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朝日杯FS [3] サンデーサイレンス目覚めの時

アギーレ監督が八百長問題で告発されましたね。恐らくですが監督を続けるのは難しそう。非常事態は手倉森監督の代行でそのあと新しい監督が発表されると見ています。恐らくこういう状況になってしまった以上、日本が好きでJリーグで実績のある監督。ストイコビッチあたりが本命なんでしょうかね。名古屋時代の印象はあまり良い監督なイメージはないためにどうなんかなぁとは思いますが。

ラジオNIKKEI杯2歳ステークスを振り返る

朝日杯FSが中山から阪神に移設された。その理由はGIであるはずの朝日杯2歳FSよりもGIIIのラジオNIKKEI杯2歳ステークスに素質馬が集まってしまうから。

となれば言ってみれば今年からの朝日杯FSは、ラジオNIKKEI杯へ特性が近づいたと言える。

ラジオNIKKEI杯2歳ステークスは血統的にある特徴的なファクターのあるレースだった。それは、

サンデーサイレンス系しか走らないレース

これでは少し語弊がある、正確に言えば

早熟血統が好走していた2歳重賞が、初めて本格的にサンデーサイレンスに飲み込まれるレース

そういうのが正しかったか。

過去5年でラジオNIKKEI杯2歳ステークスで3着に好走した15頭のうち、父がサンデーサイレンス系ではない馬はエピファネイアとコスモファントムの2頭のみ。あとの全ての馬は父サンデーサイレンス系の馬だった。

総合力が要求される阪神が舞台の重賞で、クラシックへ向けた一番大事な時期に成長するサンデーサイレンスの力。そうした要素が重なり合い、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスはとにかくサンデー系しか走らないレースとなっていた。

距離は内回り2000mから外回り1600mに変わるが、ラジオNIKKEI杯2歳ステークスの特徴であったサンデー系以外は好走できないという事実は朝日杯に引用しても良さそうだ。

 

トリップの前例を思い出せ

2011年のラジオNIKKEI杯2歳ステークスで1番人気に推されたトリップは、直線完全にキレ負けをして4着。世代屈指の大器と騒がれていたが、それ以降クラシックで活躍することはなかった。

前項でも取り上げたようにラジオNIKKEI杯2歳ステークスはサンデー系圧倒的有利なレース。トリップはクロフネ産駒で、その成長力と瞬発力でサンデー系に勝つことはできなかった。

トリップのように前哨戦を圧勝してきた馬でも本番ではダメだったのだ。今回の朝日杯FSでも父サンデー系以外の馬はあまり強調したくない。それよりは昨年のワンアンドオンリーのようにここに来て成長を遂げてくるサンデー系を評価したいレースと言えるか。

人気をするだろういちょうステークスの勝ち馬クラリティスカイはクロフネ産駒。よりレベルの高い戦いに変わって、一気にキレ負けをする可能性は高く、そもそも東京芝1600mはクロフネ産駒の適性ベストコース。阪神替わりは良くないだろう。

そういった馬を買うよりはサンデー系の強い馬を狙っていきたい。たとえばこんな馬。

 

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