今日は10/2(日)に行われるスプリンターズステークスのレース考察を行います。中山芝1200mで行われるGI戦です。
昨日は今季最後の横浜スタジアム(日本シリーズへ行かなければ)に行ってまいりました。一応、ペナントレース最終試合を見るため、というのもありましたが、スタジアムを訪れたファンの目的はほぼ全て上の写真の通り。そうです昨日が番長こと三浦大輔の引退試合でした。
こんな年齢にもなって久々に号泣。今までここまで愛着のある選手がマトモに引退セレモニーをして引退していく場に立ち会ったことが思い返してみればなく、自分自身でもここまで号泣するとは思いませんでした(笑)
2008年のオフの阪神へのFA移籍間際まで迫った時の映像が流れた時に色々と思い出してしまって、、、三浦よりも良い成績を残している選手はいれども、ここまで愛された選手は日本でも他にいないんじゃないかと思いました。
ひとまず長い選手生活お疲れ様でした。また横浜にユニフォーム姿で帰ってきてくれることを切に願います。あとリーゼントロックがんばれ!
【2016】スプリンターズS 予想考察
枠順考察
枠順発表前から1番人気は確実だったビッグアーサーが最内枠。最近のファンの傾向は「内枠=絶好枠」という考えが強そうなので、これで人気は更に被ること必至。
ミッキーアイルは大外枠を引いたことで人気は少し落とすはずで、代わりに内枠を引いたブランボヌールやシュウジといったところが人気すると思います。
ただ、掲示板などを見ても、内枠を引いた馬は歓喜で、外枠を引いた馬はお通夜モードという感じなのですが、スプリンターズSはそもそもそんな枠順競馬にはならないレース。
昨年こそ超スローペースで内枠が有利な競馬になりましたが、基本的にはスピードさえあれば枠順はそこまで問われないレースで、唯一言えるとすればマヤノリュウジン、ドリームバレンチノのように、穴を開けるとすれば内枠で上手く立ち回った馬の方がいいということ。
そして今回は枠順を見て隊列的にも非常に面白そうなレースになりそう。それは次の項で見てみたいと思います。
展開考察
ビッグアーサーはこの枠を引いた以上、包まれるのは絶対イヤなはずなのである程度出していくはず。ただ前走も誰も行かないからこそ逃げただけで(映像を見返せばわかりますが、いったんスノードラゴンに被されそうになったところで福永騎手が一瞬で判断して逃げの策を取りました)今回は行く馬がいればまず無理には行かないはず。
ソルヴェイグも陣営コメントを見る限り2、3番手が理想ということですし、シュウジも前走はモレイラ騎手が強気な競馬をしただけで位置が取れれば十分なはず。ベルカントだけは乗り替わりで位置取りの思惑は見えてきませんが、何が何でもハナという馬でもないでしょう。そう考えると好位が取れればいい馬がスンナリと好位を取れそうな内枠に集中したので、隊列はすぐに落ち着きそうな印象。これならば内枠の馬が奇策を取って徹底した逃げ戦法でも取らない限りは、スタート抜群に速いミッキーアイルがハナを取りきれるはずです。
内枠の馬は隊列落ち着くはずで、それをミッキーアイルがスッと追い越してのハナというレースになれば、ミッキーアイルが先頭に立つまでにそこそこラップは上がりそうですが、極端なハイペースにもならないはず。今年は前半33.2〜33.5くらいで落ち着くんじゃないでしょうか。
今回のまとめと想定オッズ
最後に今回のまとめと私が独自に考えた想定オッズを書いておきます。
1 ビッグアーサー 2.0倍
2 ブランボヌール 6.5倍
3 ミッキーアイル 7.1倍
4 シュウジ 8.4倍
5 ダンスディレクター 10.0倍
6 ベルカント 12.5倍
7 レッドファルクス 18.4倍
8 ソルヴェイグ 22.2倍
9 レッツゴードンキ 28.5倍
10 ネロ 34.2倍
11 スノードラゴン 38.6倍
12 サトノルパン 55.7倍
13 ウリウリ 64.8倍
14 サクラゴスペル 68.2倍
15 ティーハーフ 110.0倍
16 レッドアリオン 135.2倍
ビッグアーサーは単勝2倍を切るか切らないかといったところ。2番人気は少し離されて内枠を引いたブランボヌールが支持される気がします。現代のファンはとにかく休み明けと外枠を嫌うのでミッキーアイルは少し人気を落としそうで、ダンスディレクターも外枠なので少し嫌われそうです。
今年のスプリンターズステークスはなんだかんだでビッグアーサーをどう評価するかが全てか。福永騎手に乗り替わってからのこの馬は大崩れするタイプにも見えないので、この馬と上手く付き合えるかどうかがポイントのレースだと思います。
今回のレースの中でも枠順を見て一番面白いと思うのはこの馬です。
とにかく気持ち良く走らせてナンボの馬で、理想はハナという馬。過去の戦績を見ても逃げの戦法を取った際は3歳時の道悪の安田記念以外は全勝という戦績で、そのスピード性能は間違いなく現役でもナンバーワンクラス。
なんだかんだでスプリント路線にはスピードあふれる逃げ馬タイプが多いので、ここ最近ではハクサンムーンのような存在があって自分の競馬ができないレースが多かったのですが、そのハクサンムーンは引退。そして高松宮記念で自爆逃げを打ったローレルベローチェも回避し、逃げる可能性があったアクティヴミノルも直前で回避。その上で抽選対象馬で唯一の先行馬だったナックビーナスまで抽選で漏れてくれました。
揉まれない外枠はベストなはずで、今回は同型不在でまず逃げの競馬はできるはず。高松宮記念では先行2頭が大敗する中で3番手をつけての少差2着。自分の競馬さえ出来ればビッグアーサーと逆転あっていいはずで、今回は狙い澄ましての休み明け直行戦。とにかくこの絶好枠からハナさえ切れれば一発の期待大。