【菊花賞2023の予想ヒント】過去データやラップ、血統などを分析考察します
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重賞レース考察・予想
菊花賞2023(京都芝3000m)の考察です。
10月22日に京都競馬場で開催され発走時刻は15:40です。出走馬はソールオリエンス、タスティエーラ、サトノグランツ、ドゥレッツァなど。京都競馬場の芝3000mで行われるGIです。今回の記事では過去データやレースラップ、血統、予想オッズなどを考察いたします。
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菊花賞のレース概要
久々に京都競馬場での開催となる菊花賞。阪神競馬場での長距離レースもしっかりとスタミナが問われてなかなか見どころがありましたが、やっぱり菊花賞や天皇賞春は下り坂を2回我慢させる騎手の技量が問われる京都競馬場でこそと思うのは私だけでしょうか。
近2年は阪神競馬場での実施でしたが、阪神コースは急坂を何度も登って道中で全馬の余力が削がれる上に内回りコース使用で直線が短いのであんまり差し馬の台頭は目立ちませんでした。
一方で京都競馬場で行われる菊花賞は、3000mの距離ですが平坦コースで阪神ほどはスタミナが問われません。それこそエアスピネルでも騎乗次第では好走できてしまうような舞台で、最低限の3000mを走れるスタミナを備えた上で騎手の技量や末脚の質が問われるレースと見ていいでしょう。
阪神コースで行われる菊花賞が最後はバテバテのスタミナ比べになるのに対して、京都コースで行われる菊花賞は勝負所でまだ余力がある馬が多いのでしっかりと末脚の質も問われるのが特徴。ラスト1000mくらいから一気にレースが動く事が多いですし、最低限のスタミナを備えた上でラスト1000mでしっかり良い脚を使える馬が走りやすいレースだと思います。
京都競馬場開催の近5年は割と波乱の結果に。3冠馬が誕生した2020年以外はそれなりに荒れた結果になっています。
データ的な見地からの考察
京都競馬場で開催となった近5年の菊花賞は圧倒的に関西馬が有利なレース傾向。ただ、阪神開催の近2年は普通に関東馬も走っていますし、開催場関係なく直近の4年くらいに絞るとフィエールマン、アスクビクターモアが勝利していたりで特に関東馬が不利という感じもしません。あんまり気にしなくていいんじゃないでしょうか。
ちょっと気になるデータは馬体重が大きい馬の不振という点。直近の京都競馬場で開催された5年を見ても500キロ超えの馬の活躍は一頭もありませんし、その中にはプラスとワンピースなどの人気馬も含まれていました。一般的に短距離馬ほど筋骨隆々な大型馬が多いですし、馬体重が大きすぎる馬はあんまり長い距離には向かないということかもしれません。
ラップ的な見地からの考察
長距離レースなので途中で動く馬もいるので確実にこういうラップ、ペースになるというのはなかなか言いづらい感じ。
ただ、どんな流れになるにしても単純にスタミナだけでなく、2周目の3コーナーあたりからのペースアップに対応できる瞬発力とそこからずっと伸び続けられるロングスパート勝負が求められるレース。これまでに後半1000mを速く走った経験がある馬は狙えると思います。
血統的な見地からの考察
京都開催時の近年の菊花賞はディープインパクト系の独壇場。もう毎年ディープインパクト系の馬しか走っていませんでしたし、その流れは新装開店の京都コースでも変わっていないと見ていいでしょう。
また、近年は長距離のビッグレースが阪神競馬場で行われていましたが、菊花賞、天皇賞春、阪神大賞典の全てにおいてディープインパクト系の成績が圧倒的。それだけ現在の日本競馬においてディープインパクト系の長距離適性が高いということができます。
前述の通りで菊花賞は前半で脚を溜めて後半1000mでいかに速い上がりを使えるかが問われるレース。前半部分から速い流れのレースに強いアメリカ血統よりも道中はじっくり溜めての末脚勝負に強いヨーロッパ血統の方が有利なレースです。
レベルや馬場、展開などを踏まえて今年はどんなレースになりそうか?
京都競馬場はAコースの最終週。と言っても路盤の状態は良さそうですし極端な外伸び馬場とかにはならなそうです。今週は土日ともに晴れ予報なので良馬場で開催できそうですね。
牝馬の方は圧倒的な存在がいましたが、牡馬は群雄割拠の様相。と言っても久々に皐月賞馬、ダービー馬が菊花賞に出てきてくれましたし(堀厩舎のタスティエーラが天皇賞でなくこちらを使うんですから、よほどイクイノックスをみんな避けた感じか)、レーベンスティールこそいませんが役者は揃った菊花賞といえそうです。
逃げてこそのパクスオトマニカ、リビアングラスといった馬たちもいますし、極端なスローペースにはならないんじゃないでしょうか。
考察まとめ
【レース質】最低限のスタミナを備えた上でのロンスパ勝負。<□□■■>
【波乱度】コントレイルの年以外はそれなりに荒れている。
【ラップ特徴】その年によって変わるが後半ロンスパ勝負になる。
【血統特徴】京都開催の菊花賞、および近年の長距離戦はディープ系は有利。
【狙えるタイプ】馬体重がそこまで大きすぎない馬(500kg以下)。
【狙えるタイプ】後半ロンスパ勝負に対応できる馬。
考察まとめ
枠順発表前の菊花賞の想定オッズを当サイト独自で考えてみます。
【1番人気】ソールオリエンス [3.5倍]
【2番人気】タスティエーラ [4.3倍]
【3番人気】サトノグランツ [5.1倍]
【4番人気】ドゥレッツァ [8.8倍]
【5番人気】ファントムシーフ [10.3倍]
【6番人気】ノッキングポイント [17.5倍]
【7番人気】ハーツコンチェルト [18.0倍]
【8番人気】トップナイフ [24.4倍]
【9番人気】リビアングラス [26.0倍]
【10番人気】サヴォーナ [32.0倍]
【11番人気】ショウナンバシット [41.0倍]
【12番人気】マイネルラウレア [42.0倍]
【13番人気】ダノントルネード [95.0倍]
【14番人気】ナイトインロンドン [105.0倍]
【15番人気】ウインオーディン [112.0倍]
【16番人気】シーズンリッチ [135.0倍]
【17番人気】パクスオトマニカ [215.0倍]
世代最上位を走ってきたソールオリエンス、ダービー馬のタスティエーラ、GI2連勝中の川田騎手が乗るサトノグランツの3強オッズになりそう。
おそらく4番人気は未知の魅力があってルメール騎乗のドゥレッツァが凄まじく売れるはずで、ファントムシーフあたりは少し嫌われて5番人気になるんじゃないでしょうか。
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<推奨根拠>
新馬戦時点で後半1000mの凄まじい脚を見せていた馬で、ダービーでも最も強い競馬で上位好走。前走に関してはスローペースを大外枠でどうしようもなかったですし、これで人気が落ちるならラッキーぐらいでしょう。
ただ、もうこの馬に関してはジョッキーが本当に不安。ダービーでも結果オーライとはいえ東京芝2400mではありえない騎乗でしたし、なんか今回も途中で動いちゃいそうなんですよねぇ、、、馬は足りるだけに騎手のレース適性が不安いっぱいです。
一方でちょっと危ういと思っている馬はこちら。
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タスティエーラ
ダービーを勝利した栄誉だったり、レーン騎手が完璧に乗ったことは賞賛されるべきですが、レースの価値としては今年のダービー歴代最低レベル。ダービーで上位に好走した=強い馬というわけではなさそうですし、ダービー馬というだけで売れるなら今回は嫌いたい一頭。
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そんな、文章でのボリューム満載なレース回顧に加えて、、、
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正直言って回顧をやっているブログ、メルマガはあれど、中央競馬の全レースの回顧をまとめて配信している媒体はウチだけだと思います。
これを見れば縦比較で走破時計やレースラップがどれくらい優秀なのか把握できますし、予想の際にこれを見ればどの馬が強いレースを戦ってきたのかが一目瞭然です。
ただ、この文章だけではなかなかどういうものか伝わりにくいと思うので、2016年の函館競馬場の全レース分析データを下記リンクで無料でダウンロードできるようにしておきました。こちらを見てどんなものか確認頂ければ幸いです。
【金曜日】重賞プレ予想
金曜日は重賞のプレ予想を配信いたします。ここで「競馬開催日の競馬ノート」の週末のパスワードを配布いたします。ここから週末のレース予想が始まっていきます!
【土曜日】重賞買い目&平場の狙い目
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【日曜日】重賞買い目&平場の狙い目
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