【阪急杯2020の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します

阪急杯2020(阪神芝1400m)の考察です。

3月1日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はダイアトニック、フィアーノロマーノ、ステルヴィオ、マイスタイルなど。阪神競馬場の芝1400mで行われるGIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。

今朝のプレスリリースで指定席発売が中止になったことが発表されましたが、どうやら今週末の競馬は通常通りに開催されるようですね。サッカーや野球、ラグビーなどと違って入場者数がダイレクトに収益に反映されるわけですから、そりゃネット投票がある時代とはいえ無観客競馬なんてできないというのもわかります。そうなるとWINSも全閉鎖しなければ意味がないですしね。

ただ、これだけ他のエンタテイメント業界が人が集まるイベントを自粛しているのに競馬だけはOKというのもなんなのかなぁと思うのも事実。競馬なんて一番人が集まって密集度も高いし、それぞれ「差せ」「そのまま」と大声で叫んでいる人も多いと思うんですがね・・・

何も競馬を中止しろと言っているんじゃなくて、もう具体的な基準が何も示されていないので「競馬がOKなら他のも自粛しなくていいんじゃね？」と思うわけです。こんな日本中が自粛、自粛言ってたらホテル、旅館、飲食店全て経営不振になってコロナウィルスが治まった頃には経済が終わってる気がするんですが・・・

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2月15日(日)東京11R

共同通信杯(G3)

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阪急杯 2020 考察

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レース傾向

暮れの阪神カップと同じ阪神芝1400mで行われるGIIレース。高松宮記念の前哨戦として機能しているレースですが、それと同時に適性が1400mという中央競馬の番組体系の中では見捨てさられているような馬たちへの救済の意味もあるようなレースです。

地方競馬ではほぼ全てのレースを1400mの距離で行われている競馬場も多いですが、中央競馬で1400mというと最も蔑ろにされている距離体系の一つ。1200mならばスプリントGIが２つありますし、1600mでもマイルGIが３つあります。一方で1400mという距離はGIがありませんし、古馬の牡馬混合戦となると上級レースはほとんどありません。

そんなわけでこの阪急杯は高松宮記念の前哨戦という意味があるのと同時に、日頃は活躍の馬があまりない1400m巧者が満を辞して激走できる舞台でもあるわけです。

POINT1 → 日本の競馬番組体系では蔑ろにしている芝1400m。そんな1400m巧者が激走しやすいレースだ。

1400mという距離はレースラップを見てもちょっと特殊。スプリント戦ならば最初からガツンと速くなって、その部分のスピードについていければ最後まで惰性でも凌げる傾向。一方でマイル戦となると最初からガツンと飛ばしてもなかなか最後まで持つことはなく、前半部分で脚を溜めて最後に鋭い決め手を使えるかが重要になってくる。

その中間に位置する1400m戦はスプリント、マイルのどちらの要素も必要になる特殊な条件。マイルよりも前半部分がガツンと速くなる傾向で、全く息が入らないラップ構成の中で直線でもしっかりと末脚を使えるような馬が上位に来ることができます。ちょうどこの適性にドンピシャでハマっていたのがサンカルロのような馬だった感じで、こういうラップ構成に適性がある馬はこの条件では何度もリピーターとして走ってきます。

POINT1 → 前半部分が速くなり息が入らないラップ構成の中でも最後に末脚を繰り出せる馬が有利になる。こういうラップ構成に適性がある馬は何度もリピーターとして走ってくる。

過去５年のスパンで見れば特にこれといった血統傾向は目につかないレース。ただもう少し遡ってみると、とにかくフジキセキの系統が有利な傾向。昨年もダノンシャンティ産駒のスマートオーディンが勝利しましたし、それ以前でもロサギガンティアやキンシャサノキセキが走っていますし、このレースはフジキセキ系が有利な傾向だ。

それ以外では過去４年でリファールを持っている馬が４連勝中。２着にもオメガヴェンデッタやミッキーアイルなどリファール持ちの馬が走っていますし、この血統も近年の阪急杯では注目と言えるか。

POINT1 →とにかくフジキセキの系統が強いレース。それ以外ではリファールを持った馬が近年では４連勝中。

考察まとめ

というわけで枠順発表前の阪急杯の想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）

京都金杯でも２着でベスト条件の1400mに戻るダイアトニックが１番人気とみて間違いなさそう。それを追うのはGI馬のステルヴィオや阪神カップで結果を残したフィアーノロマーノあたりでしょうか。

最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ！

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＜推奨根拠＞

どう見ても先行タイプが少ないメンバー構成。近走は明らかに短いスプリント戦でスピード負けしていますが、適性高いこの条件で積極的な競馬ができればこの馬は変わりそう。一気に人気を落としそうな今回は狙い目に見えます。

一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。

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上位人気馬であんまり嫌える馬はいないんですが強いてあげるならこれか。と言ってもこの馬は前へ行ける馬なので、展開的にむいてしまう可能性は結構あると思います。週末になったら普通に上位評価をしている可能性も・・・