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有馬記念 [5] ゴールドシップについて

私はゴールドシップは知り合いがこの馬に関わっているという件もありまして、非常に愛着を持っている馬です。キャラクター的にも愛される馬ですし、ファン投票1位になったのもうなずけます。ただし、馬券を買うかという話とは別です。今回はこのゴールドシップについてを考えてみます。

有馬記念は適性的にはベスト舞台

ゴールドシップは一昨年の有馬記念を快勝し、昨年の有馬記念を3着。

間違いなく上がりのかかる中山長距離コースはベスト舞台でしょうし、今回も適性的にはベストに近い条件で評価しなければいけない馬ということは認めます。

ですが、この馬を果たして本命にしていいのでしょうか?

それについてを今日は考えていきたいのです。

 

宝塚記念と有馬記念の決定的違い

同じグランプリレースということで宝塚記念と有馬記念は関連性が強いと言われます。

このゴールドシップも宝塚記念を連覇しているように、グランプリレースは大得意。今年も宝塚記念を勝っていることで有馬記念でも最有力という評価をされています。

ただ、果たしてそんなに簡単に片付けて良い問題でしょうか?

ゴールドシップの馬キャラとして下記2つが挙げられます。

(1) スタートダッシュが全くつかない

(2) 時折見せる出遅れ癖

もともと4回に1回くらいは大きな出遅れをする馬です。いくら条件が合う舞台とはいえ、この馬を本命にするというのはいつだってギャンブルなのです。

それでも私は宝塚記念ではゴールドシップを本命にしました。それは明確な根拠があったからです。そしてそれこそ宝塚記念と有馬記念の決定的違いなのです。

それは、、、

宝塚記念=直線スタート

有馬記念=コーナースタート

宝塚記念は4コーナーを回った直線の入り口からのスタートになります。

スタートが下手なゴールドシップでもそこまで不利にならず、そのまま直線が長く1コーナーまで距離があるので押していければ先行策をとることができます。事実、宝塚記念では二年連続ゴールドシップは先行して快勝しています。

それが有馬記念だとどうでしょうか?

有馬記念のスタート位置は3コーナーのコーナー部分。しかも下り坂スタートです。

ゲートがうまい馬はスピードに乗って先団を形成できるでしょう。

ですが、ゴールドシップはゲートも苦手で、二の脚もつかない。宝塚記念ではすんなりと先団につけられるのに対して、おそらく有馬記念では十中八九それは無理です。周りの馬が位置どりをすっと決めるのを尻目にゴールドシップは出脚がつかなく最後方。こうなるのはほぼ間違いないです。

ゴールドシップを本命評価するのは一向に構いませんし、私も重い芝と坂に関しての適性面では最大級に評価する予定ですが、

ほぼ確実に最後方からの競馬をする馬を本命にする

という事実だけは認識しておかなければいけません。

この位置取りになればゴールドシップが取れる戦法はただ一つ。この馬が使える末脚なんて鋭いものはありませんから、直線向いてから追い出しても間に合わないでしょう。

3コーナーからの捲りロングスパート

本日のお昼に「果たして捲りは決まるのか?」と考えた問題がここで繋がってきます。

恐らくコーナースタートの有馬記念ではゴールドシップは後ろから行かざるを得ない。そうなればゴールドシップの取れる戦法は捲り差しのみ。

こんなにも分かりきった戦法をするとわかってる人気馬にやられるでしょうか?

ましてや5歳冬で凱旋門賞惨敗直後。往年の能力が健在であるかも疑問です。事実、昨年は同じ舞台でラブイズブーシェとそう差のない3着です。

そして、今回は逃げたい馬があまりおらずスローペースが濃厚。皆が3コーナーまで脚を溜めて、3コーナーから一気にスパートをかけてペースが上がったとすれば。

ゴールドシップはスローでいきなりペースが上がるレースを、それよりも早い脚で位置を上げてなおかつ差し切らなければいけないのです

私はこうした理由から、巷で言われているほどゴールドシップは堅くないと考えています。

展開と馬キャラを考えれば安心してこの馬を買えばいいという馬でないことは確か。

それよりは私は今回、こちらの人気馬のほうが信頼性は高いと考えています。

 

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