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CBC賞2022の予想を公開!

公開日: : 最終更新日:2022/07/07 重賞レース考察・予想

CBC賞2022(小倉芝1200m)の予想です。

7月3日に小倉競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はアネゴハダ、タイセイビジョン、ファストフォース、テイエムスパーダなど。小倉競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。

 

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CBC賞 2022予想

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CBC賞はどんなレースになりやすいのか?

例年は中京芝1200mで開催されているサマースプリントシリーズ第2戦。昨年に引き続いての小倉競馬場での開催になるが、もう昨年のCBC賞を見た感想はただ一つ。スーパーウルトラ高速馬場での高速決着になるということだけじゃないだろうか。

例年、この夏開催の小倉芝の開幕週は超高速馬場になることが多いが、昨年の開幕週の馬場は歴代最高の超高速馬場と言っていいぐらいの異常な馬場。条件戦レベルで1分6秒台の時計がザラに出ていましたし、実際にCBC賞の走破時計も1:06:0で日本レコードが記録されました。それだけ速い時計に対応できるスピードがあるかは重要になりそうです。

 

サンプルが昨年しかないのでデータを抽出するのは難しいですが、昨年の2〜3着馬はもともと重賞実績馬で地力上位で差し込んできたようなレースぶり。そんな実績馬2頭を退けたのは格上挑戦で人気薄だったファストフォースでした。

このファストフォースは父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーというスピード要素の塊と言っていいような血統背景。とにかくテンから最後まで速いレースになる超高速決着を走るためには、これぐらいスピードをゴリゴリに押し出した配合の馬が有利になるんじゃないでしょうか。

 

今年はどんなレースになりそうか?

今週が小倉競馬場は開幕週。前項で書いた通りで最近の夏の小倉競馬場の芝はスーパーウルトラ高速馬場になることが多い。昨年の開幕週は史上最高レベルの高速馬場でしたし、今年も週末に雨が降らなければ似たような馬場になるか。

 

すでに小倉競馬場の馬場写真がJRAから発表されているが、これだけ暑い日が続いているということもあって芝の生育状況は至って順調な模様。土曜日の芝1200mのレースを見ても1勝クラス戦で1分7秒0という破格の時計を記録。こんな馬場で重賞が開催されれば昨年同様に1分6秒台前半の決着になると見ていいだろう。

(※日曜は雨が降るのか降らないのかよくわからない天気予報ですが、まぁ考えても仕方ないのでほぼ降らないと見て予想します。)

 

そんな顕著な高速馬場で行われたこともあって土曜日の血統傾向も顕著に。土曜日の芝レースは全て非SSのミスプロ系かノーザンダンサー系が勝利しましたし、もうこれでもかというぐらいにミスプロ系やダンジグ系を持つ馬が激走していました。それだけ今の超高速馬場ではサンデー系の溜めて差す才能は必要ないということで、とにかく速い流れに耐えてバテずになだれ込める血統が有利と言えそうです。

 

昨年は13頭立てで行われたことで外枠の馬でもなんとかなった感じだが、今年は17頭立て。外枠の馬はよほどテンに速い馬でないと厳しい競馬になりそう。内枠からテイエムスパーダが突っ張るところを外枠のタマモティータイム、スティクス、ファストフォースあたりがガツンと追いかけるような展開になりそう。

まず間違いなく前半3ハロン=32秒前後の超ハイペースになるはずで、かといって今の馬場は外を回すような差しタイプでは差し込んでこれない。狙い目はテンに主張しそうなテイエムスパーダ、タマモティータイム、スティクスに行かせてその直後あたりのポジションを取れる馬じゃないだろうか。

 

考察まとめ

【レース質】スーパーウルトラ高速馬場での音速スピード勝負<■□□□>

【狙えるタイプ】とにかく絶対的なスピードがあるスプリンター。

【狙えるタイプ】スピード血統を詰め込んだような配合の馬。

【狙えるタイプ】ミスプロ系、ダンジグ系を持っている馬。

【狙えるタイプ】徹底先行タイプの馬の直後の位置を取れる馬。

 



 

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CBC賞 2022の印

【本命 ◎17 ファストフォース】

典型的な夏馬で7-8月の通算芝成績は(3-2-1-0)。スピードを活かし切ってこその馬なので、どうも冬場は馬体が絞れずで行きっぷりが悪くなって成績が落ちているようで、暑くて馬体が絞れる夏は行きっぷり抜群で自慢のスピードを存分に活かせる感じ。

血統面は小倉芝1200m及び今の小倉の馬場を走るために生まれたような配合で、父はスピード王者ロードカナロア、母父サクラバクシンオーというスピードだけを固めたような血統背景。それだけでも小倉の高速決着では買いなのだが、母母父デインヒル=ダンジグ系で土曜日の血統バイアスからもこれ以上ない血統背景と言える。

前走の高松宮記念は前述の通りで春時期で行きっぷりもイマイチだったが、インしか伸びない馬場で外を回してGIで0.3秒差なら十分に評価していいはず。今回は昨年と比較すると斤量増で外枠というのがマイナスには見えるが、大得意の7月で調教の動きも抜群なので56kgでもここ数戦とは行きっぷりが違いそう。土曜日の馬場を見ても、外枠でもテンに主張して位置さえ取ってしまえば粘り込めるような馬場だったので、タマモティータイムとスティクスが突っ掛けるところについて行ってその直後を取れれば十分にやれていいはず。揉まれ弱さもある馬なので、その位置さえ取れてしまえば案外外枠も悪くないかもしれません。

鞍上もそういう積極策は得意な騎手ですし、今回は枠が嫌われて評価を落とすなら血統や時期的にもこの馬以上に評価できる馬もいないのでこれを本命に。

 

【対抗 ◯2 アネゴハダ】

最近はスタートを出るようになって戦績も安定。フィリーズレビューではハイペースを早め先頭で普通に強い競馬でしたし、その時の勝負所での手応えを見ても小倉芝1200mの激流を好位追走でも対応できそう。フィリーズレビュー2着のナムラクレアとは展開の差を考えれば現状はそこまで差はないようにも見えますし、あちらが函館2歳Sを圧勝した事を考えても重賞で能力通用していい。

普通に枠も絶好に見えますし、騎手のせいなのか何なのか思ったほどに人気が被っていない。他に買える馬も大していないので、それならこの馬を順当に評価するのがいいかなという見解です。

 

【単穴 ▲12 スマートリアン】

マイルでずっと折り合いがつかない競馬を繰り返していたが、前走は初の1400mでも掛かり気味に先行。直線では前が詰まり気味で追い出しが遅れていましたし、スムーズならおそらく2着には来ていたはずだ。今回はさらなる距離短縮と超高速馬場がどうかだが、このメンバーならやれてもいいはず。これが本命というのも考えましたが、穴人気確実の外枠の馬を初1200mで信頼しきれず・・・

 

【特注 ☆15 スティクス】

自分のペースで逃げられるかで全てが決まる馬。逃げられないとさっぱり何もできないタイプで、今回は馬場自体は合うだろうがタマモティータイム、テイエムスパーダを制してハナに立てるかが全て。本当にピンかパーと言える馬か。

前走で直線競馬を使ってテンに刺激を入れた点は良いと思いますし、何よりも父ロードカナロアで母母父デインヒルという配合は今の小倉芝では魅力。ただ、本命のファストフォースよりもピンかパー度が抜けているのでなかなか信頼はしにくい。

 

【△3 レジェーロ】

ムラ駆け傾向があっていつ走るかさっぱりわからない馬ではあるが、一応の好走条件は小柄で非力な馬なので綺麗な馬場で走れる時。おそらく急坂コースよりは平坦コースの方が得意なはずで、小倉コース実績も良いですし3歳時には葵ステークスでビアンフェと差のない競馬ができている。2021年の北九州短距離Sでは外伸び馬場でインを通って見せ場十分の競馬ができていましたし、小倉コースだけ走る可能性も考えておきたい。

近走はさすがに負けすぎとも言えるが、ダートや急坂コースだったり走れなくてもまぁ仕方ないと言えるようなレースは続いている感じ。今回は高速馬場の平坦コースで絶好の内枠が引けましたし、調教内容もここ最近の中では一番良さそう。

 

【△5 テイエムスパーダ】

葵ステークスではごちゃついて惨敗したが、それ以外では底を見せていない馬。父も母父もサンデーサイレンスではない血統背景も良いと思いますし、開幕週の馬場を考えれば枠も絶好。ただ、48kgで今村騎手となるとおそらくハナに行き切ろうとするはずで、それで行って粘れるかはピンかパーな部分が大きい。

 

【△8 タイセイビジョン】

1400mぐらいが適性ベストの馬でスプリント戦では位置を落としてしまう。昨年は1枠1番で二の足で川田騎手がラチ沿いを押し上げたのが良かった感じで、直線では致命的な不利を受けたがその不利があるまでは最短コースで完璧な競馬ができていた。

母が短距離馬とはいえ父タートルボウル×母父スペシャルウィーク×母母父エルコンドルパサーでは基本的に高速スプリント決着への適性は低いと思いますし、今年はフルゲート戦になって位置を落としてどれだけやれるか=川田騎手がどれくらい神るか次第だと思います。

 

【△10 メイショウチタン】

戦績を見る限りは典型的な1400m巧者だが、血統的には父ロードカナロア×母父マイネルラヴでコテコテのスピード馬。昨年の鞍馬ステークスを見ても乗り方次第で1200mも克服できそうですし、昨年のCBC賞に関しては超ハイペースをテンから追いかけすぎて脚が溜まらなかったんだろう。

長期休養を挟んでリフレッシュさせるローテは昨年のファストフォースと同じですし、他のロードカナロア産駒がこぞって外枠を引いたため、今回のメンバーで内枠〜中枠で血統的に買える馬がこの馬以外に全くいない。荻野騎手が上手く乗ってくれて血の力が騒げば大穴を開けたりしないだろうか?

 

【△11 カリボール】

前走は初のスプリント戦で一変。母父サクラバクシンオーで半兄モンドキャンノという血統だけにこの条件を使うのが遅すぎた。今回はいきなりの重賞挑戦で小倉コースとなるとテンに置かれるはずで、今の馬場で外を回して差す戦法でどこまでやれるか。

 

【△13 モントライゼ】

2歳時の実績からも強い馬だとは思うが、おそらくベストは1400mのダイワメジャー産駒。近3走は葵Sが不利、阪急杯は出遅れ、京葉Sはダートと敗因が明確だが、今回はスプリント戦でどこまでやれるか。テンで位置を落とすようだと苦戦しそう。

 

【△14 タマモティータイム】

条件戦時代の走りを見てもハナを奪えば普通に強い。今回は同型多数でこの枠ではさすがに厳しそうだが、50kgを活かしてハナに行き切ればやれる可能性も。完全にピンパーだがロードカナロア産駒のスピードタイプなら抑えたい。

 

【推奨買い目】

三連複 17→2,12→2,12,15,3,5,8,10,11,13,14 本線

ワイド 17→15 抑え

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは明らかに非SSのミスプロ&ダンジグ有利な高速馬場なのに内枠〜中枠に該当馬がおらず、前日時点では天気予報も不明だったためにとことん悩みに悩みまくりました。どうも当日朝の天気予報だと雨の影響はそこまでなさそうなので、それなら土曜と同じ超高速馬場でスピード有利と見て◎ファストフォースの持つロードカナロアとダンジグのスピード性能を評価します。

本命は決めたところで相手も難しそう。一応は高速馬場適性あるかは別にして能力上位に見える◯アネゴハダと▲スマートリアンを2列目に広めに3連複を流してみたい。☆スティクスは本当にピンかパーだと思いますが、こちらもロードカナロア産駒でダンジグ持ちなので2列目に入れるか迷いました。

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