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大阪杯2023の予想を公開!

大阪杯2023(阪神芝2000m)の予想です。

4月2日に阪神競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はスターズオンアース、ジェラルディーナ、ヴェルトライゼンデ、ヒシイグアスなど。阪神競馬場の芝2000mで行われるGIです。

 

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大阪杯 2023 予想

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大阪杯のレース概要

阪神芝2000mで開催されるGIレース。2017年にGIに昇格してもう6回行われていますが、ドバイ国際競争の裏にあってメンバーレベルが云々と言われながらもそれなりに毎年出走馬は揃いますし、何より古馬のGIレースで唯一の小回り2000m戦なので大阪杯の存在意義は大きいと思います。

コーナー4回の2000mというと「先行力」「持続力」「スタミナ」がある馬が好走しやすいイメージですが、阪神芝2000mは中央場所の急坂があるコースなので少しローカルの2000mとは求められる適性がズレている感じ。ローカルの2000mのイメージで予想してはダメですが、一方でかなり顕著なレース傾向も出ているのでこれからの分析でしっかりその傾向を掴んでいきたいです。

 

データ的な見地からの考察


※過去6年の大阪杯の所属別成績

レース名に「大阪」とつくだけあってこのレースは関西所属馬の成績が圧倒的。基本的に関西の方がいまだに全体的なレベルが高いので関西所属馬有利の傾向になるレースは多いですが、それにしても関西と関東で圧倒的な差が出ているレースなので注意したいところです。

 


※過去6年の大阪杯の年齢別成績

また、根幹距離の2000mで行われるGIレースということでフレッシュな馬のスピードとキレが重要になる感じ。GIに昇格してからの結果を見ても4-5歳馬の成績が圧倒的で、6歳以上馬はほとんど走れていません。

 


※過去6年の大阪杯の性別成績

スピードとキレが重要というのもありますが、近年は牝馬優勢の時代が続いていたということもあり大阪杯は牝馬優勢のレース傾向。関西所属の4-5歳の牝馬なら鉄板級に評価できるレースですね。

 

ラップ的な見地からの考察

阪神芝2000mはスタート直後が急坂でなおかつ1~2コーナーの半径が急なためにまず間違いなく前半部分はスローペースになる条件。向こう正面から緩やかな下り坂になるのと、小回りコースで騎手の仕掛けが早まるためにラスト1000m地点からのロングスパート勝負になりやすく、ほぼ全ての年で前半スローからのロンスパ戦になっています。

同じ小回りの2000mでも持続力がはっきり問われるローカルコースよりはテンの先行力と直線での少しの伸びが求められる印象で、前付けしてちょい差しできる馬が有利な舞台だと思います。

テンにスピードがあって直線でもしっかり伸びることができるという点ではマイラー寄りの馬が走りやすい舞台とも言えそう。ステファノス、ペルシアンナイト、アルアイン、ラッキーライラックなどマイルGIや重賞で好走実績があった馬が良く走っていますし、マイルで好走したことのある馬には注目です。

 

血統的な見地からの考察

大阪杯はとにかく圧倒的にディープインパクトの血を持つ馬が有利なレース。毎年2頭はディープインパクト系の血を父か母父に持つ馬が走っていますし、これだけ圧倒的な戦績だと重視せざるを得ません。

また、大阪杯を含めた近年の阪神芝2000m重賞はとにかくヴァイスリージェント系の血を持つ馬が圧巻の成績。昨年は母父ヴァイスリージェント系の馬のワンツーでしたし、過去3年連続でヴァイスリージェント系を父か母父に持つ馬が連対しています。

ヴァイスリージェント系以外にもストームキャット、フォーティナイナー、ボールドルーラーなどのアメリカの速い血を持っている馬の好走が目立っています。つまりはディープインパクト系のキレと総合力を持ちつつ、ヴァイスリージェント系を筆頭としたアメリカのダート血統のスピードと持続力を兼ね備えた馬が大阪杯では有利と見ていいでしょう。

 

レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?

先週は久しぶりにまともに雨が降って馬場が渋った阪神競馬場。ただ、その先週でもまだインが死んだ感じにはなっていませんでした。今週がAコース最終週になりますが、土曜の芝レースを見てもかなり時計が速い高速馬場でしたし、芝の生育が進んでイン馬場の状態も良い馬場に見えました。

イクイノックス、ドウデュース、アスクビクターモア、ダノンベルーガあたりの超強力な4歳世代が不在でエフフォーリアも引退。その割に伏兵勢は揃った感じでなかなか面白いメンバーになりました。

昨年同様にジャックドールが逃げる展開になりそうですが、昨年以上に先行馬が少ないメンバー構成に見えるので前に行ける馬が断然有利なレースになるんじゃないでしょうか

 

考察まとめ

【レース質】テンスピードとロンスパ性能が問われる小回り戦。<■□■□>

【波乱度】王道条件とは少し適性がズレるので中波乱はアリ

【ラップ特徴】前半スローペースからのロンスパ戦。

【血統特徴】ディープ系が圧倒的。ヴァイスリージェント系を持つ馬も優秀。

【狙えるタイプ】関西馬。

【狙えるタイプ】4-5歳馬。

【狙えるタイプ】牝馬。

【狙えるタイプ】先行できる馬。

 



 

大阪杯 2023の印

【本命 ◎2 マリアエレーナ】

昨年夏頃から本格化したようで、今回と同条件のマーメイドステークスでは内枠からインを通った馬が上位を独占する中で外を通って強い競馬。その後の小倉記念勝ちは圧巻のパフォーマンスでしたし、子供扱いしたヒンドゥタイムズとジェラルディーナのその後の活躍を見てもGI級の競馬をしたと見ていいんじゃないだろうか。

いかにも父のスピード持続力を母父ディープインパクトの力でGI級に押し上げたような馬で、ベスト条件はコーナー4回の小回り2000m。天皇賞(秋)は適性外の東京コースで致命的な不利を受けていましたし、愛知杯は道悪馬場でスピードを活かしきれず。前走の金鯱賞はもう誰が見てもわかる2023年の競馬の中でもワースト級の騎乗ミスでしたから完全にノーカウントでいいでしょう。

大阪杯は関西馬が圧倒的に優勢な傾向で、なおかつ4−5歳馬、牝馬が優勢。今回の出走メンバーでその全てに合致するのはこの馬だけ。大阪杯はとにかくディープインパクトを持っている馬しか走らないレースですし、それに加えてヴァイスリージェント系の血を持つ馬も非常に有利。展開を見てもジャックドールの逃げの2、3番手のインで完璧な競馬ができそうですし、この程度の穴人気で済むならここは最高の狙い目だと思います。

 

【対抗 ◯9 ジャックドール】

昨年の大阪杯は過酷なローテとハイペースに泣いた印象。札幌記念ではパンサラッサを倒していますし、天皇賞秋は藤岡騎手ののんびり騎乗に泣いたが負けた相手はイクイノックス、パンサラッサ、ダノンベルーガ。今年は昨年よりも同型がいないように見えますし、スタートを決めて自分の形に持ち込めれば好勝負になりそう。

 

【単穴 ▲11 スターズオンアース】

秋華賞はまさかのスタートでの出遅れから鬼脚で差し込んできて最も強い競馬。もともと女傑になりそうと評価していた馬ですし、スタートさえ決めればマイルGIを勝てるぐらいのスピードもある馬。関東馬という点は少し嫌だが、それ以外に減点材料はない。どうせルメールなら戦前想定されているよりも1、2列前のポジションを取ってくるでしょう。

 

【特注 ☆6 ヴェルトライゼンデ】

これまでの好走のほとんどが左回りコースで、どうも血統イメージや戦績から阪神芝2000mが合う感じはしない。ただ、鳴尾記念で後半1000mを57.6で走れている点は評価できるのと、阪神芝2000mで川田騎手は鬼神のように圧倒的な成績を誇る。馬としてはほとんど評価できないのですが、川田騎手というだけでこの条件では4番手になる。

 

【△1 ジェラルディーナ】

昨秋以降で本格化してGIでも連続好走。ただ、その好走の全てが2200m以上の非根幹距離条件ですし、ここ2戦はスタートもイマイチなのが気になるところ。今回は一気の距離短縮でスピード負けしそうですし、今回で危険な人気馬はこれだろう。枠順次第ではバッサリ切っていいと思っていたが、まぁこの枠なら一応抑えます。

 

【△4 ノースブリッジ】

AJCCは中山コース適性もあって岩田騎手が完璧に乗っての勝利。前に行ける点は魅力ですし、内枠から良さを活かせる条件ではある。ただ、天皇賞秋の結果などを見ても根幹距離の2000mGIではキレ負けしそうですし、ここでどこまでやれるか。

 

【△7 マテンロウレオ】

中山金杯は横山和生騎手が下手に乗ったが、それ以外のレースを見てもほぼ全てのレースで横山典弘騎手が完璧に捌いて恵まれている。今回も枠順次第になるが、内枠ならノリさんの技術でなんとかなるかもしれない。この枠なので抑えてはおきたい。

 

【△10 ポタジェ】

前走の金鯱賞は休み明けでトップハンデで超スローも向かなかったことを考えればまずまずの内容。このレースは昨年勝っていますし、血統的にも相性は抜群。ただ、6歳以上の馬が走らないレースなので連続好走はどうだろうか。

 

【△12 キラーアビリティ】

掛かりやすい馬で、前走は距離延長のタイミングでムルザバエフ騎手という最悪な乗り替わりだった。血統的にアルアインにそっくりな配合ですし、自身の重賞勝ちはどちらも2000mでGI勝ちは右回りのコーナー4回のホープフルS。能力云々ではなく本命馬の次にコース適性が高いのはこの馬に見えます。

ただ、この外枠となると出していけなそうで、中団から外を回る競馬になると厳しい。

 

【△14 ヒシイグアス】

戦績が非根幹距離に偏っている馬で、宝塚記念で強い内容の2着で走れたのを見ても上がりが掛かる非根幹条件向き。前走の中山記念は休み明けでよく走りましたが、強風影響を受けた上でのロンスパ戦で控える競馬がハマった感じ。7歳馬も関東馬も全く来ないレースですし、それでいて人気になるなら軽視がだろう。

 

【推奨買い目】

単勝 2 マリアエレーナ 本線

ワイド 2→9 本線

馬連 2→9,11 (2→9は重ね買い) 本線

三連複 2→9,11,6→9,11,6,1,4,7,10,12,14 本線ベース

三連複 2→9,11,6 重ね買い

三連単BOX 2,9,11 重ね買いと同じ意味合い

 

【買い目及び予想のポイント】

ここは想定通りの穴人気に収まりそうなので◎マリアエレーナでいい。相手も逃げれば◯ジャックドールが大本線。鞍上への信頼度もあって◯▲☆を2列目にした三連複でベースを作りつつ、とにかくマリアエレーナとジャックドールの行った行ったで決まってほしい!

 

KAZ: