今日は5/8(日)に行われる新潟大賞典のレース考察を行います。新潟芝2000mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
サッカーの話題の連続投稿になってしまうのですが、今朝はチャンピオンズリーグのバイエルン×アトレティコ・マドリーの試合を見ながらこの記事を書いていました。
まだ結果を知らないで仕事後に楽しみにしている方もいると思うので、ネタバレはしないようにしますが、いやはや素晴らしい試合でした。まだ明日のマンC×レアルマドリーもありますが、決勝は相当面白そうだなぁと。
ただ、決勝は日本ダービーの前日に行われるので毎年あんまりゆっくりは見れないんですよね。府中競馬正門前でオンデマンドで見る感じです。幸い野球は5月初めにして興味をほぼ失うような感じなのでいいですが、欧州サッカーのシーズンが終わるまでは夜も眠れない日々が続きそうです。
【2016】新潟大賞典 予想考察
過去5年のレース傾向
個人的な感覚なのかもしれませんが、新潟芝コースで行われる重賞が現代競馬で一番難しいんじゃないかと思っています。
もう内を開けるのか開けないのかで内枠有利か外枠有利か変わってきますし、新潟コースって上り3ハロンが速い馬が有利と言われますが、純粋に脚の速い馬というよりは最後の1ハロンでバテない馬が有利なんですよね。だから実際よく見てみるとスタミナ寄りの馬が走っていたりする。馬場もカオスになる傾向がありますし、もう毎年意味がわからない決着になることが多々有ります。
このレースも小回りコース向きと思われたダコールが2度も走ったり、中山巧者と思われたナカヤマナイトなんかが爆走したり、と本当によく分からないレース。
小回りっぽい馬が走る要因としては、スローペースになりやすいからだと思っています。スローから一気に加速するレースになるんで、小回り向きの一瞬の末脚は求められます。ただ、直線は長いので最後の最後でバテない血統的裏付けが必要になる感じ。ダコールやヒットザターゲットも小回り向きの一瞬の加速力がありながら、母系でグレイソヴリンに助けられていたような馬でしたしね。
血統傾向
先週の谷川岳Sもそうでしたが、新潟芝外回りコースはロベルト系が特注血統。このレースでも毎年のようにロベルト系を色濃く持っている馬が好走しているのでそれを頭に入れておいたほうがよさそう。
そしてイメージ通りにグレイソヴリンを持つ馬もよく走ります。このロベルトとグレイソヴリンは本命にする馬はどちらかは持っているようにしたいところ。
直線長いコースですが、特別ディープインパクト産駒が走るレースではありません。それも先ほども言ったように、小回り向きの一瞬の加速力+最後にバテないという適性にそこまで合致しないからかなぁとも思います。
レースラップ傾向
コース形態上スローペースになりやすいレースなんですが、今年の場合はマイネルミラノ、メイショウナルトの2頭が出てくるのはポイントになりそう。マイネルミラノが前走の大敗で自分の競馬をしてくるのかは重要ですが、自分の競馬をするならスローペースにはならないはず。
何度もこのサイトに書いているように、マイネルミラノが自分のレースをすると「マイネルミラノの法則」が働くレースになりがち。縦長馬群で外を回した馬が不利になるレースになる傾向なので、内枠の馬しか来れないレースに良くなるんですよね。福島民報杯も内枠の馬のワンツーでしたし、マイネルミラノ陣営が逃げの手をコメントで出していれば内枠決め打ちというのも狙いとしてはありな感じす。
レース傾向まとめ
今日のところはこの辺りにしておきます。出走メンバーはこんな感じ。
フルーキーの1番人気はまぁ妥当でしょう。サトノラーゼンもまだ人気はするでしょうし、ダコールも昨年の覇者で前走2着ならこの人気も納得。ヒストリカル、ショウナンバッハとこうして見ていくと結構メンバーは揃った気がしますね。
現時点で新潟大賞典はこの馬に注目しています。
前走はスローペースで位置取りが後ろ過ぎただけ。前走でも本命にされている方がかなりいたように重賞でも通用する器と見てよさそう。スッと加速できる特徴ありますし、母系にグレイソヴリンもあるので最後まで凌ぎきれる気もします。人気もなさそうなんで面白いんじゃないでしょうか。