上半期が終了し競馬も下半期シーズンに突入〜夏競馬は玄人たちとのシビアなパイの奪い合い〜
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最終更新日:2020/07/05
雑記
さて、先週の競馬で上半期シーズンが終了。競馬にかかわらずもう2020年の半分が終わってしまいました。なんだか今年はコロナウィルス騒動という大きすぎるトピックがあったおかげであっという間に上半期が終わってしまった感じがしますね。本当ならばもう今の時期は東京オリンピック開催目前ということでお祭りムードになっていたんでしょうが、もはや来年のオリンピックすら行われるのか・・・という雰囲気に。いい加減コロナ早く無くならないものですかねぇ(>_<)
最初はいつ競馬開催がストップするかという情勢からスタートした無観客競馬もこれで丸4ヶ月が経過。今となっては無観客競馬、お家ウインズが当たり前になっている感じですが、一刻も早く競馬場やウインズでいろんな人とワイワイしながら競馬を見られる日が来ることを願います。
そんなわけで今週末からは下半期シーズンに突入。競馬の季節区分でいえば「夏競馬真っ盛り」な時期になります。
まずは夏競馬で注目している馬を2頭あげておきましょう。馬券的妙味があるかは微妙ですが、この2頭は夏競馬シーズンで重賞で活躍していい馬だと見ています。
夏競馬で注目の1頭目
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今まで使う距離が短かっただけ。中距離戦なら重賞でもいきなり通用していい馬だと思います。
夏競馬で注目の2頭目
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↓↓↓
ここ2戦で明らかに本格化傾向。血統的に小回りの中距離戦は合いそうなので、サマー2000シリーズでやれておかしくないと思います。
さて、話を戻します。これからは夏競馬をどう戦っていくかを書きましょう。
ただでさえ馬券がネット投票でしか買えなくなってからは、特に午前中の平場のレースなどは玄人層の参加率が高まったことでオッズが非常にシビアになっていました。それがこれからは夏競馬に突入ということで、GIがないことからライト層が買わない分、玄人層同士の熾烈なパイの争いが始まると考えて良さそうです。
もう皆様、ひしひしと感じていることだと思いますが、現代競馬は市井のファンのレベルが非常に上がってきています。それはJRAのHPで全てのレース映像を見られるようになったこと、レースラップが手軽に見られるようになったこと、様々なメディアが力を発揮できずに負けた馬の情報を積極的に提供するようになったこと、など様々な要因が挙げられるでしょう。
10年前には6番人気ぐらいで買えたはずの馬が、今では平気で1、2番人気ぐらいになりますし、それだけ争うファンのレベルが上がってきているということは改めて考えた方がいいです。いまだに10年前の意識のまま「前走不利を受けた馬=次に狙い目」なんて考えでは現代競馬で穴馬券を取るのは不可能です。競馬ファン全員ハイレベル時代を勝ち抜くためにも、それらハイレベルな玄人層よりも一歩でも前に行く意識、努力が必要でしょう。
ここで改めて、今のハイレベルなファンが買いたがるタイプの馬=穴人気しやすい馬をまとめてみたいと思います。
(1)直線で露骨な不利を受けた馬
これは今のハイレベルなファンが最も買いたがる分野。よってもう最近では前走で露骨な不利を受けて4、5着ぐらいだった馬はスムーズに2、3着に走った場合よりも人気になります。ですので、こういう誰もがわかる直線不利を「しめしめ」と思っているようじゃ今の時代はダメ。不利があった事象は認識しつつ、それらの馬が過剰な穴人気になっている裏で普通に強い馬を買った方が妙味が大きいケースが多くなってきています。
例えば先週日曜日の函館3R。このレースは5枠6番のサンデーパームスが直線入り口から絶好の手応えで番手につけるも、そのまま前が開かずにほとんど追い出せずに4着に負けました。
これが10年前なら「全く追えていないから次走は狙い目!」で良かったのですが、今はこんな見え見えの直線の不利なんて競馬ファンのほとんどが気付きますから逆に次走で人気になります。だから今週配信するレース回顧では次走注目馬にはしていません。もうこういうタイプの馬を狙っても妙味がないからです。
と言っても、こういう前走不利の馬を見つけて次走で買う、というのは多くのファンに染み付いた競馬の狙い方だと思います。それを変えろというのではなく、もう一歩踏み込んだ分析をした方がいいよということです。
(2)道悪馬場で道悪実績のある馬
10年前ぐらいは馬場の違いによってそこまで極端にオッズの変化がある感じはしませんでしたが、最近は高速馬場が道悪馬場によってオッズがガラリと変わります。特に道悪馬場になった時に過剰人気になりやすいのは「道悪での好走実績がある馬」です。直近の開催で言うと、、、
【6/13(土) ジューンS】レオビヨンド 2番人気 7着
【6/14(日) マーメイドS】リュヌルージュ 3番人気 3着
【6/14(日) エプソムC】ピースワンパラディ 2番人気 7着
この辺りは明らかに道悪実績があると言うだけで過剰人気になっていた馬か。個人的にもジューンステークスのレオビヨンドはまさかここまで人気になると思わずに本命にしてしまったので、オッズ読みができていなかったと反省しました。
リュヌルージュにしても前日は6番人気ぐらいだったのに当日で道悪馬場になると判明してからは一気に売れての3番人気。前走の福島牝馬Sが重賞好走後なのに7番人気だったことを考えると明かな過剰人気でしょう。
そして極め付けはピースワンパラディでしょう。これも道悪実績があると言うことが買われてまさかの2番人気。結局はこの馬がこなしたことのあるレベルの道悪適性では無理な馬場になってしまいぶっ飛びましたが、もうこういった過去に道悪実績がある馬はハイレベルな玄人層に狙い撃ちされるので妙味がありません。
一方でそのレースで初めて道悪適性を発揮して穴を開ける馬に関してはまだハイレベルな玄人層も見極められていません。良い例は先週の日曜の東京4Rのフェスティヴスーリでしょう。この馬は道悪馬場でいきなり適性を見せて5馬身差の大楽勝となりましたが、オッズは15番人気。現代競馬の道悪馬場では過去に適性を見せている馬よりも、血統背景だったり良馬場での走法から今回初めて適性を見せるような馬に妙味がある傾向になっています。
(3)コース適性がある馬は近走が完全ノーカウントで狙われる
「コース適性」と言うのも現代競馬のハイレベルな玄人層が買いたくなる要素。最もたる例は先週の大沼ステークスだと思いますが、近走惨敗を繰り返してきたリアンヴェリテが北海道のダート1700mに戻ったと言うだけで58kgを背負っての3番人気。もう近走の結果なんて完全にノーカウントで数多くの人が「しめしめ」と狙っていたわけです。
ただ、近走惨敗していると言うことは状態が落ちている可能性もあるわけで、そう言う点を考えると結果的に好走したからいいものの3番人気では妙味のバランスが取れないでしょう。それならば馬券的には4着でしたが、今回初めてのダート1700mだったロードグラディオが過去のレースぶりからも適性あるんじゃないかとみて狙う方が断然に妙味がある時代です。だって「走っていない」だけで9番人気ですよ??
わかりやすい例として3つ挙げましたが、それ以外にも「先行馬が少ないレースでの見え見えの逃げ馬」だったり「前走が厳しいペースで負けた馬」なんてのももはや誰しもが情報として知っている時代です。先週の結果分析のタイムランクAとかタイムランクBなどで勝った馬も明らかに過剰人気になりますね。
そんな「誰もがわかる情報」をツールとして競馬予想をしていては穴馬すら買えない時代になってきているのが現代競馬の特徴。以前のスタンスで競馬の予想をしていると行き着くのはみんなが買う「過剰人気の穴馬」になってしまうのです。
夏競馬ではライト層が離脱する分でこの傾向は顕著になるはずで、みなさんがせっかく次走で穴馬として期待していた馬が続々と人気で妙味がなくなるケースが多くなるはずです。でも、そこで「昔は穴で買えていたのに・・」と嘆いていちゃしょうがない。こういった馬が過剰人気の穴になる一方で人気がない馬もいるのです。そう言った馬を見つけることができれば現代競馬でも穴馬券をGETすることが十分に可能です!
そのヒントを今回の記事では少し書いておきましょう。まず最も大事なことは、、、
ハイレベルな玄人ファンでも見ていない部分を狙う
と言うことでしょう。
ざっと挙げると、、、
□スタートセンス
□二の足のスピード
□折り合いがつくかどうか
□手前を変えているかどうか
□モタれなどでちゃんと追えていないかどうか
□馬場バイアスの犠牲になっていないかどうか
この辺りでしょうか。
最近のメルマガでは露骨な直線不利などはあまり取り上げずに、こう言った一見するとわかりにくい分野から穴馬を探すようになっていると思います。
大体、今のハイレベルな玄人ファンでもレース映像を見ているのは直線部分がほとんど。逆に言えばレース序盤を見なければわからないスタートセンス、二の足のスピード、折り合いがつくかどうかなどを見極めることができれば、他のファンが知り得ない穴馬情報を手に入れることができます。
これから始まる下半期シーズン=夏競馬シーズンを戦い抜くためにも、一歩進んで他のファンが見ていないレベルで競馬を分析してみませんか??
そのツールとしてほぼ毎日発行しているメルマガがオススメです。
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一応、下半期を振り返ると言う意味で、個人的な平場と重賞の一番スカッとした的中結果をあげておきます。回収率や的中金額と言うよりは自分の予想が研ぎ澄まされてハマったと言う基準で選びました。まずは平場の方から。
以下、実際にメルマガで配信した予想文とレース結果です。
↓↓↓
[6/14(日)] 函館1R サラ3歳未勝利 芝1200m
◎4 ポーカークイーン
◯5 カペラ
▲6 カレンヒメ
△13 ハッピーペコ
△3 サンデーパームス
△8 セイウンクロクモ
[馬場]高速 [バイアス]イン先行 [展開]ミドル [レース質]平坦 [勝負度]E
【レース見解】
函館芝は開幕週のセオリー通りの高速馬場。特に未勝利レベルのスプリント戦となるとスピードがあって前に行ける馬が断然有利なはずで、その割にこのレースはタフ馬場で差して好走した馬が上位人気に多い感じ。単純に内枠先行勢でスピードを活かせる馬を重視したい。
【本命 ◎4 ポーカークイーン】
芝のスプリント戦は2回使われているが、ボンボヤージの未勝利はタフ馬場のハイペース戦を逃げてラスト100mまでは先頭。最後は外からの差し馬に一気に飲み込まれたが見せ場は十分にあった。小倉芝1200mのレースはタフ馬場の超ハイペース戦で上級戦でも通用している強い2頭を外枠から追いかけての失速でさすがに厳しかった。
前走は出遅れて溜めるよくわからない競馬になったが、そこから最速上がりで外を追い込んでくるという驚きの走り。前走を見ても短距離戦で溜めればそれなりの脚は使えそう。新馬戦で札幌競馬場で差のない4着に走れているように平坦の洋芝コースは合うと思いますし、前走以外は抜群のスピードでスッと先行できているので今回はスプリント戦なら藤岡騎手は位置を取りに行くか。溜めて末脚を活かす経験をした上できれいな馬場での初めてのスプリント戦になるここは一変あっていいと見ます。
【対抗 ◯5 カペラ】
ここ2戦を見ても凄まじいスピードを秘めた馬でまずこの馬はスプリンターだろう。母ヨゾラニネガイヲも短距離馬でしたし、半兄ブールバールはルーラーシップ産駒ながらスプリンターに出た馬でこちらも函館芝1200mで未勝利を勝った。この条件でもスピード負けしないでしょうし開幕週でこの枠が引けてスピードを生かし切ればまず好勝負か。
【単穴 ▲6 カレンヒメ】
母カレンチャンというスプリントの超良血。初戦は二の足で楽に好位が取れたがそこで行きたがるのを抑えて全くスピードを生かせず。最後に追っても伸びなかったのを見ても距離も長かったんだろう。今回は間隔を開けて成長を促したんでしょうし、時期を考えても好走できなければ権利を考えても出走させないはず。カレンチャンの主戦である池添騎手を乗せてきますし、池添騎手自身も函館芝1200m成績が絶好となれば期待していいはず。
【△13 ハッピーペコ】
デビューから2戦を見てもスピードは相当にありそうで兄弟のケントヒーローがスプリンターという点を見てもこの馬もここに適性がある可能性はありそう。今回はCWで調教の動きも抜群に見えますし、ここは穴で面白いんじゃないだろうか。
【△3 サンデーパームス】
2~3走前のレースぶりを見ている限りスピードはありそう。内枠から位置を取れそうですし今の馬場なら印を打っておくべきだろう。
【△8 セイウンクロクモ】
初出走で正直よくわからないのだが、調教もそれなりに動いていますし、母も兄弟も短距離タイプ。中野厩舎は芝1200mに強いですし、印は打っておいていいんじゃないだろうか。
【消1 スターオブフォース】
馬柱だけ見ると安定株だがこの馬はスピードに欠けるので冬の小倉の芝が恵まれていた。前走は福島コースでスピード負けしていますし、今回は3kg増で開幕週の高速馬場となると1枠で人気してもスピード負けして終わりそう。
【消9 ピュリフィアン】
母系が完全な欧州血統のスプリンター。好走した2戦は中京で展開や馬場が完全に向いたもの。スタートも遅いので開幕週の高速馬場では後ろでもがいて終わりそう。
【消12 メイショウアカイシ】
父ヴィクトワールピサで母父がハリケーンランという欧州の中距離血統。前走は好走したとはいえ新潟の外差し馬場がハマってのもの。高速馬場のスプリント戦ではスピード負けしそう。
【推奨買い目】
ワイド 4→5,6,13,3,8
三連複 4→5,6→5,6,13,3,8
単勝 4 ポーカークイーン
【買い目及び予想のポイント】
この条件に合わなそうな人気馬が多いのでワイドをメインで、もし万が一で三連複までハマったらとてつもなく大きい。
<レース結果>
1着:▲カレンヒメ 2番人気
2着:△ハッピーペコ 12番人気
3着:◎ポーカークイーン 8番人気
これはもう予想が研ぎ澄まされてハマった感じで良かったのもありますし、何より現代競馬のハイレベルな玄人層が見ていない部分を突くことができたのが高配当に繋がった感じ。
カレンヒメ=前走で折り合い不安見せたことからスプリンター予測
ハッピーペコ=惨敗続きだがスタートは速いのでこの条件で一変可能性あり
ポーカークイーン=馬柱は汚いが馬場バイアスなど不運なレースが続く
と言った感じで、わかりやすい直線不利などの穴人気にならない要素をきっちりと踏まえて印を打つことができたのが高配当につながったと思います。
次は重賞も上半期で一番スカッとしたのを載せておきます。
↓↓↓
<フィリーズレビュー レース結果>
1着:◯エーポス 5番人気
2着:◎ヤマカツマーメイド 2番人気
3着:☆ナイントゥファイブ 12番人気
→レース予想全文はコチラにて読むことができます。
ここは大混戦の難解なメンバー構成の中で人気関係なく1番人気もぶった切った上で、印を4頭に絞って馬券を総取りできたレース。
最近のメルマガの平場の配信レースでも意識して取り組んでいるのですが、、、
「買いたくない人気馬は買わない」
「人気関係なく買いたい馬だけ買う」
人気を無視した上でこの2点を重視して馬券を購入すると現代競馬では非常に有効に感じます。このフィリーズレビューはまさしくその思考がハマった感じで、下半期も基本的には無駄に多く印を打たずに(と言っても荒れる前提の予想なら印を多く打っても全然OK)買いたい馬だけ買うスタンスで臨みたいと思います。
今週末はラジオNIKKEI賞とCBC賞がありますが、海外競馬でエクリプス賞も馬券を購入できるレースです。
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さて、長くなってしまったので今日のところはこの辺りで。
個人的には得意としている夏競馬シーズン。なんとかいい季節にできるように、暑さに負けずに頑張っていきたいと思います。
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さて、2020年も7月になりました。
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