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神戸新聞杯2018の予想を公開!

神戸新聞杯2018(阪神芝2400m)の予想です。

9月23日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はワグネリアン、エポカドーロ、エタリオウ、ステイフーリッシュ、ゴーフォザサミット、メイショウテッコンなど。阪神競馬場の芝2400mで行われるGIIです。

 

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神戸新聞杯 2018予想

神戸新聞杯の週中分析記事はこちらから

 

予想の根拠

神戸新聞杯が行われる阪神芝2400mは急坂を2回越える非常にタフな舞台。この時期の3歳馬にとってもまだ過酷と言ってよいコースで、並の馬では走りきるのさえきついようなタフ条件だろう。

 

そういう舞台ということもあって、このようにレースラップだけを見るとかなりのスローペースで楽そうなレースに見えるのだが、これでも最後はきっちりと地力が問われるのがこのコースの特徴。ダービー好走馬が毎年のように上位を独占しているのもそういったタフな条件であるという事に起因しているか。

 

そんなわけで、この神戸新聞杯は純粋にこのクラシックディスタンスで強い馬を買えばいいレース。

そうなると例年であれば日本ダービー上位馬を素直に買えば良いという事になるのだが、今年に関しては春のクラシックの皐月賞と日本ダービーがどちらも馬場と展開にかなり左右された結果に。

皐月賞=雨で時計がかかった上に逃げ馬が競り合って縦長の隊列になり、好位組しか来れないようなレースに

ダービー=超高速馬場でそこまでペースも速くならず、前々で進めた馬が馬場を活かしてそのままなだれ込んだ

実際にこの2レースのどちらでも好走したのはエポカドーロだけで、この馬にしても2レースともに展開に多分に恵まれたような印象。例年であれば皐月賞上位、日本ダービー上位といえばそれだけで能力の証明のようになるのだが、今年に関してはその基準で判断しては危うそうだ。

ここは皐月賞や日本ダービー好走組ではなく、まだバレてはいないクラシックディスタンスで強い馬を買うべきレースのように思います。

というわけで予想の発表。

 

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神戸新聞杯 2018の印

本命 ◎メイショウテッコン

本命は世代最上位の能力を持つこの馬が条件替わりで強敵撃破と見る。

この馬は新馬戦の時からずっと強いと評価していた馬だが、大跳びの体力型のタイプのためになかなかキャリア序盤は適条件がなかった上にソエの影響が出てまともに能力を発揮できず。それでも今年初旬あたりからはその基礎体力を前面に押し出す競馬で活躍を見せ初めてようやく菊花賞トライアルの舞台にまでやってきた。

血統を見ても走法を見てもどう考えても広いコースが向くタイプで、ベスト舞台は京都芝2400mか阪神芝2400m、今のスピードが求められる菊花賞なら京都芝3000mも絶好という感じの馬。ここ2戦は明らかな距離不足の舞台だったと思いますが、それでも強敵を倒していますしポテンシャルは相当高そう。

ここは相手が強いですし、控えるとキレる馬に差されそうな感じがしていますが、陣営コメントや継続騎乗の鞍上のスタイルなどを考えてもまず前々で競馬をすることは確実。エポカドーロが今回は控える競馬をする可能性がありそうなので展開はこの馬に絶好に向きそうですし、本当は菊花賞で全力で狙いたい馬なのですが、ここまで条件が揃えばリアファルの時のようにトライアルから一発あって良さそうと見て本命に推します。

 

対抗 ◯エタリオウ

対抗は日本ダービーで一番強い競馬をしていたエタリオウを信頼する。

この馬はデビュー戦から非常に強い競馬をしていたのだが、そのデビュー戦から青葉賞まではずっと基礎体力を前面に押し出すような途中で動く競馬ばかりになっており、ずっとゴールドシップのようなイメージで乗られていた。

それが日本ダービーでは外枠で位置が取れなかったということもあって後方で脚を溜める競馬に。初の外人騎手(ボウマン)とのコンタクトが合ったということもあるとは思いますが、超高速馬場で完全に前有利なレースで一頭だけ後ろから追い込んできての4着。今年の日本ダービーで一番強い競馬をしたのはエタリオウという見解でいいでしょう。

おそらく日本ダービーでここまでのパフォーマンスを見せたのは「初めて脚を溜める競馬をした」事が大きそう。今まで和田騎手や石橋騎手など途中で動く傾向の騎手で手があっていなかった印象で、前走のようにしっかり脚を溜めて末脚を活かす競馬の方があっていたという事だろう。

そういう事であれば今回の鞍上ミルコ・デムーロはまさに理想のパートナー。ここで権利を取らないと菊花賞に出られない可能性があるというのは馬も鞍上も同じで、ある程度積極的に権利を取りに行く騎乗をすると思うが、デムーロならば内枠でポジションを押し上げつつも脚を溜める競馬なんてお手の物。最後は直線での末脚勝負になると思うが、日本ダービーで見せた末脚をみればこの馬が一番キレると考えて良さそうですし、その末脚を今回はもっと前目の位置で繰り出せるのがほぼ確実と考えれば上位評価が立とうと見ます。

 

単穴 ▲ステイフーリッシュ

能力はここでも最上位級と見ていいステイフーリッシュは展開が鍵になる。

京都新聞杯の時計および内容は強いの一言で、ハイペースを前々から自ら動いて後続を突き放したんだからこの馬は世代最上位級の馬だろう。一方で日本ダービーでは転倒寸前の不利があったりはしたが、最後の直線ではキレ負けしていた印象。どうも瞬発力よりは体力型のステイゴールド産駒という感じで、神戸新聞杯よりはセントライト記念の方が適性が高いタイプではないだろうか。

今回はおそらく前半スローから後半部分に負荷がかかるような展開になりそうですし、そうなった場合にこの世代最上位級の馬が集まったメンバーの中ではキレ負けする可能性が高そう。そういった考えから当初は軽視予定だったが、どうも陣営コメントを見る限りだと「京都新聞杯のような競馬をしたい」との事で先行策を取る可能性が高そう。京都新聞杯の時のようにメイショウテッコンが逃げる2番手を取る可能性がありそうで、鞍上もこういう時には積極的に乗る事が多い川田ならその可能性は高い。

まず前半スローペースからのロンスパ〜瞬発戦になりそうですが、メイショウテッコン とこの馬が早めに後ろを引き離すような展開になれば決め手がそこまで問われないでこの馬は走れそうな感じ。一方で溜めての直線勝負になると厳しい感じはします。何れにしても前残り想定での相手として買うならエポカドーロよりスタミナも上位で今回の位置もエポカドーロより前になりそうなこの馬と見ての三番手に。

 

特注 ☆ワグネリアン

日本ダービー馬のワグネリアンはその称号に敬意を評してこれぐらいの評価に。

皐月賞の惨敗以外を見ればこの世代では能力上位というのは明らかで、じっくり前半部分で脚を溜めて後半部分で末脚を爆発させるという今回の条件設定も合うだろう。

ただ、前走の日本ダービーに関しては福永騎手の騎乗がこれ以上ないぐらい完璧だったのは忘れてはならないか。あれだけ完璧に乗ってエポカドーロ、コズミックフォースあたりを突き放せなかったわけで、この馬とて能力抜けきったダービー馬という感じはしない。

前走で大外枠から勝ちに行くためにポジションを取りにいって前半部分でかなり折り合いを欠いていましたし、今回もまず前半部分でハミを噛んで折り合いを欠く仕草を見せそう。福永騎手はトライアルで乗れずにエピファネイアが折り合いつかなくなった過去があることから折り合いに気をつけろと助言をしそうですし、ここが本番ではない友道調教師としても今回は控えて末脚を活かす競馬を指示するはず。

エタリオウのデムーロやアドマイヤアルバの岩田は権利を取りに行くためにインを突いたりする可能性が高いのに対して、この馬はまず後方で折り合いをつけて直線で外に回す競馬になるはずで、そこから馬の能力で届くかどうかが鍵。まず差し込んで上位争いにはなると思いますが、抜けた能力を持ったダービー馬ではないだけに久々に神戸新聞杯で馬券外になるダービー馬となっても驚けません。

 

△ アドマイヤアルバ

穴として最大の魅力はアドマイヤアルバでいいでしょう。

この馬は未勝利を勝つまでにかなり時間がかかりましたが、非常に強い相手とばかり戦ってきたのがその理由で、加えてどう考えても短いマイルの距離でキレ負けして出世が遅れていたような感じ。

ハーツクライ産駒でどう考えても芝の中長距離向きと見ていましたが、その条件に使われたのがようやく2走前の京都新聞杯。早めに進出しての2着は立派な内容で、明らかに距離を伸ばして良さを発揮したという感じでした。

その京都新聞杯からの使い詰めローテでの日本ダービーは普通ならハーツクライ産駒は凡走するパターンでしたが、スタート直後にごちゃついで位置が取れずに最後方からになるも直線では鋭く伸びての最速上がり。ご存知の通りで超高速馬場で前に行った馬しかチャンスがなかったレースだったことを考えれば非常に優秀な内容と考えていいだろう。

今回はハーツクライ産駒にとって成長を促しての休み明けの秋といういかにも走りそうなタイミング。春は使い詰めだったのでフレッシュな状態の今回はいかにも狙い目という感じがしますし、ここで3着以内に走らないと菊花賞には出られない可能性があるのである意味では友道厩舎はワグネリアンよりもこちらの方が本気なはず。

岩田騎手ならある程度ポジションを取って権利を狙いに行く騎乗をしてくれそうですし、ダービーの内容からワグネリアンやエポカドーロあたりとそこまで差がないという事を考えても今回買うべきはこちらの方だと思います。これで内枠を引いてくれれば岩田騎手なら位置も取れてスルスルと伸びてまず好走できるとみて本命予定でしたが、この枠だと後ろからになる可能性も高そうなのでこれぐらいの評価に落ち着きました。

 

△ ゴーフォザサミット

1枠1番を引いた事と2400mの重賞勝ち実績から穴人気になりそうなゴーフォザサミットはここで走るイメージが湧かない。

というのもこの馬はどう考えても前走の札幌記念を使ったのが余計。雨の影響でかなりのタフ馬場になったレースでこの馬は早仕掛けでタフなレースをしており、3歳馬にとっては相当に過酷なレースを経験した感じ。これで成長につながると考えれば良いのだが、この馬は疲労に弱いハーツクライ産駒。あそこまで厳しい競馬をした後に今度は好走となるイメージが全く湧かない。

実際に青葉賞を圧巻のパフォーマンスで勝利したが、その後の日本ダービーではさっぱりと疲労に弱い面を見せた前科もありますし、今回はこの絶好条件でも走れる状態にないと見て抑えまでに。

 

△ エポカドーロ

1番人気に支持されそうなエポカドーロは今回は少し嫌う事にする。

この馬は父オルフェーヴルで母系がダート短距離血統の完全なスピードタイプ。ステイゴールド系のピッチ走法で細かく立ち回れる所に母系のスピードの持続力が合わさっているような印象の馬で、ベストは1800m〜2000mの小回りコースだろう。

皐月賞は強い内容だったとはいえ馬場と展開が完全に向いての勝利。日本ダービーも東京コースと距離を克服したのは正直驚きだったが、それでも楽に先手を奪えて超高速馬場でマイペースで運べたのは向いたと言えるだろう。ダービー2着といっても先日のセントライト記念であっさりと負けたコズミックフォースとレース内容は大して変わらない。

その日本ダービーは「何が何でも手にしたいタイトル」であるために逃げの戦法を取ったが、今回の神戸新聞杯はあくまでも菊花賞のトライアル戦。藤原調教師が賞金を持っているこの馬をトライアル戦でまともに仕上げてくるとは思えず、菊花賞では距離不安がある馬だということを考えても今回は折り合い重視で控える競馬をする可能性が高い。実際に藤原調教師のコメントを見ても「今回は戦法を変えるかも」と言ったものが出ている。

もちろんスピードを活かす競馬をすれば強い馬なので、スローペースでメイショウテッコンと楽な先行策を取ったりすればそのまま粘り込みでのワンツーになる可能性もあるとは思うが、今回は菊花賞を見据えて折り合い重視で最後にどれだけ末脚を使えるかという競馬をしてくる可能性が高いと見る。そうなればエタリオウやワグネリアン、アドマイヤアルバといったあたりに決め手で負けそうな感じがします。今回は買い時ではないでしょう。

 

 

印まとめ

◎メイショウテッコン
◯エタリオウ
▲ステイフーリッシュ
☆ワグネリアン
△アドマイヤアルバ
△ゴーフォザサミット
△エポカドーロ

勝負度C

 

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土日は重賞の買い目と平場の狙い目を掲載します。また、リアルタイムで予想が見れる「競馬開催日の競馬ノート」というページをメルマガ読者様限定で公開しております。

 

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