【2016】羽田盃の予想(タービランスらの評価は?)
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最終更新日:2016/04/21
地方レース考察・予想
今日は4/20(水)に行われる羽田盃のレース予想を行います。大井1800mで行われるSI戦です。
2016年からは地方競馬の予想記事はメルマガ会員限定公開としておりますが、当初の告知通りにGI=Jpn1は総購入数が多いのでサイトにて全体公開とさせていただきます。
なかなか南関クラシックというものが、まだ中央競馬のファンの間でも浸透はしていないと思うので、これをきっかけに羽田盃→東京ダービー→ジャパンダートダービーという流れを楽しんで行って頂いたらなぁと思います。
というわけで、羽田盃の予想へ。
※すみません、トロヴァオとポッドガイがごっちゃになっていたので、トロヴァオがひと叩きしていたと完全に勘違いしていました。さすがにぶっつけは不安なので評価は一つ落とします。失礼いたしました(訂正済)
羽田盃 考察
それなりに上位人気馬が来るものの、ガチガチでは決まりません。昨年も11番人気のラッキープリンスが突っ込んできて大荒れとなりましたし、プレティオラスが突っ込んできた年もありました。
中央のクラシックではまず安泰な1番人気も過去5年で2度飛んでいますし、勝った2頭もクラーベセクレタとハッピースプリント、という近年の南関クラシックの中でも飛び抜けて強かった馬です。今年のタービランスがそのレベルにあるとは思えませんし、十分に荒れる可能性はあると見ています。
枠順を見ても極端な内枠の好走はあんまり見受けられません。ダート戦ですからとにかく外から被せた方が有利になりがち。枠順配置で前哨戦の結果がガラッと変わることも十分に考えられそうです。
中央のクラシックでもそうですが、羽田盃も前哨戦のレベルが全く違うのが特徴。今年も明らかに京浜盃>>>クラウンCというメンバーレベルですし、クラウンC勝ち馬のガーニーフラップは故障で回避の模様ですが、どう考えても京浜盃組で上位は独占されそうな感じ。あとはそこの順位づけをどうするかでしょう。
こにラップ推移を見てもハッピースプリントの強さは抜けていますね。道中そこまで緩んでいないラップにもかかわらず、他の4年と全く違う最後の2ハロンを刻んでいます。南関のレベルの馬ではなかったということでしょう。
ペースはメンバー次第で変わりますが、前半から速くなればアートサハラの年のように追い込み放題なレースになる可能性も。この辺りはきちんと隊列と展開を読んで決めたいですね。
ここは外枠ですがラクテが行き切る競馬をしてくるはずです。ここで控えても仕方ないですし、この馬のキャラクターをしっかりと活かす競馬をしてくるでしょう。
その外側からアンサンブルライフも被せ気味にまず2番手は取ってくるはず。確実にタービランスをマークする競馬をしてくるはずなので、外から被せるような競馬でしょう。
トロヴァオはスタートも悪くないですし、この枠を引いた以上タービランスの直後で徹底マークの競馬をしそうな感じ。
この枠配置になるとタービランスは相当厳しい競馬を強いられそうな感じはします。前走は大外枠からスムーズに出していけましたし、2走前は内枠とはいえ浦和のマイルコースで物理的に内枠の馬しか先行できないレースでした。今回はコーナーがすぐの大井1800mで外枠にテンの速い徹底先行タイプが揃い、隣の枠に強敵トロヴァオがいるとなるとまずマークされっぱなしの1800mにはなるはずです。
3強の中で一番後ろの位置取りになるのは恐らくグランユニヴェール。前走で差す競馬もこなしましたし、外目から被されない位置なら5、6番手でも良いという競馬をしそうです。
どう見てもペースは速くなりそうな今回の羽田盃。そして枠順配置的にもタービランスの一本被りになりそうなオッズを見ても、人気馬はマークしあってぶっ飛ぶ可能性が結構ありそうなんですよね。それがマークされるタービランスなのか、潰しにいくトロヴァオ、グランユニヴェール、アンサンブルライフなのか、というところがレースの鍵だと思いますが、今回はそれらの人気馬ではなく穴馬から狙ってみたいと思います。
羽田盃 予想
さて、考察部分でも書いたように、今回はメンバー構成と枠順配置でまず外枠の馬が被せ気味に1コーナーで先手を奪いに行くハイペースが濃厚。そこで内枠の馬がスンナリと控えれば楽に外枠の馬も行けると思いますが、タービランスは断然人気の立場からしても何としても被されて揉まれる競馬は避けたいはず。ある程度出していくことは想像できますし、そうなればマークしたいトロヴァオもそこについていくはずです。恐らく先行争いは1コーナーだけでは終わらずに、2コーナーに差し掛かるぐらいでようやくラクテがハナに立って落ち着くんじゃないかと見ています。
有力馬が全て前に行く馬で、しかも1コーナーまでの入りがこんな感じのレースになりそうとなれば、まずペースは流れるはずで先行馬には厳しい流れになるはず。ただし、京浜盃組の馬が抜けているのは確かなので、変な差し馬が突っ込んでくることはないと思います。結局は京浜盃組の強い先行馬の凌ぎ合いレースになるでしょう。
その京浜杯組の取捨がポイントになるか。京浜盃の日の大井の馬場は結構外めが伸びる馬場でした。仕掛けのタイミングや直線でのレース内容を見ても、0.6秒差の7着サブノクロヒョウとそれ以下で壁がありそうな感じ。逆に言えば1〜7着は展開と馬場次第で着順がひっくり返ってもいいレベルだと思います。
特にタービランスは前走は完全に枠順が向いた格好。直線入り口でアンサンブルライフと壮絶な叩き合いになりましたが、外から被せたタービランスの方が分が良いのはダートでは当然のことで、アンサンブルライフは被されて力尽きた格好。ただ、追い比べでの手応えを見ても、もしこの内外が逆ならそこまで差はないようにも見えました。
今回は枠順もタービランスが最内でアンサンブルライフが大外と前回とは真逆の配置。恐らくどちらも番手での競馬になるでしょうが、直線入り口は前走のデジャヴのようなレースになりそう。ただ内外が逆で、しかも直線入り口までずっと揉まれ続けてきたタービランスは前走ほど楽なレースにはならないと思います。
そこに加えて今回はトロヴァオがタービランスを徹底マークするような競馬をしてくるはず。この枠順を引いて後ろからの競馬を選択するとは思えず、間違いなくタービランスの直後につけてくるはず。アンサンブルライフに外側から被される上に、トロヴァオにも直後でマークされて追い出しをかけられそうなタービランスは、今回ぶっ飛ぶ可能性は十分にあると見ています。
血統的にもパイロ産駒で揉まれ弱さはありそうですし、今まではスピード能力の違いで揉まれる競馬になっていませんでしたが、本番で最悪の枠順と展開になって一気に脆さを見せる可能性はゼロじゃありませんし、結構そうなる可能性もあると見ています。
かといって、そうなればアンサンブルライフが逆転するか、と言えば、この馬は明らかに短い距離でスピードを活かした方が良さそうなタイプ。前走も被されたことが一番の敗因だとは思いますが、マイルの距離ならもう少し粘れた感じはします。
タービランスが内枠で厳しい競馬を仕掛けられて飛ぶ可能性があり、それを仕掛けそうなアンサンブルライフには距離の壁がある。そうなれば前がやりあって人気馬が崩れた時に、過小評価されていた馬が突っ込んでくる可能性は十分にあるでしょう。今回は距離延長で一変しそうな中位差しタイプの一発に期待したいと思います。
というわけで予想の発表。
本命は◎サブノクロヒョウの一撃に期待します!
前走の羽田盃はスタートで若干遅れをとり、いつもより少し後ろからの競馬を強いられる羽目に。3コーナーから位置を上げるために騎手の手が動いており、直線では大外を伸びて最初は3着馬のキーパンチャーと同じ脚色でしたが、ラスト150mくらいで早めに動いたツケが回って伸びが止まったという内容でした。それでも上位馬とはさほど離されていませんし、展開や条件次第で十分に本番では可能性ありという内容でした。
もともとこの馬は平和賞で今回人気するだろうグランユニヴェールと差のない競馬をしている馬。素質はある馬ですし、前走もスムーズなら3着争いに十分に加われていたはず。
あんまりスピードを押し出すタイプではなく、過去のレースぶりを見てもキレずバテずの馬で、白鳥特別の勝ち方を見ても距離は長い方が向くはず。このレースの直線映像を見てもスパッとはキレないんですがバテずに他馬を突き放しています。最後は流す余裕もありましたし、今回は距離延長が一番向くのはこの馬と見ています。
恐らく前走よりはスタートまともに出るでしょうし、7〜8番手くらいで競馬はできるはず。前がマークの仕合いで激しくなれば、距離延長でキレずバテずのこの馬が突っ込んできても全く驚けないと思います。どうせ人気も全くないでしょうし、ここから行きましょう。
対抗は◯グランユニヴェールにしました。
恐らくこの馬はタービランス、アンサンブルライフ、トロヴァオの先行争いには参加しない位置で競馬をするはず。その分、漁夫の利が効きやすい気はするので展開は向く気がします。
前走の京浜盃でも下きましたが、この馬はあんまりスパッとキレるイメージがないので、短い距離だと前々で渋とさを活かすしかありませんが、距離が伸びれば自在な競馬ができそうなタイプ。実際に前走は距離を伸ばして良さが出ましたし、成長力も感じました。枠順差と展開を考えればタービランスに逆転できることも十分に可能なはずで、今回は有力な1頭でしょう。
三番手は▲トロヴァオが強いでしょう。
今回は内枠でタービランスをマークできる絶好枠を引きました。近走を見ても競馬が下手な馬ではないので、しっかりとタービランスを見ていつでも動けるような位置で競馬ができるはず。
この馬はハイセイコー記念の内容を見ても、追って追って良さが出るタイプに見えるので距離延長は歓迎に見えます。血統的にもタービランスよりは全く揉まれても大丈夫そうですし、展開的にも向きそう。休み明けが不安ですが、状態さえ整っていれば勝負になっていいはずです。
一応の四番手に☆タービランスを置きました。
この馬は北海道2歳優駿でも中央の馬がいる中で本命を打ったように(その時は心房細動で大敗)門別在籍時から抜けて強いと思っていました。もう1頭タイニーダンサーという強い馬がいたのですが、その馬と共に2強の勢力を誇っていたと思います。
この世代の門別馬の能力を考えても、南関移籍はなんの障害でもなく、初戦のニューイヤーCこそ4コーナーで余裕ぶっこきすぎてモリデンルンバに差し切られましたが、京浜盃ではしっかりと王道競馬で勝ちきりました。
ただ京浜盃は何度も書いているように最高に恵まれた展開だったことは否めません。揉まれない大外枠でしたし、ラクテという良い目標もあった。その上でアンサンブルライフを内に被せる競馬で追い比べで早めに競り落とすこともできました。今回は最内枠で断然人気で完全マークされる競馬になります。能力でなんとかする可能性も十分にあると思いますが、私の競馬の経験上こういうタイプは嫌って妙味ありと思います。
今回は人気的な妙味はないですが、もちろんキーパンチャーも魅力はあり。末脚の破壊力では前走でも見れたようにメンバー屈指です。今回も同様に展開は向きそうなので、しっかりと抑えておいたほうがいいでしょう。
フォクスホールは良くも悪くも位置取りをキープしたまま回ってくる馬で、差しでも先行でもない「いるタイプ」の馬。中央馬でいうとユニバーサルバンクなんかがこのタイプ。今回は4番手あたりのインにいたら、前の馬が垂れてきて相対的に馬券内に残る可能性はありそう。
アンサンブルライフは前走と違ってタービランスより外の枠を引けたのは間違いなくプラス。ただ、この距離は若干長いはずで直線で追い比べてバテる可能性は高いと見ています。まぁ羽田盃の内容を見ても能力上位は明白なので無難に抑えたほうがいいと思います。
印まとめ
◎サブノクロヒョウ
◯グランユニヴェール
▲トロヴァオ
☆タービランス
△1キーパンチャー
△2フォクスホール
△3アンサンブルライフ
勝負度D
※すみません、トロヴァオとポッドガイがごっちゃになっていたので、トロヴァオがひと叩きしていたと完全に勘違いしていました。さすがにぶっつけは不安なので評価は一つ落とします。失礼いたしました。
推奨馬券
<本線>
ワイド ◎→◯▲
三連複 ◎→◯▲→◯▲☆△1△2△3
<ボーナス>
三連単 ◯→◎→←▲△1
予想の前提としてタービランスを怪しんでいるので、この馬を相手の馬券は極力買いたくない。ただ、こういう能力が抜けている馬を完全にバッサリ切るのは危険。というわけでまずはタービランス以外の2強にワイドを本線で買います。
恐らくどちらかは来てくれるので、ワイドで本線を買いながら、◯▲を2列目に置いた三連複のフォーメーションも本線で買います。ここはワイドを本線で買ってるので特に安いだろうタービランス相手を厚めに買う必要はなさそう。
本当の本当に大本線で決まった場合、多分勝つのはグランユニヴェールと見てるので、そこを頭固定で本命馬を2、3着につける三連単をボーナスで買いたいです。△で積極的に買いたいのがキーパンチャーくらいなのでそこは相手に入れてもいいかも。
こんな感じの予想と推奨買い目になりました。
ただ、前日の14時に予想したものなので、私個人は当日のオッズを見て買い目を判断します。参考までにということでよろしくお願いします。
中央のクラシックと同様に南関のクラシックも楽しんでいきましょう!
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