【2016】中山金杯 / レース考察(中山芝2000mで行われるGIII戦を徹底考察します)
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重賞レース考察・予想
今日は1/5(火)に行われる中山金杯のレース考察を行います。中山芝2000mで行われるハンデ戦のGIII戦です。その前に余談を少し。
箱根駅伝は青山学院大学がとんでもない強い逃げ馬のような勝ち方で勝利。やはり原監督は偉大なんですね。なかなかここまで強い勝ち方も素晴らしい。
私個人的には、
1着:▲青山学院大学
2着:◎東洋大学
3着:☆駒澤大学
で、買い方は三連単◎→←◯▲☆→◯▲☆で的中!ただ印を絞ったとはいえ、1、2、3番人気決着でしょうから元返しくらいでしょうね。来年はちゃんと出雲とかもしっかり見てバシッと的中させたいです。
そして駅伝自体もそうですが、嬉しかったのは函嶺洞門廃止に伴って見れなくなると思っていたリラックマが観れたこと!
7区のフリーザも有名ですが、個人的には函嶺洞門のリラックマがシュールで一番好きだったのです。一度、箱根駅伝のコースを歩いた際も函嶺洞門ではリラックマを持った写真を撮ったほど。
今年もシュールに走っていて非常に可愛かったです。
2016年は考察記事の投稿パターンをちょっと変えます
タイトル通り、2016年は記事の投稿パターンをちょっと変えてみます。
「徹底的にそのレースを分析する」というサイクルを実践したいので、以下のようなパターンで考察を進めたいと思います。
(1)ブログ記事1(過去データ傾向/血統傾向/ラップ傾向)
↓
(2)ブログ記事2(有力馬解説)
↓
(3)ブログ記事3(枠順&展開考察)
↓
(4)メルマガまとめデータ配信(全頭分析&プレ予想)
↓
(5)当日のレース予想
↓
(6)メルマガ回顧データ配信
ブログでの内容限定で説明しますと、各重賞において、データや血統面、ラップ面からの考察を第一回の考察として載せます。
第二回考察で有力馬の個人的寸評を簡単に掲載したいな、と。詳細な全頭診断はメルマガにて行います。GIの場合はここを2回に分けたりするかもしれません。
第三回考察は枠順が出た後に行い、枠順から見えてくることや、それによる展開予想などを行いたいと思います。
今日はこの第一回の内容を試しに書いてみます。飽きない限りは2016年はこんな感じのパターンでいくと思うので宜しくお願いします。
過去5年のレース傾向
中山コースで行われる重賞らしく、中山巧者がきっちりと走っている印象。そして、単純な外差しは決まらないレースですね。中位からじりじり脚を伸ばせる中山巧者がしっかり走ってくるレースという感じです。
ここ2年は内枠の有利が顕著。昨年はマイネルミラノが出走したことで、「マイネルミラノの法則」が働いた感じはありましたが、Cコース替わりになるということもあり、今年も内枠有利という考えで良いでしょう。
7枠より外はここ5年を見ても好走率は0%で、その前をみても2008年のアドマイヤフジまで遡らないと7〜8枠の好走はありません。近年、この時期の中山馬場が良くなってきたことを踏まえても、極端な外枠(7〜8枠)は割引で良いんじゃないでしょうか。
ハンデは背負っている馬でも走っているのであまり気にする必要はなさそう。現代競馬はトップハンデ馬などは人気が落ちる傾向があるので、それで妙味が生まれる場合は狙ってもいいかも。
年齢面を見ると中心は5〜6歳勢と言えるでしょうか。高齢馬もバンバン走っており、最近のデータ派に嫌われがちな高齢馬は狙えるレースと言えるでしょう。
その一方でクラシック路線から一息ついて有力馬が良く出てくるように思える明け4歳馬の成績がイマイチ。後でラップもみますが、このレースはギアチェンジ性能は問われないレースになりがちなので、若駒の強みは活かせないレースと言えるかもしれません。
血統傾向
昨年は父が非サンデーサイレンスで母父サンデーサイレンスの馬がワンツースリー。中山コースで行われるレースだけに父が非サンデーサイレンスの馬の期待値は上がる印象ですが、別に父がサンデー系だからといって無理なレースではありません。
昨年を除いた血統傾向をみてみると、ステイゴールドやジャングルポケット、ダンスインザダークなど、かなり長距離適性ある血統が上位を占めている傾向。後ほどラップを見ますがギアチェンジ性能は問われないロングスパート戦になりがちなので、長距離適性ある血統は基本的に走りやすいレースです。
ただし、昨年はそれとはちょっと違う傾向。1、3着はキングカメハメハ産駒であんまり長距離適性はない血統。というのも、このレースは走破時計が中山芝2000mのレコードタイムの1:57:8。
ここまで走破時計が早くなると、長距離適性というよりはスピード性能を問われるようになり、そういったレースに強いキンカメが2頭と、2着のロゴタイプは皐月賞でレコードタイムで勝った実績ある馬。スピード決着の中山芝2000mに強い馬が上位3つを独占した結果でした。
明らかに昨年はそれまでの年と傾向が違ってきている印象。走破時計のそれもあるでしょうが、やはり中山の馬場改修の影響は大きいか。ここで2014年夏の馬場改修後に行われた中山芝2000mの重賞レースの結果を血統視点から見てみましょう。
簡単に各レースの1〜3着馬の血統をまとめると、、、
<ホープフルS> ディープインパクト マツリダゴッホ キングカメハメハ
<皐月賞> キングカメハメハ ディープインパクト ブラックタイド
<弥生賞> マルジュ ネオユニヴァース ブラックタイド
<京成杯> ハービンジャー ブラックタイド キングカメハメハ
<中山金杯> キングカメハメハ ローエングリン キングカメハメハ
<ホープフルS> ディープインパクト ブラックタイド バゴ
ディープインパクト=ブラックタイド連合のウインドインハーヘア軍団と、キングカメハメハが圧倒的な成績を収めています。
どれぐらいの好走率があったのかもまとめてみました。
<2014年馬場改修後の中山芝2000mの重賞の血統別好走率>
ディープインパクト (2-1-0-8) 勝率18% 連対率27% 複勝率27%
ブラックタイド (0-2-2-2) 勝率0% 連対率33% 複勝率66%
キングカメハメハ (2-0-3-6) 勝率18% 連対率18% 複勝率45%
ディープインパクト産駒はやっぱり素質馬が多い分、勝ち切ることは多いけれども全体の出走数を考えればそこまで飛び抜けた期待値ではなさそう。好走のほとんども2歳戦ですし、素質でこの舞台を好走している感じが強そうです。
それに比べてヤバい成績を収めているのが、ブラックタイド産駒とキングカメハメハ産駒。
特にブラックタイド産駒は6頭しか出走していないのに、4頭が馬券に絡んでいるという爆走ぶり。ディープよりも少し重い芝が合う傾向があるだけに、改修後のこの条件はベストなんでしょうね。今年もブラックタイド産駒は要注目です。
キングカメハメハ産駒も複勝率45%と期待値は抜群。勝ち切った2レースを見ても、皐月賞、中山金杯ともに走破時計がめちゃくちゃ早いスピード決着でした。
キンカメはコーナ−4回の持続力勝負が抜群に得意な血統で、この血統の馬は変にスローになって上がり勝負になるよりも、淡々としたペースになってギアチェンジ性能が問われないレースの方が向くでしょう。ギアチェンジ戦でパフォーマンスを落としたバティスティーニは記憶に新しいところです。
血統編のまとめは、
(1)とにかくブラックタイド産駒に注目!
(2)スピード決着になりそうな場合はキングカメハメハ産駒の庭になる!
この辺にしておきましょう。
レースラップ傾向
過去5年の中山金杯のレースラップを一覧に纏めました。
これを見ても、ギアチェンジ戦になったのは2011年くらいで、後のレースはギアチェンジ性能を問われないロングスパート戦になっています。
2ハロン目は先行争いで早くなりますが、3〜5ハロンは1コーナーから一度緩む傾向。ここで息が入ってからの7ハロン目あたりからのロングスパート勝負になります。
一気にレースラップが早くなることはなく、ギアチェンジ性能は問われないので、高齢馬も走りやすいレース。かといってラストでガツンと消耗ラップになるレースでもないので、極端な差しは決まりにくいです。
好走馬の通過順位もグラフ右側に記しましたが、とにかくスッと好位につけて息を入れて、だらーーっと脚を使えるタイプの馬がいいでしょう。
それが2分台の決着になりそうであればブラックタイド産駒のだらだら脚タイプ。2分を切ってくるようであればキングカメハメハ産駒のだらだら脚タイプを狙いたいレースです。
ちなみに2015年の中山芝2000mの全レースの平均タイムと基準タイムも載せておきます。
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レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。
2016年の考察はこんな感じにしてみようと思いますがいかがでしょうか?
考察・分析は「競馬はビジネスである」だけを見ておけばOK!と言うぐらいの内容を目指したいと思っておりますので、何卒、おつきあいいただければ幸いです。
今日の考察を見た感じでの注目馬はコチラ。
過去の傾向、だらーっとした脚が使える点、血統、どれを見てもレース傾向に完全合致。昨年はマイネルミラノの法則に泣いた感じと、明け4歳馬が走らないレースということで割引が可能か。
ある程度内寄りの枠を引けばこの馬本命の可能性が高いです。
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