紫苑ステークスの予想を公開!
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重賞レース考察・予想
紫苑ステークス2019(中山芝2000m)の予想です。
9月7日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はカレンブーケドール、レッドベルディエス、パッシングスルー、グラディーヴァなど。中山競馬場の芝2000mで行われるGIIIです。
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紫苑ステークス 2019予想
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紫苑ステークスの週中分析記事はこちらから
予想の根拠
3年前から重賞へと格上げされた紫苑ステークス。それ以降は毎年のように秋華賞好走馬を輩出しているわけだが、今年のこのレースの予想のポイントは馬場と展開だろう。
京成杯オータムハンデの予想分析記事のところで詳しく書いたが、この開催の中山芝は野芝100%で張り替え直後という絶好の馬場コンディションながら開幕週から外差しがバンバン決まるという顕著な傾向が数年間続いている。
昨年の開幕週の土曜日もほぼ全てのレースで外目からの差しがハマっていた感じでしたし、金曜発表の中山競馬場の馬場情報を見てもしっかりとエアレーション作業+シャタリングマシンの表記があるので例年通りの差し馬場になる可能性は高いか。
そんなクセの強い秋の中山芝の開幕週に行われる紫苑ステークス。重賞になってからのレースを振り返ってみると、3年前は淀みなく流れて完全な外差し決着に。ここ2年はスローペースの展開になっているが、やはり差しが効く馬場の影響か立ち回りだけのレースにはなっていない。
とは言っても、同じ週に行われる京成杯オータムハンデのような外から差してくる馬しか全く来ないようなレースではなさそう。直線が長くてなおかつ追い風の影響を存分に受けやすい中山マイルとは異なり、中山芝2000mは内回りコース使用で直線も短いですから外伸び馬場だったとしてもある程度立ち回りや自在性は問われると考えた方が良さそうだ。
出馬表をパーっと見渡しても逃げそうな馬が全くいないようなメンバー構成。レオンドーロかクールウォーターあたりが先手を奪いそうだが、途中で捲るような馬もいませんしほぼ間違いなくスローペース濃厚。普通の中山の開幕週の馬場ならば完全な前残りの展開になっておかしくない。
ところが、前述の通りで秋開催の中山芝コースはスローペースで進んでも差しが決まりやすい特殊な馬場傾向。展開は「先行有利」だが馬場は「差し有利」という相反する要素のどちらを優先するかが非常に難しいレースではあるが、馬場や展開がどう転んだとしてもスムーズな競馬で上位に好走できそうなこの馬からここは狙ってみたい。
というわけで予想の発表。
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紫苑ステークス 2019の印
本命 ◎フェアリーポルカ
本命はここに入れば能力上位のこの馬が人気落ちで狙い目だろう。
超ハイレベルだった若駒ステークスで3着好走。君子蘭賞はペースこそ異なるとはいえ同日の毎日杯よりも速い時計での勝利。世代上位の牡馬たちとでも互角に戦えていたような馬で、牝馬同士ならば上位争いになると考えるのは妥当。
そんな経緯から大外枠でも人気に推されていたフローラSだったが、完全に内枠有利のスローペース戦で外からロスだらけの競馬で1着とは0.1秒差。上位は全てインをロスなく立ち回った馬が独占しましたし、ラスト150m地点ぐらいではこの馬が勝つんじゃないかというぐらいの見どころ十分の競馬。その後のオークスは再度の関東輸送+淀みない流れで早々にバテたしまった感じで、ある程度は度外視できると見ます。
不器用な印象の強い◯◯◯◯◯◯◯産駒ですが、この馬はデビューからずっとスタートと立ち回りのセンスが抜群で常に優等生の競馬ができている印象。加えて追い出してからもスッと加速できる点もこの父の産駒では珍しい感じで、こういうところは中山の小回りコースのスローペースからの加速勝負でも十分に対応できそうな感じ。母父は皐月賞馬アグネスタキオンで中山大得意なトゥザ一族の親戚にもあたりますし、おそらくこの馬は中山コース適性は高いだろう。
この枠順ならば好位あたりでロスのない立ち回りができそうですし、もし前が残る展開になっても差しが決まる展開になっても前目でひと脚が使えるこの馬なら馬券に絡みそう。その割に前走の負けの影響か人気を落としている今回は狙い目なんじゃないでしょうか。
対抗 ◯カレンブーケドール
対抗はある程度仕上がってさえいればカレンブーケドールが能力は抜けているはず。
負けた相手(ダノンキングリー)が悪かったり、致命的な不利を受けたりで未勝利を勝ち上がるのは遅れたが、その後は超スローペースでキレ負けしたクイーンCを除けばスイートピーS勝利とオークス2着。単純に能力はあったがそれがオークスまでうまいことバレなかったという感じ。
オークスは超高速馬場とはいえ淀みないペースで流れて先行馬は総崩れ。そんな中で早め先頭で3着以下を突き放したこの馬は1着ラヴズオンリーユーよりも強い内容だったはずで、そうなるとこの世代の牝馬no1の可能性も十分にあるだろう。ある程度前目の位置で競馬もできますし、秋華賞への叩き台だったとしてもオークスの内容を見れば対抗には印を打たなければいけないだろう。
単穴 ▲レッドベルディエス
三番手は血統的な成長力と鞍上の手腕を買ってレッドベルディエスにします。
新馬戦、未勝利戦とそれなりに強い競馬を見せていたが、クイーンカップでは超スローでキレ負けした感じもあったが、当時の時点では上位馬とは力負け。そこから間隔を開けて挑んだ前走は福島の外伸び馬場も味方したが、それでも先行した2頭が粘る中を差し切って勝利した。
前走の着差が地味で時計的価値がわかりにくい中でこれだけ人気するというのは気に食わないが、ディープインパクト産駒の格上挑戦は素直に買いだと思いますし、そこまでキレないタイプなので初の中山コースは合いそうな感じ。この枠順でスローペース濃厚となればルメール騎手はまずそれなりの位置で完璧な競馬をしてきそうですし、この舞台で複勝率7割超えの名手となれば過剰人気だとしてもこれぐらいは評価するべきか。
特注 ☆パッシングスルー
能力は最上位と見ているパッシングスルーだが今回の条件は合わないはず。
確かに前走を見ていてもハイレベルなレースを自分で動いての圧勝でしたし、この馬は本番までの成長次第では秋華賞でも馬券に絡んでもおかしくないような馬。
ただ、血統の字面通りにルーラーシップとクロフネが前面に押し出たような馬で、スピードの持続力はあるのだがスッとは加速できないタイプ。フローラSはちょうどその弱点が出たような感じで追い出しが遅れて負けたという印象でした。
どう考えても左回りの直線が長いコース向きの馬なはずで、今回の中山内回りのスローペース戦というのはマイナス。ただ、そういう馬なので自分で動ける大外枠を引けたのはプラスで、前走からの継続騎乗で戸崎騎手が乗るのもこの馬の癖がわかって良さそう。近年恒例の外差し馬場になった場合はこういうタイプでも外から突っ込んで来れそうですし、何より戸崎騎手の腕に期待してこれぐらいの評価とする。
△ レオンドーロ
当初は重い印を打っていたレオンドーロは冷静に考えるとこれぐらいの評価まで。
未勝利時代から高い指数のレースで常に好走していた馬で、ひめさゆり賞で消耗戦のハイレベル戦を差し込んできたのを見てもキレが問われなければここでもやれそう。ただ、今回は開幕週の中山コースで上がりもそれなりに速くなるはず。
それでもメンバー構成的にハナを切って逃げてしまえば穴を開ける可能性はあると思うが、フローラS以外は近走は出遅れていますし、何よりこういう馬で変に後ろに控える戦法が多い柴田大知騎手というのが全く信頼ならない。良い意味でこちらの不安を裏切ってもらってスイスイと逃げてくれた場合は穴として期待しよう。
△ アップライトスピン
前走は鮮やかに突き抜けたアップライトスピンだがこの馬は良馬場ではキレなそう。
新馬戦の時からフットワークが非常に雑な馬で、走法を見ただけでそこまで速い上がりが出せるタイプではないとわかる感じ。フリージア賞では高速馬場でキレ負けしていましたし、おそらく一線級相手では末脚くらべでは劣るような感じ。
一方で走法的に道悪馬場は得意なタイプなはずで、前走は渋った馬場で上がりがそこまで問われなかったのが良かった感じ。ディープインパクト産駒なのでここにきての急成長なんてザラにあるとは思いますが、これぐらいの評価にしておきます。
△ グラディーヴァ
人気馬の中ではグラディーヴァの評価を少し下げたい。
新馬戦を見た時にはレースセンスの高さからクラシックに乗れる素材かとも見ていたが、どうもその後の走りを見る限りそこまでの馬ではなさそう。スローのレースばかりで高い指数が出ないレースが多いのだが、それでもハイレベルなレースを経験していないという点は気がかり。ミルコ騎乗とここ2年優勝しているハービンジャー産駒というだけで人気している感じがあり、まぁ走られたら仕方ないという抑えにします。
△ エアジーン
中山コースで2勝をあげているエアジーンだが、開幕週の高速馬場では決め手で負けそう。2勝をあげているとはいえどちらも道悪馬場という馬で、スパッとキレるイメージはない。昨年のノームコアのようにここでいきなり馬が化ける可能性もありとみて抑え。
印まとめ
◎フェアリーポルカ
◯カレンブーケドール
▲レッドベルディエス
☆パッシングスルー
△レオンドーロ
△アップライトスピン
△グラディーヴァ
△エアジーン
勝負度 C
推奨馬券
三連複 6→14,5,15→14,5,15,10,13,8,1 本線ベース
三連複 6→14,5,15 重ね買い
三連複 6,14→5,15,10,13,8,1 重ね買い
三連複 6,14→5,15,10 重ね買い
三連複 6,14→5,15 重ね買い
ワイド 6→14 抑え
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