オールカマー2023の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2023/09/28
重賞レース考察・予想
オールカマー2023(中山芝2200m)の予想です。
9月24日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はジェラルディーナ、タイトルホルダー、ローシャムパーク、ガイアフォースなど。中山競馬場の芝2200mで行われるGIIです。
土曜日にブログで配信しました大阪スポーツ杯は◎シャンブルから大本線で的中!!
<大阪スポーツ杯 レース結果>
1着:▲サンライズフレイム 2番人気
2着:◯スプラウティング 3番人気
3着:◎シャンブル 5番人気
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オールカマー 2023 予想
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オールカマーのレース概要
中山芝2200mで開催される古馬混合GII戦。天皇賞(秋)の前哨戦としては条件が違いすぎるので、以前はなかなかメンバーが揃わないレースでしたが、最近は有力馬の使い分けだったり、天皇賞をスキップしてジャパンカップやエリザベス女王杯のステップレースとして使う陣営が増えてきたためにメンバーレベルが上がってきています。
中山芝2200mは中山競馬場の中長距離戦で唯一外回りコースを使う舞台。中山競馬場の外回りコースは3コーナー地点が非常になだらかなカーブになっており、なおかつその地点が下り坂になっているので中盤区間からペースが流れやすい。
他のコースよりもスパート地点が早くなりやすく、スパッとキレる脚を持った馬よりもバテずに最後まで伸び続けられるスタミナタイプの差し馬が走りやすい舞台です。
昨年はインしか伸びない特殊馬場で内枠の伏兵が上位独占で波乱の結果に。その昨年を除くと平穏な結果が続いており、先週のセントライト記念もそうでしたがこの舞台の上級戦はそこまで荒れないのかもしれません。
データ的な見地からの考察
レース名はオールカマーという名称ですが、その実態は「若駒カマー」と言った方がいいぐらいに若い馬が優勢のレース傾向。複勝率や回収率を見ても如実に若い馬の方が成績が良いですし、6歳以上の馬は極端に成績が悪くなります。
枠順の有利不利はあまりない舞台に見えるのですが、このレースは内枠が比較的有利な傾向。1枠の成績が圧倒的になっていますし、一方で7−8枠の成績は最悪です。
スタミナが問われる条件ですが、このレースは牝馬が圧倒的に有利なレース傾向。複勝率は5割近くありますし、単勝回収率も複勝回収率も凄まじい数字に。まぁわざわざ牡馬混合のスタミナ条件に使ってくる牝馬ですから、それだけ力がある馬が多いということもあると思います。
ラップ的な見地からの考察
過去5年のレースラップを見ても中山芝2200mらしい典型的なロングスパート戦。前半1000mは比較的ゆったりと進みますが、後半1000mが58秒台でとにかく長く良い脚が求められます。
今年はタイトルホルダーが出走するので、タイトルホルダーが逃げる展開となると例年以上に厳しいラップになるかもしれません。
血統的な見地からの考察
パワーが問われる中山コースということもありロベルト持ちの馬が過去5年で3勝。それ以外にもステイゴールド系の馬の活躍が目立っており、いかにもなイメージ通りの血統傾向になっています。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
今週が中山競馬場は開幕3週目。3日間開催を経ての3週目になりますが、今週は土曜日が雨の影響を受けての重馬場開催。結構な雨量があって時計はかかるようになってきた感じで、いかにもな中山競馬場らしいタフさが問われる馬場になってきた感じがします。
伸びどころとしてはフラットな馬場だと思いますが、土曜日は最後方から大外をぶん回した馬が2頭ほど馬券圏内に突っ込んできていました。そういう馬でも届く馬場になってきています。日曜日は乾いて時計は出るようになると思いますが、大まかな馬場傾向は変わらないんじゃないでしょうか。
天皇賞(秋)を目指す馬はあんまりいない感じですが、タイトルホルダー、ジェラルディーナといったGIウィナーに新鋭ローシャムパークなども出走してきてかなりメンバーは揃った印象。
とにかく展開の鍵を握りそうなのはタイトルホルダーがどんなペースで逃げるのかという点。惨敗後で結果を出したいタイミングだと思いますし、変に溜めずに自分のペースで淡々とぶっ飛ばして逃げるかもしれません。このタイトルホルダーのペース次第、あとはタイトルホルダー自身がそのペースに耐えて粘れるか次第で結果はガラリと変わりそう。色々な展開を想定して柔軟に馬券は組み立てたい。
考察まとめ
【レース質】特殊舞台でロングスパート性能が問われる。<□■■□>
【波乱度】近年はそこまで荒れない平穏な結果。
【ラップ特徴】前半スローからのロングスパート勝負が濃厚。
【血統特徴】ロベルト持ちとステイゴールド系が優勢。
【狙えるタイプ】若い馬ほど優勢。
【狙えるタイプ】1枠有利(7−8枠の結果は最悪)。
【狙えるタイプ】牝馬が優勢。
オールカマー 2023の印
◎ゼッフィーロ
サドラーズウェルズ持ちのドイツ血統が母系のディープインパクト産駒で、そのイメージ通りに晩成で使いつつ本格化して距離を伸ばして良さが出てきた感じ。今春に2400m路線を使い出して本格化したが、メトロポリタンSはスローペースでインしか伸びないレースを大外から差して3着。目黒記念は1枠から一旦大外に持ち出すロスがあって大外一気で4着なら負けて強しの内容だろう。
ここ2戦の内容を見ても重賞で通用する能力はあるはずだが、高速馬場の根幹距離レースでは前の馬が止まらないので相対的に差し込めないイメージ。母系や過去の戦績からもタフな馬場や展開は苦にしないタイプなので、こういうキャラの差し馬は案外、非根幹距離の2200mぐらいの方が差し込めるんじゃないだろうか。
土曜日の馬場を見ても後方からの大外一気が割と決まっていましたし、この馬でも十分に差し込めそうな馬場コンディション。GIIで相手は強いですが、この血統は相手が強くても自身のポテンシャルで凌駕していくのがその特徴。まだここでは足りないと思われている今回のタイミングで狙いたい。
【対抗 ◯4 マテンロウレオ】
地味なイメージでGIIIレベルにしかなさそうな馬だったが、4歳馬の成長力というのは凄いもので春はGIで連続して掲示板に好走。天皇賞(春)はハイペースを早めに仕掛けてよく頑張っていますし、大阪杯はスローの瞬発戦でキレ負けしただけで力的にはGIでもやれていいというのを示した感じ。
母父ブライアンズタイムのハーツクライ産駒ということで、2000mや2400mの根幹重賞ではどうしても末脚のキレで劣ってしまう感じ。京都記念ではロスなく立ち回ったとはいえ最後はグイグイ伸びていましたし、おそらくこの馬のベスト条件は末脚のスピードがそこまで問われない非根幹距離条件だろう。
前走の札幌記念はカオスすぎる馬場でノーカウントでOK。今回は叩き2戦目でのベスト条件になりますし、GIで掲示板に乗れるぐらいの馬ならGIIで十分に通用して良さそう。枠も良いところが引けましたし、あとは横山典弘騎手に一発お任せしたいところです。
【単穴 ▲2 タイトルホルダー】
万全ならば現役最強級の馬だが、昨年の凱旋門賞以降はなかなか自分の走りができていない。有馬記念はやたら差しが効くトラックバイアス、天皇賞は猛然と競りかけられる展開が厳しかったとはいえ、さすがにもう少しは格好をつけてほしかった。
今回は先行力とスタミナを活かせるベストに近い条件で、どう考えてもマイペースの逃げが叶いそうなメンバー構成。走れる状態にあるなら圧勝するんじゃないだろうか。
【特注 ☆6 ジェラルディーナ】
速い脚は使えないがバテずにパワフルな末脚を持続できる点が強み。典型的な非根幹距離巧者で、昨年の本格化以降を見ても2200mや2500mの非根幹距離ではほぼ崩れ知らず。唯一4着だった宝塚記念にしてもハイペースをかなり早めに仕掛けての4着ですし、負けて強しの内容だったでしょう。
今回は高速馬場で前が止まらないような馬場になるとどうかと見ていましたが、ちょうど良く雨が降ってくれて差しも決まる馬場になりそう。ここに入れば実績も舞台適性も最上位ですし、ズバッと最後は差し込んでくるでしょう。
【△3 アサマノイタズラ】
典型的なヴィクトワールピサ産駒で、道中はじっくり脚を溜めれば最後にズバッと差し込んでこれる。今回の条件はセントライト記念を勝っていますし昨年のAJCCも4着。その後は日経賞がスローで展開向かず、目黒記念は条件も展開も向かず。前走は条件合わない上に休み明けでしたし、今回はひと叩きしてのベスト条件なら流れさえ向けばやれてもいいか。
【△7 ガイアフォース】
いまだに適性条件を見つけられていない感じはするが、セントライト記念や安田記念の走りを見てもGIで通用しておかしくない馬。おそらく適性条件は1800-2000mぐらいで持続力を活かしてこその馬で、スケールを大きくしたマリアエレーナのような馬なんじゃないかと見ています。
3歳時にセントライト記念で非常に強い競馬をしており、あの時と同じだけ走れば好勝負必至なのですが、どうもAJCCの負け方が不甲斐ない感じ。馬は成長すると距離適性が変わることがよくありますし、この馬も母父クロフネの血が出て2200mは少し長くなっている可能性はある。今回はマイルを2回使ってスピード強化されたところでの距離延長。スタミナ勝負になると最後に甘くなってもいいか。
【△10 エヒト】
使いつつ力をつけている感じで、長く脚を使えるので非根幹距離の2200mも守備範囲。今回はメンバーレベルが低調だった小倉記念からのメンバー強化が課題ですが、今回の条件はAJCCで外から差し込んで最も強い競馬をしていた舞台。長く良い脚を活かしきれればチャンスはある。
【△13 ローシャムパーク】
函館記念は外からあっさりと突き抜けて完勝。タフな馬場を克服しての勝利は評価できるが、GIIIレベルのメンバー相手に外伸び馬場で外から差し込んでの勝利というのは忘れてはいけない。
一連のレース内容を見ても2000m前後の距離で溜めて終いを活かす競馬がベストな感じで、昨年のセントライト記念は4コーナーあたりまでは手応え抜群だったのに直線ではガイアフォースとアスクビクターモアに突き放された。タフな馬場で途中で動いたスピカSで崩れたのを見てもこの馬はなし崩しに脚を使う競馬が苦手なんじゃないだろうか。
今回は長く良い脚が問われる中山芝2200mですし、タイトルホルダーが逃げる展開となればはっきりスタミナが問われそう。オールカマーは7枠の成績が最悪ということもありますし、人気になるのであればこれぐらいの評価で。
印まとめ
◎ゼッフィーロ
◯マテンロウレオ
▲タイトルホルダー
☆ジェラルディーナ
△3,7,10,13
勝負度 C
買い目
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