【2016】ローズS / 有力馬考察(シンハライト、ジュエラーなどの徹底分析)
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最終更新日:2016/09/15
重賞レース考察・予想
今日は9/18(日)に行われるローズステークスのレース考察を行います。阪神芝1800mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。
凄く後出しの内容で申し訳ありませんが、ニエル賞はマカヒキが余裕たっぷりに差し切っての勝利。凱旋門賞に向けて素晴らしいスタートになりました。
その凱旋門賞に向けて、当サイトでも力を入れて取り上げていきたいと思ってはいるのですが、ちょっとまだ海外競馬についての知識と準備ができていないので、今年の開催に関してはそこまで大々的な企画は打てそうにありません(汗)
RacingPostの英語文の翻訳ぐらいなら出せそうですが、来年はちゃんとフランス語も勉強し直して、現地情報をすべてお伝えできるように頑張りたいと思います。
そもそもの話で英語自体もここ8年くらいまともに使っていないので、たまに怪しい時があるんですよね(汗)そのリハビリのためにも海外レース情報の翻訳などは、これから積極的にしていきたいと思っていますので乞うご期待。
【2016】ローズS 予想考察
ローズS 有力馬考察
シンハライト
デビュー当時は全く強い馬だと思っていなかったが、チューリップ賞のパフォーマンスを見て評価急変。やはりディーマジェスティもそうだがクラシック期のディープインパクト産駒の成長力はとんでもないものがあり、この馬も桜花賞の頃に馬が一変して一気に世代トップクラスになった。
オークスでは馬群に閉じ込められながらも最後の100mくらいで一気に加速してビッシュとチェッキーノを差し切った。そのビッシュが関東の牝馬を全く相手にせずに紫苑ステークスを勝ったのを見てもこのシンハライトが弱いはずがない。
夏を越えて更に成長してくるディープインパクト産駒ですし、母父サドラーズウェルズなら基本は遅咲きの血統で、逆になぜ春走れていたのかが不思議なレベル。昨年のtアッチングスピーチのように本格化は秋以降なはずですし、ディープ産駒の庭とも言えるローズステークスなら鉄板中の鉄板でしょう。
ジュエラー
もう今年の牝馬クラシック戦線はオークスというよりも桜花賞が全てか。メジャーエンブレムが騎乗ミスで沈む中をシンハライトとジュエラーが一騎打ち。ルメールがミスったおかげでアットザシーサイドがぬるっと3着に来ましたが、能力面では3頭が抜けきっていました。
そう考えればここもジュエラーの能力はシンハライトと同じく別格の存在。溜めればとんでもない脚を使える馬で、脚のたまりやすい阪神芝1800mはベストといってもいい舞台。唯一の不安は故障明けの初戦ということですが、本当にそれさえクリアすればここはシンハライトとの一騎打ちになるでしょう。
アットザシーサイド
桜花賞の3着激走は福永騎手が絶妙にロスなく乗ったことによる一世一代の騎乗。フィリーズレビューまでの走りを見ても、この馬の本質は1400m以下でロスなく乗って一瞬の脚を使うことにありそうで、阪神芝1800mでパワーと瞬発力を試されて走り切れるような馬ではなさそう。
さすがにオークス惨敗でこの馬の能力と適性はバレた感じもありますが、普通に考えてここでは通用しないと思います。
レッドアヴァンセ
血統面とエルフィンステークスの強い勝ち方をずっと引きずっている印象の馬。ただこの馬は春からずっと書いてきているが、恐らくは京都コースだけ走る京都巧者。この家系の馬はレッドアリオンもクラレントもサトノルパンもそうだが、平坦コースでしか走らない傾向あり、その中でも京都コースでのパフォーマンスが相当高い印象。
この馬も未勝利勝ち、エルフィンステークスとともに京都の下り坂を活かして加速をつけての差し切り勝ちで、その恩恵を活かせずに直線で坂のある阪神コースでは用無しと見ている。
デンコウアンジュ
メジャーエンブレムにガチンコ勝負で唯一土をつけた馬で、それ以降はたいした活躍はできていないが、オークスで穴人気していたように、今のレベルの高い現代競馬のファンは常に穴馬として注目している印象。
ただ、そのオークスでは不利を受けたと言っても、直線はそこまで見せ場は作れませんでしたし、ある程度能力の限界は見えてきた感じ。今回もそれなりに人気にはなりそうなので、あんまり狙いたいイメージはありません。
今年のローズステークスはシンハライトとジュエラーの一騎打ち。言ってしまえば秋華賞の一足早い前哨戦みたいな様相。まぁメンバーを見てもこの2頭に敵う相手はいませんし、よほどのアクシデントなければこの2頭でワンツーとなりそうです。そうなると問題は3頭目探しとなるか。
現時点で穴馬として一番面白いのはこの馬だと思っています。
恐らくはそれほどまで人気にならないと思いますが、2頭以外のメンバーの中で能力比較をすればこの馬が最上位級と見て良さそう。春のチューリップ賞の時に本命に推したように、その素質はなかなかのものがありますし。末脚の破壊力はいかにも阪神芝1800m向き。この血統はスマートオーディンが毎日杯を快勝しているようにこの条件も合うでしょう。
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