【ファルコンステークス2018の予想ヒント】レースラップや馬場、展開などを分析考察します

ファルコンステークス2018（中京芝1400m)の考察です。

3月17日に中京競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はダノンスマッシュ、テンクウ、フロンティア、アサクサゲンキ、アンブロジオなど。中京競馬場の芝1400mで行われるGIII戦です。今回の記事ではレースラップ、馬場、展開などを考察いたします。

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ファルコンステークス 2018 考察

過去5年のレースラップ

今年から５月の葵ステークスに重賞昇格をしたものの、スプリンター適性ある馬にとって３歳クラシック時期にどのようなローテーションを組ませるかは非常に陣営にとって難しい選択。昨年は果敢に桜花賞に挑んだレーヌミノルが見事にGIを勝ちましたし、短距離適性ある馬の積極的な未知への距離への挑戦は身を結ぶ事もあり、この時期のスプリンターは基本的には自身の適性よりも長い距離に使われる運命にある。

そのスプリンター大量参戦によって展開的な影響をモロに受けるのがフィリーズレビューとファルコンステークスなんだろう。「マイルではちょっと長い」と陣営がおもっていても「1400mならなんとかなる」という判断からスプリントタイプの馬が多数出走して来るのがこの２レース。結果的に今年のフィリーズレビューはスプリンターのラブカンプーがぶっ飛ばして超ハイペースを演出して差し決着となった。

このファルコンステークスもそれとほぼ同じ印象のあるレース。

スタート直後こそ登り坂だが2ハロン目以降から800m近く急な下り坂が続くので中盤のペースが緩みにくい。その上で直線入り口の急坂を迎えるとあってはスプリント能力活かして先行した馬は坂上でパッタリとバテるのも納得。最後は距離短縮の差し馬がズバッと捕らえて差し切るのもこう考えれば納得か。

今年のメンバーを見てもどう考えてもスプリンターだろう馬が多数参戦。スローペースになるとは考えづらく、ファルコンステークスに関しては例年通りのベタな距離短縮ローテの差し馬狙いでいいと見ています。

馬場分析

先週の中京競馬場の芝コースは金曜日の雨の影響を開催中引き摺った格好で日曜の最終レースまである程度時計のかかる馬場が続いていた。見た目の馬場状態はかなり良さそうなので、ポイントは金曜日に予想されている雨の影響か。

ただ金曜日の雨予報も雨のち晴れという予報ですし、金土ともに気温は16℃。少々の雨なら土曜の午前中には完全に乾いていそうな感じですし、先週よりは馬場が高速化する可能性は高い。

この時期の中京は週末に雨予報が出ていて一転して晴れ予報になると超高速馬場になる傾向あり（週中の芝刈りを雨想定で行なっているんではないか）３年前の高松宮記念の週は前週と比べて1.5秒近く馬場が速くなっていた。さすがに今週は金曜日しか雨予報が出ていなかったので極端な芝刈りが行われているとも思えず、時計レベルは先週から0.3〜0.5秒程度速くなる程度の常識的な推移になると見ています。

展開分析

逃げタイプ

モズスーパーフレア

先行タイプ

アサクサゲンキ

アシャカデッシュ

アンブロジオ

タイセイアベニール

フロンティア

ミスターメロディ

自在タイプ

ダークリパルサー

タイセイプライド

ダノンスマッシュ

ドラグーンシチー

差しタイプ

エールショー

カイザーメランジェ

テンクウ

ヒシコスマー

ムスコローソ

展開的な鍵は音無厩舎のモズスーパーフレアとアサクサゲンキの２頭。

厩舎スタンス的に「何が何でも差し馬にさせたい」という意思はあるものの、どちらの馬も血統的にも今までのレース内容的にもどう考えてもスピードを活かしてこそのスプリンター。どちらもハナを奪った方がレースがしやすそうだが、さすがに同厩舎となれば競り合うことはないはず。どちらが逃げるのかをコメントなどから探りたいところ。

木曜時点の印象ではどうもアサクサゲンキが今回は仕上がり微妙な感じ。陣営としても叩き台の印象を持っており、それならば前走で逃げの競馬で一変したモズスーパーフレアが中谷騎手の継続騎乗になるならそちらが逃げる可能性が高いんじゃないかと見る。

11.8 – 21.9 – 32.9 – 44.3 – 56.0 – 68.3 (32.9-35.4)

モズスーパーフレアが前走逃げて刻んだレースラップは前半3F=32.9というかなりのハイラップ。もちろんスタート直後から下り坂という小倉芝1200mだから出たタイムではあるが、この馬は新馬戦の圧巻の時計などを見ても超スピードタイプの馬なんだろう。

前走であれだけのスピードを見せた逃げを打っているとなれば、今回も抑えずに逃げの競馬をすればそれなりのスピードは出てしまうと見て良さそうで、それをスプリント路線から来たタイセイアベニールや、あとはダートでも圧倒的なスピードを見せていたミスターメロディ当たりが突つけばまずペースが緩むことはないだろう。

前半3Fは33秒台後半ぐらいは出るはずで、先週から時計レベルが乾いて回復するとすれば走破時計は1分21秒フラット程度。レース上がりは35.7〜36.0ぐらいになりそうで、脚が溜まって上がり34秒台後半の末脚を使えた馬が最後にズバッと差し込んできて勝ち負けになるレースとなるはず。

考察まとめ

最後に現時点で危ないと思っている人気馬part2をピックアップ！

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今年のファルコンステークスは前回の考察記事で推奨した馬がほぼ１強と見て良さそう。よほど鞍上が下手に乗らない限りは勝ち負けになると思いますし、相手もそこまで荒れる事はないと見ているレース。

そんな中で穴として一撃大万馬券の魅力を備えているのがこの馬。恐らく最低人気近くになるでしょうが、２走前に見せた鬼脚は芝ダート問わずに通用しそうなもの。前走の敗因は完全に展開ですし、どうも砂を被るとダメなので本質的にダート馬なのか怪しい感じ。血統的に芝は全く問題ないので、もしやすると芝替わりで鬼脚を見せてくれる可能性があるかも。

当初はクリノイダテンで穴推奨を書いていたのですが、アップした直後に回避が確定しました(>_<) 

つきましては他に穴で期待できそうな馬も現時点ではいないので、危険な人気馬part2を記載しておきます。この馬は逃げてナンボのタイプだと思うのですが、ここ２戦は鞍上の消極性で控える競馬で敗戦。今回は短縮ローテですが逃げる事は不可能で、かといって控えて差して来れるイメージもありません。

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