東京大賞典の予想を公開!
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地方レース考察・予想
晴れのままこの日を迎えられると思っていたので、予想自体は木曜ぐらいに完了していたのです。
◎ホッコータルマエ ◯ワンダーアキュート ▲クリソライト
この三連複1点勝負で間違いないと思っていました。大井ダート2000mの良馬場に適性があるのなんてこの3頭くらいです。こりゃ1点でいけると思っていたわけです。それが天気予報が変わり始めて当日は雨・・・
雨を歓迎するのは私が嫌いたかったコパノリッキーとローマンレジェンド。というわけで改めて重馬場の大井コースで予想を考え直しての結論がこちらです。
予想勝ちタイム
【東京大賞典】
2013年 2:06:06 良 1:ホッコータルマエ 2:ワンダーアキュート 3:ニホンピロアワーズ
2012年 2:05:09 重 1:ローマンレジェンド 2:ハタノヴァンクール 3:ワンダーアキュート
2011年 2:01:08 良 1:スマートファルコン 2:ワンダーアキュート 3:テスタマッタ
2010年 2:00:04 良 1:スマートファルコン 2:フリオーソ 3:ワンダーアキュート
2009年 2:05:09 良 1:サクセスブロッケン 2:ヴァーミリアン 3:ロールオブザダイス
【帝王賞】
2014年 2:03:05 不 1:ワンダーアキュート 2:コパノリッキー 3:ソリタリーキング
2013年 2:03:00 不 1:ホッコータルマエ 2:ニホンピロアワーズ 3:ワンダーアキュート
2012年 2:03:00 良 1:ゴルトブリッツ 2:エスポワールシチー 3:テスタマッタ
2011年 2:01:01 良 1:スマートファルコン 2:エスポワールシチー 3:バーディバーディ
2010年 2:03:04 稍 1:フリオーソ 2:カネヒキリ 3:ボンネビルレコード
【ジャパンダートダービー】
2014年 2:03:09 稍 1:カゼノコ 2:ハッピースプリント 3:フィールザスマート
2013年 2:04:08 良 1:クリソライト 2:エーシンゴールド 3ケイアイレオーネ
一般的に冬のダートというのは時計がかかる。夏の同コースの時計よりも東京大賞典の時計がかかっているのはそのため。その中でもスマートファルコンの二年連続の破格時計には驚かされる。本当にこの馬は化け物だったという証拠です。
そんな化け物のような馬がいない年は重で2分3秒台、良で2分5秒台くらいの決着を想定しておけばいいでしょう。
そう考えるとローマンレジェンドの制覇した年の時計は不満。この年は水が浮くような重ではなく、馬場が湿っていてとても走りやすいダートだった。本当に強い馬がスピード勝負をしたらさすがに2分3秒台は出るはず。3着のワンダーアキュートは位置が取れずに差し負けた感じで、この年の結果でローマンレジェンドが評価されるのはいかがなものか。
総じて最低2分5秒台に対応できなければ、3着の可能性はゼロと言っていい。
クリソライト
ロイヤルクレスト
ホッコータルマエ
コパノリッキー
ソイフェット
ハッピースプリント
サミットストーン
ローマンレジェンド
この時計に対応できるのはこの8頭くらいだろう。
ソイフェットは2000mがどうかだがスピード決着には抜群に強いタイプの馬。
3走前のマイル戦の勝ち時計1:33:9なんて安田時計の勝ち時計と言われても驚かないタイムだ。
地方馬でもサミットストーンは対応できる素質はある。
5走前の大井記念競走で2:04:06という時計で圧勝。時計的には対応できても不思議でなく、一気の相手強化が鍵だが大穴としては期待できる。
渾身の展開予想
2000mという距離であるのである程度のスピードがある馬なら先手を奪うことは可能。ただし、重馬場で前が有利なことが明白なので、ある程度先行争いは激しくなるはず。
逃げ宣言しているのはロイヤルクレスト。鈴木調教師のコメントを借りると
「大井は3、4コーナーで前にいた方が良いコースですし、そういう競馬も合っていると思います。もしハナを切れなくても、函館で連勝した時のように、途中から先頭に立つ競馬をしてほしいです。雨予報ですし、5番と良い枠が当たりましたから、できればハナに行きたいですね」netkeibaより引用
ロイヤルクレストは逃げ争いに加わると考えて問題ないでしょう。
またコパノリッキーもハナを奪いに行くはず。
前走出遅れて何もできなかったことから、この馬は揉まれる競馬や番手からの横綱相撲は合わないということは陣営もわかったはず。道悪馬場はJBCクラシックで逃げて圧勝した舞台で、前走の失敗からもおそらく前へ行くはず。
ホッコータルマエは大井コースでは位置取りは特に気にしないタイプ。
ある程度出しに行っての3,4番手からの競馬になるか。
ワンダーアキュートの武豊騎手はこのコースでは先行策をとることが多い。
ある程度出しに行って番手を狙うはずだ。
クリソライトは前走かかりまくって何もできず。促せば行くこともできる馬だが、大井の全てを理解している戸崎騎手だけに、先行争いが激しくなるならある程度控えての5番手くらいからの競馬をしそうだ。
ハッピースプリントは地方勢との戦いでは番手からの競馬をしてきたが、中央勢相手となるとそれでは太刀打ち難しいというのがジャパンダートダービーでわかった。おそらく吉原騎手は控えての一発か、逃げての一発を考えていると思う。
サミットストーンも地方勢では先行できる馬だが、このメンバーだと5番手くらいが精一杯か。
ローマンレジェンドはまずゲートをちゃんと出れるかが課題。地方の岩田騎手ということである程度位置はとろうと思えばとれそうだが、大外枠もあり、とれて4、5番手じゃないだろうか。
と考えていくと、おそらく位置どりはこんな感じの予想。
ロイヤルクレスト コパノリッキー
ホッコータルマエ
ワンダーアキュート ローマンレジェンド
クリソライト ハッピースプリント サミットストーン
一頭、ソイフェットだけはどういう競馬をするかが全くわからない。
圧倒的なスピードで逃げる可能性もあるし、距離不安から控えるかも。
こうして見ていくとおそらく逃げるだろう馬のすぐ後ろにホッコータルマエがぴったりとマークする形。
タルマエはこのコースなら捲り気味でなくても仕掛けられる馬だが、3番手あたりにタルマエがいるとなると前へ行く馬は道悪で脚抜きがよくて有利だとはいえ、かなりプレッシャーがかかる厳しい展開になる。
道悪で前が止まらない馬場だが、スピードともに先行勢にはタフさも要求され、大井2000mという距離への対応力は要求されるレースになりそうだ。
東京大賞典 印
◎ホッコータルマエ
◯ワンダーアキュート
▲クリソライト
☆にて公開中!!(キーワードA)
△ソイフェット
△サミットストーン
△コパノリッキー
△ローマンレジェンド
以前のエントリーでも紹介したように、コパノリッキーとローマンレジェンドは私自身あまり評価していない馬。良馬場での開催であればバッサリと切りたかった馬だ。だが、どちらもパワー<スピードタイプの馬で道悪は大歓迎。今回も好走してしまう可能性が大いにある。
道悪適性の高さからこの2頭の評価をあげて軸にする選択肢もあった。だが、この2頭は2、3番人気の馬だ。自分の評価していない馬がこの人気で、道悪だからという理由で安い馬券を買うのはどうか。もちろんタルマエ→リッキー→ローマンで決まる可能性もあるが、信頼できない二頭だからこそ崩れた時の妙味を狙ってみたい。
本命は◎ホッコータルマエの強さを信頼する。
前走のチャンピオンズカップは展開が完全に向いた感はあったが、課題の中央コースで完勝。
叩けば叩くほど強くなる馬で、今回が叩き3戦目。タルマエが最も得意とするスピード、パワー両方を要求される大井ダート2000mが舞台。キングカメハメハ産駒で道悪大得意のホッコータルマエには歓迎の重馬場。これらすべてが揃えばこの馬が本命で問題ないだろう。ほぼ間違いなく勝つと考えている。
対抗は◯ワンダーアキュートを指名。
ここ最近は帝王賞、東京大賞典でも大井ダート2000mの舞台では複勝率100%を誇る現役屈指のコース巧者。
スピードもあるがどちらかといえばパワーも備えた中距離適性の馬で、深い砂で距離も2000mあるこの舞台はよほど合うのだろう。良馬場でも重馬場でも問題なく走る馬で、この舞台なら3着内は堅そう。
単穴には▲クリソライトに期待してみる。
ジャパンダートダービーでこの舞台で圧勝経験あり。短い距離よりも長い距離が合うタイプで、スタミナと底力はこのメンバーでも随一の存在と見ている。チャンピオンズカップは3コーナー前からスパートをかけてしまい、ビュイック騎手が中京コースをあまり理解していなかったことが敗因。今回、大井を完璧に理解している戸崎騎手に替わって前進必至。
☆(A)はあまりにも人気がない。
おそらく展開的にはタルマエにマークされて厳しくなるだろうが、ここまで人気を落とす馬ではないので、妙味重視で拾ってみたい。
△ソイフェットは重馬場のスピード勝負になれば一発あっていい。
△サミットストーンはある程度の位置で前がタルマエに掃除されてくれれば、ジリジリ差してきての3着はあっていい馬だと思う。
△コパノリッキーと△ローマンレジェンドは嫌う。
コパノリッキーは前にも書いたが適性はマイルの馬。マイル以上の距離ではJBCクラシック圧勝は重馬場で完全ノーマークの逃げを打てたことが勝因。今回は先行争いも激しくなりそうで、位置取り的にも調子を上げてきたタルマエに完全マークされそう。JBCと同じ戦法が通用するとは思えず、前が有利で残る可能性も十分だとは思うが、直線途中で伸びきれずに後ろに差される可能性も十分にあるとみている。帝王賞でもワンダーアキュートに完敗している馬で過度な期待は禁物か。
ローマンレジェンドは2年前の勝ち時計が平凡で、そもそもあまり強い馬だと私は思っていない。スピード系の中距離馬で、パワーを要求されない重馬場は歓迎だろうが、一線級の相手ならあっさり崩れる可能性はある。昨年もゲートを蹴って出遅れて終わっているだけにスタートも心配。いつも人気をかぶる馬でバッサリといきたい気持ちもあるが、岩田騎手を切る勇気はない。
ハッピースプリントは同世代戦のジャパンダートダービーでは2着と善戦したがもともとはマイルくらいが適距離の馬だと思う。古馬一級戦で2000mは厳しいと読んでいる。
勝負の買い目
三連単 ◎→◯⇄▲☆△△△△ 12点
このコースでこの馬場で番手の競馬をさせたらホッコータルマエの能力が上だろう。
コパノリッキーが人気を吸ってくれる分、単馬券もそこまで売れておらず頭固定で良いか。
ワンダーアキュートが適性で2,3着に来てくれることを願い、後のもう一頭はリッキー、ローマンでも良いが、できれば全く人気のない大穴が来てくれての万馬券に期待したい。
久しぶりにヒモ荒れする東京大賞典を見てみたい。
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