今日は10/8(土)に行われるサウジアラビアロイヤルカップのレース考察を行います。東京芝1600mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。
なかなか動けなくて、年末のイベントの計画などが立てれずにいるのですが、できれば関東と関西(名古屋はできるかなぁ・・・)で1本ずつイベントはやりたいと思っています。
リプライサミットの形でやるのもいいんですが、お昼ぐらいからお店を貸し切って観戦会のような形で質問も受け付ける、っていう形でやるのもいいかなぁと思っています。
ちょっとバタバタしていて日程提示しておきながら、まだ詳細決められず、と申し訳ない限りなのですが、関西はエリザベス女王杯週の土曜日に何かやりたいなぁと思っております(理由はエリザベス女王杯だけはなぜか毎年当たるから)
関東に関しては12月の序盤くらいにできればなぁ、なんて思っております。日程的に今年は名古屋は厳しいかもしれませんが、要望多いようなら少し考えます。
【2016】サウジアラビアRC 予想考察
サウジアラビアRC 有力馬考察
クライムメジャー
おそらくは今年の2歳世代の新馬戦で現時点で最もレベルが高かったと言えるのは、ムーヴザワールドの新馬戦とこのクライムメジャーの新馬戦。上位3頭が後ろを大きく突き放すようなレースになったが、2着馬のアドマイヤミヤビは次走で未勝利を圧勝。3着馬のピスカデーラも先週のレースで逸材スワーヴリチャードに迫る競馬を見せての2着。アドマイヤミヤビは阪神ジュベナイルフィリーズでも期待できるような馬だと思いますし、ピスカデーラも未勝利さえ勝てれば重賞で穴を開けてもおかしくない馬でしょう。それらの馬相手に好位から最速上がりで完勝したクライムメジャーは間違いなく強いはず。
父ダイワメジャーは2歳時から活躍できる血統で、母父トニービンは言わずもがな東京コースを走るための持久力を補完してくれる素晴らしい血統。半兄サトノノブレスで血統面も問題なさそうで、ここは何かアクシデントがない限りは勝ち負けになると思います。
ダンビュライト
新馬戦の強さは相当なもので、かなり良血が集まっていたレースで軽く追い出しただけでの圧勝劇。当時、不作だった2歳の中では抜けていい馬、とメルマガでも賞賛した記憶があります。
ただ、徐々にわかってきたルーラーシップ産駒の特徴を考えると今回の条件ではあまり買いたくない馬。ルーラーシップ産駒はとにかくズブい馬が多く、通常の距離適性は2000m以上という馬が多そう。このダンビュライトも初戦は不良馬場が味方した部分がかなり大きそうで、良馬場で決め手が問われる東京マイルという条件は怖い部分も。
半兄ラブラドライトはステイヤーでしたし、恐らくこの馬も距離適性は2000m以上なはず。若駒にはとにかく控えて差し競馬をさせたがる音無厩舎ですし、後ろから競馬してキレ負けして差し届かずの可能性は結構あると見てよさそうです。
ロジムーン
前走は持ったままの大圧勝で今回も戸崎騎乗となると人気は確実。ただ、前走はメンバーレベルそこまで揃っていないレースでしたし、どうもそこまでの強さを感じていない馬。
ゼンノロブロイ産駒で東京マイルの重賞はどうなんだという気もしますし、調教映像を見てもかなり気難しさを感じる馬に見えます。今回は買って紐までかなと。
ブレスジャーニー
初戦は1400mで出遅れて後方から鋭く追い込んで3着。次走でスタートをある程度決め手中団からの競馬ができるようになり、外から差し切っての圧勝劇。その時倒したロジムーンが次走の未勝利を圧勝ですからある程度の能力はある馬でしょう。
ただ、この当時の2歳路線のレベルは相当低かった印象で、あのあたりの時期の1戦1勝馬なりキャリアの浅い馬は、使われて良化してきた馬にあっさりと逆転されてもいい気がします。
バリンジャー
スプリント戦を2度使われての今回は距離延長。函館スプリントステークスは出遅れながらも最後は最速上がりで6着という内容ですし、能力自体はある馬と見てよさそう。モンドキャンノやレヴァンテライオン、タイムトリップなどを見ても、今年の序盤時期の2歳戦は中距離よりも短距離の方がメンバー揃っていた印象あり、距離延長に対応できればロジムーンやブレスジャーニーあたりは一気に逆転できて良い馬。
父ステイゴールド×母父ストームキャットという配合で、別に距離延長は何も問題なくこなせそうですし、半兄メテオロロジストはダートとはいえ長い距離でスタミナを活かすタイプの馬でした。どれくらい人気するかですが、今回はこういう馬を狙っていきたいレースです。
今年のサウジアラビアロイヤルカップはクライムメジャーの1強という評価でいいはず。十中八九、本命はこの馬から行くと思いますが、他の人気馬は怪しい匂いがプンプンするので評価しない予定。2列目に穴馬を狙う馬券が面白いでしょう。
現時点で穴馬として一番面白いのはこの馬だと思っています。
前走は先行馬に有利なペースでもありませんでしたし、途中で出遅れたデムーロの馬が暴走気味に捲ってくるという事象もあってかなりタフなレースになりました。それでも最後の最後まで粘って5着ですし、前走のメンバーレベルは牝馬限定戦とはいえ今回よりも上といっていいでしょう。現代競馬では休み明けや連闘策はオッズで嫌われる傾向ありますし、もし走れる態勢なのであれば面白い穴馬だと思います。