走法的に中山向きだと思いますし、展開的にもインで脚を溜める差し馬は合うと思いますが、果たして経験少ない馬がインから上手く捌いて差し込んでこれるかは半信半疑な部分もある。

 

【△2 ボンセルヴィーソ】

毎回人気にならないのだが京都金杯やダービー卿CTなど内枠が有利になる馬場、展開になると渋とく伸びて何度も穴を開けている感じ。今回はトロワゼトワルとスマイルカナが飛ばす隊列の3番手インあたりにすっぽり収まりそうですし、前2頭が勝手に潰れてくれればインからスルスルと伸びて激走というのは普通にあるんじゃないだろうか。

 

【△4 ストーミーシー】

東風Sで外伸び馬場の最内を突いて非常に強い競馬を見せてこの年齢で本格化。ただそれ以降はまるで噛み合わないレースが続いている感じで、ダービー卿CTはハイペースを早め先頭であまりにも仕掛けが早く失速。京成杯SCは控えたら今度は超スローでキレ負け。中京記念はハイペースを早仕掛けで失速していますし、もう近走は展開と真逆の競馬ばかりを繰り返している。前走は新潟芝1400mで途中で捲り気味の無茶な騎乗だったが最後まで伸びて2着に好走。もともと使い詰めのローテは問題ない馬ですし、今回こそ展開と騎乗が噛み合えば十分にやれていい馬じゃないだろうか。

 

【△13 ミッキーブリランテ】

とにかく前半部分で溜めて一瞬の決め手を使えば強い馬で、中京記念は明らかな早仕掛けながら見せ場十分で非常に強い競馬。前走の関屋記念は新潟コースが適性外条件と見ていたがインを上手く突いて4着に好走。そのキャラからも直線の短い中山マイルはベストに近い舞台に見えますし、外枠を引いてしまいましたが坂井騎手なら単純に外を回す以外の競馬も考えられそう。一瞬の決め脚を活かせればやれておかしくない。

 

【消3 アルーシャ】

母父タピットの影響が強く出ている感じでいかにもワンペースな持続力タイプ。そのために左回りコースの上がりがかかるレースじゃなきゃダメそうな感じで、今回は右回りコースで短い直線で速い上がりが問われる中山が合わなそう。戸崎騎手の腕をしてどこまでやれるだろうか。

 

【消10 トロワゼトワル】

昨年の京成杯オータムハンデは超ハイペースで逃げて圧巻の日本レコードで勝利となったが、その後の成績が鳴かず飛ばずのジャンダルムやカルヴァリオが3,4着に走れてしまったのを見ても相当に前が有利な馬場だったのは確か。そんな馬場で52kgの斤量の恩恵も活きた感じがあって若干フロック臭のする勝利だった。

その後のレースを見てもノーマークで逃げられたヴィクトリアマイル、関屋記念では好走できたが、一方で絡まれたり厳しい展開になってしまうと大敗。前走で走ってしまったことで警戒されそうですし、今回はスマイルカナの存在も非常に邪魔。なんだか連続好走はなさそうなイメージの馬ですし、これで人気ならもういないものとして考えたい。

 

【消11 ラセット】

本格化しているのは確かだが、ここ2戦は溜めて一瞬の脚を使う競馬がドンピシャでハマった印象。今回はペース速くなったとしてもここ2戦とはまるで違う中山の開幕週という馬場状態。さすがに不発に終わるんじゃないだろうか。

 

【消12 エントシャイデン】

前走は川須騎手が大外ぶん回しで雑な競馬。本格化しているのは確かだが、今回は中山の開幕週でまず後方から大外を回すだろう大野騎手でどこまでやれるのか。

 

【消16 スマイルカナ】

今までの戦績を見ても逃げられるかどうか全てという馬。チューリップ賞で控えて何も良さは出ませんでしたし、やはりマイペースで逃げて持続力を活かす競馬でこそ良さが出るか。前走は前有利な馬場で逃げられずとも4コーナーで先頭の競馬ができたのが良かった感じだが、今回は中山マイルの大外枠でなおかつトロワゼトワルという同型も邪魔。番手で溜める競馬でもダメな感じがしますし、かといって競りかけていったら共倒れに終わりそう。その判断を柴田大知騎手ができるだろうか。これで人気なら馬券を工夫していないものとして考えたい。

 

【推奨買い目】

ワイド 8→5,9,1,2,4,13

馬連 8→5,9,1,2,4,13

三連複 8→5,9,1,2,4,13

単勝  8 シゲルピンクダイヤ

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは「マイルの距離」で「溜めて差す競馬」ができれば◎シゲルピンクダイヤが能力上位なはず。枠順や馬場、展開も向きそうなのでこの馬を本命とします。

ただ、正直なところトロワゼトワル、スマイルカナが前目で粘り込んでも仕方ないですし、展開次第でエントシャイデンやらラセットあたりが大外から突っ込んできても驚けない感じ。もう何かの切り口で決め打ちをしないと印がいくらあっても足りないので、今回の京成杯オータムハンデは「先行2頭は潰れるけど、インで上手く立ち回った好位〜中団組が有利」と決め打ちの印にしました。そんなわけでまずはワイドを買って保険をかけつつ、もう決め打ちでハマった場合に馬連と三連複まで取れればいいかなという感じです。

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