【阪神カップ2019の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します

阪神カップ2019(阪神芝1400m)の考察です。

12月21日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はグランアレグリア、マイスタイル、グァンチャーレ、イベリスなど。阪神競馬場の芝1400mで行われるGIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。

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◎香港マイル　　　　8点1200円442,560円
◎香港ヴァーズ　　　12点900円91,080円
◎阪神ジュベナイル　15点600円520,320円
◎中日新聞杯　　　　18点300円316,860円
◎チャンピオンズＣ　8点1200円107,760円
◎チャレンジＣ　　　12点800円346,640円

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阪神カップ 2019 考察

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レース傾向

有馬記念と同じ週に開催され、こちらも年末の風物詩として競馬ファンに定着している阪神カップ。マイルでもスプリントでもない絶妙な芝1400mという距離で行われ、GIIレースということもありマイル路線からもスプリント路線からも一線級の馬が参加してくるので毎年見応えのあるレースになっている。

このレースの最大の特徴は「阪神芝1400m」という特殊な舞台で行われるということが全てか。JRAの競馬番組体系の中で芝1400mという路線はダート短距離路線に次いで軽視されていると言っていいはず。JRAの主要な距離の中で唯一GIレースがないのがこの芝1400mで、本来はこの条件に適性がある馬たちはなんとか誤魔化してスプリント戦に使ったりマイル戦に使っているのが現状。そんなわけでこの条件に適性がある馬たちは阪神カップで異様な強さを見せる傾向で、とにかくこのレースはリピーターが走りやすい。

過去にはキンシャサノキセキ、サンカルロ、リアルインパクトと言ったあたりが連覇を繰り返していた時代があり、その後も同一馬の連覇はないがフジキセキ系統の馬が連続して勝利していたり、キンシャサノキセキの子供が勝利したりとこのレースはやっぱりリピーターが走りやすい何かがある。今年も近走実績だけではなく、過去に芝1400mで良い走りをしていたかどうかはしっかりチェックする必要がありそうだ。

POINT1 → JRAの中では軽視されている芝1400mで行われる重賞。普段は強さを見せにくい1400m巧者が激走しやすいレース。

POINT1 → 如実に適性が問われる特殊条件なため、リピーターが驚くほど走りやすいレース。

マイルチャンピオンシップを使った後に目標のないマイラーが目指してくるレースであると同時に、オフシーズンのスプリント路線の中で目標のないスプリンターが目指すレースでもあるのが阪神カップ。当然、スプリント色の強い先行馬が多く出走してくるので前半からペースが流れる傾向。

阪神芝1400mは急坂もあって、なかなか前半のスピードだけで押し切るようなスプリント適性だけでは乗り越えられない舞台で、前半からの速いラップに対応できてなおかつ最後に脚を使えるような「激流耐性」「1400m適性」が非常に問われやすいレース。それだけにこのレースだけやたら走るというようなリピーターを生みやすいんだろう。

POINT1 → スプリント色の強い先行馬も多く出走してくるのでペースが流れやすい。

POINT2 → 前半からの速いラップに対応できて、なおかつ最後に脚を使えるような1400m適性が問われる。

阪神芝1400mは前述した通りでかなりの特殊な条件。道中がペース緩まない中でも脚が溜まって最後にひと伸びできるような血統が有利。サンデーサイレンス系の中では1400m適性がずば抜けて高いダイワメジャー産駒とフジキセキ系の活躍が顕著で、特にフジキセキ系の馬は2015年から2017年まで全てが違う馬で３連覇を成し遂げていますし、相当に適性が高いと見て良さそうだ。

またスピードの持続力という面ではトニービン＝グレイソヴリンの影響力も強そうなレースで、昨年を除けば毎年のように連対馬を輩出している。

総じて淀みない流れでスピードの持続力を活かすことができるような血統が好走しやすい傾向にありそうだ。

POINT1 → サンデーサイレンス系の中では1400m適性がずば抜けて高いダイワメジャー産駒とフジキセキ系の活躍が顕著。

POINT2 → トニービン=グレイソヴリンの影響力も強そうなレース。

考察まとめ

というわけで枠順発表前の阪神カップの想定オッズはこちら。

枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）

今年はそこまでマイル路線からもスプリント路線からも一線級の馬は出走してこなかった感じ。そうなれば桜花賞を圧勝したグランアレグリアが断然人気と見て間違いないか。

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＜推奨根拠＞

前走は明らかに距離が長かった上に自分の競馬ができなかったが、溜める戦法から素晴らしい末脚を披露。どう見てもマイル以下に適性がある馬で今回は久々の適性条件。血統的にもいかにもここで走りそうですし、人気がないならば面白い一頭だろう。

一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。

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前半部分で気分良く走れるかが全てなピンかパーのタイプ。この馬はおそらく前傾ラップの消耗戦は合わないはずで、今回だと初距離で位置が取れずに揉まれる競馬になりそう。外枠ならば揉まれずになんとかなりそうですが内枠だと危ないんじゃないでしょうか。