チューリップ賞2023の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2023/03/09
重賞レース考察・予想
チューリップ賞2023(阪神芝1600m)の予想です。
3月4日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はドゥーラ、ペリファーニア、キタウイング、モズメイメイなど。阪神競馬場の芝1600mで行われるGIIです。
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無料公開予想抜粋
阪神11R京都牝馬S(GⅢ)
ワイド 5-13.14.15.16.18→400円
馬連 5-13.14.16.18→940円
小倉11R小倉大賞典(GⅢ)
ワイド 6-1.2.10.12.13→1,280円
馬連 6-1.2.12.13→3,750円
阪神11R大和ステークス
ワイド 2-5.12.13.14.16→740円400円
馬連 2-12.13.14.16→1,860円
東京11RフェブラリーS(GⅠ)
ワイド 7-3.4.6.11.15→450円470円
馬連 7-3.4.6.15→970円
小倉11R北九州短距離S
ワイド 11-8.9.12.17.18→1,500円1,070円
馬連 11-8.9.12.17→5,110円
東京11RクイーンC(GⅢ)
ワイド 7-3.4.9.10.15→750円520円
馬連 7-3.9.10.15→1,840円
小倉11R和布刈特別
ワイド 4-2.10.13.14.15→360円330円
馬連 4-2.10.14.15→810円
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チューリップ賞 2023 予想
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チューリップ賞のレース概要
いよいよ1ヶ月後に迫ってきた桜花賞のトライアルレース第一弾。昔から桜花賞の最重要トライアルとして認識されてきたレースで、一時期はチューリップ賞組からしか桜花賞で走る馬は出てこないと言われるぐらいに圧倒的なトライアル戦でした。
最近では阪神JFから直行する馬が増えてきたり、少し間隔を開けてクイーンカップを前哨戦に選ぶ馬が増えてきたことで以前ほどは有力なステップレースではなくなってきている感じ。あくまでも桜花賞の前哨戦の一つぐらいの位置に格が下がってきています。
本番の桜花賞は開催後半の荒れ馬場(近2年は傾向が変わりつつありますが)でフィリーズレビュー組の参戦もあるためにペースも速くなりやすく、能力上位馬がズバッと差し込んでくる末脚優位型のレースになりやすいですが、このチューリップ賞は開催前半でトライアル戦らしくスローペースになるので前残り傾向が顕著。本番でも好走するような能力上位馬は地力で走ってきますが、穴を開けるなら前々で展開に恵まれる馬と考えておきたいです。
データ的な見地からの考察
牝馬のクラシック路線は「阪神JF」→「チューリップ賞」→「桜花賞」と王道路線が全て阪神芝1600mで行われるために、昔からその王道ステップを使ってきた馬の力が上位なことが多かった。こうして見ても前走GI組=阪神JF組の成績が複勝率57%で抜けていますし、それだけ前走GI組は強いと言っていいか。ただ、近年は徐々にチューリップ症の序列が下がってきており、この王道路線の構図が崩れつつあります。
前走で阪神JFを使っていた馬が強いというデータからも分かるように、チューリップ賞は前走で同距離マイル戦を使っていた馬が有利。こうして見ても短縮ローテや延長ローテの馬はあまり走っていませんし、前走でマイルを使っていた馬が有利なレースでしょう。
特に短縮ローテの馬は散々な成績で、これは前有利のトライアル戦なので短縮ローテで位置が取れない馬は不利ということではないでしょうか。
関西で行われる桜花賞トライアルですが、好走率を見ると関東から遠征してきた馬の成績が非常に優秀。普通に考えれば関東馬がわざわざメンバー揃うチューリップ賞を使うメリットはそこまでないはずで、ここに使ってくるからにはそれなりの勝算があるということなのかもしれません。
ラップ的な見地からの考察
チューリップ賞は開催序盤のまだ馬場の良い状態の時に行われるトライアル戦。本番の桜花賞はフィリーズレビュー組などが混ざって速いペースになりやすいですが、こちらはトライアル戦なので基本的にはスローペースになると見ていいと思います。過去5年のラップ傾向を見てもほぼ全ての年で前半3Fは35秒以上掛かっていました。
そんなトライアルレースらしいぬるま湯のスローペース戦になるので、チューリップ賞は前に行ける馬が圧倒的に有利。末脚が決まるイメージの強い阪神マイルにしては逃げ馬の複勝率が50%もありますし、この馬が逃げるというのがある程度目星がついたらその馬を狙うというのもアリなんじゃないでしょうか。
血統的な見地からの考察
桜花賞の最重要トライアル戦で本番と同じ阪神芝1600mで行われるということもありクラシック血統が順当に走りやすい。無難にディープインパクト系やハーツクライ系、あとはマイルに強いダイワメジャーの系統などが走っています。
近2年はデインヒルの血を持った馬のワンツー決着。2019年も母父デインヒルのノーブルスコアが3着に走って穴を開けていますし、近年のチューリップ賞はデインヒルの血を持つ馬に注目です。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
ロングラン開催の阪神芝もだいぶ使われてきましたが、まだまだインが伸びる馬場が継続中。というよりも最近の阪神芝は年間を通して外伸び馬場なんてほとんどない(本当にエリザベス女王杯週ぐらいなもんでした)ですし、基本的にはイン先行有利馬場と見ていい。
近3年のチューリップ賞の結果を見ても、4コーナーでイン先行のポジションを取った馬しか馬券圏内には来れていない。最近の阪神芝の馬場傾向とあわせてみてもやはりイン先行組を重視した方が良さそうだ。
最近は桜花賞の最重要トライアルとしての位置付けが崩れつつあるチューリップ賞ですが、今年も阪神JFの上位馬が軒並み不在で微妙なメンバーレベル。相対的にドゥーラが人気に推されそうですが、あくまでも押し出されての1番人気という感じ。十分に波乱があっていいレースだと思います。
考察まとめ
【レース質】トライアル戦らしいぬるま湯レース。<■□□■>
【波乱度】極端な波乱はないが穴を開けるならイン先行組。
【ラップ特徴】基本的には前半スローの瞬発戦。
【血統特徴】王道血統が走りやすい。近年はデインヒル持ちが優勢。
【狙えるタイプ】前走GI組。
【狙えるタイプ】前走マイル組。
【狙えるタイプ】関東馬。
【狙えるタイプ】前々で競馬ができる馬。
チューリップ賞 2023の印
【本命 ◎10 アリスヴェリテ】
この母の産駒は気性的に怖がりな部分があり、ほぼ全ての産駒が極端な戦法でしか走らない。リアンヴェリテやキメラヴェリテは極端な逃げ戦法で上級戦でも好走できていましたし、この馬もそういう戦法でスピードとスタミナを活かせれば強いという馬なんだろう。
実際にこれまでの戦績を見ても逃げた2戦で明らかにパフォーマンスを上げてきていますし、その時に接戦だった相手はファントムシーフやリバティアイランド。桜花賞の最重要トライアル=チューリップ賞とはいえ今年は小粒なメンバーに見えますし、ファントムシーフやリバティアイランドと接戦できている馬ならここに入れば明らかに上位。
近2戦は消極的な競馬で良さを活かせずの敗戦ですし、今回は包まれることなく主張できる中枠の偶数番は良いと思いますし、何よりも積極的に乗ってきそうな鞍上がプラス。netkeibaで血統コラムを書くなど競馬オタクのところがあるこの騎手なら「逃げてこそ」だと理解しているでしょうし、この騎手の十八番の積極策で一気にパフォーマンスを上げてくる可能性大と見ます。
【対抗 ◯5 ダルエスサラーム】
血統イメージ通りに渋とさを活かしてこそのダイワメジャー産駒。未勝利勝ちでマイルをこなしていますし、その時に速い上がりも使えている点はプラス。今回は内枠で前々でスムーズに立ち回れそうですし、普通に上位評価としていいんじゃないだろうか。
【単穴 ▲3 ルミノメテオール】
デビューから2戦ともにセンス抜群の競馬で差し切り勝ち。ともに最速上がりではないものの素晴らしい決め手を持っているのは間違いなく、今回は距離延長のマイル戦で重賞挑戦で試金石となる。絶好枠が引けましたし、ある程度の位置で脚を溜められればここでも十分にやれていい。
【特注 ☆9 モズメイメイ】
父リアルインパクト×母父フランケルから受け継いだ非凡なスピードは秘めているが、デビューから3戦は全てスムーズな競馬で恵まれていた。今回も絶好馬場で先行力を活かせる好条件だとは思うが、相手が強くなった中でどこまでやれるかがポイント。
【△1 アンリーロード】
初戦でライトクオンタム相手にそこそこの競馬ができており、水準レベルの能力はありそう。未勝利勝ちがハミを取らなかったにしても辛勝だった点と距離短縮のローテ成績があんまり良くない点がどうか。
【△2 キタウイング】
フェアリーステークスはハイペースで展開が向いた上に一か八かのイン突きがハマった印象。今回はそもそも関西遠征(栗東滞在ですが)に慣らすために使っている感じで結果を出す必要がないですし、前が止まらない馬場で後方待機策を示唆。今年のメンバーでこの枠では人気しそうですが、積極的に買える馬ではない。
【△6 レミージュ】
牝馬にとって鬼門だったエリカ賞を勝利した点は評価。前走に関してはテンションが上がりすぎて出遅れたりと能力面以外での自滅だった感じで、血統的な観点からすればマイルは悪くなさそう。内枠からスムーズに立ち回れば。
【△7 マラキナイア】
ステイフーリッシュ、ラリュエルという兄弟の名前を見てもキレに欠けるタイプでマイルの決め手勝負では分が悪そう。それでもアルテミスSでは好メンバー相手に僅差の走りができていますし、前走に関しては状態微妙で追走からしてイマイチだった。今回はリフレッシュされて内枠+松山で位置が取れれば穴候補。
【△8 ドゥーラ】
未勝利勝ち時に子供扱いしたドゥラエレーデがその後にGIを勝ち、札幌2歳Sで倒したドゥアイズが阪神JFで3着に好走。戦ってきた相手を考えれば世代最上位級の馬だと思いますし、阪神JFもイン伸び馬場の大外枠で出遅れたことを考えれば負けて強しの内容。
問題は今回も前走と同じような競馬にならないかという点。前走は出遅れて位置を取れなかったとは思うが、本質的にマイルの距離が短い可能性もありそうで、トライアルのスローペース戦で位置を落とした際に脚を余すことは十分に考えられる。
【△13 コナコースト】
デビューからの2戦を見ても素質はまずまず高そう。エルフィンSも進路を切り替えて最後の最後に伸びてきているので力負けではないだろう。ただ、キタサンブラック産駒らしくエンジンがかかるまでに時間を要するのでイン伸びのマイル戦でどこまで差し込めるかという感じも。鮫島騎手ならこの外枠から外を回ることはないと思うので一応抑えました。
【推奨買い目】
三連複 10→5,3,9,8→5,3,9,8,1,2,6,7,13 (10→5,3,9,8は重ね買い) 本線
馬連 10→5,3,9,8 ボーナス
【買い目及び予想のポイント】
ここはアルテミスSの時にも本命を打った◎アリスヴェリテの再度の一撃に期待する。鞍上が坂井騎手なら期待に応えてくれると見て。相手は内枠先行勢を中心に、イン先行組で波乱の可能性十分と見て手広く買いたい。
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