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浦和記念2018の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2018/11/27 地方レース考察・予想

浦和記念2018 (浦和ダート2000m)の予想です。

11月23日に浦和競馬場で開催され発走時刻は15:25です。出走馬はグリム、アポロケンタッキー、クリソライト、オールブラッシュなど。浦和競馬場のダート2000mで行われるJpnIIです。

 

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浦和記念 2018予想

過去のレース傾向

浦和競馬場で行われる2000m戦。ダート競馬の中では長い距離で行われるレースのため、もちろんスタミナが重要なレースではあるが、このレースのポイントはとにかく先行力=機動力とスピードの持続力。

過去5年のレース結果を見ても、もう4コーナーの位置取り=最終的なレースの着順のような傾向になっており、いかに3〜4コーナーあたりで早めに動いて先頭に立てるかというようなレースになる。その結果として抜け出した馬の圧勝となるケースも多く、ここ2年はケイティブレイブ、マイネルバサラが抜け出しての圧勝となった。

 

こうしてレースラップを見ても、序盤から淀みなく流れて最後までバテずにスピードを持続できるかが求められるレース。瞬発力的な要素はほとんど問われないレースで、とにかく位置が取れて動きたい時に動けてバテない馬を買うべきだろう。

 

前売り発売前の想定オッズ(当サイト予測)

人気 馬名 オッズ
1 グリム 1.9
2 アポロケンタッキー 2.5
3 クリソライト 8.6
4 オールブラッシュ 14.7
5 トーセンデューク 33.0
6 ヤマノファイト 57.0
7 シュテルングランツ 88.0
8 ガリバルディ 95.0
9 トキノエクセレント 222.0
10 ブレイズアトレイル 455.0
11 コスモマイギフト 655.0

 

前走圧勝の3歳馬グリムが1番人気間違いなさそう。モレイラ人気も相当ありそうなアポロケンタッキーが2番人気も間違いなさそうで、この2頭でほとんどの単勝人気を持っていくはず。

3番人気は穴党の期待が込められてのクリソライト。以下、オールブラッシュを挟んで地方馬というような感じになっていくか。

地方馬の層も大して厚くはないのだが、それ以上に中央馬の層も厚くなく、能力云々ではなくて展開次第で全く走らない可能性がある馬が数頭いるようなメンバー構成。ここは案外大荒れまでアリと見て予想を組み立てたいです。

というわけで予想の発表。

 

浦和記念 2018の印

本命 ◎グリム

本命はこの条件でこのメンバーならばグリムの能力と適性が抜けている。

父ゼンノロブロイで母父サクラバクシンオーという血統背景。コテコテのダート血統でもないので、当初は完成度だけでダートを走っていると考えていたが、ここ2戦の走りを見てそれは見当違いだったのは明らか。母父サクラバクシンオーのスピードは受け継ぎつつも距離は父の血統でカバーできた感じの総合型で、いかにもダート版キタサンブラックという感じの馬だ。

前走の白山大賞典はもう時計だけを見ても圧巻のパフォーマンス。やはり血統面から2100mがどうかと見ていたが、自分で逃げてミドルラップを刻み途中でマイネルバサラに競りかけられながら相手を潰して最後は流してのレコード勝ち。極端に超高速馬場でもなかったですし、それでいてこのパフォーマンスはただただ強いの一言。白山大賞典を3歳で勝利したのはスマートファルコンとケイティブレイブだけですし、おそらくこの馬はそれぐらいの能力を秘めていると見ていいんじゃないだろうか。

ダートを使われてから大きく崩れたのはユニコーンSだけですし、そのユニコーンSの負け方を見てもおそらくは揉まれるとダメなタイプ。かといってここ2戦のように逃げる競馬でなくても青竜ステークスのように揉まれなければ競馬はできますし、今回は外枠で揉まれない形が取れそうなので逃げなくても問題ないはず。

白山大賞典で距離は克服していますし、何より500万ではあのコパノキッキングをダート1400で負かしているほどのスピードの持ち主。浦和記念はスタミナとスピードの持続力と先行力が問われる舞台ですが、その全てを持ち合わせているこの馬なら人気でも信頼して良さそうだ。3コーナーぐらいで仕掛けて先頭に立てれば圧勝の可能性が高い。唯一の不安は内田騎手ぐらいだろう。その内田騎手という点を割り引いても今回は本命で仕方ないように見えます。

 

対抗 ◯ヤマノファイト

対抗はこのメンバーであればヤマノファイトが十分に足りていいんじゃないだろうか。

前走の埼玉新聞栄冠杯の決着時計1:59:8は過去の当該レースと比較してもかなり速い時計。おそらく初ダートだったトーセンデュークはそれなりに強い馬だったはずで、その馬相手に休み明けで+9kgながら差のない2着に走ったこの馬は相当強いはず。

父エスポワールシチーで母父フォーティナイナーというスピードが前面に出た血統背景で、大井コースでも好走している時は前々でスピードを押し出す形。唯一、位置的に後手を踏んだ東京ダービーだけ凡走しているのを見ても、この馬はスピードの持続力型だろう。

この馬のキャリアハイのパフォーマンスは年明けの浦和のニューイヤーカップ。クロスケやハセノパイロといった骨っぽい相手に展開恵まれたとはいえ、3コーナーで一気に先頭に立って後ろを突き放しての圧勝はよほど浦和適性があったんだろう。

今回はJRA所属で崩れそうな馬が多く、地方所属馬も逃げなければダメな馬が多い。この馬は番手からの競馬でも大丈夫そうですし、叩いての上積みも大きそう。昨年はヒガシウィルウィンで足りているレースですし、2〜3着なら十分にあっていいんではないでしょうか。

 

単穴 ▲トーセンデューク

三番手は砂をかぶる競馬さえ克服できればトーセンデュークが面白い。

前走は初ダートでなんと逃げる競馬を見せて埼玉新聞栄冠賞を勝利。ダート適性を微塵も感じさせない血統背景だったが、終わってみれば走破時計はかなり速く、フロックとは言い切れない勝利。最後の余力を見てもあと1ハロン長くても14.0では走れていたはずで、そうなれば2000m換算で2分7秒ぐらいでは走れる見立て。十分に例年の浦和記念であれば好走できる計算になる。

楽に逃げられたとはいえ、3コーナー地点で11.8を刻んでいる点を見てもなかなか強い競馬で、浦和コースも向いていた感じ。何より芝で行き足つかなかった馬が地方でレベルが下がったとはいえあれだけ楽に先手を奪えたのもダートが向いていた可能性が高い。

今回はおそらく逃げられないと思うので、砂を被った時にどうかが鍵にはなるが、グリム以外フレッシュさに欠ける中央馬よりは前走内容からも面白味がありそうで、オッズ的にも砂を被ってダメでも許せるぐらいのオッズになると見て3番手評価に。

 

△ オールブラッシュ

好走条件が「逃げられるかどうか」のオールブラッシュは今回のメンバーでは厳しい。

オープン昇級後の好走実績を見ても川崎記念1着、かしわ記念2着はどちらも楽に逃げの競馬ができた時。逃げられなかった場合は基本的にダメな馬で、昨年はかなりメンバーの弱い浦和記念でもギリギリに3着に残すのが精一杯だった。

おそらく今年のメンバーであれば、かしわ記念2着と南部杯5着の内容が評価されて4番人気になるはず。ただ、弱い相手でも逃げられなければ競り負ける傾向がありますし、それでいて中穴人気になるのであればこれぐらいの評価でいい感じがします。

 

△ クリソライト

実績馬クリソライトに関してはちょっと全くわかりません。

前走は1年を超える休み明けで大外枠と全く走れる条件ではなかったと思いますが、4コーナーから全くついていけない感じでの大敗。もともと気難しい面がある馬だとは思っていましたが、それにしても負けすぎな印象が拭えない感じでした。今回は相手はだいぶ楽になりますが、ここまで相手が楽だとこの馬が相対的に3番人気になりそう。ただ、前走内容は決して3番人気にしていいようなものではなく、この人気バランスを考えると抑えぐらいにしておいた方が良い感じはします。

 

△ シュテルングランツ

展開自体は厳しそうだが、今回は何が何でも逃げる競馬をしてきそうなシュテルングランツは変わり身の可能性はあり。

南関に移籍してから一気にパフォーマンスを上げてきた感じだが、どうも揉まれずに気分良く逃げる競馬をしたことがこの馬に合っていた感じ。東京記念やそのトライアルでは逃げて交流重賞でも好走実績あるカツゲキキトキトやウマノジョーに勝っていますからここでやれないと決めつけるのはどうか。

前走に関してはそれなりに先行できそうなスピードはあったが、ルメールのサンライズソアに被されてハナを奪えず。砂を被って戦意喪失で負けた感じで、前走の大敗の全てが馬の能力というわけではないだろう。今回も展開は鍵にはなるが、3コーナーぐらいまでグリムに可愛がってもらえる逃げが打てれば、3着ぐらいには残せてもおかしくはないと見ている。

 

△ アポロケンタッキー

2番人気確実のアポロケンタッキーはこの条件、枠順、展開では買いづらい。

とにかく前半部分で馬の気分を損ねずに走れるかどうかという難しい馬で、この馬が走れる条件は「少頭数のスローペース」がほとんど。そういった条件で馬の気分を損ねずに位置が取れれば、追い比べには強いので一線級相手でも勝ち負けに持ち込める。

ただ、前走のJBCクラシックのように多頭数でペースが速くなったりすると位置が取れない馬で、そこから巻き返すために中途半端に押し上げたりすると馬が嫌がって一切走らなくなるという非常に難しい馬。

今回は2走前に日本テレビ杯で2着に持ってきたモレイラが乗りますが、あの時は先行馬不在で前へ行く意思があれば位置が取れた感じのレース。今回は忙しい条件で揉まれる内枠、加えてこの馬よりもテンに速い馬がトーセンデューク、ヤマノファイト、オールブラッシュ、シュテルングランツ、グリム、クリソライトとズラリと揃った感じ。枠順やテンのスピードを考えても道中7番手以下になりそうですし、そこから浦和コースで捲りの競馬でもしたらこの馬は嫌気を出しそう。負ける時は地方馬相手でも関係なくとことん負ける馬ですし、ここはモレイラでもどうしようもない感じになってもらっての馬券圏外に期待したい。

 

△ ガリバルディ

最後の抑えにガリバルディは入れておく。

父ディープインパクトで母系を見てもダート適性があるとはとても考えづらい血統背景。ただ、今回のメンバーは正直グリム以外全部とんでもおかしくないようなメンバー構成。春にはマイラーズCで4着に走れているように、まだ能力が衰えきった感じはしませんし、後方で脚を溜めて吉原騎手が完璧に捌いてくれば3着ぐらいはギリギリあってもいいかなぁぐらいの淡い期待で印を打ちます。

 

印まとめ

◎9   グリム
◯4   ヤマノファイト
▲3   トーセンデューク
△6   オールブラッシュ
△11 クリソライト
△7   シュテルングランツ
△2   アポロケンタッキー
△8   ガリバルディ

勝負度D

 

推奨馬券

馬単 9→4,3,6,11,7,2,8 本線

馬単 9→4,3 重ね買い

三連複 9→4,3→4,3,6,11,7,2,8 本線

三連単 9→4,3→4,3 ボーナス

 

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