ダイヤモンドステークス2023の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2023/02/23
重賞レース考察・予想
ダイヤモンドステークス2023(東京芝3400m)の予想です。
2月18日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はミクソロジー、シルブロン、スタッドリー、レクセランスなど。東京競馬場の芝3400mで行われるGIIIです。
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ダイヤモンドSに関する話
3連勝で万葉S勝ち、人気になりそうなミクソロジーに騎乗予定なのが西村淳也騎手。デビュー6年目を迎える23歳ですが、昨年は72勝をあげリーディング10位、今年もすでに10勝と好調です。東京競馬場では騎乗経験が少なく芝コースではまだ1度も好走歴がありませんが、ここで重賞勝ちできれば騎乗依頼も増えそうですね。しかし競馬には昔から長距離は騎手で買えという格言がありますからダイヤモンドSでこの経験のなさは死角になる可能性もありそう。穴党にもチャンスはありそうで、色々な意味で注目の1戦となりそうです。
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ダイヤモンドステークス 2023予想
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ダイヤモンドステークスのレース概要
東京芝3400mで開催されるハンデ重賞。東京競馬場の芝コースでは最長距離のレースで、天皇賞(春)の前哨戦という位置付けのレースですが、ハンデ戦なので有力馬は負担斤量を考えると出走しにくく、昨年のテーオーロイヤルのような長距離路線の上がり馬が出てくることが多いレースです。
東京芝3400mなんて条件は1年でもこのダイヤモンドステークスしか行われないわけですし、普段は問われない特殊な適性が要求されるので波乱も十分にあるレース。昨年も11番人気のランフォザローゼスが2着に激走しました。
JRAの平地競走の中でも2番目に長い距離で行われるレースということでスタミナが問われるのは間違いないですが、それと同時に東京コースの長い直線をしっかりと走り切ることができる末脚の質も問われるのがこのレースの特徴。スタミナ+末脚の質を併せ持つような馬が走りやすいレースです。
データ的な見地からの考察
※過去10年のダイヤモンドステークスの脚質&上がり順位別成績
東京の芝コースは長い距離になればなるほど末脚の質が問われる傾向。そんな東京の芝コースの最長距離で行われるダイヤモンドステークスは顕著に末脚の質が問われている感じで、過去10年のダイヤモンドステークスの上がり順位別の成績を見ると上がり1位と2位の成績が圧倒的。スタミナと同時にしっかりと差せる脚を持っている馬が有利なレースと言えるでしょう。
波乱の起きやすいハンデ戦ではあるが、このダイヤモンドステークスは負担斤量が多い馬の方が好走率が高い。昨年までの過去10年を見てもトップハンデの馬の好走が目立っていますし、今年から負担斤量の変更がありましたがハンデが重い馬を嫌う必要はあんまりなさそうです。
ラップ的な見地からの考察
直線の長い東京コースを1周半も走るコースだけあってペースが速くなることは本当に稀。2020年のミライヘノツバサが勝った年は本当に例外的な淀みない流れになった感じで、それ以外の年を見てもだいたい前半1000mよりも後半1000mの方が2秒近く速いレースラップになっています。スタミナも重要ですが、ラスト1000mを速く走れる馬が走りやすいレースだと思います。
血統的な見地からの考察
スタミナと同じくらいに末脚の質が重要なレースというのはこれまで何度も書いてきましたが、血統傾向を見てもだいたい同じようなイメージの血統の馬が好走している印象。過去5年の好走馬のほとんどがディープインパクト系、キングカメハメハ系、ステイゴールド系、ハーツクライ系の馬ですし、クラシックでも好走するような末脚の質が高い種牡馬の産駒がよく走っています。
ただ、それだけでは3400mを走り切るには足りない感じで、エッセンスとしてトニービンやロベルト、サドラーズウェルズのような欧州スタミナ血統を併せ持っている馬の好走が目立っています。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
先週の東京芝は大雪の影響で完全なイン先行有利馬場。今週はどんな馬場になるかですが、おそらくあの極端なイン伸びバイアスは雪の影響の一過性のものに見えるのでフラット想定で行きたい。
今年も例年同様に低調なメンバーレベル。上がり馬のミクソロジー、シルブロン、スタッドリーあたりが人気の中心になりそうで、伏兵の台頭も十分にありそうな感じがします。
考察まとめ
【レース質】スタミナと末脚の質がはっきり問われる。<□□■■>
【波乱度】普段問われない適性が要求されるので波乱もアリ。
【ラップ特徴】前半スローが確定的。後半の1000m勝負。
【血統特徴】末脚の質に秀でたクラシック血統に欧州スタミナ血統を組み合わせた配合。
【狙えるタイプ】後半1000mで長く良い脚を使えそうな馬。
【狙えるタイプ】速い上がりが使えそうな馬。
【狙えるタイプ】負担斤量が重い馬。
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ダイヤモンドステークス 2023の印
【本命 ◎3 トラストケンシン】
もともと若駒時代から左回りで直線の長い条件で走ってきた馬で、オープン昇級後はさすがに相手が強かったGII日経新春杯以外はまともにスムーズな競馬ができていない感じ。
中日新聞杯は距離不足だった上に超スローでキレ負けしていましたし、目黒記念は最内を突いて手応え抜群も前が詰まってほとんど追えず。オクトーバーSも距離不足な上にインを突いて前が詰まっていましたし、前走のジャパンカップもスローペースの瞬発戦で終始ごちゃついてまともに追えていませんでした。
父がこのレースに相性の良いハーツクライでトニービン持ち。母父はスタミナ十分のエルコンドルパサーでサドラーズウェルズ持ちですし、母馬の唯一の勝ち鞍は芝2600mでした。これまでのレースぶりや血統背景から左回りで直線が長い長距離条件はベストに見えますし、ここは人気薄でも激走の可能性十分と見ています。
【対抗 ◯11 スタッドリー】
地味ながら相手なりに末脚を使える馬で、ここに来て一気に成長もしている感じ。前走は昇級初戦でいきなりのGII挑戦だったが、最後までしっかり伸びてラーゴム、ガイアフォースあたりとは僅差。いくらガイアフォースがスムーズさを欠いたとはいえ今回のメンバーの中にAJCCに出てガイアフォースと同じくらいに走れる馬がいるだろうか?
父はキングジョージ圧勝のハービンジャーで水準レベルのスタミナはありそう。母父フジキセキというのがどうかという感じはするが、母母父トニービン、母母母父リボーのおかげでスタミナは相当にありそうで、実際に母ウインフロレゾンも長距離戦で活躍していた。距離さえこなせば今回のメンバーでは普通に上位だろう。
【単穴 ▲8 レクセランス】
一時期はスランプに陥っていたが、一昨年のアルゼンチン共和国杯で僅差の4着。昨年の万葉Sでは外を回しながら2着に走りましたし、その時の勝ち馬マカオンドール、3着馬シルヴァーソニックがその後に長距離重賞で好走できたことを考えてもこの馬もそれなりにやれて良いはず。
昨年のダイヤモンドステークスはさっぱりだったが、これは横山武史騎手が我慢しきれずに2周目の向こう正面で動いてしまったのがダメだった感じ。横山武史騎手はこういう末脚を活かしてこその長距離条件は合わないと思いますし、昨年は騎手との相性がダメだったと考えていいか。
父は最近の長距離重賞で活躍が目立つディープインパクトで母はフランスオークスの2着馬。長距離条件で末脚を活かす馬としてはまずまずの配合に見えます。
前走の万葉Sは結果だけ見るとミクソロジーに完敗ですが、縦長の前残りレースで外を回して最速上がりでの4着ですし、最後の脚色や今回で斤量差が縮まることを考えてもミクソロジーには逆転できていいはずです。
【特注 ☆6 アスクワイルドモア】
メンバーレベルに疑問は残るが京都新聞杯やきさらぎ賞で上位好走。マテンロウレオやボルドグフーシュらと接戦できていることを考えれば今回のメンバーに入れば上位と考えることもできそう。
近走はダービーがハイレベル戦で先行して展開向かず、神戸新聞杯は休み明けでスロー戦で展開向かず、菊花賞は出遅れてレースに参加できず、中日新聞杯は距離不足の上にいつもとは違う積極策がダメだった感じで、どれも言い訳ができるレース内容。
父はディープインパクト系のキズナで母父が天皇賞(春)2着のゼンノロブロイ、母母父がブラッシンググルーム系でスタミナ豊富な血統背景。これまでの中距離戦でのレースぶりを見ても周りがバテた時に相対的に差し込んでこれた感じですし、この一気の距離延長で周りがバテればパフォーマンスを上げてきそう。
【推奨買い目】
複勝 3 トラストケンシン
ワイドBOX 3,11,8,6
馬連BOX 3,11,8,6
三連複BOX 3,11,8,6
【買い目及び予想のポイント】
ここは上がり馬のミクソロジーとシルブロンが過剰人気と見て、それ以外の実績上位馬のBOXを買いたい。最も人気薄のトラストケンシンが一応の本命印です。
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