セントライト記念2024の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2024/09/19
重賞レース考察・予想
セントライト記念2024(中山芝2200m)のレース予想です。
9月16日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はコスモキュランダ、アーバンシック、スティンガーグラス、アスクカムオンモアなど。中山競馬場の芝2200mで行われるGII戦です。
日曜日に行われた秋華賞トライアルの秋華賞は11番人気の大穴◎セキトバイーストから大本線的中で2024年でも最高の回収率を叩き出すことができました(^_^)
<ローズステークス レース結果>
1着:◯クイーンズウォーク 2番人気
2着:△チェレスタ 7番人気
3着:◎セキトバイースト 11番人気
◎セキトバイーストに期待しつつ、相手は◯クイーンズウォークが堅軸。その上で印も絞った予想で買い方も完璧だったと思います。
読者の方からたくさん的中報告をいただいているので、週明けのレース回顧記事の時にでも取り上げようと思います。まだ月曜競馬が残っていますので、3日間開催の最終日もバンバン当てていきましょう!
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セントライト記念 2024 予想
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セントライト記念はどのようなレースか解説します
概要・データ
中山芝2200mで開催される菊花賞の出走権を賭けたトライアルレース。中山芝2200mは中山芝中長距離戦の中では唯一外回りコースを使うのが最大の特徴。向こう正面からなだらかなコーナーをずっと下りながら走るコースレイアウトになるため、他のコースよりもスパート地点が早くなりやすく、キレる脚よりも長く良い脚が求められるコースです。
基本的には地力とスタミナと総合力が問われるため、日本ダービーに出走して上位に走っているような馬が出てくれば順当に好走するのがセントライト記念の特徴。1番人気の好走率はほぼパーフェクトになりますし、それだけ地力がはっきり問われるレースと言えるでしょう。
セントライト記念は特殊な中山芝2200mが舞台ですが、だいたい馬場レベルによって2パターンに分けられるレースだと思います。
まず1つ目は「良の高速馬場で末脚スピードが問われるロンスパ戦」のパターン。
近年の良馬場の時のセントライト記念を振り返ってみていただければわかりますが、2017年はミッキースワローが強烈な末脚を繰り出して差し切り勝ち。2018年はジェネラーレウーノこそ前受けして押し切りましたが2着以下は差し馬が上位独占。2021年はアサマノイタズラを含めて追い込みが突っ込んできましたし、2023年はレーベンスティールとソールオリエンスが強烈な決め手を繰り出して加速ラップでワンツーとなりました。
あんまりキレが必要ではないイメージのレースですが、良の高速馬場になると案外、決め手がある馬が差し込んでくるようなレースになりやすいです。
2つ目は「雨の渋馬場でスタミナと先行力が問われるロンスパ戦」のパターン。
近年でいえば2019年、2020年、2022年がこのパターンに該当する年で、雨で馬場が渋ることで末脚自慢の馬の決め手が不発に終わり、一方で前に行けてスタミナがある馬が渋とく伸びて粘り込むレースが多くなっています。どちらかというとセントライト記念はこちらのパターンの馬が好走するイメージを持っている人が多いと思いますが、良の高速馬場なら案外末脚スピードが問われるレースというのは覚えておきたいところです。
レースラップ
過去のラップ傾向を見ても、中盤地点から下り坂になるのでスパート地点が速くなって最後に上がりがかかるのがこのレースの特徴。
昨年は超高速馬場のスローペース戦で上がりだけのレースになりましたが、例年のラップ傾向から言っても昨年は例外か。もう少し中盤ラップが流れてロングスパート性能が問われるレースになると思います。
血統傾向
人気の実績馬が順当に走りやすいレースということもあり、ダービーで好走できるようなディープインパクト系やキングマンボ系の成績が優秀。ただ、ダービーよりもスタミナが問われる舞台ということで、ロベルト、サドラーズウェルズ、トニービンのような欧州スタミナ血統を持っていた方がいいかもしれません。
今年のセントライト記念を予想する上で重要なファクターを解説します
馬場・トラックバイアス
今週が中山競馬場は2週目。先週の開幕週は史上最高レベルの超高速馬場と言っていいぐらいの異常馬場で、もう前に行ったもん勝ちのような馬場コンディションでした。土日の中山芝レースを見ても引き続きの超高速馬場が続いています。
かなり難解な馬場ではあるのですが、ここまでの4日間の芝レースを見てある程度傾向はわかってきた感じ。全体時計も上がり時計も非常に速く出る馬場なので、全体が一団馬群で進んだ場合は前に行くメリットはほとんどなくなって決め手上位の馬がズバッと差し込んでくるようなレースになりがち。ちょうど先週の京成杯オータムハンデや土曜メインの初風ステークスなんかはこのパターンで、馬群が縦長になりすぎなければ決め手上位の馬が有利になっている印象です。
一方で、前の馬が飛ばして馬群が縦長になってしまうと、後ろの馬が物理的に届かないので完全に前残りのレースになっている傾向。内回りコースで前の馬が飛ばしてしまうと後ろの馬はどうしようもないので結局前残りというレースが続いています。
セントライト記念が行われるのは中山芝外回りコースの芝2200m戦。これまでズバッと差しが決まっている京成杯オータムハンデや初風ステークスも外回りコースになりますし、コーナーが緩やかで勢いをつけやすい外回りコースの方が差し有利になりそう。
しかも重賞のメンバーで中盤から下り坂でロングスパート戦になりやすい舞台となれば縦長の隊列になるとは考えづらく、ペースがそこそこ流れた上での一団馬群になれば差しがズバッと決まるようなレース質になるんじゃないでしょうか。
展開想定
このメンバーならサルヴェージワークかタガノデュードあたりが逃げ候補。極端に速い流れにはならないと思いますが、昨年ほどのスローペースで流れることは考えづらく、中盤部分から淡々と流れてスタミナは問われるラップ構成になるはず。
とはいえ、今の超高速馬場なら完全なスタミナレースになることは考えづらく、水準レベルのスタミナは備えた上でラスト4ハロンぐらいを最速で走れるような馬が有利になると見ています。
ノーザン・ルメール・川田の取捨
ルメール騎手は(0-2-2-4)で勝ちはないものの複勝率5割。川田騎手は中京にいるので騎乗しません。ノーザンファーム生産馬は人気の実績馬が順当に走りやすいレースなのでまずまずの成績を収めています。
[結論] どのような馬を狙えばいいか
想定するレース質
超高速馬場の平均ラップロンスパ戦
狙える馬のタイプ
水準レベルのスタミナを備えた上でラスト4ハロンを速く走れそうな馬
嫌える馬のタイプ
最低限2200mを走れるスタミナがない馬 or 今年はスタミナがあってもキレがないとキレ負けしそう
セントライト記念 2024の印
【本命 ◎3 エコロレイズ】
未勝利を脱出して以降、馬券圏内に走ったことがないが、4連続で4着に走っているという典型的な相手なり善戦タイプ。一連のレースぶりを見ても、早めに仕掛けたレースでは最後に止まって4着に終わっており、一瞬しか脚は使えないのでじっくり溜める競馬が合いそう。
じっくり溜める競馬に徹した時は、皐月賞2着コスモキュランダ、ダービー3着シンエンペラー、ラジオNIKKEI賞2着シリウスコルトなど強敵が揃っていた弥生賞でも4着に走れており、脚の使いどころさえ間違えなければ重賞でも通用していう馬なんだと思います。前走の白百合ステークスは超高速馬場の超スロー戦で完全に展開が向いていない中での4着なら負けて強しの内容でした。
今回は未知の2200mがどうかという感じだが、脚が一瞬しか使えないだけで距離自体はそれぐらいなら持ちそうなイメージ。なおかつ今の中山の超高速馬場ならタフ馬場の芝2000mの弥生賞を走れるぐらいのスタミナがあれば大丈夫だと思いますし、あとは鞍上がどういう競馬をセレクトするかだけ。
陣営コメントを見ても「自分の競馬ができれば」と溜める戦法を取るのは間違いなさそうですし、弥生賞の時と同じ鞍上というのもプラス。その鞍上は山藤賞の時に「使える脚が一瞬しかないし、勝ちにいくと甘くなるイメージは持っていた」とコメントしているので、もうどういう脚の使い方をすればいいかは手の内に入れているでしょう。
今回は超高速馬場で内枠が引けてインでじっと脚を溜める競馬ができそうですし、ちょうど弥生賞と同じような競馬ができそう。高速馬場のセントライト記念は最後にズバッと差しが決まることが多いですし、ここは2021年のアサマノイタズラのようなイメージで直線ズバッと差し込んできてほしい。
【対抗 ◯6 エコロヴァルツ】
これまで主要なG1路線を使ってきてそこそこ走れているように能力上位なのは間違いない。ただ、キャリアの序盤から気性の怪しさがあった馬で、武豊騎手が朝日杯FSで最後方一気の競馬を選んだところなどを見ても折り合いは相当に難しい馬なんだろう。
今回はハイペースの皐月賞、外枠から逃げた日本ダービーを経ての一戦。おそらく岩田康誠騎手の最近の傾向から見ると位置を取った上で番手で折り合う競馬を試してくると思いますが、名手の岩田騎手でもいきなりその競馬でピッタリ折り合えるかは難しいところ。上手く乗れば当然あっさり勝つまであっていい馬ですが、どうも玄人の競馬ファンが上手く乗ったところだけを想像した結果、かなりの穴人気になっているので相手評価までとしたい。
【単穴 ▲1 アーバンシック】
器用さに欠ける末脚一辺倒タイプ。百日草特別、京成杯、皐月賞のレース内容を見ても脚力は世代最上位なはずで、今回の中山芝のような超高速馬場で速い上がりを使えるのはこういうタイプだろう。
ルメール騎手はこういうタイプである程度位置を取って折り合うのは大得意ですし、これまで使ってきたレースの格からも単純にここでは上位。ただ、ダービーを見ても最後に脚が止まっているように、本質的にスタミナタイプの馬ではないと思いますし、後ろから行く不器用な差し馬ということでこれぐらいの評価で。
【特注 ☆8 コスモキュランダ】
いかにも父アルアインの生き写しのような馬で、高速馬場で持続力を活かしてこそ良さが出るタイプ。これまでに使った最速上がりは34.2ですし、おそらくは上がりが速い瞬発力勝負は向かない馬でしょう。
今回は中山コース自体は良いにしても超高速馬場でキレが問われるレースになると微妙。休み明けで前哨戦で仕上がりも微妙に見えますし、最近のミルコデムーロ騎手はとんでもないところで動いたり、外外を通ったりで全く信頼できない印象。唯一のクラシック好走馬として敬意は払うがこれぐらいの評価で。
【△4 ルカランフィースト】
これまでのレースぶりを見ても1800mの距離が現状はベストで、ある程度溜めて乗ってこそ良さが出るタイプ。父イスラボニータで祖母が短距離馬のシーキングマイラブという血統背景からもスタミナを活かしてこそのタイプには見えず、京都2歳Sで何もできなかったのは単純に2000mが長かったか。皐月賞は後ろで溜める競馬でバテた馬を交わしただけに見えます。
素質的にはここで通用していいと思いますが、前述の通りで2200mの距離が怪しそう。おそらく横山武史騎手だと超高速馬場を見越してテンから出していって積極的な競馬をしてきそうですし、そういう競馬ではこの馬は最後に伸びきれない感じがします。
【△9 アスクカムオンモア】
1勝クラス勝ちの時計は指数的にも優秀で、地味ながら今後に期待はできそうな馬。ただ、戦績や血統背景からも上がりが掛かるタフな馬場の方が得意なはずで、今回は超高速馬場で決め手も問われるレースになりそうな点がどうか。セントライト記念は毎年1勝クラスからのローテが苦戦しているのも気になります。
【△10 ヤマニンアドホック】
ラジオNIKKEI賞は内枠からスムーズな競馬ができての好走だが、ハイペースを好位追走で時計的にはまずまず。今回はまるで条件違う中山芝2200mで距離も未知数な中でどれだけ走れるか。母系の距離適性を見ると1800mがベストに見えます。
【△12 スティンガーグラス】
半姉にダノンファンタジーがいる良血が使うごとにパフォーマンスを上げてきた感じ。前走は派手だったが相手に恵まれた感じがあり、今回は重賞で強敵相手にどこまでやれるか。キズナ産駒は非根幹距離の芝2200mは得意ですし、エコロレイズを本命となると武豊騎手の末脚に賭ける競馬は少し怖いので抑えたい。
【推奨買い目】
三連複 3→6,1,8→6,1,8,4,9,10,12 (3→6,1,8は重ね買い)
【買い目及び予想のポイント】
ここはじっくり溜めて末脚を活かす競馬でなんとか◎エコロアレスが複勝圏に来てくれないかというイメージ。このレースの傾向からも相手は前走ダービー組の馬が強いので、◯▲☆を2列目に置いた三連複フォーメーション。
上手く最後に差しが決まる展開がハマるかどうかは展開待ちになるので、そこまで自信はないです。まぁ穴で買うならここだろという感じで。
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