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【2016】天皇賞(秋) / 有力馬考察(モーリス、ルージュバックなどの徹底分析)

公開日: : GIレース考察・予想

今日は10/30(日)に行われる天皇賞(秋)のレース考察を行います東京芝2000mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。

 

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【2016】天皇賞(秋) 予想考察

菊花賞 有力馬考察

モーリス

前走は初めての中距離戦で馬場も酷な状況で、ネオリアリズムの奇策に屈しての2着。ただ、馬場と展開、枠順どれもが言い訳可能な状況でしたし、3着馬に迫られたとはいえそのレインボーラインが菊花賞でGI級の能力があることを示したのですからこの馬も札幌記念では力を見せたということでしょう。

もともと父スクリーンヒーローで母父がカーネギーという、どうしてマイルに適性があるんだろうという馬でした。普通に考えれば中距離でもやれると思いますが、今の日本競馬界はマイル帯と2000m帯では競走馬のレベルが段違い。ここ数年はモーリスが登場するまで、マイル路線は空き巣状態でしたし、そこで絶対的な力を見せられたというのが昨年の快進撃か。

社台としてはもうマイルの実績は十分なはずで、種牡馬価値を上げるために中距離での実績も作りたいという思惑での出走(ロードカナロアの安田記念と同じパターンでしょう)だと思いますが、やはりマイル路線と違って中距離路線はメンバーが相当に強い。モーリス以外にも海外のGIで勝ち負けになりそうな馬は何頭もいますし、アジアNO1マイラーという言葉に騙されずに冷静に能力比較を行いたいところ。

今のタフな東京の馬場は合うと思うので、有力な1頭ではあると思いますが、全幅の信頼までは置けるかどうか微妙なところです。

 

ルージュバック

数多くいるマンハッタンカフェ産駒の中でも、その特徴を持ちつつ最高峰の能力を持った「QUEEN OF マンカフェ」という感じの馬。

もうヴィクトリアマイルを見ても揉まれた瞬間アウトの馬で、ここ2戦のように「外枠を引いて」「終始揉まれることなく競馬ができて」「外が伸びる馬場」のときは異常に強いレースを見せる。

この馬に関してはここ2戦は間違いなくGI級の走りを見せていますが、馬場も枠順も完全に味方した感じが強く、今回内枠でも引こうものなら危ない匂いはプンプン。そもそも天皇賞(秋)はコース替わりの週なので外伸び馬場にはあまりならず、ここ2戦のように上手く行くかは微妙なところ。

 

エイシンヒカリ

netkeibaではこの馬が3番人気想定ということですが、今の競馬ファンがそこまで簡単にこの馬を人気にしてくれるような美味しいことは起こらないと思います。実際はアンビシャス、ステファノス、そしてリアルスティールよりも下の6番人気くらいが妥当な気がします。

確かに昨年末の香港カップと今年のイスパーン賞で海外GIを2連勝。どちらも強い先行策での勝ちでしたが、逆を言うと日本では目立った活躍はエプソムカップの勝利だけ。それもかなりの楽逃げでしたし、そこまで楽な競馬ができなかったチャレンジカップと天皇賞(秋)ではあっさりと崩れているというのは気になるところ。

プリンスオブウェールズ杯でも逃げの手からあっさりと最下位に負けましたし、自分の競馬ができて馬場と展開が向けば海外GI級の能力はあるけれども、ちょっとでもお気に召さないと競馬をやめてしまうタイプ。買うんであれば頭、買わないんであればとことん嫌うのが得策か。

武豊騎手は昨年の敗戦もありますし、この馬の特徴ももうわかったと思うので、今回は外連味のない逃げの手で行くはず。それで粘れるほどの力があるかということがポイントになりそうです。

 

アンビシャス

過去の戦績を見てもベストパフォーマンスを発揮したのが、ラジオNIKKEI杯と中山記念、そして大阪杯の3レース。その3レースに共通するのが内回りコースの1800m〜2000mということ。この馬はデビュー当時から見てきましたが、レースセンス抜群で鞍上のアクションにも咄嗟に反応できる万能タイプ。その上でディープインパクト産駒らしい極限の瞬発力勝負に強いので、小回りコースで上手く立ち回って一瞬の凄い脚を使える「強化版ダコール」みたいな印象が強い馬。

その適正に合わなかった宝塚記念ではあっさりと大敗していますし、自分の持ち場では走るけれどもそれ以外ではサクッと負けるのも厭わないタイプ。東京芝2000mはギリギリ範囲内だとは思いますが、もともとがマイルでも丁度いいくらいの馬なので距離はギリギリ。そして東京コースも基本的には合わないはず。昨年の天皇賞(秋)でも絶好枠から伸び負けていますし、ここが条件的に合っているとはあんまり思えません。

 

ステファノス

前走の毎日王冠はインでこれでもか、というくらい詰まりに詰まったので完全に度外視可能。そもそもあの日の馬場は雨の影響で外しか伸びませんでしたし、インを突いた時点で勝ち負けまでは厳しかったか。

昨年はクイーンエリザベスカップと天皇賞秋を2着。どちらも鋭い上に持続力ある末脚を繰り出していますし、1800m〜2400mくらいの距離であれば差しの決まるレースなら現役最強クラスの馬であることは間違いなさそう。

今回は他の馬が微妙に好走レンジからズレそうなのに対して、この馬はこれ以上ないベスト条件。少々のタフ馬場は厭わないはずですし(さすがに宝塚記念くらいになると酷だが)追走スピードを問われた上での極限の末脚勝負は望むところでしょう。勝ち負けになるとみます。

 

今年の天皇賞(春)は普通に上位人気馬が強そうなのですが、どの馬も好走レンジから少し外れている感じがするので、そこの比較が難しそう。買い方もかなり重要なレースになる気がします。

 

現時点でこの馬は危険な人気馬だと思う馬を最後に挙げておきます。

その馬の名はブログランキング(危険)で公開中

 

まぁ無難ではありますが、こういうタイプの馬って天皇賞(秋)ではことごとく走らないんですよね。近年では同じ騎手とのコンビでトウケイヘイローが2番人気になって直線入り口で飲み込まれていきました。

とにかく末脚の持続力勝負になりやすいこのレースでは、前へ行って凌ぐ、、、というレース質の馬は絶望的。全盛期のダイワスカーレット、そして夢が続いていたらサイレンススズカがその偉業を達成できたかもしれませんが、この馬がそこまでのレベルにあるとはあんまり思えません。潜在的に人気をしそうなタイプでもありますし、今回は嫌うのが妥当かなと思います。

 

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