日経新春杯2022の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2022/01/21
重賞レース考察・予想
日経新春杯2022(中京芝2200m)の予想です。
1月16日に中京競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はステラヴェローチェ、ヨーホーレイク、フライライクバード、クラヴェルなど。中京競馬場の芝2200mで行われるGIIです。
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日経新春杯 2022予想
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日経新春杯はどんなレースになりやすいのか?
例年は京都芝2400mで開催されるハンデ重賞。京都競馬場の改修工事に伴い、昨年に引き続いて中京競馬場でのスクランブル開催になる。
京都芝2400mと中京芝2200mは求められる適性が全く異なる条件。中京芝2200mはスタート直後と最後の直線で2回急坂を登ることになるタフな条件で、なおかつ向こう正面から下り坂になるコースレイアウトのためにロングスパート勝負になりやすい。
前半部分はスローペースになったとしてもスパート地点が早くなることで先に仕掛けた馬はバテてしまうことが多く、JRA全場の芝2200条件の中でも最も差しが決まりやすい癖の強いコースと言える。
昨年の日経新春杯はタフな馬場で中盤も緩まないラップになったため、最後は最後方に位置していたミスマンマミーアが大外一気で差し込んできました。他のコースではキレ負けするようなパワータイプの差し馬がこの条件だけは長く良い脚を活かして差し込んでこれる、そんなイメージのコースだと思います。
今年はどんなレースになりそうか?
京都金杯デーの中京競馬場の芝は特に癖のないフラット馬場だったのだが、先週の3日間開催になって突如としてイン先行勢が圧倒的に有利な反則馬場に変貌。もう3日間を通して外を回した差し馬の成績は絶望的でしたし、先週時点での中京の芝はもう前に行くかインを通れる馬が圧倒的に有利でした。
今週は土曜日の芝レースを見た限りある程度はイン先行組が有利に見えましたが、それでも渥美特別ではダノンドリーマーが外から突っ込んできましたし、愛知杯でもデゼルやソフトフルートが外から突っ込んできて3、4着に走りました。中京芝2200mは中京の芝レースの中でも最も差し追い込みが決まりやすい舞台ですし、今の馬場なら展開次第で普通に外差しも決まっていいんじゃないでしょうか。
ざっと出走メンバーを見てみると、前走の中京新聞杯を逃げ切ったショウナンバルディが坂井騎手となれば何が何でもハナを奪いに行くはず。中日新聞杯ではそれで楽逃げが叶って押し切りましたが、今回はアフリカンゴールド、トップウイナー、マイネルフラップなど競りかけてきそうな馬も割といる。どの騎手も中日新聞杯を超スローペースで逃げ切られた記憶がある事から後続のプレッシャーもきつくなりそうで、ある程度ペースが流れてスパート地点も早くなりそうな感じがします。
先ほど書いた通りで今週の中京芝は条件や展開次第では外差しもズバッと決まりそうな馬場状態。それでいて中京芝2200mらしいタフなロングスパート勝負になるのであれば、典型的なこの条件らしい<□□■■>タイプのレースになりそう。とにかくラスト1000mでどこまでも伸び続けられるようなスタミナ型差し馬が狙い目に見えます。
考察まとめ
【レース質】後半1000mのロンスパ勝負<□□■■>
【狙えるタイプ】後方からでもいいのでとにかくラスト1000mを早く走れるロンスパ差し馬
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メルマガでは金曜日に重賞まとめデータと称して、その週の重賞の全頭診断などを含むより詳細な予想を公開、配信しております。
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日経新春杯 2022の印
◎フライライクバード
もうこの馬はゆったり追走してロングスパート性能を活かす【□□■■】条件の申し子のような馬で、そういうレースになりやすい中京芝2200mに凄まじい適性の高さを見せている。もうこれまでの戦績を見ても中京芝2200mか、そうでないかでパフォーマンスが完全に変わっており、あんまり他のコースでの結果を鵜呑みにしない方がいい。
この馬はちょうど昨年の日経新春杯ウィークに中京芝2200mを走っており、その時の走破時計2:11:2は同じ週の日経新春杯より0.6秒も速いもの。ほぼ馬なりで抜け出して上がり時計は日経新春杯とほぼ同じという部分を見ても、おそらく昨年の日経新春杯に格上挑戦で出走していれば圧勝していた可能性が高い。
前走は初の古馬重賞挑戦でちょっと物足りない結果に終わったが、前述の通りでこの馬は中京芝2200m以外の結果はほぼ無視して良さそう。ロンスパ性能とスタミナ、タフ馬場適性が同時に問われる中京芝2200mでこそこの馬の良さは出るはずで、今回は前走から一気にパフォーマンスを上げてくる可能性が高い。
この厩舎は中京芝2200mを大得意にしていますし、1週前にCWで素晴らしい時計を出して仕上がりも文句なし。主戦が今回乗れないのは痛いですが、この騎手ならじっくり脚を溜めて後半部分でこの馬の良さを出してくれそう。枠も文句ないところを引けましたし、ここはこの馬が最も信頼できると思います。
【対抗 ◯3 マイネルウィルトス】
アルゼンチン共和国杯の前あたりから明らかにCW調教の動きが一変しており、どうやら本格化した可能性が高そう。札幌記念ではラヴズオンリーユーと小差に走れましたし、アルゼンチン共和国杯もスローの流れを大外から捲り気味の競馬でロスが大きいながら2着と結果を出した。この2戦を見てもこの馬は一瞬のキレではなく後半1000mで長く脚を使うようなレースで強いんだろう。
前走のチャレンジカップは超スローの流れで加速ラップ区間で外を捲る競馬では走れないのも当然。マイネル軍団の馬はデムーロが乗ることでパフォーマンスを上げることが多いですが、この馬に関してはデムーロのスタートの遅さがマイナスに働いている感じもしました。
今回はゆったり追走できて後半のロングスパート性能を活かせる中京芝2200mはいかにも合いそう。今の馬場を考えると内枠も良いですし、荒れ馬場は苦にしないので相対的にロスなく運べそう。当初は本命も考えたが、なかなか仕掛けどころが難しくなりそうなレースで鞍上が川須・・・という点から相手評価までが限界だった。
【単穴 ▲6 ヤシャマル】
見た目に派手さはないが、じわじわと根性溢れる脚で伸びてくるいかにもなキズナ産駒。どうも高速馬場の根幹距離では他馬に決め手で劣ってしまう感じがあり、タフ馬場の非根幹距離でスタミナが活かせることで一気にパフォーマンスを上げそう。それはキズナ産駒前半に言えることで、有馬記念で2着に好走したディープボンドやエリザベス女王杯でアカイイトとステラリアがワンツーしたようにこの血統は非根幹距離重賞に異常に強い。
前走の中日新聞杯は1コーナーでごちゃついてしまってスローペースを最後方。物理的に無理な展開になってしまったが、それでも最後はじわじわと伸びていましたし、ペース流れていれば突っ込んできた可能性もありそう。
オープン昇級後でもいつもとは違う先行策をとったエプソムカップを除けば安定して走れており、新潟記念で馬場バイアスを考えればほぼ差のない競馬をしていたクラヴェルが今回人気するのであればこの馬も評価して良さそう。新潟記念の時よりも2kgハンデが縮まれば逆転は十分に可能だと思います。
いかにもアカイイトのように初の非根幹距離重賞で一気にパフォーマンスを上げそうな感じがしますし、今の馬場を考えれば極端に外を回さなくても済むこれぐらいの枠は良さそう。松田騎手も世間のイメージよりはだいぶ乗れる騎手ですし、ここは重い印を打ってみたい。
【特注 ☆14 プレシャスブルー】
もう8歳になる馬なのだが、どうもこの馬は昨夏ごろから一気に本格化してきた印象。七夕賞ではイン先行しか来れない馬場で豪快に外を捲って差のない競馬でしたし、オクトーバーSでは大外から豪快に追い込んでその後に福島記念を圧勝するパンサラッサと僅差。3着以下を大きく突き放したのをみても脚力は相当なもんでしょう。
中日新聞杯では超スローペースを最後方というだけでも厳しかったが、直線で前が詰まって捌けずにほぼ追えずでレース終了。その前走の大敗と8歳馬というだけで今回は全く人気がないが、普通に今回のメンバーの中でも末脚の破壊力ならナンバーワン級ではないかと思います。
その末脚の質も軽い馬場でスパッとキレるようなタイプではなく、タフな馬場で長く良い脚を活かしてこそのようなタイプ。いかにもな<□□■■>タイプの差し馬で、近走は芝2200mを使われていないだけで条件的にはドンピシャか。
昨年の日経新春杯でもミスマンマミーアが大外一気で突っ込んできたように、中京芝2200mは展開次第では追い込みも普通に決まる条件。ある程度ペース流れて差しが決まる展開になれば、この馬の豪脚は非常に魅力的に見えます。
【△2 クラヴェル】
極限まで溜めて末脚を活かす競馬で本格化。確かにGIで3着に走ったというのは立派なのだが、エリザベス女王杯は完全に差し向きの流れでしたし新潟記念も外差し馬場が完全に向いていました。今回は特に馬場や展開が味方するかは微妙なところで、それでいてハンデが増えるとなるとこれぐらいの評価が妥当か。
【△4 ステラヴェローチェ】
まぁ普通に考えて能力は最上位。ただ、道悪馬場の神戸新聞杯、阪神芝3000mの菊花賞、そしてタフな舞台でタフな展開だった有馬記念の全てを上位好走しており、それでいて中2週でなぜ日経新春杯に使うのかさっぱりわからない。57kgを背負うのも酷に見えますし、もう余力がなくて何もできない可能性が多分にあるんじゃないでしょうか。
【△10 ヨーホーレイク】
皐月賞やダービーの戦績を見る限り、その時点での能力では今回のメンバーでは上位。ただ、このクロウキャニオンの家系はことごとく早熟タイプの馬が多く、古馬になって重賞で好走した馬は0頭。休み明けで成長しているよりも他馬に追いつかれている可能性を危惧したくなる。
【△12 エフェクトオン】
ここに来て本格化してきている感じで、重賞でも展開や馬場が向かない中で善戦。今回は差しが決まるレースになる可能性もありそうですが、どちらかというと長く良い脚を使うよりは【□□□■】タイプで小回りで一瞬の決め手を活かして良さそう。若干ズレる分で△評価としました。
【△16 トラストケンシン】
ハーツクライとエルコンドルパサーの血を併せ持つ馬で、いかにも中京芝2200mが合いそうなロンスパ差しタイプ。中日新聞杯もスローで展開が向いていませんが、七夕賞の内容などをみてもプレシャスブルーよりは純粋な脚力で劣ると見ました。
印まとめ
◎フライライクバード
◯マイネルウィルトス
▲ヤシャマル
☆プレシャスブルー
△2,4,10,12,16
勝負度 D
買い目
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