オールカマー2021の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2021/09/29
重賞レース考察・予想
オールカマー2021(中山芝2200m)の予想です。
9月26日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はレイパパレ、グローリーヴェイズ、ウインマリリン、ステイフーリッシュなど。中山競馬場の芝2200mで行われるGIIです。
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まずはオールカマーのデータをご紹介
過去10年の連対馬20頭中18頭は前走も重賞に出走していた9番人気以内馬。 特に牝馬は(3-3-0-5)と軸向き。出走登録ある中では
・ウインキートス・ウインマリリン
・ランブリングアレー・レイパパレ・ロザムール
昨年も牝馬2頭が1.2着でしたが、今年は牡馬勢が手薄。
牝馬の上位独占まであるかもしれません。
去年はミッキースワロー1番人気が5着、5番人気センテリュオ1着の快走!
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関屋記念 →23000円/460%
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予想の根拠
今週から中山芝はCコースになりましたが、土曜日の芝レースを見ても明らかにはっきりとした傾向が出ていた感じ。
実際にレース結果を見ていただければすぐにわかりますが、ほぼ全てのレースで最速上がりの馬が連対。中山競馬場ではあんまり買いたくないような末脚特化型タイプがほぼ全てのレースで外から突っ込んできていましたし、それだけ直線で末脚が活きやすい馬場になっているんでしょう。
(もう特に印象的だったのが土曜のカンナステークス。中山芝1200mで最後方からの追い込み2頭のワンツーなんてなかなかお目にかかれません。2着馬がディーマジェスティ産駒だったのを見てもよほど決め手が活きる馬場なんでしょう)
そんな感じの馬場だということを念頭に置きつつ、オールカマーの予想を考えてみましょう。
中山芝2200mは何度もブログで書いている通りで、中山競馬場の1800m以上の距離では唯一外回りコースを使う条件。中山競馬場の外回りコースは3コーナーの傾斜が緩やかでフォルスストレートのような形状になっており、なおかつその部分が下り坂になっていることでスパートが速くなりやすい。
基本的にこの条件はラスト3ハロンの上がり勝負になることはほぼないですし、とにかく長く良い脚で最後まで伸び続けられるかが重要になります。瞬発力特化型のレースが多い現代競馬の中では異質なレース、条件と言えるでしょう。
おそらく今回のメンバーなら逃げるのはロザムールになりそうで、それを番手からレイパパレやウインマリリン、ステイフーリッシュが突くような展開になりそう。それぞれに乗っている川田、横山武史、横山和生のキャラクターを考えても、少々早めに仕掛けて行く可能性がありそうで、今年のオールカマーは中山芝2200mらしい持続力ロンスパ戦になりそう。
これで前残りの高速馬場なら順当に上記の馬たちがそのままなだれ込んで終わると思うのですが、前述の通りで今の中山芝は決め手ある馬が最後にズバッと差し込んでこられる馬場バイアス。早めに仕掛けるレイパパレ、ウインマリリン、ステイフーリッシュあたりの馬よりも、一列後ろあたりからワンテンポ遅れてズバッと差して来れそうな馬、騎手を狙うのがいいんじゃないでしょうか。
というわけで予想の発表。
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オールカマー 2021の印
【本命 ◎8 サトノソルタス】
現役屈指の鉄砲巧者で間隔を詰めて使うと反動が出てさっぱり走らないという珍しいタイプ。実に休み明け成績は(1-2-2-1)とほぼパーフェクトな戦績ながら、一方で2走目が(0-0-0-6)という極端な結果になっていますし、この馬はとにかく休み明けだけ買えばいいということでしょう。
2走前の新潟大賞典はタフ馬場のハイペース戦を早めに捲って先行して最後まで粘るというなかなか強い競馬で3着好走。そこから1ヶ月に満たない間隔で続戦となった鳴尾記念は上記データを知っている人なら怪しいとわかったでしょうが、川田騎乗で3番人気の支持。結果は反動+超スローでさっぱり走れずで休み明け2走目の負け記録を伸ばしただけで終わりました。
ディープインパクト産駒ながらキレキレの脚が使えるというわけではなく、エンジンがかかるまでに時間がかかるタイプ。それでも最後は確実に伸びてきますし、脚の使い方として昨年このレースを勝ったセンテリュオに似ている印象。これまで2000mばかり使われてきているので非根幹距離の芝2200mは日経新春杯の1回しか使われていませんが、この時も直線入り口の手応えは抜群でそこから前が詰まって追い出しが遅れる不利がなければ馬券圏内に突っ込んできておかしくなかったかも。おそらくこの馬は芝2200mぐらいの距離で末脚を活かす競馬が最も合いそうなイメージがあります。
新潟大賞典はタフ馬場のハイペース戦を先行して3着に走りましたが、ディープインパクト産駒なので本質的には綺麗な馬場で末脚を活かした方が才能を発揮できるはず。中山芝2200m条件なら綺麗な馬場でもキレ負けはしないと思いますし、今回の騎手ならここ2戦とは違って抱えて末脚を活かす競馬をしてくれそう。おそらく新潟大賞典は合わない条件、競馬で3着に走っていたように見えますし、今回はベスト条件でこの血統らしい末脚を活かす競馬で大穴を開けてくれないかと期待します。
【対抗 ◯6 ランブリングアレー】
デビュー当初は掛かり癖が酷くて乗り難しく距離に限界があった馬だが、友道厩舎で折り合い上手の名手にずっと乗られ続けたことで近走は特にかかる事がなくなってきた感じ。テンに出していく川田や松山を乗せていないのが良かった感じで、ちょうど愛知杯の頃から掛かり癖が改善されて本格化してきた感じ。
中山牝馬Sは今考えるとまるで向かない不良馬場を力づくで押し切ったようなレースぶりでしたし、ヴィクトリアマイルも距離不足の条件でグランアレグリアに次ぐ末脚を見せて2着に差し込んだならまずまず評価できる内容。今回は2200mの距離がどうかですが、折り合い不安はもう大丈夫そうですし鞍上も抱えて乗ってくるだろう戸崎なら信頼していいはず。今の直線でビュンと末脚キレる馬場に最も合いそうな馬というイメージですし、上手く戸崎が抱えて我慢して乗ってきてくれれば直線は弾けるんじゃないだろうか。
【単穴 ▲11 グローリーヴェイズ】
もう6歳になるが、昨秋のジャパンカップ5着の内容やクイーンエリザベスII世カップ2着の内容を見ても現役最上位級の素材。年齢を重ねるごとにズブくなってきており、スパットはキレずに力でねじ伏せるような末脚を活かしてこそ。そんな馬なので非根幹距離の芝2200mぐらいはちょうど合いそうな感じがします。
今回は休み明けでいきなり動けるかという点を当初は心配していましたが、それ以上にディープ産駒の決め手が活きる馬場になった点がプラス。デムーロならちょいと出遅れて前がやりあうのを少し後ろで構える位置になりそうな感じもしますし、差しが決まる馬場なら能力最上位の差し馬は上位評価にしておくべきでしょう。最近のGII戦ではGI好走馬がとにかく走ることもありますし、無難に2列目に入れておきます。
【特注 ☆1 ウインマリリン】
正直3歳時にはそこまで強いと思ったことがない馬だが、ここに来ての日経賞勝ちから天皇賞春でも健闘したのをみて普通にGI級の能力がある馬と認識。おそらく天皇賞(春)なんて適性ゼロなのに力だけで掲示板に来た感じでしょうし、適性条件に戻る今回は普通に人気になるのも当然か。
中山芝2200mという条件も良いと思いますし、1枠1番で器用さを活かすのもこの馬のキャラには合いそうな感じ。唯一のマイナス要因は今の差しが決まる馬場で、インベタ立ち回り競馬をしそうなこの馬はそこまで馬場が合いそうではない。とは言っても最近のGII戦ではGI好走馬がとにかく走ることもありますし、無難に2列目に入れておきます。
【△2 ウインキートス】
日経賞は致命的な不利。目黒記念は超スローで完全に展開に恵まれての勝利、とここまでの戦績では正直どれくらいの能力があるのかがわからない。札幌記念は正攻法で惨敗となったが、スローペースの展開で外を捲る展開では厳しかった感じもしますし、若干距離も短そうな感じはあった。今回は内枠からスムーズに立ち回れば巻き返しあってもいいとは思うが、今の中山の差し馬場でこの枠+丹内スタイルが合うイメージがあまりない。かなり穴人気している点を踏まえてもこれぐらいの評価に。
【△5 ソッサスブレイ】
近走は溜めて差す競馬で新境地を開拓。オープンで最低人気で激走を見せたり、前走の関屋記念ではなんだかんだで上がり2位の末脚で突っこんできましたし、ようやく7歳にして馬の適性とキャラがわかった感じ。
血統背景を見ると父はキングジョージやBCターフを勝った名馬コンデュイットで、母父はこちらも中長距離の名馬スペシャルウィーク。この血統ならこれまでのマイルより2200mぐらいの方が良さそうな感じもあり、ひょっとすると超良血馬で素質自体はある可能性も。程よく上がりもかかる非根幹距離はベストに見えますし今の差しが効く馬場も合いそう。もちろん柴田大知なんて全く信頼できませんが、少しばかり可能性がある馬が最低人気なら印は抑えておいてもいいのでは?
【△10 キングオブコージ】
条件戦を連勝して目黒記念も勢いで勝利。京都大賞典もグローリーヴェイズとキセキ相手の3着ですし、ここまでの出世街道は完璧。ただ、そこから骨折をしてしまって長期休養。陣営コメントを見てもやはり休み明けから能力全開というわけではなさそうですし、あとはその状態でどれだけやれるか。鞍上が横山典弘騎手となると、馬本位であまり無理をしない安全重視騎乗になりそうな感じがします。
【△12 レイパパレ】
無敗で大阪杯を勝利して宝塚記念も3着。その戦績には敬意を表するが、素質はあってもこの馬はどこかで大きく崩れるとずっと思っていた馬。全兄シャイニングレイもホープフルSを勝利するも途中でおかしくなって最後はスプリンターになりましたし、この馬は常にハミを噛んで行きたがるような感じでなんとかギリギリで2000mぐらいを走っている感じがします。
大阪杯に関しては驚きでしかありませんでしたが、ここ2戦のGI好走はどちらも雨の影響を受けて差し馬が全く来れない馬場の恩恵を受けていた印象。加えて、どちらもマイペース逃げ、揉まれずの外目2番手追走で自分のリズムで走ることができており、あんまり「競馬」をしていなかった感じ。気性的に怪しいところがある馬なので、タイムトライアルに持ち込めば強そうですが競馬になると怪しい部分もありそうな感じがします。
今回は前哨戦なので控えると思いますし、ここ2戦と比べると同じくらいのポジションで競馬をする馬が多い印象。この2戦ではなかった出入りの激しい展開、揉まれたり被されたりする競馬になる可能性もありそうで、それでいてここ2戦とは真逆の差し有利馬場なら案外あっさり垂れても驚けないんじゃないでしょうか。
【△13 ゴールドギア】
少々タフさが問われる舞台でナタの切れ味の末脚を活かしてこその馬で、ちょうど芝2200mぐらいがこの馬のベスト条件。前走の目黒記念は超スローを途中で捲って本来の競馬ができていませんし、今の差しが決まる馬場で末脚を炸裂できればチャンスはありそう。ただ、ほぼ最後方から外を回す競馬になりそうですし、田辺騎手が2週連続で同じような戦法でそんな穴をあけるもんでしょうか。
【△14 アールスター】
現役屈指の小回り2000m巧者でなおかつ綺麗な馬場しか走らない馬。近走でもその条件が揃った中山金杯や小倉大賞典はきっちり走っており、日経賞は出遅れて展開向かず七夕賞は雨馬場に対応できずと敗因も明白。今回はGI実績ある馬が相手になりますが、中山金杯では無事ならその後GIでもそこそこ活躍した可能性あるヒシイグアスと同じぐらいの末脚を使えていますし条件さえハマればこの馬はやれていいはず。中山外回りの芝2200mが合うかはやってみないとわかりませんが、綺麗でなおかつ差しが決まる馬場は間違いなく合うと思います。
【△16 ステイフーリッシュ】
致命的にキレに欠くタイプの馬で現役屈指の2200m巧者。AJCCやオールカマーで馬券に絡んでいるようにコース適性は間違いなく高いが、今回はその馬券に絡んだ時と比較して馬場がまるで違う。この馬のような決め手に欠く馬がだらっとなだれ込めるような馬場じゃなさそうですし、今の馬場ではキレ負けしそうな感じがします。心房細動明けの影響から思ったほど人気はないですが、心房細動はあんまり次走に影響しないので気にしなくていいと思います。
【推奨買い目】
複勝 8 サトノソルタス
ワイド 8→6,11,1
三連複 8→6,11,1→6,11,1,2,5,10,12,13,14,16
【買い目及び予想のポイント】
本命の◎サトノソルタスはまだ使ったことがない綺麗な馬場の芝2200mで末脚を活かす競馬が合うんじゃないか、という妄想も入った予想。この馬のざっくりイメージからして合いそうなのと、まぁ休み明け成績(1-2-2-1)で決め手が活きる馬場バイアスでディープ産駒に大野が乗って11番人気なら狙ってもいいんじゃないでしょうか。絶対に来るという自信はないですが妙味はあるという感じです。
これが来て0円だと悲しいのでまず複勝。それから上位印3点ワイド、その上で大波乱もありと見て三連複は3列目を広めに買いたい。今の差し有利の馬場バイアスがドンピシャにハマって、レイパパレら前で早めに仕掛ける馬が全てぶっ飛んで差し差し差しで決まってくれるのがベスト。
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