京成杯オータムハンデ2020(中山芝1600m)の考察です。
9月13日に中山競馬場で開催され発走時刻は15:45です。出走馬はスマイルカナ、トロワゼトワル、ルフトシュトローム、アンドラステなど。中山競馬場の芝1600mで行われるGIIIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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1着メイケイエール 指数3位→1着
2着モントライゼ 指数2位→2着
3着フォドラ 指数1位→3着
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堅い時は上位3頭決着
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波乱傾向での例を挙げると・・
レパードステークス
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京成杯オータムハンデ 2020 考察
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レース傾向
秋の中山競馬場の開幕週に行われる野芝100%の馬場で行われる高速マイル重賞。こうして書いてみると絶好の馬場コンディションで前が止まらない馬場で行われるので、圧倒的に逃げ先行タイプが有利なように感じるが、このレースはそういうわけでもないのが難しいところ。こうして過去5年のレース結果を見ても、昨年以外は顕著な差し追い込み決着となっていますし、このレースは近年の傾向だけを見ればJRAの重賞の中でも屈指に差しが決まりやすい部類のレースと言えるか。
JRAは2010年代に入ってから馬場のクッション性の確保のために開催前にエアレーション作業を開始したが、どうもその黎明期は馬場造園課の方達も作業の塩梅があまり掴めていなかったか。必要以上にクッション性を高めてしまっていたような感じがあり、秋の中山芝は高速馬場なのに開幕週が一番外差しが決まるという意味のわからない馬場傾向が続いた。これは何も中山芝だけでなく、小倉芝でも同じような傾向が出ており、何事も新しいことを始めるのは難しいということなんだろう。それでも小倉芝でも年を重ねるごとにカオスな外差し馬場は見られなくなりましたし、秋の中山芝でも近年はそのような感じの傾向が見られます。
そんなわけで昨年の秋の中山芝は超高速馬場ではあったが特に外差しがズバズバと決まるような馬場ではなかった。そんな馬場傾向の変化を見ないで過去のデータだけで判断すると「京成杯オータムハンデ＝外差しが有利！」と短絡的に考えてしまいがちだが、競馬というのはそんな単純なものではないと思います。変化しつつある馬場傾向をきっちりと捉えましょう。
と言ってもこのレースは何もエアレーション作業でバグった馬場のおかげで外差しが決まっていたわけでもなさそう。内回りコースで行われて毎回スローペースになる紫苑ステークスとは違って、外回りコースで行われて基本的にハイペースになるので差しが決まりやすい条件は揃っているのは確か。加えて、中山競馬場は時に強風の影響で直線が追い風になると凄まじい差し馬場が誕生することがあり、2年前のミッキーグローリーが勝利した年なんてまさにその追い風の影響での差し決着だった感じ。基本的にはイン先行有利な馬場に変化しつつありますが、展開やその日の風向き、風の強さで有利な脚質をしっかり見極められるかが重要なレースだと思います。
POINT1 → 2010年代に入ってからのエアレーション作業黎明期はクッション性の高い馬場を作りすぎたか、秋の中山開幕週が最も外差しが決まる馬場に。最近はその傾向が変わってきているので「京成杯AH=外差し有利」という安易な考えはやめた方がいい。
POINT2 → 馬場の影響だけでなく、展開や風向きでも有利な脚質が変わりそう。特に直線追い風の時には一気に外差し有利な傾向に傾くことがあるので注意したい。
レースラップ分析
開幕週の高速馬場のマイル戦ということでぶっ飛ばす馬が多数でてペースは速くなりがち。ちょっと昨年のトロワゼトワルのペースは異常にしても、基本的にはあんまりスローペースにはなりにくいレースです。
どうも2015年あたりからのエアレーション作業黎明期時代はペースに関係なく外差しがズバッと決まる馬場傾向でしたが、最近はその傾向が薄らいでいる感じも。昨年のように速いペースになって縦長の隊列になった方が前有利になりそうで、逆に一団の隊列になった方が差しは決まりやすいイメージはあります。
POINT1 → 開幕週の高速馬場のマイル戦ということでペースは速くなる傾向。
血統傾向
京成杯オータムハンデは開幕週なのに外差しが決まりやすいレース傾向だったということもあってディープインパクト産駒の成績が優秀。ただ、昨年の馬場を見てもエアレーション作業の影響は落ち着いてきた感じもするので、今年はディープインパクト産駒の末脚が活きるような馬場になるかは微妙。土曜の馬場を見てディープが活きる馬場かはチェックしてみてください。
それ以外ではダンジグを持つ馬の成績が優秀。やはり高速スピード勝負で最後に持続力を補完するという意味でこの血統は優秀。今年だと人気になりそうな馬ではルフトシュトロームがダンジグを持っています。
考察まとめ
というわけで枠順発表前の京成杯オータムハンデの想定オッズはこちら。
枠順発表前の想定オッズ（当サイト予測）
| 人気 | 馬名 | オッズ |
| 1 | アンドラステ | 5.2 |
| 2 | スマイルカナ | 6.1 |
| 3 | トロワゼトワル | 6.3 |
| 4 | ルフトシュトローム | 8.2 |
| 5 | ミッキーブリランテ | 11.5 |
| 6 | シゲルピンクダイヤ | 15.4 |
| 7 | ラセット | 16.7 |
| 8 | アフランシール | 18.0 |
| 9 | アルーシャ | 18.1 |
| 10 | エントシャイデン | 18.3 |
| 11 | ストーミーシー | 19.2 |
| 12 | スイープセレリタス | 25.6 |
| 13 | ボンセルヴィーソ | 33.0 |
| 14 | アストラエンブレム | 42.0 |
| 15 | メイケイダイハード | 55.0 |
| 16 | ジャンダルム | 82.0 |
ここも何が1番人気になるかさっぱりわからないメンバー構成。前走の関屋記念で岩田望騎手でも1番人気になったアンドラステがルメール騎乗となればこれが1番人気になる可能性が高いか。スマイルカナやトロワゼトワルは同型がいるという点と、どうしても柴田大知騎手という点などが嫌われそうな感じがします。
最後に現時点で面白いと思う馬をピックアップ！
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＜推奨根拠＞
基本的には昨年のようにある程度の位置を取らなきゃダメな高速馬場を想定。ただ昨年のようにトロワゼトワルが鮮やかに逃げ切る可能性は低そうで、今回はスマイルカナの存在もありますからただ単純な前残りでは決まらないのでは？？？
そうなると一番向きそうなのはやりあいそうな先行馬の直後くらいからスムーズに好位差しができそうな馬。この馬は明らかに準オープンでも上位の戦績でしたし、前走内容からもGIIIなら即通用と見て良さそう。高速馬場なら1400mがベストぐらいの適性も合いそうですし、昨年のトロワゼトワルもこんな感じのイメージの戦績からの激走でしたよね。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
↓↓↓
毎年のことではありますが、前走のこのレースの好走馬って一切の信頼が置けないんですよね。重賞勝ちにしても完全に展開に恵まれたものですし、今回は果たしてその時のような外差しがズバッと決まるような馬場、展開になるのだろうか・・・
先週は新潟記念が印通りのパーフェクト的中！！
＜新潟記念 レース結果＞
１着：◯ブラヴァス ２番人気
２着：▲ジナンボー ３番人気
３着：◎サンレイポケット ５番人気
４着：☆サトノガーネット ８番人気
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ちょっと買い方がハマらなかったので配当は大したことありませんでしたが、印通りに綺麗に決まってくれたので予想としては完璧だったでしょう。
新潟記念だけでなく、今年の夏競馬は非常に好調でして、その中でもクイーンステークスと小倉記念は大穴本命から爽快な的中でした！
＜クイーンステークス レース結果＞
１着：◎レッドアネモス 11番人気
２着：▲ビーチサンバ ４番人気
３着：◯スカーレットカラー １番人気
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＜小倉記念 レース結果＞
１着：◎アールスター 10番人気
２着：無印サトノガーネット 6番人気
３着：☆アウトライアーズ 13番人気
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振り返ってみてもなかなか良い夏競馬だったように思います^^
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【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
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