ジャパンカップ2020の予想を公開!
公開日:
:
最終更新日:2020/12/04
GIレース考察・予想
ジャパンカップ2020(東京芝2400m)の予想です。
11月29日に東京競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトなど。東京競馬場の芝2400mで行われるGIです。
土曜競馬はあんまり買いたいレースがなかったのですが、土曜メインがどちらも的中でまずまずの滑り出しに。
<京都2歳S 結果>
1着:◎ワンダフルタウン 3番人気
2着:△ラーゴム 2番人気
3着:◯マカオンドール 7番人気
ここは綺麗に次走注目馬だった本命対抗の2頭が馬券に絡んでくれてワイド本線が当たってくれました。とは言っても、まぁそこまで買いたいレースではなかったので少額。
<キャピタルS 結果>
1着:◎ピースワンパラディ 1番人気
2着:無印ロードマイウェイ 5番人気
3着:▲ミラアイトーン 9番人気
こちらは今の東京芝にいかにも合いそうだった◎ピースワンパラディから穴馬▲ミラアイトーン狙いでしたが、ワイドは的中したものの馬連があと一歩だったんですがねぇ・・・この辺りの運がもう少しついてくればポンポンと当たりそうな感じがします。
東京も阪神も馬場傾向が割とはっきり掴めているので、日曜日も期待できそうな感じ。まずはその日曜の最大注目レースであるジャパンカップの予想からまいりましょう!
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ジャパンカップ 2020予想
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予想の根拠
さぁいよいよやってきました、2020年最大のスポーツイベント(競馬以外の色々なスポーツに精通していると思いますが、間違いなく今年最大のスポーツイベントだと思います)にして、日本競馬史上で最も崇高で偉大なレースと言っていいだろう今年のジャパンカップ。
もうこうして私ごときが盛り上げなくとも競馬ファンは皆、湧き立つワクワク感を抑えられないとは思いますが、ここまで凄まじいメンバーが揃ったレースもなかなかありません。せっかくの機会ですから、皆さんの周りの新規ファンも巻き込みましょう。私は周りの競馬に無知な知り合いに「競馬界の天下一武道会みたいなもんだからとりあえず見ろ」と、ここ数週間言い続けています。
どんな結果になるかは分かりませんが、今回のジャパンカップは最大限に楽しみ抜いた人が勝ちだと思います。当たるかどうかは神のみぞ知りますが、どうぞ日曜日の15:40まであなたの頭の中で考え尽くしてみてください。
さて、ここから予想の本題に入ります。
長丁場の東京芝2400mということで前半部分はゆったりと流れることが多いですが、意外にこちらが思っているよりも中盤ペースが緩まず、その上でスパート位置が早くなるのが特徴。どうしても東京芝2400mというとダービーのイメージからスピードと瞬発力が重要に見えますが、このジャパンカップに関しては「ロングスパート性能」が全てと言っていいでしょう。
毎年のように天皇賞(秋)で凡走してジャパンカップで巻き返す馬が出てきますが、それもそれぞれの後半3Fを比較すれば明らかで、凄まじく速い上がりが問われる天皇賞(秋)に対して、ジャパンカップはレース上がりが35秒前後になるので上がり34秒台の馬でも差してこれるのです。昨年の天皇賞(秋)で完全にスピード負けしていたスワーヴリチャードが道悪だったとは言えジャパンカップで一変したのが一番の好例ではないでしょうか。
そんな感じで古馬GIの中ではスタミナ、ロングスパート性能が問われやすいジャパンカップですが、今年は馬場がその傾向に拍車をかけそうな感じ。
今開催の東京芝は開幕から2週に大雨が降ったことで一気にタフ馬場化が進みましたが、Bコース替わりの頃からは顕著な外差し馬場に変貌。先々週ぐらいまでは外からズバッとキレる馬が差してこれるような馬場が続いていましたが、どうも3日間開催で使い倒された影響から馬場の外側の部分も荒れ始めてきた感じ。
もちろんインは全く伸びないので全馬がインを開けて走るのですが、Bコースor Cコース開幕週の時のようにインを避けたキレる差し馬が外からズバッと差してこれるような馬場にはなっておらず、もう馬場の中どころから外側までどの部分も荒れているおかげで、相対的にタフ馬場をこなしてロスなく運んでこれるような馬が有利になっている感じ。
もうその傾向は土曜日の東京芝の血統傾向を見ても明らかで、1日を通して父サンデーサイレンス系で馬券に絡んだ馬は3頭だけ。明らかに非サンデーサイレンス系の欧州血統の活躍が目立っていましたし、こうして見てもロベルト、キングマンボ、トニービンなどの欧州血統がどれだけ走っていたかが一目瞭然でしょう。
そんなわけで今の東京の芝はキレる馬の末脚が削がれるような馬場と言ってよく、その一方でキレないけれどもタフ馬場を苦にせずにバテずに伸びてくるような馬が有利になっています。相対的にスタミナ馬が有利な馬場傾向と言っていいでしょう。
レース傾向、現在の馬場傾向がスタミナ寄りになっていることに加えて、今年のジャパンカップは展開面もスタミナ寄りに傾きそう。
以下、前に行きそうな馬の陣営コメントの抜粋になるが、、、
【トーラスジェミニ】
「2400メートルは未経験だが、血統的には持つのかな。枠は関係ない。やることは同じだから」
【ヨシオ】
「行くしかない。最内を逃げてどこまで粘れるかですね」
【カレンブーケドール】
「去年は重馬場で最内を通らないと駄目な状況でしたが、今回はレース直前まで芝の状態を見ながらどこを通るか考えたい。誰も行かないなら、僕がハナへ行ってもいいと思っている。強い馬はいるが、それを考えても仕方がないのでこの馬のペースとリズムを最重要に考えて、この馬の競馬をするだけです」
【キセキ】
「前走で瞬発力勝負で分が悪いのがハッキリとした。心肺機能が優れているので、それを発揮できれば」「ある程度前の競馬になると思う。3頭がけん制し合ってくれるのが理想。菊花賞から(勝ち鞍が)遠ざかっているけど、出走する限りはできれば負かしたいと思って挑戦したい」
こうして見ても、トーラスジェミニとヨシオはどちらもハナ宣言。トーラスジェミニは何が何でもハナを譲らなそうですが、一方のヨシオはダート短距離で先行できるような馬ですし、この2頭は後ろを引き離して行ってしまいそうな感じ。
その番手につけそうなカレンブーケドールとキセキも積極策を示唆していますし、グローリーヴェイズも鞍上が川田騎手ということを考えれば積極策が濃厚。化け物たちになんとかして挑むにはと考える陣営が多いからこそ、縦長の隊列でのミドル〜ハイペースになることはほぼ間違いないか。
アーモンドアイ、コントレイルの2頭は自在タイプですが、今回は無理して前に行くこともないでしょうから縦長の隊列の中団ぐらいのポジションになりそう。枠並びを考えてもデアリングタクトも2頭に近い位置での競馬になると思います。
縦長の隊列の前目につけるだろうカレンブーケドール、キセキ、グローリーヴェイズと言った馬も実力馬なので、直線に入るまで前を放っておくわけにはいかないと思いますし、中団馬群につけたアーモンドアイ、コントレイル、デアリングタクトは4コーナーぐらいから3頭ともにじわーっと上がっていくような展開になりそう。まず上がり3ハロンだけの瞬発力勝負のような展開になるとは思えず、道中ペースも流れた上でスパートも早くなっての究極のロングスパート勝負のような展開になるんじゃないでしょうか。
そうなると、もともとスタミナ、ロンスパ適性が問われやすいレース傾向で、なおかつ馬場も展開もスタミナ寄りになりそうな感じ。今年のジャパンカップで穴を開けるとすれば、スピードや瞬発力勝負なら絶対に勝てないだろう化け物たちに、タフ馬場適性、ロングスパート性能、スタミナの部分で真っ向勝負で挑んでいけるような馬じゃないだろうか。
というわけで予想の発表。
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ジャパンカップ 2020の印
本命 ◎キセキ
海外遠征で厳しい競馬を経験した影響からか一度は気性面に課題を抱えてしまったが、そこは日本を代表する名伯楽。しっかりと折り合い面を矯正することで近3走は再びこの馬のポテンシャルを発揮できるようになってきた。もう気性面に不安がなくなった前走では積極的な競馬から一発を狙ったが、レース上がりが33.6という完全な上がり勝負になってしまってキレ負けした感じ。
その前走内容からも全盛期から衰えたと考えている人も多いと思うんですが、それに関してはちょっと個人的には意見が違う感じ。競走馬の適性や能力の方向性というのは加齢によって変わっていくはずで、ダイワキャグニー、スワーヴリチャード、クルーガーなど、若駒時代はスピード勝負にも対応できていた馬が、年齢を重ねてスタミナ勝負向きに馬が変わっていくというのはよく見られることです。この馬も4歳時は凄まじいスピードの持続力性能から2:20:6の超高速決着のジャパンカップに対応できるような馬でしたが、現在は上がりのかかるスタミナ勝負でこそ良さが活きる馬に変わってきたんでしょう。
レース考察のところでも書いた通りで、今年のジャパンカップは馬場も展開もスタミナタイプの馬に向くレースになりそうで、この馬はタフ馬場は相対的に絶好な上に陣営コメントを見ても積極的に前目の位置を取りに行くことが濃厚。天皇賞(秋)のような速い上がりを問われる瞬発戦では3強を筆頭とする化け物たちに敵うとは思えませんが、今のタフな東京芝でレース上がりが35秒台後半ぐらいになるロングスパート勝負になれば、この馬も化け物級のパフォーマンスを発揮できていいはず。この馬はもう終わったと思っている人たちにトニービンの血の恐ろしさを見せつけてほしい。
【対抗 ◯6 コントレイル】
菊花賞は全く向かない舞台ながらタイムランクAの好時計で勝利して3冠達成。今回は圧勝したダービーと同舞台ですしどう考えても条件的には良化。能力的にもサリオスとの物差しから古馬化け物級に十分に通用すると思いますし、3強の中で最も評価できるのはこの馬か。
あとは誰もが考えている通りで、菊花賞で厳しい競馬をしてからの間隔の短いローテで、どこまでパフォーマンスを落とすか次第。ただこの馬は想像を超えたスーパーホースだと思いますし、3強の中で馬券圏内を外さない可能性が最も高いのはこの馬じゃないでしょうか。ここまで勝ち切ったら父ディープインパクトを超えるかもしれません。
【単穴 ▲5 デアリングタクト】
秋華賞はぶっつけローテで体調6割ぐらいの仕上がりで勝ってしまった感じ。3強の中では状態面は最も心配がいらなそうですし、ジャパンカップはとにかく3歳牝馬が強い舞台。データ面でも買えるのはこの馬だろう。土曜日の馬場を見てもとにかく非SS系の好走が目立っていましたし、その中でもロベルト系の激走はかなり目立っていました。
ただ、マイナス要素としては、コントレイルと比べると今まで戦ってきた相手のレベルが微妙。メジロラモーヌやアパパネなど、3冠牝馬でも牡馬相手ではさっぱり通用しなかった馬もいましたし、果たして今回の相手にガチンコ勝負で通用するのか、という部分はある。頭まで一気に突き抜ける魅力もあれば通用しないパターンもあるだろう。
【特注 ☆1 カレンブーケドール】
昨年のオークス以降、勝ち味には遅いが常に化け物級の馬たちと接戦してきたような感じ。東京芝2400mは2回走ってどちらも2着ですし、今回も1枠からスムーズに立ち回れば上位争いだろう。血統的にはオークスの時のような高速馬場の持続力勝負がベストだろうが、昨年のジャパンカップや今年の京都記念を見てもタフな馬場は問題なさそう。ただ、昨年のジャパンカップに関してはタフ馬場適性というよりは内枠先行馬しか来れなかった馬場が向いた感じも。今年の方が明らかにメンバーレベルが上でなおかつ地力が問われそうですし、それでいてどこまでやれるかという部分は気になります。
【△15 グローリーヴェイズ】
ラッキーライラック、エグザルタントを突き放した香港ヴァーズ、化け物フィエールマンと接戦を演じた天皇賞(春)の内容からも能力は相当。ロンスパタイプの馬だがディープ産駒なのである程度前半は溜めた方が良さそう。条件的には合いそうだが、川田騎手となるとあんまり溜めるイメージはなく、この大外枠だとさすがにロスの大きい競馬になりそう。近年で大外枠から馬券に絡んだのはシュヴァルグランぐらいですし、この枠から川田騎手が積極的に出していって化け物相手に通用するかは半信半疑。それでいて4番人気まで支持されるならこれぐらいの評価で。
【△2 アーモンドアイ】
天皇賞(秋)と比較すれば「距離延長」「タフ馬場」「詰まったローテーション」と何も良い要素がありません。ベスト条件だった天皇賞(秋)でフィエールマンとクロノジェネシスと接戦だったわけですから、今回はこの馬よりも適性が向く化け物クラスの馬が3頭ほどいれば馬券圏外もあるでしょう。
キャリアの中で唯一大きく負けた有馬記念も「2500m」「タフ馬場」「ハイペース」に屈した感じでしたし、今回もトーラスジェミニの作る大逃げを早めに追いかけるロンスパ戦になりそう。今のタフ馬場で長く脚を使うような競馬になってしまうと、若干衰えたこの馬には厳しいんじゃないでしょうか。ちょうど昨年の天皇賞(秋)でのサートゥルナーリアのような感じで、直線入り口ではデッドヒートかと思わせるも最後に脚が鈍って3〜6着ぐらいで終わりそうなイメージがあります。
【×3 ワールドプレミア】
いかにも友道厩舎らしい晩成のスタミナ型ディープインパクト産駒。そこまで強いとは思っていなかったが、ハイペースで展開が向いたとはいえ有馬記念でここまで走れたのは驚き。今回も条件や馬場、展開は向きそうだが、さすがに昨年の有馬記念以来の休み明け。今回のメンバーを考えるといくらなんでも厳しいか。まぁ有馬記念の時もそう思って切って走られた馬ですし、この条件が大得意の友道厩舎という点も踏まえて最後に抑えた。
【×7 ミッキースワロー】
もともと抜群の決め手を武器にしていた馬だが、どうも年齢を重ねていくうちにトニービンの血が強くなってきてスタミナ型に変化している感じ。日経賞は強い勝ち方でしたし、天皇賞(春)も序盤で折り合いを欠いたにしてはまずまず。JCはレコード決着時に強い内容で5着に差してきていますし、何よりトニービンの血を持っているという点だけでも抑えておいた方が良さそう。
【×13 ユーキャンスマイル】
もともと左回りコースが得意な馬で、昨年の天皇賞(秋)のパフォーマンス及び、今年の春の2戦の内容から秋の東京GIでは面白い存在になると見ていたが、ARG共和国杯の内容が微妙。外伸び馬場でインを通ったにしても微妙ですし、能力的にここではどうなのか。どう考えてもここはベスト条件ですし、ジャパンカップが大得意な友道厩舎となれば印は打った方がいいだろう。
印まとめ
◎キセキ
◯コントレイル
▲デアリングタクト
☆カレンブーケドール
△グローリーヴェイズ
△アーモンドアイ
×ワールドプレミア
×ミッキースワロー
×ユーキャンスマイル
勝負度 D
買い目
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さて、2020年も11月になりました。
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その予想・考察に結び付くまでにどのようなデータを作成しているのか?どのようなプロセスを踏んでいるのか?そういったところまでをメルマガ「競馬をビジネスにする」では全て隠すことなくお伝えいたします。
正直な話、私は尋常ではない時間をかけて競馬のデータと考察を行っています。それを必要とされる方がいるのであれば還元できれば。そして勝ち組になっていただければ、というのがこのメルマガの趣旨でございます。
恐らくですが、、、
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火曜日に先週の重賞回顧を配信します。後ほど下記に詳細を書いておりますが、金曜日に配信する重賞まとめデータに結果を書き入れた形のPDFファイルとしても配信します。
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※以前は地方交流GI並びに南関のSIレースに関してはブログで全体公開としていましたが、今後はメルマガ限定のコンテンツとなります。
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木曜日には前週に行われた中央競馬の全レース分の回顧文&データを配布します。
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