ジャパンダートダービー2017の予想を公開!
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地方レース考察・予想
ジャパンダートダービー2017(大井2000m)の予想です。
7月12日に大井競馬場で開催され発走時刻は20:05です。出走馬はサンライズノヴァ、リゾネーター、タガノディグオ、サンライズソア、ヒガシウィルウィンなど14頭。大井競馬場2000mで行われるJpnI戦です。
本日配信のジャパンダートダービーはJpnI戦になりますので、全体公開とさせていただきます。
以下に予想を掲載しておりますので、皆様ご確認ください。
※ジャパンダートダービーの予想に時間がかかりすぎたので、メルマガの全レース分析は今夜遅くか明日朝の配信になるとおもいます。ご了承ください。
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公開はレース当日正午「北条のブログ」より。
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ジャパンダートダービー 2017予想
予想の根拠
大井2000mで行われるレースにしては毎年少し波乱が起こるのがこのジャパンダートダービー。
それもそのはずで、3歳夏の時点で2000mを走ったことがない馬ばかりですし、中央馬にとってはほとんどが大井コースやナイター競馬は初の条件。ユニコーンS組は全く別の適性要求されるレースになりますし、そもそも中央馬と地方馬の能力差など未知な部分が多い、となればそこまで堅くは収まりません。
大井2000m条件にしては割と荒れるレース
という前提で予想を組み立てたいところ。
注目したいのは好走馬の前走ローテーション。
基本的には中央の3歳ダートのチャンピオンを決めるユニコーンS組が人気しますが、このレースは過去5年を見てもユニコーンS組が連対を果たしたのはノンコノユメだけ。それ以上に兵庫チャンピオンシップや鳳雛Sなど、中距離戦でジャパンダートダービーへの適性がより近そうなレースで好走している馬の活躍が目立ちます。
実際に過去5年の前走ユニコーンS組の成績を見てみましょう。
【2016年】
ゴールドドリーム 1番人気 3着
ストロングバローズ 2番人気 7着
ダノンフェイス 6番人気 5着
【2015年】
ノンコノユメ 2番人気 1着
【2014年】
メイショウパワーズ 4番人気 6着
【2013年】
ベストウォーリア 3番人気 5着
チャーリーブレイヴ 4番人気 8着
【2012年】
ストローハット 2番人気 7着
オースミイチバン 3番人気 4着
平均人気 3番人気
(1-0-1-7) 勝率11% 連対率11% 複勝率22%
基本的に人気の一角に考えられながら勝ち馬はノンコノユメだけ。それどころか、3着内にも過去5年で2頭しか好走しておらず、期待値はほぼゼロに近い結果に。
東京ダート1600mと大井ダート2000mの適性が全く異なるという点もあるでしょうが、ユニコーンSから中3週しかないという厳しいローテーションもこの散々な結果の要因か。
このデータを見てみると、、、
サンライズノヴァ 1番人気想定 ユニコーンS1着
サンライズソア 4番人気想定 ユニコーンS3着
の2頭は積極的に狙いたいとは思わない。
確かにこの2頭は大井ダート2000mもこなすタイプだとは思うが、ユニコーンS自体がハイペースでかなり消耗度の高いレースでしたので、そこから更にジャパンダートダービーでもう一丁という狙いは危険な感じはします。
伏竜Sの負けと兵庫CSでの2着の好走ぶりを見ても、ノーブルサターンの鮫島騎手は逃げなきゃダメというイメージを持っているはず。幸い今回はシゲルコングが番手でいい発言をしているので、この馬が逃げになるか。
シゲルコングは奇策を取らなければ2番手に落ち着くはずで、その後ろにヒガシウィルウィンやリゾネーターあたりが位置を取りそう。サンライズソアとローズプリンスダムあたりも近い位置につけるんじゃないでしょうか。
その後ろもさほど離されることはなく一団で進みそうで、タガノディグオ、ブラウンレガート、サンライズノヴァあたりまでが一団で進みそうです。
ノーブルサターンの鮫島騎手は大井コースが初なので仕掛けどころがわかるはずもなさそうで、この馬がどんなペースを刻むかは微妙ですが、シゲルコング、リゾネーター、ヒガシウィルウィン、サンライズソア、タガノディグオ、ローズプリンスダムとこの辺りはかなり早めからスパートをかけてきそう。
リゾネーターの木幡騎手も全く大井コースはわからないでしょうし、恐らく近くに見える内田騎手や本田騎手のスパート位置を参考にしてくるはず。そんな感じでレースが進めばスパート位置はかなり早くなりそうで、良馬場ダートも相まってかなりのスタミナ勝負になりそう。直線は追い比べからの死闘になると見ています。
ジャパンダートダービー 2017 の印
本命 ◎タガノディグオ
本命はこの馬が堅軸と見て良いでしょう。
もともとこの世代のダート馬はエピカリスを除けば、サンライズノヴァとこの馬の2頭が強いと言い続けてきた馬。未勝利時代から上のクラスでも即通用と言ってきた馬で、ここでジャパンダートダービーを勝つような事があれば正直感無量。
ユニコーンSに見向きもせずにここ一本に絞ってきたローテーションも良いですし、この馬はとにかくダートでの脚力という点で現時点では他の馬より抜けていると思うので、馬場関係なく最後はまず突っ込んできそう。
距離も展開も馬場も問題なさそうで、見立て通りなら勝ち負けになるはずです。
対抗 ◯ローズプリンスダム
対抗は人気薄でもローズプリンスダムが非常に面白そう。
メルマガのコラムでも書いたが、良馬場ダートの消耗戦になるとロージズインメイ産駒は一気にパフォーマンスを上げる傾向があり、この馬もそんな典型的なロージズインメイ産駒。
前走にしてもタイムランクはDで評価できなそうだが、自分で捲って行って一度逃げ馬に抵抗されて捲り切れず、、、という普通の馬ならそのまま垂れる厳しい競馬ながら、直線では渋とく伸びて差し勝った。
恐らくこの馬は時計面を要求されないスタミナ条件なら相当強いはずで、昨年のキョウエイギアのようにこのレースで一気にパフォーマンスを上げてくる可能性は高そう。インの番手ぐらいからジリジリと伸びて馬券圏内に突っ込んでくる可能性は十分にあると見ます。
単穴 ▲ヒガシウィルウィン
三番手は南関勢でもヒガシウィルウィンが通用していいはず。
サウスヴィグラス産駒だが折り合いきっちりついて圧倒的な持久力を持つタイプで、ここ3戦をみても距離を伸ばすたびにパフォーマンスを上げてきている。前走でキャプテンキングに逆転したが、これは200mの距離延長がそのまま着差に出た感じで、ゴール後にあと何mあったとしても着差は詰まらなかっただろう。
その東京ダービーの走破時計は一昨年のバルダッサーレのものと同じだが、そのレースラップは真逆で、バルダッサーレが超ハイペースの消耗戦で記録したものに対して、ヒガシウィルウィンはスローペースからの上がり勝負で2:06:09という時計を記録。
12.5 – 11.3 – 12.7 – 13.7 – 13.2 – 12.6 – 12.8 – 13.4 – 12.3 – 12.4
ご覧の通りでレースラップをみても加速ラップで余裕十分に終わっており、ここ2年のジャパンダートダービーの勝ち時計が2:05:07と2:05:06ということを考えても、1秒の時計短縮は容易に可能だろう。
問題は中央勢に入ってペース面で潰されないか、という点だが、東京ダービーは例年に比べればスローだったとはいえ、例年がハイペースすぎるという感じ。東京ダービーとジャパンダートダービーはそこまでペース的な厳しさは変わりませんし、多少ペースが早くなったとしてもサウスヴィグラス産駒のこの馬ならバテることはないだろう。
森騎手から本田騎手への乗り替わりはネックだが、折り合い抜群で動きたいところで動けるこの馬は特に乗り難しいとも思いませんし、鮫島、木幡など大井コースを全く知らない騎手が多い今回なら本田騎手は先行馬でも一番良いタイミングで動くはず。能力面や展開を考えても十分にチャンスありと見ます。
特注 ☆サンライズノヴァ
ユニコーンS勝ちのサンライズノヴァは明らかにここでは能力上位ですが、ここが買い時には見えません。
この馬はユニコーンSの時にも書きましたが、新馬戦を見た時からこの世代のダートのトップホースだと思っていた馬。ユニコーンSではかなり自信ある本命を打ちましたが、東京ダート1600mであれぐらいの走りができるのは新馬戦の時点で感じていた事でした。
ただ、この馬は新馬戦とユニコーンSに比べるとコーナー4回の1800mのレース内容が微妙。鳳雛Sは厳しい展開だったとはいえ4着と崩れましたし、伏竜Sもペース向かなかったとはいえ強さを見せたとはいえないレース。樅の木賞でも脆さを見せていますし、1月の500万戦でタガノディグオを下しているとはいえあまりベスト条件には見えません。
エンジンのかかりが遅いタイプなので東京コースが向くという馬で、距離自体は2000m持っても良さそう。ただ、それはあくまでも見立てだけで今までの1800mでパフォーマンスを落としているところを見ても蓋を開けてみれば2000mがダメでしたという可能性があっても。それならば人気しているなら中心視はしにくい。
前述の通りにユニコーンS組の戦績は散々ですし、それでいて1番人気になるのならば少しだけ嫌ってみます(印でもわかるように能力は評価して相手としてはそれなりに考えてます)
△ サンライズソア
能力自体は通用しそうだがサンライズソアはちょっと今回は半信半疑。
ここ2戦はレベルの高いレースで連続好走しているが、その青竜S、ユニコーンSともにかなり過酷な内容。この馬はどちらもフルにスタミナを使い果たすようなレースをしており、あれだけの競馬をした後に大井2000mを走る余力があるかは疑問。前述の通りにユニコーンS組の成績はさっぱりな事もやはり懸念材料でしょう。
走りを見てもスタミナ型ではあるんですが、かなり軽い走りをする馬で、頭も高いのでタフなダートはダメな可能性も。というのもこの馬はダートを使ってからの3戦が、樅の木賞と青竜Sが道悪馬場で、ユニコーンSも雨の影響で良馬場発表とはいえ脚抜きが良くて時計が出る馬場だった。この馬は高速馬場が得意なスタミナタイプの可能性が高く、大井2000mでの究極なポテンシャルスタミナ勝負には合わない気がします。
もう一つ加えると、この馬は頭が高い走りをするので砂を被るとアウトな可能性もありそう。ここ2戦は外枠で揉まれない競馬ができていますが、今回は中枠で揉まれる競馬でさっぱりという可能性も考えておきたい。
△ リゾネーター
サンライズノヴァを倒したということで人気しているリゾネーターは今回は危険な人気馬になりそう。
この馬はダートで3連勝しているんだが、そのどれもがぬるま湯のレースばかり。
12.7 – 11.5 – 13.0 – 13.5 – 12.7 – 13.1 – 13.2 – 12.5 – 12.8 未勝利
12.7 – 12.3 – 13.5 – 13.6 – 13.1 – 12.0 – 12.5 – 12.9 – 13.4 500万
13.0 – 11.8 – 13.3 – 12.8 – 12.3 – 12.2 – 12.2 – 12.2 – 12.8 伏竜S
ご覧の通りにどれも中盤が緩んだレースばかりで、そんなレースを外め追走で揉まれずに競馬ができた結果、後ろを突き放して圧勝というレースぶりだった。
Blame産駒というところを見ても、揉まれずに自分の競馬ができれば強いが、少しでもリズム崩れるとさっぱりというタイプに見え、今回はスパート早めの出入り激しい展開になると前走のデジャヴになる可能性が高そう。
伏竜Sではサンライズノヴァに圧勝と言っても、あれはコース適性差と展開がほとんどでしょう。今回も楽なスローから自分のリズムで競馬ができれば勝ち負けまであっていいと思いますが、GIのこの舞台でそんなレースになるとは思いません。
最近、調子がさっぱり良くなさそうな木幡騎手も明らかに不安ですし、前走のような負け方をする馬の初めてのナイター競馬なんてなかなか怖くて中心視はできません。
× ノーブルサターン
単騎で楽に行ければ少しくらいは可能性ありそうなノーブルサターンは抑えの抑えまで。
兵庫チャンピオンシップは強いタガノディグオとクイーンマンボの2頭が差し脚質で4コーナーまで絡んでこず、その一方で先行馬が軒並みバテてかなり楽に直線を向けた印象。500万勝ちもかなり楽な展開になっており、さすがに今回はそこまで楽な展開にはならないはず。
印まとめ
◎タガノディグオ
◯ローズプリンスダム
▲ヒガシウィルウィン
☆サンライズノヴァ
△サンライズソア
△リゾネーター
×ノーブルサターン
勝負度C
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