【日本ダービー2017全頭診断】ペルシアンナイト、レイデオロなど
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GIレース考察・予想
日本ダービー2017(東京芝2400m)の全頭診断part3です。
5月28日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:40です。今回取り上げるのはトラスト、ベストアプローチ、ペルシアンナイト、マイスタイル、マイネルスフェーン、レイデオロの6頭。東京競馬場の芝2400mで行われるGI戦です。
全頭診断も3回目になりますが今回が最後になります。試しに書いてみたら物凄い数のアクセスを頂き、感謝の限りです。今日の午後に枠順が発表になるので、枠順が発表されてからの見解などはまた後ほど書こうと思いますのでお楽しみに。
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PR【全レースの強い馬が一目でわかる。期待を裏切る1番人気馬の好走度は?】
“今週の注目レース㈰”
2017年05月28日(日)
東京10R 日本ダービー(G1)
東京競馬場 2,400m(芝)牡57kg 牝55kg 3歳オープン
1着賞金:2億円 2着:8000万円 3着:5000万円 4着:3000万円 5着:2000万円
この時期最大賞金額の大注目レースです。
同日には、同じく東京競馬場で12R 第131回 農林水産省賞典 目黒記念(G2)
2,500m(芝) ハンデ 4歳以上オープンも開催され、
今週末は東京競馬場が一番盛り上がること間違いなしです!
さて、話は日本ダービーに戻り、アドミラブルへの期待が集中していますね。
強い!速い!青葉賞1位の実力あり!
そして皐月賞1位の実力馬アルアイン。
この馬も無視することはできません。注目の1頭です。
過去10年分のデータを見てみると、
間違いなく馬券に絡む実力馬が集中した2016年、2015年は上位人気馬のみの好走で順位は落ち着きました。
しかし、2007年〜2014年までの8年間分のデータを見ると、今年は無視できない事実があります。
そう、アドミラブルもアルアインも好走しきれない不安要素をもっていて、
間違いなく馬券に絡むとは言い切れないからです!
レース展開を考えるとゴール前大混戦、波乱レースとなる可能性があります。
荒れた2014年日本ダービー
・・・・・・・・・・・・・・
1着 ワンアンドオンリー
2着 イスラボニータ
3着 マイネルフロスト
4着 タガノグランパ
5着 トゥザワールド
・
16着 トーセンスターダム 武豊騎手
・・・・・・・・・・・・・・
(3番人気)ワンアンドオンリー、(1番人気)イスラボニータがワンツーフィニッシュ。
上位人気馬2頭が馬券に絡んできました。
しかし、3着は(12番人気)マイネルフロスト、(16番人気)タガノグランパが争い、
(12番人気)マイネルフロストが勝ち組となりました。
そして武豊騎手が乗った(5番人気)トーセンスターダムはなんと、16着です。
結果的に上位人気馬が好走しつつも、最終的に馬券争いをしていたのは10番人気以下の馬でした。
人気馬が凡走し、不人気馬が好走する。
この展開が今年の日本ダービーで起こる可能性が高くなっています。
つまり、注目すべき点は「人気の一人歩き現象」です。
注目度、期待度などが暴走して、最終的に「本当に強い馬」に人気が集まっているのではなく、
「期待が膨らんだ馬」に人気が集まってしまっているのです!
「本当に強い馬=勝てる馬」はいったいどの馬なのでしょうか?
すべての予想が振り出しです。さて、どう予想しようか。
レースを決める情報は、騎手か?厩舎か?はたまた血統か?
前走成績と枠順、馬場状態、馬体には間違いなく目が離せないところ。
この難しさが面白い。正直今年は展開が読めません。
ということで、日本ダービーを予想しましょう!
予想方法はこちらをご覧ください。
参考に、今年一発目のレースで注目を浴びた中山金杯の出馬表と結果を見てみます。
最近、うまコラボというサイトを利用しているのですが、
これですね。
http://www.collabo-n.com/
出馬表の赤く囲ったところを見て下さい。
ここに、レース前日に1.2.3.4.5.6・・・・という感じで、
「このレースで」強い馬を順番に番号をふってくれます。
JRAのオッズはもちろん無視です!
この中山金杯も良い感じに結果をだしましたが、
大阪杯(G1)では、7番人気ステファノスを1-2着予想し的中!
桜花賞(G1)では、8番人気レーヌミノルの馬券内を見抜き、
皐月賞(G1)では、1強と言われたファンディーナの凡走も見抜きました!
JRAオッズ関係なしに予想できる、つまり人気薄の穴馬が簡単にわかる。
JRAオッズ=人の予想(今の人気馬)
うまコラボ=システムで出すデータ予想(過去累計の強い馬)
人予想とデータ予想のオッズで矛盾した馬が「究極の穴馬」になる!
うまコラボは、全頭のスピード指数、適正指数、統計データ、血統理論、
この4つのデータ過去5年分をぶち込んで強い馬を順番に教えてくれるので、
つまり、その馬が今強いとか正直関係なくて、他の馬との相性も考慮して、
「このレースで、強い馬、勝てる馬」を割り出してくれます。なので、
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ぶっちゃけ、「日本ダービーG1」以外にも
「京都ハイジャンプJ・G2」も「目黒記念G2」も
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だって、全レースの勝つ馬がサイト内に載っちゃてるんだもん!
と言いつつも競馬は生き物。天候とか馬場状態とか色々あるし、
100%当たるわけじゃないので、参考にしてもらいたい。。。
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日本ダービー 2017 全頭診断part3
トラスト
基本データ
父 | スクリーンヒーロー |
母 | グローリサンディ |
母父 | エイシンサンディ |
厩舎 | 中村均 |
馬主 | 岡田繁幸 |
生産 | 中本牧場 |
誕生 | 3月29日 |
近親 | ウインオスカー |
騎手 | 丹内祐次 |
以前は出世レースとされていた札幌2歳ステークスの覇者。といっても今年の北海道シリーズのレベルは総じて極端に低く、そこで逃げ切り勝ちのこの馬はそこが競争生活のピークだったか。
マイネル軍団の岡田総帥の悲願はなんといってもダービー制覇。そのためなら賞金を持っている馬は何が何でも登録してくるでしょうし、この馬もその類だと思いますが。
血統詳細
父スクリーンヒーローは東京芝2400mのジャパンカップ覇者。といってもスクリーンヒーロー自体が遅咲きの馬で、クラシック期間中の活躍はなく4歳になってから本格化した馬。スクリーンヒーロー産駒も全体的に本格化するのは遅咲きの印象あり、モーリスやゴールドアクターも初重賞制覇は4歳時だった。
この馬は全姉が短距離馬のウインオスカー。それだけスピードに特化した血統配合で母系を見ても底力には欠けそう。明らかに2歳時から徐々にパフォーマンスを落としているのを見ても、2歳序盤ではマイネル軍団の厳しいトレーニングのおかげで相対的な基礎体力が優位だったおかげでやれていた可能性が高そう。その後に他の馬が成長していく中でこの馬は逆に基礎体力の優位性がなくなって苦戦している印象が強い。
総評
2歳時の活躍はおそらくはマイネル軍団の厳しい坂路トレーニングによる基礎体力の優位性によるもの。本質的にはスピードタイプというのを見ても古馬になったら芝1400mぐらいを走っている可能性が高そう。いま現在の適性を見ても広い東京コースはまるで合わなそうで、ラジオNIKKEI杯のようなコーナー4回の1800mぐらいがベスト条件だろう。
もちろん岡田総帥は賞金を持っていれば他の陣営の馬にダービーを勝たせる可能性を少しでもなくすために出走してくるはずですし、この陣営は調教師と騎手にすべて細かく指示を与えますからいくら調教師がお釣りがないと言ってもそういう事は考慮されないはず。NHKマイルカップを見ても馬の活力は明らかに足りておらず調教師は最初からダメとわかっている気がします。
さすがにマイネル側としてもこの馬でダービー制覇を目論んでいるとは思いづらく、期待をかけているのはウインブライトとマイネルスフェーンの方でしょう。どちらとも末脚を活かしたいタイプの馬だけに、もしかするとこの馬はラビット的な役割でハイペースを演出するために使われるのかもしれません。
ベストアプローチ
基本データ
父 | New Approach |
母 | Sant Elena |
母父 | Efisio(ハイペリオン系) |
厩舎 | 藤原英昭 |
馬主 | H.H.シェイク・モハメド |
生産 | Car Colston Hall Stud |
誕生 | 4月24日 |
近親 | |
騎手 | 岩田康誠 |
菊花賞デーに行われる「伝説の新馬戦」の勝利馬。当時はさほど強いという印象は持っていなかったが、今年はとにかく牡馬の全体レベルが低いので、この馬でも明らかに世代上位の能力があるというのは間違いないところ。
前走の青葉賞では直線半ばで一瞬はアドミラブルを射程圏に捉えるような好内容。青葉賞の走破時計は優秀ですし、エイシンフラッシュ以来の外国産馬の栄冠があっても驚けない。
血統詳細
父ニューアプローチは高松宮記念を勝ったシンコウフォレストの兄弟。それだけを見ると距離面が不安視されそうだが、あちらが父グリーンデザートだったのに対してこちらは欧州ナンバーワンの中距離血統ガリレオ。
もうこの父ニューアプローチが凄まじい競争能力を秘めていたのはエプソムダービーの内容を見れば明らかで、序盤から折り合いを欠きまくって暴走しながら1コーナーに突入するような感じだったのに最後はインにささりながら勝利するというハチャメチャなレースぶりでダービー馬になった。
代表産駒のドーンアプローチは英2000ギニーを勝ってダービーでは距離不安を示した印象だったが、その他の産駒を見ても2000m以上での活躍が目立っており距離に関しては心配いらないだろう。そもそもこの馬自体が青葉賞を勝っているのでその点は不安なし。
母Sant Elenaは北米でそれなりに活躍した一流馬で、産駒には2歳GI勝ちのReckless Abaandonなどがいる。総じて父系、母系ともに仕上がり早な印象で既に完成されている血統と見ていいか。
総評
類稀なる基礎体力と運動能力を秘めながら青葉賞2着の好走まで目立った成績を収められなかったのはいくつも不利を受けてきたから。エンジンがかかるのに時間がかかるタイプで、ギアさえ入ればスパッと伸びてこれるのだがだいたいそのギアチェンジ時に何かしらの不利を受けて追い出しが遅れるタイプ。
青葉賞はハイペースでギアチェンジ性能や捌く技術があまり問われなかったレースが向いた感じで、岩田騎手がアドミラブルを完全にマークするような戦法を取ったのも良かった。それでも直線でアドミラブルに前をカットされて勢いが止まるなどとにかく不利は受けやすい印象。まぁ青葉賞は不利なくても最後はアドミラブルに突き放されていたか。
そういう馬キャラもあって多頭数のレースは向かないと思うが、それ以上にこの馬はアドミラブルと同じく青葉賞を走った消耗度が一番の心配だろう。走破時計こそ早いがハイペースでフルパワーを使うようなポテンシャル勝負になっており、ただでさえ青葉賞ローテが日本ダービーでは好走できないところを例年以上に消耗度が激しい感じになった印象。
秋以降は古馬相手でも重賞で戦える馬だと見ているが、ダービーでのお釣りという部分を考えると今回は狙い時ではないか。
ペルシアンナイト
基本データ
父 | ハービンジャー |
母 | オリエントチャーム |
母父 | サンデーサイレンス |
厩舎 | 池江泰寿 |
馬主 | GIレーシング |
生産 | 追分ファーム |
誕生 | 3月11日 |
近親 | ガーネットチャーム、クィーンチャーム |
騎手 | 戸崎圭太 |
驚愕の新馬戦から常にこの世代のトップクラスの馬と走り続けてきた馬。血統を見ても新馬戦とアイビーSの内容を見てもマイラーではないはずで、途中でマイル路線に固執されたのは恐らく池江厩舎にクラシックを狙える素質馬が多すぎたせいでの使い分けではないかという印象も。
当初はハービンジャー産駒ということで常に懐疑的な目で見続けてきたが、もうアーリントンCの内容を見て、ただ単に強い馬だという認識に変更、この馬は今までのハービンジャー産駒のバイアスを変えるだけの存在だと見ています。
血統詳細
父ハービンジャーはつい半年前まではクラシックで買えるような馬ではなく、活躍も京成杯や小倉記念のベルーフなど、上がりがかかる小回りコースでのみ走る馬だった。
それが今年の3歳世代から明らかに傾向が変化してきている印象。それはこのペルシアンナイトが根幹距離の主要レースであるシンザン記念、アーリントンカップ、皐月賞という重賞で好走していることに加え、牝馬ではモズカッチャンがフローラSとオークスで連続好走。種牡馬が代を重ねて傾向変わることは多いが、このハービンジャー産駒もこの3歳世代が転換期となっている感じ。
[参考]昨年秋開催からの東京芝1800m以上でのハービンジャー産駒の成績
※私はTargetを導入していないので「よっぴーの競馬予想」のよっぴーさんより頂きました!ありがとう。
東京コースは苦手な印象だったハービンジャー産駒だが、明らかに昨秋あたりから東京コースを得意としている感じがあり、もう印象は変えなければいけないところ。
以前は馬群の中の競馬を苦手にしており揉まれるとさっぱりという血統だったが、ペルシアンナイトやモズカッチャンはそのハービンジャー産駒の弱点だった一瞬の加速力の点で秀でており、馬群からもスッと抜け出せるのでその点は何の問題もない印象。
もともと近年の日本ダービーはダンジグ系の活躍が目立ちますし、その意味でダンジグ=デインヒル系統のハービンジャー産駒は評価するべき血統とも言えるか。実際先週のオークスではモズカッチャンとディアドラが好走していますしね。
母がゴールドアリュールの全妹という点で重さが出そうな感じはしていましたが、この馬に関しては今までのレースぶりを見てもそんなことは全くなさそうで、ある種突然変異な感じも。古馬になってから重さは出てくるかもしれませんが、現状はキレるハービンジャー産駒というイメージで良いと思います。
総評
皐月賞で一番強い競馬をしたのはクリンチャーとダンビュライトだと思うが、その2頭は明らかにダービーよりも皐月賞寄りの適性だったことを考えると、日本ダービーに適性がありそうな上で皐月賞で一番強い競馬をしたのがこのペルシアンナイトだろう。
デムーロの動かし方が上手かったのもあるが、ハイペースで進んだ淀みない流れを向こう正面から押し上げるレース内容。同じようにペルシアンナイトについていったカデナが脚をなくしてしまったことを考えても、最後まで伸びて2着までに来たペルシアンナイトは相当強いはず。
アーリントンカップの勝利内容はとにかく強いとしか言えないもので、走破時計を見ても昨年のレインボーラインぐらいの能力はあって良さそう。昨年の世代レベルを考えればレインボーラインがダービーでそこそこの着順にしか走れなかったのは仕方がない感じで、今年の世代レベルの中でレインボーラインが走っていたとなれば・・・?
気性的にも走り方を見てもガーッと行ってしまうタイプではなさそうで折り合いや距離は問題ないはず。鞍上の動きたいところで動けて狭いスペースも割って入れるので初騎乗でも問題ないはずで、ソフトに乗る戸崎騎手も案外悪くなさそう。乗り替わりが嫌われるなら逆に買いという感じもします。
マイスタイル
基本データ
父 | ハーツクライ |
母 | ファーストナイナー |
母父 | フォーティナイナー(ミスプロ系) |
厩舎 | 昆貢 |
馬主 | 寺田千代乃 |
生産 | 猪野毛牧場 |
誕生 | 4月1日 |
近親 | タカオワンダー |
騎手 | 横山典弘 |
未勝利勝ちの芝1800mの内容が素晴らしく、その後になぜかマイルに使われてあまり良いパフォーマンスを出せず。弥生賞での激走はスローペースもあっただろうが、ちゃんとした適性ある距離に初めて使われたということもあるか。
皐月賞では完全に力負けとなったので今回は完全に伏兵の立場。横山典弘騎手はアエロリットのようにちゃんと乗って勝負になるときはちゃんと乗ってくるが、力劣る馬では後方ポツンや大逃げで少しでも着順をあげようという乗り方をしてくる騎手。この馬も極端に乗ってくる可能性はある。
血統
父ハーツクライはダービーで活躍馬を出していますし、母父ミスプロ系なのでそこまでステイヤー寄りにも出ないはず。母母父ダンジグで近年のレース傾向にも合いますし、ぱっと見の血統配合は評価して良さそうな馬。
ただ、母系の活力がかなり弱そうで大レースでどうこう言える感じはしない。血統だけでは越えられない大きな力差があるとは思うが。
総評
確かに弥生賞で距離を伸ばして良さが出たタイプではあるんだが、その弥生賞はさすがに展開に恵まれすぎ。重賞とは思えない超スローペースで上がりのかかる馬場にも恵まれた感じ。およそあれ以上に恵まれるレースはこの馬のキャリアでもないはずで、今回もまず厳しいだろう。
マイネルスフェーン
基本データ
父 | ステイゴールド |
母 | マイネジャーダ |
母父 | ジェイドロバリー(ミスプロ系) |
厩舎 | 手塚貴久 |
馬主 | サラブレッドクラブ・ラフィアン |
生産 | ビッグレッドファーム |
誕生 | 4月16日 |
近親 | マイネルサクセサー |
騎手 | 柴田大知 |
年末年始の重賞シーンを盛り上げたマイネル軍団の伏兵。前走は一頓挫明けの上にいつもとは異なる先行策でハイペースに巻き込まれる、というちょっとどうしようもない感じの負け方。
と言っても負けすぎな感じはあり、ひと叩きされてどれくらいの上積みがあるかが鍵になりそうだ。
血統詳細
オルフェーヴルという偉大なる3冠馬を輩出しているステイゴールド産駒だけに、日本ダービーへの適性はあると思うが、どうも牡馬のステイゴールド産駒はとにかく一発大物ドカンタイプに出がち。
中途半端な重賞ウィナーぐらいの馬はあまり出ない印象で、オルフェーヴル、ゴールドシップ、ナカヤマフェスタ、フェノーメノのようなスケールの大きい馬かそれ以外というタイプに出やすい。
このマイネルスフェーンがそれらの馬と同じレベルにあるともこれからそうなるとも思えず、おそらくはこの馬は活力ないステイゴールド産駒でいずれ名前を忘れられていきそう。同じステイゴールド産駒のウインファビラスと比べても母系の活力にかなり劣る印象ありますし、さすがに今回は厳しいと見ています。
総評
ホープフルSではレイデオロの2着。京成杯でも直線でどん詰まりで3着とそれなりの能力は持っている馬。それだけに青葉賞ぐらいなら通用するとは思っていたが、さすがに日本ダービーでは厳しいだろう。
京成杯後に一頓挫あった影響は大きい感じで、青葉賞のときも調整過程はかなり微妙だった。今回の調教もセーブ気味な感じがあり、しっかりと追える状態ではないんじゃないかという感じもする。
レイデオロ
基本データ
父 | キングカメハメハ |
母 | ラドラーダ |
母父 | シンボリクリスエス(ロベルト系) |
厩舎 | 藤沢和雄 |
馬主 | キャロットファーム |
生産 | ノーザンファーム |
誕生 | 2月5日 |
近親 | ティソーナ |
騎手 | クリストフ・ルメール |
ろくな牡馬が出てこなかった今年の3歳クラシック路線の中で相対的な中心となっていたのがこの馬。葉牡丹賞とホープフルSを圧勝し、春のクラシックの断然の中心として臨むと見られたところで疲労が取れずの休養。その時点で皐月賞は諦めてダービー目標に絞ったのは良い判断だったか。
その皐月賞でも「格好をつける」という言葉がしっくり来る内容での5着。間違いなく過剰人気するだろうが、今年の世代レベルならば上位と言わざるを得ない一頭か。
血統詳細
part2のところでも書いたように、キングカメハメハ産駒は日本ダービーへの適性があまり高くないと感じており、その中でもスパッとキレる瞬発力型のキンカメでない馬は厳しい結果が続いている印象。このレイデオロはデビュー4戦中3戦が最速上がりと一見するとキレる脚が使えるように見えるが、その全てがハイペース消耗戦の展開に恵まれたり道悪馬場に恵まれたもの。
キングカメハメハ産駒の上に母父シンボリクリスエスでキンカメの硬さを更に強調するような血統配合。ラドラーダという馬自体はそれなりにキレる馬でしたし、シンボリクリスエスは父直系ではサトノギャラントやストロングリターンなどのキレるマイラーを生み出しやすいですが、母父という位置付けになるとロベルトの硬さばかりが前面に出そうなイメージ。
この馬はデビューから4戦とも全てがポテンシャル勝負という父キングカメハメハ×母父シンボリクリスエスが向きそうな展開になっており、今回は道中でペースが緩んでの決め脚勝負になればあっさりとキレ負けする印象がある。
総評
前走の皐月賞は休み明けで5着と格好をつけた印象だが、実際レースを見てみると序盤でレースに参加せずに後方待機し、最後は前の馬がバテたところをインから完璧に掬っての5着という感じ。高速馬場でロスなくインを回して展開も向いた格好で、休み明けは考慮するにしても非常に楽なレースだっただろう。
デビュー戦は道悪で、その後の中山の2戦もハイペースで前の馬が勝手に止まってくれるレース展開。いかにも消耗戦に強い相対差しタイプの印象で、34秒台前半〜33秒台後半の末脚を求められるレースになるとあっさりと追い比べで負けそうな予感。
今年の牡馬の世代レベルは相当弱いので無印にするのは怖いですが、どうせ2番人気になるのであれば枠順次第でバッサリと切っても面白いと思います。
最後に今回の全頭考察part3で最も面白いと思う馬をピックアップ!
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この馬ともう1頭で本命は迷い中。結論は枠順が出てからですね。
最後に今回の日本ダービーで買いたくない人気馬2頭をピックアップ!
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この2頭はほぼ無印くらいの意気込みで臨む予定です。
PR【的中写真公開!】この結果を見よ!G1、3連勝!
NHKマイルG1、ヴィクトリアマイルG1、オークスG1、3連勝中!
次の狙いは、『日本ダービーG1』!!
5月7日(日)NHKマイルG1
5月14日(日)ヴィクトリアマイルG1
5月21日(日)オークスG1
■3レース合計■
購入金額:24,200円
払戻金額:3,483,755円
回収率:14,395%!!
次の狙いは、『日本ダービーG1』!!
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