白山大賞典2019の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2019/10/02
地方レース考察・予想
白山大賞典2019(金沢ダート2100m)の予想です。
10月1日に金沢競馬場で開催され発走時刻は16:25です。出走馬はグリム、デルマルーヴル、リアンヴェリテ、テルペリオンなど。金沢競馬場のダート2100mで行われるJpnIIIです。
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白山大賞典 2019予想
予想の根拠
金沢競馬場で唯一開催される交流重賞。前週に日本テレビ盃とシリウスステークスがあり、翌週には南部盃もある時期に行われるJpnIII戦。そんな明らかに有力馬が参戦してこない時期に行われるレースだからこそ低レベルなメンバーになりがち。
ただ、今年は中央からグリム、デルマルーヴル、リアンヴェリテ、テルペリオンとなかなかの馬たちが出走してきた。例年以上に見応えがあるレースになりそうだ。
金沢2100mは向こう正面の2コーナー地点スタート。そこからコーナーを6回周るコース形態になっており、どう考えても先行力があって器用に立ち回れる馬が有利な舞台。
過去5年のレース結果を見ても4コーナー時点で4番手以内にいなければ話にならないのは当然であって、それ以前に3コーナー時点で4番手以内にいなければダメという感じ。つまりは最終コーナーで捲るようなレースにもほぼならないという感じで、2周目の向こう正面ぐらいまでに位置を取れるかどうかが勝負というレース。
何が何でも逃げなきゃダメなリアンヴェリテという馬がいるおかげで展開自体は読みやすい一戦。早めにセーフティリードを取るような逃げを打ちそうなリアンヴェリテが刻むペースについていけない馬は早めに脱落していきそうで、前目の位置が取れる先行力、基礎スピードの持続力、そして最後までバテないスタミナを兼ね備えた馬を狙ってみたい。
というわけで予想の発表。
白山大賞典 2019の印
本命 ◎テルペリオン
本命はスタミナの塊のような配合のテルペリオンがここは絶好舞台と見ます。
もともと条件戦時代から能力を評価していた馬で、いかにも使われて良くなっていくフリオーソ産駒の典型例のような馬。母父ダンスインザダークがさらにスタミナを強調している感じで、とにかく長く良い脚を使う持続力勝負に持ち込めれば強い馬だ。
オープン昇級初戦のアルデバランSこそ冬の調整ミスで大幅馬体増で大敗となったが、ゆったりと先行してスタミナを活かすことができた仁川SとスレイプニルSは先行策からオープンを勝利。やはりこの馬は溜めても一切の良さが出ないので、前々で持続力を活かしてこその馬だろう。
ただ、その一方で名古屋グランプリやブリリアントSであっさりと負けていたので、仁川SとスレイプニルSが展開に恵まれての好走と見ていた部分があったのだが、前走のマーキュリーCは前半1000mが60秒フラットぐらいのハイペースを2番手追走から最後まで粘り込んでの3着。同じようにハイペースで自滅した感じのロードゴラッソがシリウスステークスを勝利したのを見てもこの馬も普通に強い競馬をしていたと思いますし、やはりこの馬は持続力さえ活かせれば強い馬なのだとこのレースで確信した。
そう考えると名古屋グランプリとブリリアントSは位置が取れなかったのが敗因と見て良さそう。名古屋グランプリは前半部分で外から切り込まれて位置を落とし、終始外を通って最後は勝ち負けに参加できず。ブリリアントSは道悪の東京ダートで位置が取れず、そのまま回ってきただけでキレ負けして終わってしまった。
もう乗り馴れた松若騎手ならば今回は確実に積極策でくるはずで、リアンヴェリテという目標をマークする2番手の競馬になるはず。コーナーをぐるぐる回る金沢コースならばこの馬の機動力と持続力を存分に活かせそうですし、マーキュリーカップでのグリムとの着差はペース改善と金沢競馬場の直線の短さがあれば逆転可能か。4コーナーから直線で先頭に立ってそのまま抜け出しての1着に今回は期待したい。
対抗 ◯グリム
対抗は普通にグリムを信頼して良さそうだ。
前走のエルムステークスは小回りダート1700mのハイペースに戸惑った感じで、加えて外枠だったせいで位置が取れずに勝負所ですでに手応えなくなってダメージが少なそうな一戦だった。
昨年の白山大賞典の強さを見てもコース適性は高そうですし、地方交流のレース質ならばこの馬は2着に負けることはあってもなかなか馬券圏外までは想像しづらい。脚質自在なタイプだけにどういう競馬をしてくるかがポイントになりそうだが、マーキュリーCで差して成功している上に今回は大外枠となると武豊騎手が主張する可能性は低そう。3、4番手ぐらいからの競馬でスルッとどこまで差して来れるかというイメージです。
単穴 ▲デルマルーヴル
三番手はデルマルーヴルが有力と見ます。
前走のレパードステークスはハイペースで先行不利な展開の中で早め進出で2着確保という強い内容。ジャパンダートダービーではクリソベリルに子供扱いされたとはいえ、それ以外の3歳馬の中であれば最上位級という評価を下してもいいはずだ。
今回はこの枠ならばリアンヴェリテとテルペリオンを行かせてのインの番手からの競馬になりそうで、そこから金沢の名手=吉原がどれだけ上手く捌いてスルッと差して来れるかという感じだ。
特注 ☆リアンヴェリテ
間違いなく逃げるだろうリアンヴェリテはこの距離が課題。
母や兄弟の活躍レースだったり、自身がダート1400mのオープンでも逃げて2着に来ているところなどを見ても、この馬はダート1400m〜1700mぐらいで徹底先行策をとってこそというタイプの馬。イメージとしてはドリームキラリにそっくりで1800m以上では若干距離が長そうに見えます。
今回も間違いなく逃げると思いますし、前走内容を見ても相当に強いので4コーナー途中までは先頭を走っていると思いますが、スタミナで勝るテルペリオンがその辺りから被せる競馬をしてきそうな感じ。早めに捲られてしまうと一気に垂れてしまいそうな感じがあり、直後にいそうなのがグリムとデルマルーヴルという強敵であることを考えると今回は4着のパターンもあるんじゃないでしょうか。
印まとめ
◎テルペリオン
◯グリム
▲デルマルーヴル
☆リアンヴェリテ
勝負度 D or C
推奨買い目
馬単 8→10,4,5 本線
三連複 8,10→4,5 本線
三連単 8→10→←4,5 ボーナス
※一応は三連複も購入するが、ここはなんとか◎テルペリオンに勝ってもらいたいレース。オッズ読みでは4番人気になると思うので、ここが勝ってくれると配当的に大きい。松若騎手の好騎乗に期待したい。
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