サウジアラビアロイヤルカップ2022の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2022/10/14
重賞レース考察・予想
サウジアラビアロイヤルカップ2022(東京芝1600m)の予想です。
10月8日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はノッキングポイント、ドルチェモア、シルヴァーデューク、ブーケファロスなど。東京競馬場の芝1600mで行われるGIIIです。
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サウジアラビアロイヤルカップ 2022 考察
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サウジアラビアロイヤルカップはどんなレースになりやすいのか?
2歳戦としては東京競馬場で初めて開催されるマイル重賞。日本ダービーやNHKマイルカップが行われる東京コースの重賞ということで素質馬が集まりやすく、2017年からダノンプレミアム、グランアレグリア、サリオスと3年連続で勝ち馬からGIウィナーを輩出。それ以外にも2017年2着のステルヴィオや2020年1着のステラヴェローチェ、2021年3着のスタニングローズなど数多くの活躍馬を輩出しており、文字通りの出世レースと見ていいだろう。
まだキャリアが浅い2歳馬同士のレースということで、東京マイルでもペースが流れることは稀。昨年などは恐ろしいぐらいの超スローペースになりましたし、あんまり追走スピードが問われないで直線の決め手勝負になることが多いレースです。そういうレースだけにこれまでのキャリアで溜めて差す競馬をしている馬が圧倒的に有利だと思いますし、速い上がりを使って勝ち上がってきた馬が有利なレースだと思います。
そういった溜めて差す経験自体は有利になるレースですが、基本的に素質馬がスケールの違いで圧倒することが多く、このレースは前走新馬勝ちの馬の成績が非常に優秀。
前走新馬 (5-8-3-12)
もう前走新馬の馬の複勝率は57%になりますし、それだけ素質馬がスケールの違いで圧倒しているということです。グランアレグリアやダノンプレムアム、サリオスのようなずば抜けた素質馬を見つけた際は素直にその馬を買えばいいと思います。
今年はどんなレースになりそうか?
今週が東京競馬場は開幕週。最近の秋開催の東京芝は開幕週から差しがズバズバ決まることが多く、あんまり開幕週だから前残りという視点で予想はしない方がよさそう。
東京競馬場周辺は金曜日が1日中豪雨だった模様。おそらく土曜日の朝はダートが不良馬場、芝が重馬場スタートぐらいか。ただ、東京競馬場の排水性の良さを考えれば土曜日に雨が降らなければすぐに馬場は乾くはずで、メインレースが行われる頃には普通の高速馬場になっている可能性が高いと思います。
今年はどうもメンバーレベルが微妙で、ノッキングポイントで仕方がなさそうな感じも。どうしてもこういうメンバーで開幕週の馬場となると先行馬の前残りを狙いたくもなるが、東京競馬場の2歳重賞はしっかりと溜めて差す競馬で速い上がりを使える馬が圧倒的に有利。このレースも位置取りよりもしっかりと末脚を使えるかどうかを重視するべきだと思います。
考察まとめ
【レース質】素質の違いと決め手が問われる東京マイル戦。<□□□■>
【狙えるタイプ】溜めて差す競馬を経験している馬。
【狙えるタイプ】鋭い決め脚を持っている馬。
【狙えるタイプ】前走新馬勝ちの素質馬。
サウジアラビアロイヤルカップ 2022の印
【本命 ◎2 ブーケファロス】
この馬のセールスポイントは何と言ってもデビューしてから3戦連続で全てのレースで最速上がりを使えていること。しかも福島コースと新潟コースで全く異なる舞台でも上がり最速を記録できていますし、この時期の2歳重賞で溜めて差す競馬をこれだけ経験できているのは明らかに有利。
前走のダリア賞も3着に負けましたが、直線は追いづらそうなところがあって僅差で伸び負けての3着でしたし、加速ラップで終わっていて4着以下は大きく突き放しているので単純に上位3頭が強かったか。例年は低レベル戦になりやすいダリア賞ですが、今年はそれなりのレベルにあったと思います。
血統背景からも適性は1400mぐらいまででマイルは少し長いと思いますが、2歳のこの時期なら十分にこなせると思いますしレースぶりを見ても特に行きたがるところはない。これが先行してスピードで押し切るタイプなら距離不安もあるだろうが、溜めて差すタイプなら最後はしっかりと相手なりに差し込んでこれると思います。
【対抗 ◯5 ノッキングポイント】
新馬戦から人気に推されたが、その人気に応えてあっさりと差し切っての大楽勝。
倒した相手のレベルも高く、2着馬オールパルフェが次走で未勝利を楽勝。3着馬バロックダンスは次走で2着だったとはいえその時に差のない競馬をしたキタウイングが新潟2歳ステークス勝ち。4着馬エゾダイモンも次走で未勝利をあっさり勝ちましたし、5着馬ロードスパイラルも先日、未勝利を勝ちました。
<12.7 – 11.1 – 12.3 – 12.8 – 12.7 – 11.4 – 11.2 – 11.1>
しかも、ただ勝ったわけではなくこの加速ラップをほぼ追わずに突き抜けたわけですし、どう考えても素質が高い馬だろう。今回は相手にも恵まれましたし、この馬があっさりと突き抜ける可能性が高いと思います。
【単穴 ▲7 ドルチェモア】
初戦はスローペースの逃げを打ってほぼ加速ラップを刻んで楽勝。父ルーラーシップで母アユサンの良血ですし、普通に素質が高い可能性はあるだろう。
ただ、初戦で逃げてしまったというのは課題。将来を考えても今回は控える競馬を試す可能性が高そうだが、札幌と東京で全く違う条件で溜めて差す競馬にいきなり対応できるかどうか。今回も相手が弱いので素質でなんとかなってもいいので3番手評価とした。
【△3 ミシェラドラータ】
新馬戦と未勝利勝ちのパフォーマンスは優秀で、函館2歳ステークスでも2番人気に推されたほど。函館2歳ステークスは特殊馬場で勝負所で不利を受けていましたし、クローバー賞も直線で追いづらくなる場面あり。すずらん賞は外伸び馬場の内枠でかわいそうだった感じがあり、昇級してからはまともに走れているレースがない。
今回は東京マイルで血統的に距離が持つか非常に怪しいところではあるが、このメンバーなら上手く溜めが効けばやれちゃってもいい感じがします。
【△4 マイネルケレリウス】
初戦は外から鮮やかに差し切ったが、走破時計1:36:1で上がり34.0では平凡な内容。差のない結果だったトクシーカイザーやグラニットもさほど強くはなさそうですし、今回は重賞レベルのメンバーでどこまでやれるか。
【△6 レッドソリッド】
初戦はスローペースの逃げを打って押し切り勝ち。スローながら最後の1ハロンが12.0かかっていますし、差のない結果だったショウナンアキドンやモズマーカッシンもさほど強くはなさそう。札幌2歳ステークスでは早め先頭でそれなりに粘っているので玄人層で評価する人もいそうだが、大跳びでキレる脚はなさそうなので東京マイルではあっさりキレ負けしそう。
それこそ速いペースで逃げてしまえば良さが出るかもしれないが、三浦機種がそんな思い切った競馬をするとは思わない。
【△8 シルバーデューク】
初戦のレースレベルはまずまずだったが、前走の未勝利勝ちはメンバーレベルに恵まれすぎた感じ。2着のモンドプリュームは次走であっさりと力負けしましたし、3着以下のレベルも非常に低かった。最後までしっかりと追われた上でラスト1ハロンは12.0かかっていますし、あまり評価できる内容でもなかったか。
血統面から見てもあんまり評価はできない感じで、こうしてみてもシルバーステート産駒は東京マイルの成績が最悪。上位人気に推された馬も多数いながらこれまで1頭しか馬券圏内に来れていません。本質的に立ち回りセンスと持続力を活かしてこその血統なので東京マイル向きの決め手に欠けるんだと思います。
【△9 フロムナウオン】
初戦はスローペースからのロンスパ戦で完成度と持続力が問われたレースで指数的には全く評価できない一戦。まだキャリアが浅い馬なので初戦だけで判断してはダメだが、父モーリスで母アドマイヤキュートもキレない馬でしたし東京マイルでパフォーマンスを上げるイメージはあまりない。
【推奨買い目】
三連複 2,5→7,3,4,6,8,9 (2,5,7は重ね買い)
三連単 5→2→7,3,4,6,8,9 (5→2→7は重ね買い)
三連単 5→7,3,4,6,8,9→2 (5→7→2は重ね買い)
馬連 2→5
【買い目及び予想のポイント】
ここはさすがに断然人気濃厚の◯ノッキングポイントは仕方なさそう。これがあっさり勝つ可能性が高い。
ただ2着以下は大して強い馬もいないので、溜めて差す競馬を経験している◎ブーケファロスで足りて良さそう。◎◯の2頭軸でブーケファロスがどこまで差してこれるかというレースだと思います。
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