毎年思うがフェアリーステークスの意味があまり良く分からない。関東馬の賞金稼ぎの舞台を設けたいのかもしれないが、それならクイーンカップでいいじゃんとも思う。どう考えてもこの時期の中山マイルなんて阪神ジュヴェナイルで好走した馬は来ないし、紛れを避けたい陣営は使ってこない。だからこそ立ち回りの良さでまぐれでも好走して賞金を加算したい馬がたくさん出てくる。事実、この重賞を好走して以降活躍した馬はほとんどいませんよね。
昨年はサドラーズウェルズが爆走したが・・?
昨年の1〜3着馬は、
1着:オメガハートロック 母父エルコンドルパサー(母父サドラーズウェルズ)
2着:ニシノアカツキ 父オペラハウス(サドラーウェルズ)
3着:リラヴァティ 母父シングスピール(サドラーズウェルズ)
と全てがサドラーズウェルズの血を持っていた。
サドラーズウェルズと言えば、重馬場や長距離レースで強調されることが多いように、タフさを売りにするノーザンダンサー系。昨年、サドラーが3着まで独占したのには理由がある。
異常なほど重かった2014年初頭の中山馬場
フェアリーステークスの時計自体も例年より2秒ほど遅いタイム。
昨年のこの時期の中山馬場はとにかくパワーが必要な馬場だった。
では、今年はサドラーズウェルズを狙い撃ちすればいいのか?
レコードが出た中山金杯=ある程度のスピードは必要
昨年に比べて今年の中山馬場は格段に時計が出る。
中山のレコードタイムというのは大体が9月開催時に記録されるもの。
ロゴタイプが皐月賞でレコードタイムを出したのもすごかったが、今年は年初の中山金杯でレコードタイムが出た。
昨年の激重馬場とは比べ物にならないくらい馬場が良い。
内をロスなく通れる器用な馬が台頭しているのも特徴で、昨年のパワータイプが好走した中山馬場とはまったく違う。
その意味では2013年以前のフェアリーステークスの血統傾向を参考にしてみたい。
よく走っているのは父ダイワメジャーや父ファルブラヴ、父キングカメハメハといった短距離でも活躍するスピードがある馬。どの馬も共通しているのは、
短距離戦を走れるスピードがある
重馬場に強い
ダイワメジャー産駒では不良馬場を物ともせずに高松宮記念を制したコパノリチャードがいるし、ファルブラヴ産駒は夏の北海道シリーズの洋芝が滅法得意。キングカメハメハ産駒は道悪巧者の代表格といっていい存在だ。
このようなスピードとパワーを併せ持つ血統がよく走っている。
ただし、これだけだとマイルの重賞レースではあまり強調できない。これらパワーを併せ持ったスピード血統に加えて、コテコテのスタミナ血統を持っていたらより良い。
グレイソヴリン
ニジンスキー
ロベルト
主にこういった血が挙げられるだろうか。ここらへんの血脈が流れている馬は非常によく走っている。
まとめると、
(1) 重馬場も走れるようなタイプの短距離スピード系種牡馬が強調できる
(2) 加えてグレイソヴリン、ニジンスキー、ロベルトといったスタミナ血統も持っていたら尚良い
あくまで血統だけを見てるとこの馬は前走大穴で好走し、今回も恐らく最低人気近くなるだろうが、好走血統には最も合致しているように思う。これからの検証次第で大穴として買い目にいれてもいいか?
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