【コックスプレート2024の予想ヒント】過去データや血統などを分析考察します

コックスプレート2024(ムーニーヴァレー芝2040m)のレース考察です。

10月26日にムーニーヴァレー競馬場で開催され発走時刻は日本時間15:10です。出走馬はプログノーシス、プライドオブジェニ、ヴィアシスティーナ、ミスターブライトサイドなど。今回の記事では過去データや血統、予想オッズなどを考察いたします。

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コックスプレートはどのようなレースか解説します

概要・データ

オーストラリアのムーニーヴァレー競馬場で開催される上半期の中距離チャンピオンを決める高額賞金（約５億円）レース。

同時期にオーストラリアで行われるG1レース、コーフィールドカップ、メルボルンカップがそれぞれハンデ戦であるのに対してコックスプレートは定量戦であるからなのか、毎年人気馬で順当に決まる傾向で、後述する通りにかなり特殊なコースレイアウトにしては堅く決まることが多いレースだ。

過去5年のレース結果を見るとオーストラリア調教馬が優勢のように見えるが、この時期はどこの国も中距離のビッグレースがあるので、なかなか他国から強力な馬がコックスプレートのためにオーストラリアに遠征してくることが少ない。

オーストラリアの競馬はメインが短距離路線で中距離路線はそこまで強くはないですし、他国から一線級の馬が来た時にはリスグラシュー、ステートオブレスト、ロマンチックウォリアーが順当に勝利している。過去の結果だけ見てオーストラリア調教馬有利と判断せず、単純に他の国からあまり馬が来ないから相対的に走っているだけと考えたい。

コックスプレート及びムーニーヴァレーの芝2040mの最大のポイントは、この異常なまでのコースレイアウトでしょう。長方形の短辺側にゴールがあるなんてなかなか他の国の競馬場ではあり得ませんし、世界でも例を見ない超特殊なコースと言っていいはずです。

スタートしてから最初のコーナーまでは200mちょいしかありませんし、最後のコーナーを曲がってからゴールまでは170m。そんな異常なコースレイアウトな上、例年であれば18頭近くの多頭数で行われるために内枠有利で立ち回りセンスが問われるレースになりやすい。

ただ、あまりにも直線が短いために３コーナーを過ぎたあたりからスパートが始まってそのまま全力で最後のコーナーに入っていくので、立ち回りセンスだけではなく長く脚が使えるかも重要なレースです。

血統傾向を見ると、短距離王国オーストラリアの主要血統だけあってダンジグ=デインヒルの血を持つ馬が優勢。サドラーズウェルズの血を持つ馬もやはり優勢ですね。

最近はマキャベリアンからストリートクライに繋がる血統を持つ馬がやたらに走っており、過去3年はストリートクライの血を持つ馬が連続連対となっています。

今年のコックスプレートを予想する上で重要なファクターを解説します

馬場・トラックバイアス

雨が降ると一気に重くなるオーストラリアの芝だが、現時点ではムーニーバレー競馬場周辺で雨が降る予報は出ていません。

展開想定

今年のコックスプレートの最大のポイントは９頭立ての少頭数ということでしょう。例年であれば特殊なコースでの多頭数でいかに上手く立ち回れるかが重要になりますが、今年はこの頭数なら立ち回りセンスも枠順も特に関係ないんじゃないでしょうか。

それに加えて、今年はプライドオブジェニというオーストラリア版パンサラッサのような大逃げ馬が出走している点もポイント。まず間違いなくあっと驚く大逃げを打つはずで、それをプログノーシスをはじめとした後続の馬がどの時点で捕まえにいくかがポイントになりそうです。

[結論] どのような馬を狙えばいいか

想定するレース質

超特殊なムーニーヴァレーコースで、大逃げ馬が出てかなりのロングスパート戦になる

狙える馬のタイプ

不器用でいいのでとにかく長く脚を使えそうな馬

嫌える馬のタイプ

立ち回りセンスに偏り過ぎている馬 or スタミナに欠ける馬

考察まとめ

コックスプレートの想定オッズ

日本オッズではプログノーシスが１番人気だと思いますが、最近の日本の海外競馬オッズは玄人層ばかりが買うこともあってかなりシビア。普通にプライドオブジェニあたりも差のないオッズになりそうです。

ヴィアシスティーナは２２日の朝の調教で躓いて落馬逸走するアクシデント。現時点でまだ出走するかも確定しておりませんし、おそらく日本の玄人ファンはここら辺をシビアに見てあまり人気にならない可能性もあります。

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＜推奨根拠＞

今年のコックスプレートの予想における最重要ポイントは大逃げ馬プライドオブジェニの実力をどう見るかでしょう。レースの見た目だけ見ればクイーンエリザベスステークスは衝撃的な大逃げでしたし、今回も同型不在で直線が200mに満たないムーニーヴァレー競馬場となれば日本オッズでもかなりの人気になるはず。

ただ、クイーンエリザベスステークスはプライドオブジェニが強かったというより、後続の騎手たちが何をやっていたのか・・・というレースだと思うんですよね。それは同じ2000m戦だったオーストラリアンカップのレースラップと比較しても明らかで、、、

馬場が良と稍重で違うとはいえ、この２つのレースでプライドオブジェニは前半1000mでほぼ同じくらいのスピードで逃げています。前半600mベースで見るとクイーンエリザベスステークスの方が1秒以上遅いくらいです。それでいてオーストラリアンカップは少し引き離してぐらいの逃げだったのが、クイーンエリザベスステークスは後ろも見えないぐらいの大逃げ・・・最後の600mは12秒16→12秒56→13秒02のバテバテラップで逃げ切ったわけですし、これは単純に後続の騎手たちがついていかなさすぎたんじゃないでしょうか。

ミスターブライトサイドのウィリアムズ騎手、ディアシスティーナのマクドナルド騎手はクイーンエリザベスステークスも騎乗していたわけで、今回は直線が200mに満たないムーニーヴァレー競馬場で楽な大逃げなんて打たせるはずがありません。そこまで引き離せずに後ろがついてくる隊列になると思いますし、3コーナー過ぎてからのフォルスストレート部分で後続が仕掛けてきそう。普通のレースならカスカディアンに差されるぐらいの馬ですから、今回はプライドオブジェニはマイペースの逃げ切りとはならないと見ています。

では、そうなればどの馬が勝つか？？今回のメンバーでも圧倒的なロングスパート能力を誇り、おそらく能力面でも絶対的なものを持っているこの馬が勝つでしょう。大楽勝まであっていいのでは？？

前回の海外競馬の予想は凱旋門賞でしたが、勝ち馬◎ブルーストッキングから割と綺麗に的中！！

＜凱旋門賞 レース結果＞
１着：◎ブルーストッキング　２番人気
２着：☆アヴァンチュール　　７番人気
３着：△ロスアンゼルス　　　６番人気

コックスプレートの方もバッチリ当てられるように頑張ります！！

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水曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。

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ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。

【金曜日】重賞プレ予想
金曜日は重賞のプレ予想を配信いたします。ここで「競馬開催日の競馬ノート」の週末のパスワードを配布いたします。ここから週末のレース予想が始まっていきます！

【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目

土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目

土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

【不定期】地方競馬の重賞予想

地方交流重賞並びに南関競馬の重賞をメルマガ限定コンテンツとして配信しております。

※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。

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