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【2016】札幌2歳S / 有力馬考察(タガノアシュラ、インヴィクタなどの徹底分析)

今日は9/3(日)に行われる札幌2歳ステークスのレース考察を行います。札幌芝1800mで行われるGIII戦です。その前に余談を少し。

 

 

今日は夜に大井競馬場でアフター5スター賞がありますが、今週末から重賞3つ開催なのでちょっとバタバタしているので予想は掲載しない予定です。もしかしたらサクッと予想時間取れればtwitterとかに載せるかも載せないかも、くらいで。

 

【2016】札幌2歳ステークス 予想考察

札幌2歳ステークス 有力馬考察

タガノアシュラ

今年の北海道の2歳戦線でずば抜けたパフォーマンスを見せたのがこのタガノアシュラでしょう。2着馬のサトノアリシアは未勝利、コスモス賞と連勝。3着以下のマイネルパンドールやマイネルスフェーンでさえも未勝利で好走します。

スパッとキレるイメージはないですが、新馬戦を見てもいかにも基礎体力豊富なタイプ。父マンハッタンカフェの持久力を存分に受け継いでいる印象を持ちます。

新潟2歳ステークスでアンジュシャルマンが内枠で揉まれて何もできなかったのを見ても、この馬の鍵は枠順になるか。とにかくマンハッタンカフェ産駒は揉まれ弱いので、伸び伸びと走れる外枠さえ引ければ、この低レベルのメンバーなら勝ち負けでしょう。

 

インヴィクタ

新馬戦は素質馬と呼ばれていたことをきっちり証明。もともと佐々木主浩オーナーはアドマイヤを通じて社台グループと繋がっているので変な馬を売られるはずがありません。いくら相馬眼が良くても、これだけマジンプロスパー、ヴィルシーナ、シュヴァルグランなどいい馬ばかり買えるわけはないでしょう(ハルーワスウィートが凄い繁殖牝馬ということは大きいですが)

ただ、この馬のネックは何よりハービンジャー産駒ということ。新潟2歳ステークスでもモーヴサファイアが何もできずに終わりましたし、ハービンジャー産駒はとにかく上級条件での期待値がゼロ。ただ、札幌2歳ステークスはレベルが低い上にキレが一切問われないので、ハービンジャーでも走りやすいレースとは言えそう。昨年もプロフェットが走っていますしそこまで嫌いすぎない方がいいかも。

 

コリエドール

新馬戦は超スローのレースを大外一気で突き抜けての勝利。明らかに前の馬有利のレースでしたから時計以上にインパクトがありました。ただ、こういう勝ち方をした馬は「強い可能性がある」というだけで強いかはまだわかりません。昨年もほぼ全く同じ内容で新馬戦を勝ったスパーキングジョイが大して強くありませんでしたし、この馬に関しては札幌2歳ステークスを見てみないと真価がわからないというのが正直なところ。つまりは今回軸にするべきような馬ではないということですね。

 

ディープウォーリア

イメージとしては新潟2歳ステークスに出ていたキャスパリーグのような感じの大成はしないだろうディープインパクト産駒という感じ。キャスパリーグも藤岡兄騎手が直線で外をついていれば3着はあったでしょうし、今の低レベル2歳路線なら通用してよかった馬。このディープウォーリアもクラシック云々という感じは一切しませんが、今の2歳なら通用して良さそう。

被るのは昨年2歳世代のディープエクシードで、あんまりスパッとキレるイメージはなく、基礎体力勝負をする感じ。札幌コースならそういう競馬も向くはずで、大崩れはしないと思います。

 

トラスト

岡田繁幸氏所有で既に来年の英国ダービーに登録していることで話題になっている馬。川崎デビューで2戦2勝でクローバー賞を使うも、スタートから行きっぷり良くなくその上で折り合いも欠いて、4コーナーではかなり外を回すロスがあって2着に敗れました。

クローバー賞のレースレベル自体はかなり低いと言えそうですが、初めての芝で控えるレースと初物づくしで言い訳ができる感じはあり、前回だけで見放すのはどうかなという気がします。

岡田繁幸氏のゾッコンの馬ということであれば、ビッグレッドファームの坂路で乗り込まれているでしょうし、マイネル軍団の2歳馬の基礎体力はこの時期では屈指のもの。前走はその体力を押し出すレースができませんでしたが、スタート決めて前々で押し切るようなレースができれば一変してもいい気はします。ただ、そんな人気は落ちないような気がするんですよねぇ。。。

 

こうして書いていても今年の札幌2歳ステークスにはワクワクするような2歳馬が皆無。先週のヴァナヘイムの新馬戦は少しゾクッとしましたが、ホントに今年の2歳馬は全く何も出てこないですが大丈夫なんでしょうか。

 

そんな低レベルなメンバーだからこそ、この馬ぐらいでも穴になるんじゃないかと思います。

その馬の名はブログランキング(穴)で公開中

 

前走はダートで信じられない時計での圧勝劇。まぁ血統的にもダート適性が相当高かった、ということなんでしょうが、今回芝に替わって多分全く人気にはならないはず。

ただ、芝のレースでも短距離戦で普通に走れており、今回この馬よりもスピードある馬はまずいないので、かといって差せるような脚のある馬もそこまでいない。。。ブラックオニキス程度で2勝してしまうレベルならこの馬でも逃げ粘りあってもおかしくない気もします。

 

KAZ: