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【2016】京都新聞杯/ レース考察(京都芝2200mで行われるGI戦を徹底考察します)

今日は5/7(土)に行われる京都新聞杯のレース考察を行います。京都芝2200mで行われるGII戦です。その前に余談を少し。

 

まさかのTAROの競馬さんでも触れられていたのでレスター優勝についてを少し書きます。

本当を言えばもう少しトットナムが頑張ってもらって、レスターが勝って優勝を決めるところが見たかったのですが、まぁそれは仕方なしということで実にあっぱれでございます。これを「よその国の事だから関係ない」と言ってしまった某人間はまさしく老害という言葉がぴったりかと。

けいば手帖さんが「あれやな、ベイスターズが優勝するくらい凄いことやな」的な事を先週の日曜に行っていましたが、ベイスターズを過大評価するわけでもなく、そんなレベルの低い事ではありません。ベイスターズを例えとするのであれば、、、

ベイスターズが今季からセリーグを10連覇する

ぐらい難しい事だと思います。

今季はイタリア、ドイツ、フランスこそ、ユベントス、バイエルン、パリサンジェルマンと順当なチームが上にいますが、イングランドがレスター、スペインもアトレティコ・マドリーに優勝の可能性があるなど、スモールクラブの活躍が目立ちます(アトレティコをスモールクラブと言ってしまうのは違う気もしますが)

また来季はプレミアの大監督移動があるので、ビッグクラブの巻き返しがあるとは思いますが、こういう大躍進もサッカーの魅力だなぁと思う次第であります。

 

【2016】京都新聞杯 予想考察

過去5年のレース傾向

京都で行われる重賞ということで、基本的には内枠の方が有利なレース。過去4年の勝ち馬を見ても3枠より内枠の馬しか勝っていません。ただ、毎年外枠の馬が1頭は馬券に絡んでいますし、内枠の決め打ちだけで良いかと言えば違うレースなのでそこは難しいところ。

京都外回りで行われる重賞というととにかく決め手が重要なレースになると思われそうですが、2011年以外は好走馬の上がりは34秒台で足りるレース。この理由に関しては血統とラップの部分で詳しく解説します。

ここ4年はトーセンホマレボシ、キズナ、サトノラーゼンと3頭がここをステップに日本ダービーで好走しているように、近年は日本ダービーとの関連性が強くなってきている印象。東京の芝が5月末でも前有利の馬場になってきているので、このレースとの関連性が深くなってきている気はします。

 

血統傾向

3歳限定の京都で行われる中距離重賞となれば、もう基本的にはディープインパクト産駒の独壇場になるのは常識的にわかるでしょう。過去5年の中で2回はディープインパクト産駒のワンツースリーになっていますし、もうディープインパクト産駒がいれば無条件に評価するぐらいの優遇は必要と言えます。

ただ、ディープ産駒が走る一方で対照的なスタミナ系の血統も走っているのがこのレースの特徴。まず目立つのがロベルト系、特にタニノギムレット産駒が2勝も挙げている点に注目。それ以外にもグレイソヴリンを持っている馬はよく走っていますし、サンデー系でも少し重めと言えるネオユニヴァース産駒がやたら走っています。

次のレースラップのところで詳しく見ますが、このレースは京都中距離重賞で行われる割に瞬発力勝負にはなりません。スタミナを要求される持続力勝負になる傾向が強いので、ロベルトなりグレイソヴリンを持っている馬が有利になるんでしょう。その2つの血統を持っていて、ある程度上がりが使えるタニノギムレット産駒がよく走っているのは必然と言えそうです。

 

レースラップ傾向

典型的なスローペースと言えるレースになったのは2011年のクレスコグランドの年ぐらい。京都コースなら展開利でなんとかなるんじゃないかと思っている馬が大逃げを打つケースが多く、まずペースは淀みなく流れます。

一般的なトライアルレースよりもペースが流れるので、その分最後の瞬発力勝負にはならない傾向。それでも京都コースで差せる馬ということでディープインパクト産駒がよく走りますが、ロベルト系やグレイソヴリン系を持つ馬が走っている理由もこのラップをみればよくわかるでしょう。

ディープ産駒の切れ味は大事だけど、レースの本質は瞬発力勝負ではなく持続力勝負

ここが京都新聞杯を考える上で重要なポイントだと思います。あとは2014年のような本当のポテンシャル勝負になるのか、それとも2015年のようなある程度立ち回りと決め手重視のレースになるのか、その見極めな感じはします。

 

レース傾向まとめ

今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。

どう考えても距離も持久力勝負も合わない「THE 買ってはいけない」臭がプンプンするスマートオーディンが果たして何倍くらいのオッズになるんでしょうか。もうこの馬の適性はマイルとバレているはずなので、前走勝ったといってもそんな一本被りのオッズになる気はしませんが、他のメンバーを見ても1番人気はスマートオーディンで堅そう。

ロイカバードはきさらぎ賞で見放されそうな感じもあり、超良血のエルプシャフトが未知の人気を被る気はします。

 

現時点で京都新聞杯はこの馬に注目しています。

その馬の名はブログランキングで公開中

 

距離、レース質、血統、能力共に最上位評価でいいはず。勝ちきれないタイプの馬ですが、今回の条件なら頭まであっていいはず。後は差しにこだわらずにある程度の位置で競馬できるかだと思いますが、このレースなら控えてもやれる気はします。

 

KAZ: