今日は5/1(日)に行われる天皇賞(春)のレース考察を行います。京都芝3200mで行われるGI戦です。その前に余談を少し。
以前にも書いた記憶があるのですが、時間がたったら見直したいシリーズの最上位にいた「カウボーイ・ビバップ」を今最初から見直しています。
見たのがもう15年前とかなので、ところどころ忘れている部分もあるのですが、その当時はレンタルビデオで借りてきてダビングして何度も何度も見ていました。とにかくスパイクと音楽と演出がカッコよすぎて、人生のバイブルの一つだったりもします。
大事なことは「マスターキートン」と「カウボーイビバップ」から教わった感じすらしているので、空き時間を見つけては1話ずつ見返して行って、ようやく5話のビシャスとの対決のところまで来ました。
アンビシャスという馬を見るたびにあの銀髪のロン毛のビシャスを想像してしまうんですが、この5話はやっぱり秀逸ですよね。何度見てもカッコイイ。エヴァンゲリオンほどではないですが、色々と伏線が張られていて見るのに疲れるアニメなので、ながら見はできないのがネック。これ以降もちょいちょい時間が空くたびに見直そうと思います。
【2016】天皇賞(春) 予想考察
天皇賞(春) 有力馬考察
ゴールドアクター
何度か書いていますが、恐らく現役最強のオールラウンダーで、久しく見られなかったどんな距離、コース、ペースにも対応できる怪物級の名馬と言って良いはずです。イメージとしてはとにかくテイエムオペラオーに近い感じ。終わってみればこの馬が勝っているというレースがこれからも増えていきそう。
前走の日経賞を見てもわかるように、レースラップや展開では見えない「アナログで目で見える強さ」が凝縮されているような馬で、前に馬がいれば適正云々ではなくその馬を抜かしに行ける馬です。スタート上手いですしレースセンスが抜群ですから下手な競馬をすることもありませんし、接戦にさえ持ち込めば勝ち切れる馬。
その上で距離も1800m〜3200mくらいまで全く問わなそうですし、コースも平坦でも坂があっても何の問題もなさそう。今年のレースを全て勝っても何の驚きもないですし、まだ単勝2倍台で買える時期は逆らわないでいるのも手だと思います。
余程の大外枠でも引かない限り堅軸なんじゃないでしょうか。大外枠でもスッと番手には付けられると思うので、逆にそれで人気を落とすならこの馬から入ってもいい気もします。
キタサンブラック
イメージとしてはフェノーメノに一番近いのがこの馬。中山コースの立ち回り勝負が得意と思われていますが、この馬のベスト舞台は恐らく東京コースか京都外回りコース。この馬はスパッとキレる脚はないですが、とにかく長く良い脚を使える馬です。
(フェノーメノも完全に同じタイプだということは何度も書いた通り。あの馬はステイヤーだったのではなく、京都芝外回り巧者だったんだと未だに思っています。スパッと切れる脚がないので東京芝2400mだとキレ負けするので、京都の外回りコースで瞬発力がそこまで要求されないこの条件が絶好だったんでしょう)
新馬勝ちの東京コースでの勝利こそが今だにこの馬のベストパフォーマンスだと思っており、まだまだ奥に秘めている感じはします。ここ数戦に比べれば条件は良くなりますし、鞍上も盾男の武豊。まずこの距離では菊花賞と同じく控える競馬をすると思いますし、それができるレースセンスがこの馬にはあります。内枠さえ引ければ有力だと思いますが果たしてどうなりますか。
サウンズオブアース
前走はスローペースを先行してゴールドアクターと少差。最後の叩き合いを見ても展開利だけでは片付けられず、普通にこの馬は強いと思います。
ある程度長い距離で上がりのかかる展開でズバッと決め手を活かせるのがこの馬の強みで、そこまでステイヤー適正あるとは思いませんが、そもそもステイヤーのいない現代競馬なら相対的に長距離はこなせるタイプ。
ここ2戦は先行しての優等生の競馬をしていますが、この距離なら内枠でとにかく溜めに溜める競馬をするべきだと思います。今回はこの馬のベストパフォーマンスの一つだろう神戸新聞杯で騎乗した藤岡兄が鞍上。菊花賞の時には父親の藤岡調教師は心を鬼にして息子から蛯名騎手に乗り替わりを指示。それが今回デムーロ騎手の騎乗停止で遂に大舞台を息子に任せる時が来ました。
先週のフィエロでの鮫島騎手もそうでしたが、ひとつ突き抜けられない成績の騎手にとっては、こういうひょんと回ってきた大舞台での有力馬の騎乗チャンスが騎手運命を変えます。今回、その絶好のチャンスを藤岡騎手が掴めるのか。要注目です。
シュヴァルグラン
前走はメンバーが薄かったとはいえ、3000mの舞台で4コーナーからひと捲りでの大圧勝劇。日経新春杯の時から走り方や折り合いに全く苦労しないところを見てもステイヤーなんだろうとは思っていましたが、ここまで強いとは思っていませんでした。恐らく今回のメンバーの中ではフェイムゲームの次に長距離適性はありそうな馬で、タフな流れになればなるほどこの馬には向くと思います。
ただ、逆に緩い流れになると危険な面はありそう。条件戦で阪神コースを圧勝し、日経新春杯ではスローペースをキレ負け、その後に阪神大賞典を圧勝したのを見ても、この馬はどう考えても平坦京都よりも阪神コースの方が向くタイプ。直線の伸びを見ても京都と阪神ではパフォーマンスが全く変わってくるタイプで、いくら距離が3200mでもその点は少しマイナスした方がいい気はします。
と言っても、他の人気馬が普通に強そうな分、評価を落とすならそこかなぁといった感じで、普通のレースなら信頼していい強い人気馬と書いていると思います。
フェイムゲーム
昨年の天皇賞(春)ではほぼ全ての馬がバテている中で鬼脚を使ってきて2着。ダイヤモンドSでも2連覇しているように、現役最強のステイヤーはこの馬という評価で間違いないはず。
とにかく周りがバテた時でも何食わぬ顔で差してこれる完全な相対差しタイプの馬で、天皇賞がもし阪神コースや東京コースで行われるんであれば、問答無用でこの馬を本命にしていれば良い気がします。
ただ、残念ながら天皇賞が行われるのは京都コース。昨年のようにゴールドシップがレースをぶっ壊すスタミナレースになれば良いのですが、今年のメンバーを見てもレースを壊しそうな馬はトゥインクルぐらいしかいないんですよね。そうなると現役最強のステイヤーだとしても京都適性はほぼないと思われるので危険な人気馬になるかも。
今回の天皇賞(春)は上位人気馬が普通に強そうであんまり荒れる感じはしません。
特にゴールドアクターは世間が思っているより数倍強いと思っているので、まだこの馬を狙い続けてもいいと思っています。
あとは展開面でしょうか。ゆったり流れれば人気馬+先行馬に向くでしょうし、流れが速くなればフェイムゲームやシュヴァルグランに向く流れになると思います。
もしゆったりと流れるのであればこの馬には要注意と最後に書いておきます。
今年のメンバーを見ても逃げ馬不在でそこまで流れるペースになるとは思いません。途中で何かが動きそうな感じもしますが、もし直線入り口まで動かないレースになるんであれば、この馬が一発大穴をあける可能性は十分にあるんじゃないでしょうか。