CBC賞2021の予想を公開!
公開日:
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最終更新日:2021/07/09
重賞レース考察・予想
CBC賞2021(小倉芝1200m)の予想です。
7月4日に小倉競馬場で開催され発走時刻は15:35です。出走馬はヨカヨカ、ピクシーナイト、アウィルアウェイ、タイセイビジョンなど。小倉競馬場の芝1200mで行われるGIIIです。
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予想の根拠
土曜日の小倉競馬場は午後から大雨予報だったが結果的にはほとんど降らず。その雨を見越して芝を刈っていたのかもしれないが過去最高レベルの超高速馬場が誕生した感じで、土曜日は芝1800mと芝1200mでコースレコードが誕生した。しかも前者が未勝利戦で後者が2勝クラス戦ということを考えてもとんでもないレベルの超高速馬場だったと考えていい。
特に芝1200mに関しては、土曜午後の2つのレースを見ても前半3F=32秒台前半で逃げた馬がどちらも勝利という恐ろしいスピード馬場。もうスプリンターとしての総合力なんてまるで問われない馬場と言って良さそうで、とにかく前半部分で前に行けてハイペースで流れに乗れる才能だけが問われるような馬場になっている。
当初は日曜日も雨予報になっていたが、こちらの天気予報も直前で変わってきた感じで競馬開催中に雨は降らなそうな感じ。土曜最終レースの小倉芝1200mで1:06:9の時計が出たんですから、それよりも乾いた馬場で行われるだろうCBC賞は1分6秒前後の高速決着に対応できるかという超スピード勝負になると思います。
そんなわけで今回のCBC賞で重要になる要素をまとめると、、、
□とにかく前に行ける先行力
□前半3F=32秒台前半になりそうなので激流ペースの経験
□米国スピード血統 or スプリント血統を持っているかどうか
□出していって位置を取ってくれる騎手 or 減量で前に行けそうな騎手(馬)
と言った感じじゃないだろうか。
今回のCBC賞は人気馬たちが軒並みスピード勝負が怪しい感じがするので、あんまり人気を気にしないで今の小倉の超高速馬場に合うスピード要素を持っている馬だけを買いたいです。
というわけで予想の発表。
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CBC賞 2021の印
【本命 ◎9 ヨカヨカ】
父がBCスプリント王者で母父デインヒルダンサーというコテコテの短距離血統。クラシック期間は頑張ってマイルを使ってきましたが、これまでの戦績やレース内容、血統背景からも間違いなくスプリンターなはずで、それもアメリカ血統らしいスピードを押し出した高速スプリント戦でこその馬だろう。
前走はまさかの出遅れて脚を余しての2着でしたが、最後の脚色を見ても普通なら勝てていた一戦。過去には小倉芝1200mを馬なりで前半3F=32.9のペースで逃げられているような馬ですし、そんな馬がハンデ51kgならば潜在スピードは今回のメンバーでもナンバーワン級なはず。今回出走している人気馬はスプリント適性や高速決着適性が怪しい馬が多いですが、この馬に関しては全く問題ないでしょう。
今の馬場を考えても行く馬がいなければ逃げてしまっていいと思いますし、前走で差す競馬もできたので前がやりあうようなら好位差しでもOK。今回のメンバーならスピードが抜けている可能性が高いと思うので、ここは人気でもある程度は信頼していいんじゃないでしょうか。
【対抗 ◯3 ファストフォース】
父ロードカナロア×母父サクラバクシンオーという血統背景で、なぜこの配合で芝1200mを使われていなかったのかが不思議だった馬。こちらの見立て通りに芝1200mを使われてからは素晴らしいパフォーマンスを見せて2連勝。カレンモエやメイショウミモザらが揃ったハイレベルな長篠Sでも2番人気に推されたが、+14kgの馬体増で行きっぷり枯らして本調子ではなく、ここ2戦に関しては完全に状態落ちだったと見ていい。
夏しか走らない馬は結構いるものだが、その中でも多いのがダイメイプリンセスなどの牝馬のスプリンター。この馬も昨夏の上昇度ならオープンまで行けていい感じがしましたし、今回は休養で状態が戻っていればこの相手でもやれそうなイメージはあり。
今の超高速馬場ではこのスピード血統の詰め合わせのような配合はプラスでしかないと思いますし、内枠からスッと位置さえ取れれば展開も向きそう。鮫島騎手なら変に先行争いに絡むことなく、上手く溜めてちょい差し狙いで来そうな感じもしますし、人気がないところではこの馬が穴候補か。
【単穴 ▲8 メイショウチタン】
一連の戦績を見てもベストは芝1400mというタイプの馬だが、父ロードカナロア×母父マイネルラヴという血統背景からもスプリント性能は相当に高そう。鞍馬Sでは中京芝1200mにしては相当なハイペースだろう前半3F=32.8というペースを先行して4着なら上出来の内容。
今回は前半3F=32秒台前半のハイペース戦が濃厚ですが、このメンバーの中では激流経験がある点はプラス。おそらくこの馬の脚質からしても位置は取りに行っても先行争いには加わらないはずで、好位で脚を溜める競馬は展開的に向きそうなイメージ。おそらくこの馬より後ろからの位置からでは届かなそうですし、見立て通りなら馬券に絡めていいんじゃないでしょうか。
【消1 タイセイビジョン】
父タートルボウルではあるが母が短距離を走っていたこともあって1400mぐらいの距離に適性がありそうな感じ。今まではノーザンファームの育成力の凄さと母から受け継いだスピードで適性からズレる条件でもそこそこやれていた感じだが、古馬になってからは他馬の成長もあってドンピシャでハマる芝1400mの激流戦しか走れなそうなイメージ。
母は短距離を走っていたとはいえスペシャルウィークとエルコンドルパサーを併せ持つような血統背景でスピード要素がゼロ。そんな馬にタートルボウルをつけたところでスプリンターが出るとは思えず、今回は古馬混合の芝1200m初挑戦といっても適性がある可能性は低い。
前走はスローペースの東京芝1400mでも追走に苦しんでいましたし、2歳時に函館2歳ステークスでも追走に苦しんでいたような馬。川田騎手はプロ中のプロで今の馬場は完全に理解しているとは思いますが、騎手の意思で位置を取れる中距離戦ならまだしも、馬の潜在スピードに左右される芝1200mでは位置を取れずにスピード負けして終わるんじゃないでしょうか。
【消2 メイショウケイメイ】
一連のレース内容を見てもスプリント戦では追走スピードが足りない。今回はただでさえ重賞で追走スピードが厳しい上に超高速馬場の小倉コース。まず物理的に不可能だろう。
【消4 クリノアリエル】
もともと馬場関係なくなぜスプリントを走っているかよくわからない馬で、父ディープインパクト×母父ブライアンズタイムなんて血統で普通なら中距離を走っていそうな感じ。小倉芝1200mで1:07:0という持ち時計こそあるが、これは相手なりに時計を出せた感じがしますし、準オープンでの3戦のレース内容を見ても後方からの展開待ちタイプか。今の高速馬場で後方から差してくるのはまず物理的に不可能な感じがします。
【消5 クーファウェヌス】
小倉コースは合っていそうな感じはするが、欧州血統の馬でさすがに超高速すぎる決着には不安あり。まぁこの相手なら3着ぐらいは合ってもおかしくない感じはするが、特に買いたい馬ではないので買い方を工夫して印からは消したい。
【消6 ビオグラフィー】
ロードカナロア産駒で一見するとスピード豊かなスプリンターに見えるのだが、条件戦での勝利内容を見ても1400mで逃げ切ったレースや道悪馬場のスプリント戦を中団から差し切ったレースなど。一方でテンのスピードを問われる小倉芝1200mは2戦してどちらも無抵抗の大敗となっていますし、この馬はテンに速すぎるレースは苦手なんじゃないだろうか。
昇級初戦の京王杯2歳Sで逃げて5着なので「1200mでさらに!」と思われていそうだが、前走は芝1400mにしてもスローペースで完全に展開に恵まれた感じ。今回は前半3F=32秒前半のペースでは逃げることはできないと思いますし、これまでのレース内容からもそんな激流を前目でついていったら厳しいんじゃないだろうか。
【消7 プリカジュール】
先行力はある馬だがさすがにここは能力が足りなすぎる。
【消10 アウィルアウェイ】
スプリンターズS3着というのはこのメンバーに入れば最上位の実績だが、外差し馬場もハイペースの展開も完全に向いてのものだった。テンのスピードに欠ける展開待ちタイプなので今の高速馬場で後方から差してくるのはまず物理的に不可能。人気にもなりそうなので消しでいいんじゃないだろうか。
【消11 ピクシーナイト】
非常に気性に難しいところがある馬で、シンザン記念で逃げてしまったがために気性を制御するためには逃げなきゃダメになっている感じ。母系にサクラバクシンオーの血こそあるが、父モーリスで母父キングヘイローで極端なスプリント血統でもないですし、レースぶりを見ても天性のスピードがあるというよりは行きたがるのを抑えられなくて逃げている感じがします。
マイルの距離ではスタート安定して逃げられるようになってきていますが、今回は2ハロンの距離短縮でスプリント戦の中でも最もテンのスピードが問われる小倉芝1200m。これまでのこの馬のテンスピードよりも2秒近く速いペースを要求されますし、福永騎手は土曜のプリモダルクのように逃げたいんでしょうが他に速い馬がいて逃げることはまず不可能でしょう。
これまでのレースぶりを見ても大型馬で跳びが大きいタイプに見えますし、こういうタイプは逃げてスピードの持続力を活かす分には良いですが、控えたところで速い脚が使えないタイプが多い。今回は未知の芝1200mの超高速決着で位置を落として良さが発揮できず・・・という方に考えてバッサリ切ります。
【消12 メイショウカリン】
巌流島Sは馬場も展開も完全にハマっての勝利。ハマればやれていい馬だが、今の高速馬場で後方から差してくるのはまず物理的に不可能。血統的にはスプリント性能は高そうだがさすがに厳しい。
【消13 ノーワン】
常にそこそこ差してくる馬だが、今の高速馬場で後方から差してくるのはまず物理的に不可能。父ハーツクライで母も欧州馬でスピード血統にも欠ける。厳しい。
【推奨買い目】
ワイドBOX 9,3,8 本線ベース
ワイド 9→3,8 重ね買い
ワイド 9→3 重ね買い
馬連BOX 9,3,8 本線ベース
馬連 9→3,8 重ね買い
三連複 9,3,8 ボーナス
【買い目及び予想のポイント】
ここは今の高速馬場で買えると最終的に判断した馬が◎◯▲の3頭のみ。この3頭のBOX馬券としつつ、やはり最も馬券に絡む高いのは◎ヨカヨカと見てそこからは重ねて買う。さすがに3頭しか印打っていないので間を割られるのは当然という気持ちでいるべきでしょうか。
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