【2016】日本ダービー/ 全頭診断 [1](サトノダイヤモンド、エアスピネルなどの徹底分析)
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最終更新日:2016/05/24
GIレース考察・予想
今日は5/29(日)に行われる日本ダービーのレース考察を行います。東京芝2400mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。
さて、今週は日本ダービーなのですが、それより何より嬉しいのが、今週から3週間の2場開催なのです!!
もう全レースを見返して回顧している人間、全レースを予想している人間からすれば、この2場開催ほど嬉しいことはありません。
単純に考えて1レースに10分の復習時間を取るにしても、12レース×3場×2日間=72レース×10分で、3場だと12時間くらい見返すのに時間がかかるところを、12レース×2場×2日間=48レース×10分で、2場だと7時間くらいで済みます。それは予想時間にも同じ。
なんだかここ最近3場開催がやたら増えている気がします。もう少し昔って2場開催が多かった気がしていましたが。日本ダービー週はしっかりと減った1場分をもう2場に時間注ぎたいですが、その後の2週はちょっとゆったりしたいと思っている今日この頃です。
【2016】日本ダービー 予想考察
日本ダービー全頭診断[1]
出走予定の18頭をあいうえお順に6頭ずつ。3回に分けて紹介したいと思います。
アグネスフォルテ
先週のオークスではジェラシーがハービンジャー産駒として初めてGIで掲示板に載りました。ハービンジャー産駒は馬群が破れないマンハッタンカフェに似たような特徴があり、それが影響して上級クラスでは一切活躍できない印象。ジェラシーは大外をぶん回す競馬がハマったのと、メンバーレベルが相当低かったのが好走の要因でした。
このアグネスフォルテもとにかく前へ行く馬なので馬群を破る競馬はしなくてもいいので、その点ではハービンジャー産駒の中では期待値が高い方か。ただ、どう考えても能力が足りない。あすなろ賞ではマウントロブソンに完全に力負けしている馬ですし、そのマウントロブソンですら今年のクラシックでは太刀打ちできないとなると常識的に厳しいでしょう。
アジュールローズ
そもそも芝の方に適性があったのか、それともヴィクトワールピサ産駒だけに使われるごとに良くなってきたのか。少なくとも芝の500万を勝った時でさえ1ミリも強いと思いませんでしたから、相当成長していることはうかがえます。
ただ、それと日本ダービーで活躍できるかは話が別。プリンシパルステークスに出ていた馬は、今年のクラシック有力馬に大差先着されているような馬ばかりですし、普通に考えて通用するはずがありません。秋の菊花賞は成長力次第でまだ可能性はあり。
イモータル
前走は内枠を引いてマンハッタンカフェ産駒らしい不器用さを前面に出した印象。もともと共同通信杯で上位に走っているように能力はある馬。今回も松若騎手が前々で渋とい競馬をしてくればあながち一発はなくはないかなと見ています。一番人気薄で好走の可能性が残された馬はここかなという印象。
ただ、ディーマジェスティが皐月賞を勝ったから共同通信杯上位組が強い、と安易に考えるのもどうか。ディーマジェスティの場合は成長力が半端ないディープインパクト産駒。共同通信杯から皐月賞までの間に凄まじい成長を遂げた結果が皐月賞の勝利でしょうし、共同通信杯で差のない競馬をしたメートルダールの青葉賞の結果を見てもディーマジェスティとの着差だけで考えるのはどうかなという気はします。
ヴァンキッシュラン
今となってみれば考えられないが、未勝利を勝つまでに4戦もかかった馬。だが、未勝利を勝った後は、降着となった初戦を含めて実質3連勝。しかも使われるごとに強くなってきており、青葉賞の内容や時計を見ても超ハイレベルな皐月賞組と互角に戦えるだけのものはあると思います。
イメージ的にはディーマジェスティに近い馬で、スパッとは切れませんがバテずにどこまでも伸びてきそうな馬。それも母父ガリレオという重い配合のおかげでしょう。この馬が来るとなれば、ある程度ペースが流れての持久力勝負。来るとすればディーマジェスティとセットでくる可能性が高いと思います。
エアスピネル
朝日杯フューチュリティステークス、弥生賞の内容を見ても、完全なマイラーでクラシック上位馬とは差があり、という認識でいましたが、皐月賞が終わってみてその認識は変わりました。
まず距離自体は3歳時なら2400mくらいまでは持ちそう。純粋なマイラーであれば弥生賞であそこまで粘れないでしょうし、将来的に古馬になれば1600m〜2000mの馬になると思いますが、現時点では2400mも行けるはず。何より母エアメサイアがオークス2着なのでそこまで心配しなくてもいいと思います。
そして能力的にもクラシック上位組とそう差はないはず。サトノダイヤモンドやリオンディーズとはほぼ差がないということは皐月賞でわかりましたし、その皐月賞はこの馬の強みである立ち回りが全く活かせない展開でした。今回、ある程度内枠を引くことができて好位のインで立ち回れれば十分に通用していいはずです。
サトノダイヤモンド
前走は未知なる魅力で非常にワクワクさせましたが、蓋を開けてみれば「強いけれども抜けて強くはなさそう」という結果に終わりました。
もちろん池江調教師も目標はダービーと最初から明言していましたし、皐月賞以上の状態で出てくるのは間違いないはず。そもそも皐月賞で3着だっただけで失望してしまう馬って凄いですよね。それだけ期待が大きかったということ。
きさらぎ賞ローテは皐月賞では全く通用しないという定説を覆したのを見ても強いのは間違いなし。自在性あってどんな位置からでも競馬できるのも魅力。3強の中では一番安定して上位に来そうな気はします。後はその上位が果たして1着かということでしょう。
今回の日本ダービーはちょうど名前順で3回に分けても、上手い具合に有力馬が分かれてくれて、しかも伏兵陣もなかなか強そうで、本当にレベルが高いんだなぁとこれを書いていて改めて思いました。
今回のメンバーで有力なのはこの馬あたりでしょうか?
突き抜けるまではどうかですが、上位争いは間違いなくしてくると思います。あとは展開さえ味方してくれれば。。。
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