祝！日本代表ロシアW杯出場決定！新潟記念の危険馬など

公開日： 2017/08/31 : 重賞レース考察・予想

祝！日本代表ロシアW杯出場決定！

いやはや、日本代表の試合を見ていましたが、戦前のピリピリしたムードとは違って試合内容も磐石で、過去のワールドカップ予選の中でも出場決定をここまで安心して見られた事もなかったかなぁと。

勝利のポイントだったのはハリルホジッチ監督のスタメン選択だったんじゃないでしょうか。競馬と同じで夏はコンディションを整えるのが難しい時期。しかも欧州リーグはようやくシーズンが開幕したばかりで、選手のコンディションも整っていないので純粋に今コンディションが良い選手をスタメンに抜てきしたことが勝利に繋がった感じでした。

待望の先制点を奪った浅野琢磨は得点シーン以外はうーーんという感じ。やっぱりスピードは凄いけどボールを持った時の仕掛けが雑。世界的にもそうですが、速すぎる選手は若い時代にスピードだけでなんとかなるので細かい技術が身につかないんですよね。ウォルコット、永井謙佑なんかと同じパターンになりそう。

一方で２点目を奪った井手口は凄いですね。恥ずかしながらガンバ大阪の試合はマリノスと対戦する時しか見てなかったので、ここまで素晴らしい選手になってたとは・・・

基礎的なスキルが抜群な上にサッカーセンスが抜けているという感じ。だいたいこういう選手はテクニックが凄すぎるのでフィジカル面や闘争心がないパターンが多いんですが、この年齢で戦える選手になってるのが凄いですね。4-4-2の真ん中２枚で高萩洋次郎と組ませたら面白そう。

今のサッカー界のトレンドは4-3-3の両ウイングの圧倒的な個と得点力を重視する傾向。攻撃の組み立てが昔のような司令塔中心でなくてウインガー中心になるので、中盤の選手は攻守ともに戦えるインサイドハーフが重要になってきています。

今のサッカー界で世界一の中盤の選手は恐らくバイエルンミュンヘンのビダルあたりか。一人で中盤の守備をできるくらいの運動量と守備力がありながら、ボールを捌ける技術もあって飛び出してゴールも奪えるような選手。井手口はこれぐらいの可能性がありそうですね。

井手口がボールを奪った後に逆サイドに展開する時にアウトフロントキックで散らす蹴り方はファン・セバスティアン・ヴェロンを思い出しますね。いやー、この選手はいい選手だ。ロシアワールドカップ後の日本代表はこの人が中心でしょうね。

というわけで、来年のロシアワールドカップも出場が決まったことで盛り上がりそうですね。

個人的な感触としては、開催１年前の時期にしてはチームが固まっていないのが逆に魅力。前回大会は本田、前々回大会は中村俊輔など中心選手がいて、１年前ぐらいの時点ではもうチームが固まっていた印象。それに比べて今の日本代表は誰がスタメンかもはっきりしておらず、これから１年かけて更に競争が激しくなっていきそうな感じ。

意外にも来年のワールドカップは良いところまでいけるんじゃないでしょうか。

さて、最後に新潟記念でちょっと危ないと思っている人気馬をあげておきます。