目黒記念2021の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2021/06/04
重賞レース考察・予想
目黒記念2021(東京芝2500m)の予想です。
5月30日に東京競馬場で開催され発走時刻は17:00です。出走馬はグロンディオーズ、ミスマンマミーア、ヒートオンビート、サンアップルトンなど。東京競馬場の芝2500mで行われるGIIです。
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目黒記念 2021予想
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予想の根拠
日本ダービーの直後の12レースにたった100m伸びた東京芝2500mで行われるGIIレース。ほぼ同じ距離体系ということでレース質も同じようになるかと言えばそうではなく、立ち回りセンスよりもスタミナある馬の差し脚が活きるオークスのようなレースになりやすい。
勝ち馬の脚質を見ても、過去5年のうち4回は10番手以下からの追い込みになっており、やはりこのレースは日本ダービーとは様相が異なるスタミナ差しレースになりやすい。とは言っても、2018年や2015年のように立ち回り+差し脚のどちらも要求されるような年もあり、今年はどちらのレース質になるかが重要なポイントか。
ぱっと見ではあまりペースが速くなりそうもないメンバー構成だが、トップウイナーの陣営コメントに「スタミナ戦に持ち込みたい」とある点がポイントか。ダート短距離で先行できるぐらいのスピードがある馬ですし、鞍上も和田騎手ということを考えればトップウイナーが逃げる可能性が高そうですし、淡々と飛ばしてスタミナ戦に持ち込むような逃げを打つと思います。
※汚い字で申し訳ありませんが、ざっと考えた隊列図はこんな感じ
土曜日の東京競馬場の芝はCコース開幕週にも関わらず顕著な外伸び馬場。位置取りと立ち回りが有利な日本ダービーこそある程度は内枠有利なレースになると見ていますが、毎年外差しがズバッと決まる目黒記念に関しては今の馬場ならもう外を回す差し馬が圧倒的に有利になりそう。と言っても後方から外を回しそうな馬がズラリと揃ったメンバー構成に見えますし、そういった馬たちの中でいかにロスなく外から差し込んでこれるかという点が重要になると思います。
というわけで予想の発表。
どんなレースになるかを推理
[コース特徴] 東京芝2400mから100m距離が伸びる事で急坂を2回登ることになり、スタミナがはっきり問われる。
[馬場レベル] B=やや高速
[馬場バイアス] フラット
[血統傾向] ディープ、キングマンボ、ステイゴールドなどダービーでも走る血統が良い。ロベルト、トニービン、サドラーズウェルズなどの欧州スタミナ血統を持っている馬がよく走る。
[レース展開] トップウイナーが逃げる展開か。なんだかんだでこのレースはペースが流れて差しが決まる。
[メンバーレベル] D=やや低調
[想定ラップ] 7.3 – 11.1 – 11.4 – 12.4 – 12.2 – 12.0 – 11.9 – 11.8 – 12.0 – 11.9 – 11.5 – 11.8 – 12.1
[想定時計] 2:29:2
[勝負度] E
※2021年より馬場レベルという基準を設定。基準はS-A-B-C-D-E-Fの7段階。Sが超高速馬場、Fが超タフ馬場というイメージです。
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目黒記念 2021の印
【本命 ◎4 サンアップルトン】
血統イメージ通りにとにかく長く良い脚を使える馬で、オープン昇級後は休み明けで全く動けなかったオールカマーと不良馬場だったAJCCを除けば確実に最後まで脚は使えている感じ。特に評価したいのが昨年の日経賞のレース内容で、外を回して4着に健闘したのだがその時の1着ミッキースワロー、2着モズベッロ、3着スティッフェリオは全てその後にGIレースで馬券に絡んでいる。それらと比較してみてもオープン勝ち実績ぐらいしかない馬が揃った今回のメンバーでは上位の存在だろう。
今年に入ってからは活躍できていないが、AJCCは不良馬場でノーカウントでOK。中山記念は最後に伸びてきているものの明らかに距離不足。そして前走のメトロポリタンSはいつもと違う先行策を取ったが、直線でラチ沿いの狭いポジションに入ってしまい前が詰まって全開スパートができずの不完全燃焼に終わった。
条件戦時代から今回の騎手とずっと同じコンビを続けているのだが、ほぼ全てのレースで直線では外に出しており、前走のメトロポリタンSは初めて外に出せずでこの結果。その前走内容からも今回は間違いなく直線で外に出す前提で道中も運んでくるでしょうし、今の外が伸びる馬場を踏まえればいかにもハマりそうなイメージ。他に外を回しそうな馬は後方から大外ぶん回ししかできないような馬が多いですが、この馬は前走で先行しているようにある程度の追走スピードがあるのでそこまで後ろからにもならないでしょうし、スムーズにインサイドアウトを決めて直線部分だけ外に出すような競馬ができそうな感じがします。
この条件への適性はすでに示していますし、このレースに相性抜群のトニービンを持っている点も強調できそう。実績微妙のオープン活躍レベルの馬が人気するぐらいなら、すでに重賞で実績があってほぼ間違いなく直線で外に出してくれそうなこの馬の期待値が高いように思います。
【対抗 ◯11 グロンディオーズ】
3歳時にすでに重賞級の素質を見せていたが長期休養を挟んでようやく本格化してきた感じ。六社Sを見ても淀みないペースにも対応できそうで、ダイヤモンドS勝利の内容からスタミナも文句なし。いかにも今回の条件は合いそうです。
鞍上がルメール騎手ならこのメンバーを見てある程度は位置をとってくるはずで、外目の好位ぐらいのポジションでいつでも追い出せるような競馬になりそう。東京芝2500mはルーラーシップ産駒が大得意にしている舞台でもありますし、ここは特に嫌う理由もないんじゃないだろうか。
【単穴 ▲15 ミスマンマミーア】
前走は差しの決まる高速馬場という特殊条件がハマった感じはあるが、それでも日経新春杯の頃から馬が本格化してきた感じ。タニノギムレット産駒の牝馬ということもあり、完成までに時間がかかったんだろう。
斤量こそ1キロ増えますが、今回はGII戦と言ってもグロンディオーズが1番人気、ヒートオンビートが2番人気になるぐらいでたいしてメンバーレベルは高くなさそう。脚質的に今の外が伸びる馬場は合いそうですし、ふんわり乗って直線勝負に持ち込みそうな福永騎手とも手は合うはず。タニノギムレット産駒でロベルトとグレイソヴリンを併せ持っている点からも適性は高いと見ます。
【特注 ☆8 ヒートオンビート】
小牧特別でアリストテレスと小差のレースを見せて鳴滝特別でハイレベルなメンバー相手に完勝を見せた時あたりからいずれは重賞で活躍すると思っていた馬で、近走もそれなりに安定してはいるが、西宮Sはどん詰まり、オリオンSは超スローで脚余す、美濃Sは直線でもたれて真っ直ぐ追えず、大阪ハンブルグカップは転厩初戦で折り合い欠く、などなどまともにレースができたことがほとんどない。その意味でまだ底が見えていないとも言えるだろう。
今回は友道厩舎で2戦目になることで最終追いがポリトラックだった前走よりも確実に上積みがありそう。トニービンなどのスタミナ血統は持っていませんが、半兄ラストドラフトが同条件のアルゼンチン共和国杯で2着好走。いかにもこの条件は合いそうですし、あとは川田騎手が今の馬場に沿った騎乗をしてくれれば上位争いになりそう。
【△12 ダンスディライト】
オープン昇級してからの2戦は結果が出ていないが、京都記念は速い流れで追走に一杯一杯だった感じで阪神大賞典はさすがに距離が長かったか。条件戦時代のレースぶりからヒートオンビートとは能力差がほとんどなさそうですし、今の外が伸びる馬場を考えればこの枠順も悪くなさそう。ヒートオンビートが2番人気に支持されるなら当然抑えておくべき馬でしょう。
【△6 アドマイヤポラリス】
いかにもな友道厩舎の晩成の長距離砲という感じで、今までのレース内容を見ても後ろから差されたことはほとんどない。こういうタイプの馬は相手なりに昇級しても通用しそうなイメージですし、ジャスタウェイ産駒なのでトニービンを持っている点もプラス。
【△1 ムイトオブリガード】
プレ予想では本命候補にした通りでこの条件への適性は高いと思うが、どうも土曜日の馬場を見る限り内枠からタイトな競馬をしそうなこの馬はあんまり馬場バイアスが向きそうにない。横山武史騎手のキャラからも位置を取りに行ってロスなくインを回る競馬をしてきそうだが、そういう競馬では勢いをつけて外から伸びてくる馬の末脚に敵わない印象。また、どう考えても人間ですから頭の中はエフフォーリアの日本ダービーのことだけだと思いますし、正直このレースのムイトオブリガードのことまで考えられているかは怪しいところ。
【△10 ナムラドノヴァン】
3000m以上の距離に使って本格化してきた馬だが、中距離戦に使っていた当時のレース内容を振り返ってみてもスローペースの展開なら最後に脚を使えているのだが、ペースが流れると追走力に欠けるので伸びてこない感じ。だからこそ長距離戦で追走スピードが緩んでパフォーマンスを上げてきたんだろう。
今回は道中ペースも流れやすい東京芝2500mでここ3戦に比べれば追走に脚を使う展開になりそう。そもそも前走の超スタミナ戦になった天皇賞(春)の疲れは取れているんでしょうか?今の外が伸びる馬場を踏まえて印は抑えた。
【△13 ディアマンミノル】
準オープン勝ちのレースぶりからもタフ馬場巧者で高速馬場の東京が合うイメージはない。前走のメトロポリタンSは少頭数の上に先行馬が中盤で速いラップを2区間刻んで勝手にバテてくれる最高のレース展開が向いた感じ。決着時計2:24:5は翌週の3勝クラス戦よりも遅いものですし、かなり時計レベルは低かった印象。今回はメンバー強化で頭数も増えて追走スピードも問われるとなるとパフォーマンスは落としてくるか。今の外が伸びる馬場を踏まえて印は抑えた。ちょっとさすがに松山騎手と軽ハンデというだけで人気しすぎじゃないだろうか?
【△14 ゴールドギア】
道中ゆったりと追走して末脚を活かしてこそ良さが出る馬。追走に脚を使ってしまうと良さが出ないので重賞では常に最後方で置かれる競馬になって届かないレース続き。前走のメトロポリタンSは少頭数の上に先行馬が中盤で速いラップを2区間刻んで勝手にバテてくれる最高のレース展開が向いた感じ。決着時計2:24:5は翌週の3勝クラス戦よりも遅いものですし、かなり時計レベルは低かった印象。今回はメンバー強化で頭数も増えて追走スピードも問われるとなるとパフォーマンスは落としてくるか。今の外が伸びる馬場を踏まえて印は抑えた。
【推奨買い目】
三連複 4→11,15,8→11,15,8,12,6,1,10,13,14
【買い目及び予想のポイント】
ここは土曜日の馬場を見て予想を全面改定しました。能力上位で直線で外に出してくれるという点で次走注目馬にしていた◎サンアップルトンを信頼します。相手は◯▲☆のどれかはくると見て上手く三連複で良い感じのが引っ掛かってくれると・・・
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