【有馬記念2019の予想ヒント】過去データや馬場、ローテなどを分析考察します

有馬記念2019(中山芝2500m)の考察です。

12月22日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はアーモンドアイ、リスグラシュー、サートゥルナーリア、ワールドプレミアなど。中山競馬場の芝2500mで行われるGIです。今回の記事では過去データや馬場、ローテーション、予想オッズなどを考察いたします。

今週は１年で最も重要なレース＝有馬記念ということで少し配信内容を変えさせていただきます。

【月曜】＝　データ、馬場、ローテーション考察

【火曜】＝　血統考察

【水曜】＝　ペース、展開考察

【木曜】＝　枠順確定後考察

と、こんな感じでの配信内容とさせていただければと思います。

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有馬記念 2019 考察

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レース傾向

さて、日本で最も重要なGI、有馬記念のレース考察となります。

一応は秋古馬３冠の最終戦となるわけですが、最初の２戦が東京競馬場の比較的フェアな舞台で行われていたのに対して、有馬記念は全てにおいて特徴が異なる舞台。

・トリッキーな中山内回りコース

・2500mなんていう中途半端な非根幹距離

・年末開催後半の中山のタフな荒れ馬場

・コーナーの途中にあるような意味不明なスタート位置

などなど、有馬記念が行われる中山芝2500mという舞台は、これまでの東京芝2000mや東京芝2400mとはまるで求められる適性が異なるレースになります。

そんなわけでグラスワンダーやオルフェーヴル、ゴールドシップなど、このレースでやたらと強いGIホースがいたり、トゥザヴィクトリー、トゥザグローリー、トゥザワールドなどのこのレースにやたら強い血統があったり、とかなり異色な傾向が出ているレースと言えます。

つまりは、、、

ノーザンファームが高速馬場の東京競馬場で走るために作り出したような、現代競馬のスタンダードなレースに強い馬が走りにくいレース

ということができそうで、一方でそういったレースで日の目を見ない非主流の馬が活躍できるのがこの有馬記念という舞台であります。

昨年もノーザンファーム生産ではありましたがクラシックには縁がなかったブラストワンピースがここでGIを初制覇。2015年も東京競馬場の高速馬場では決して輝けなかっただろうゴールドアクターが勝利するなどしていますし、この日本競馬のお祭りレースは日の目を見ない非主流の馬たちにとっては歓迎するべき舞台と言えます。

そんな、天皇賞(秋)やジャパンカップとはまるで違う適性が問われる有馬記念ではありますが、今年はさらにタフさが要求されるんじゃないかという天気予報。

こちらは中山競馬場周辺のピンポイント天気予報ですが、金曜日時点から雨が降りそうな予報となっていますし、日曜日も今のところ雨が降りそうな感じ。先週のターコイズステークスでは速い時計が記録されましたが、開催後半ということは確かなので雨が降り出した途端にタフな馬場に変貌する感じがします。

ただでさえ非主流の馬が強いタフな舞台だが、週末の雨予報でさらにその傾向が強まりそう

というのは覚えておきたいところだ。

そんなタフさが求められる有馬記念だが、最後まで走りぬくために重要なのは余力があるかどうか。

有名な話ではあるが、この有馬記念は秋以降にGIを３戦している馬は全く馬券に絡まないレース。近年の例外はスローペースでタフさが問われなかった年に勝利したキタサンブラックとジェンティルドンナの２頭ぐらいなものだろう。

天皇賞(秋)やジャパンカップでバリバリに仕上げて戦ってきたような馬はもうここでは余力が残っていないというのが定番で、それよりも秋は天皇賞かジャパンカップどちらの1戦だけで有馬記念に向けて間隔をあけてきたような馬の活躍が目立つ。３歳馬の活躍が目立つのも菊花賞から間隔をあけて臨めるので余力が残っているからだろう。

そんなわけで、今年の有馬記念は「雨降るタフな馬場をこなす適性」と「それに耐えうる余力があるような馬」が走りそうなレース。これからあと３回ほど考察を行いますが、基本的には上記の２点を重要視して走る馬を一緒に見極めていきましょう！

考察まとめ

というわけで枠順発表前の有馬記念の想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）

普通であればアーモンドアイは日本のどんなレースでも単勝1.1倍〜1.5倍ぐらいのオッズに推される馬。そんなアーモンドアイに単勝1倍台を許さないぐらいに今年の有馬記念は豪華なメンバー。それでもブランド力で単勝1倍台になるかもしれませんが、中山芝2500mという特殊な条件や雨馬場という不安要素があれば単勝2倍弱ぐらいで落ち着きそうな感じがします。

２番人気もリスグラシューで間違いなさそうで、３番人気以下はかなりオッズが開きそう。おそらくは怪物のブランド力からサートゥルナーリアが３番人気に推されそうですが、それ以下はどの馬が人気になっても驚けません。

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＜推奨根拠＞

中山芝2500mという特殊な条件、雨が降ってタフになりそうな馬場ということを踏まえると人気どころで最も信頼できそうなのはこの馬。アーモンドアイばかりが騒がれそうですが、この馬も「怪物級」に強い感じがしています。オルフェーヴルの引退レースのような衝撃的な走りを見せられるかもしれません。

一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。

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